酒井順子のレビュー一覧

  • ユーミンの罪

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    1番聴いていたユーミンのアルバム。1歳違いの酒井氏の切り取り方、すごく近い感覚。うんうん、とうなずいたり、あぁそういうことだったんだ、と気持ちを言語化してもらったり。

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    2026年03月07日
  • ひのえうまに生まれて―300年の呪いを解く―

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    干支の十二支は年末年始に話題となりますが、本来は十千と十二支を組み合わせたものが干支とのこと。
    干支の数は、十と十二の最小倍数の六十種あり、今年は六十年振りのひのえうまになると知りました。
    ひのえうまの年に出生数が極端に減ったことは記憶していましたが、江戸時代にひのえうま生まれの娘が、恋しい男に会いたいあまり、わざと火事を発生させて、死罪になった話から始まったことを再認識しました。
    日本でこの迷信が長く影響したのは、「皆が言うことには従っておいた方が」という感覚が深く関わって、今の我々をも縛り続けているという言葉が印象に残りました。

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    2026年02月23日
  • ひのえうまに生まれて―300年の呪いを解く―

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    実は今年(2026年)は60年ぶりの丙午。60年前の昭和41は出生率が大幅に低下したという。そこから更にさかのぼり明治、江戸時代の八百屋お七まで、丙午の迷信を探っていく。
    丙午の筆者、他に紀子さまだったり小室母、などの世代。巻末に同級生の最近読書界隈で出番の多い鈴木保奈美との対談も。
    そもそも出生率の低下した今日、丙午の迷信を気にする人はほぼいないだろう。

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    2026年02月23日
  • ひのえうまに生まれて―300年の呪いを解く―

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    日本に蔓延る「丙午」俗信を当時の大衆記事や雑誌、事件で振り返るエッセイ。この俗信でどれだけの人が不幸になったのだろう。令和の今は消えつつあるが俗信がこれだけ力を持つ事が恐ろしい。文章は平易でさくっと読めます。ジェンダー論や俗信に興味がある方におすすめ。

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    2026年02月18日
  • 食欲の奴隷

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    酒井純子さんの本を初めて手に取った。
    わかるわかる、とにやけてしまった場面がいくつかあった。
    痩せるために白米の量を減らす経験は何度もあるが、生姜焼きや塩鯖には白米が合う。その上、お供に出てくる漬物や佃煮だって、白米と出合いたいに決まっている。そうなると…もう、減らした分の白米をまた追加してしまう。
    わかる、わかりすぎる。程よく食べ、程よく歩けば太らないのだから、安心しておいしい食べ方をしていこうと決意した!

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    2026年02月15日
  • 無恥の恥

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    私自身も恥ずかしさを感じやすいタイプで、最近は特に「恥ずかしい」と思う瞬間が増えた。
    そんなときは「自分と周りに期待しすぎていないかい?」と自分に問いかけたい。
    「恥ずかしい」と感じたら、必要以上に自分を縛らず、まあ日本人は先祖代々恥ずかしがり屋気質であり、その遺伝子には逆らえないし、いつか羞恥心もすり減っていくんだから、今は恥とうまく付き合っておこう、と、気楽にかまえておきたい。
    そして、いつか自分が歳を重ね、羞恥心が摩耗して、恥ずかしさから離れられる日を、辛抱強く待ってみることにする。

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    2026年02月15日
  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか

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    酒井順子さん、相変わらず面白いです。
    「その時代に花と咲き、その後は実を結んだり結ばなかったりしたエッセイを取り上げていますが、なぜあのエッセイが書かれ、そして売れたのかを考えることは、時代を考えることでもありました。」との後書き。
    まさに、「さらば国分寺書店のオババ」「大コラム」「東京路上観察記」…懐かし〜。その時代時代で読んできたなぁ〜と。

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    2026年02月13日
  • ひのえうまに生まれて―300年の呪いを解く―

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    酒井順子さんは初めて読む作家さん。
    今年、干支が丙午(ひのえうま)ということで著書の酒井順子さんはひのえうま代表としてここ300年にも渡る「丙午の女は男を食い殺す」という迷信をきっちり読み解き、解放してくれました!
    江戸時代まで遡ってあの時代はこんなことがあった、明治の丙午の時はこうだったと歴史を紐解いてくれた。

    そう、私も丙午です。
    この本でも酒井さんが語るように子どもの頃は丙午が特別だとか忌み嫌われて出生率まで激減したことなど分かってなかった。
    なんか他の学年よりも1クラス分人数少ないんだなっていうくらいだった。
    でも、田舎に嫁いで、義父母は私に何とも思ってないけど、近所で嫌なこと言う年

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    2026年02月10日
  • 女を観る歌舞伎

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    映画「国宝」鑑賞の流れで読んでみる。
    現代の価値観との比較、考察が面白い。
    (テクニカルなことではなく、ストーリーに沿った女性人物像を語っているので読み易い)
    当時はストーリー作者が男性だったということもポイントかもしれない。(男性から見る女性像、理想の女性像)
    当然、現代と当時の社会環境が違い、現代ではあり得ないストーリーもあるわけだが、今でも共感できる普遍的な人間の性もあるわけで、それを歌舞伎を通じて知ることも楽しみであり、感性を豊かにしてくれるのかもしれない。

