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「家は存続させねばならぬ」と信じていた、明治生まれの祖父母。一方その孫で未入籍のパートナーと暮らす著者は、外形的には独身子ナシ。両親と実兄を見送り、酒井家は「家族終了」。だからこそ見えてきたのは、日本の家族の諸問題。上昇し続ける生涯未婚率に、事実婚、同性婚、シングル家庭、ステップファミリー、ルームシェアする疑似家族、毒親……。多様化する家族観の変遷