    以下抜粋~
    ・この作品もまた近松門左衛門の筆によるものであるわけですが、「強い男に従う女」という姿が常識であった時代に、近松は

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    2026年02月01日
  • 老いを読む 老いを書く

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    最後の方は要らない情報に感じてしまったが
    自分も老いていくので知っておいた方がいいのね、と気付く

    前半は流石マーガレット酒井さまの秀逸な言い回しに吸い込まれた

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    2026年01月24日
  • ユーミンの罪

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    すごいタイトル。
    確かに我々の年代は青春時代の傍らにはいつもユーミンソングがあり、影響を受けてきた人はたくさんいるよなあ。 

    アルバム『ひこうき雲』から『DAWN PURPLE』(1991年)までの収録曲の歌詞から分析した解説。(曲調ではなく、あくまで歌詞からの分析)

    例えば『14番目の月』(1976年)の収録曲『中央フリーウェイ』は中央自動車道をユーミン実家の八王子まで車で送っていくシーンとして分析すると、『初めて出会った頃は毎日送ってくれたのにこの頃は冷たい』という松任谷さんとの付き合いが少し温度が冷めてきた頃(ラブラブな恋人から良きパートナーへ)かも?と仮定したり、『PEARL PI

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    2026年01月22日
  • 松本清張の女たち

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     目次の後にこう記されている。

     「本書には、松本清張作品のストーリーやトリック、犯人等が記されている箇所があります。ご了承のうえ、お読み下さい。」と
     
     社会的な悪をメインに扱う物語、男女関係にまつわる悪をメインに扱う物語、登場する夫婦は不倫している、そうでない夫婦は、何らかの秘めたる過去を持っている。

     所謂、ネタバレが随所に登場し読み解いていく。 
    そして、松本清張の人物像にまで迫る。
     看板に偽りなし!!

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    2025年12月14日
  • 消費される階級

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    ネタバレ

    ほんと全て格差だらけだよね。推す力は私もほしい。好きになってもすぐ飽きちゃうから。本当羨ましい。でも簡単に身につくものでもなく。
    階級を意識せずやると決めたことを頑張るしかないなぁ。

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    2025年11月29日
  • 松本清張の女たち

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    社会派ミステリー作家松本清張
    若い頃けっこう読んだ
    懐かしい

    小倉に住み作家として認められて
    東京へそこで筆一本の生活に入る
    女性を時代の流れの先を行く
    感覚で描いている
    結婚が唯一女が生きる全てだった頃
    お嬢様探偵から始まり黒い女へと
    流れを見ていくと面白い

    どんな人の中にも黒い欲望 傷 不幸がある
    それを筆で表現した清張
    凄い創造力と洞察力だったのだろう
    あの目でじっと見られると
    ゾクッとしただろうな

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    2025年11月24日
  • 老いを読む 老いを書く

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    多作?の著者の本の中では出色。
    多岐に渡る有名な高齢者がこれでもかって出てくる。
    江藤淳、城山三郎、永井荷風、カモカのおっちゃん、お聖さん、佐野洋子
    中野翠、黒柳徹子、沢村貞子、橋田壽賀子らの著作からのメッセージや発言がいっぱい載っていて読み応えがあって、もう少し年取ったらまた読む直したい。

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    2025年11月21日
  • 老いを読む 老いを書く

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    一つ上の先輩にアタル、それも水上スキー部。
    最後の圧巻は年代別、最後の著作シリーズに関して一覧に纏めて有る事。

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    2025年11月20日
  • うまれることば、しぬことば

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    普段から何気なく話したり、聞いたりしている言葉のちょっとした違和感を鋭く突っ込んで、掘り下げ、解説してくれる。
    言葉なんて平安時代から流行り、廃りがあるものと軽く受け流していたが、言葉の影響は私達の歴史や慣習までも変えてしまうとしたら、これからは何気なく口にする言葉に敏感でありたいと思った。

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    2025年11月17日
  • 松本清張の女たち

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    大好きな清張作品。大好きなのだが、何がどう好きなのかうまく説明できずにいたのを、酒井さんが言葉にしてくれた。「お嬢さんだからといって、全てが清いわけではない。エリートだからといって、常に正しいわけではない。どんな人の中にも、黒い欲望、黒い傷、黒い不幸が隠れている。これは、全ての清張作品を貫く確信である」「白そうな人の中にある黒さを見抜いたのと同様に、清張は黒そうな人の白さをも見逃さなかった。多数派の意見に流されることなく、かつ少数派や弱者が必ず正しいわけではないことを知っていた」。自らの目を信じ、その目で人間の中身をグッと見定める公平な眼差し。その視点が好きだ。立てた仮説をたくさんの例証で明か

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    2025年10月31日
  • 消費される階級

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    酒井さんが60歳近くで書かれた本だが、その感覚や視点は今20代の自分と変わらないように感じられ、人は歳を重ねても結局「人」であることに変わりはないのだな、と改めて思わされた。

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    2025年10月04日
  • 松本清張の女たち

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    酒井さん松本清張について書いたりするんだ〜と読み始めました。切り口もよいし、考察もよいと思いました。松本清張の生きた時代について、作品の世界を通してとてもわかりやすく解説してくれているように思う。
    今後松本清張作品を読む時にとても参考になるし、その時代の社会での女性の描かれ方がわかると、今までは違和感を感じてもうすぼんやりとしていたことがこれからははっきり認識できると思う。私には役立つ本だった。

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    2025年09月26日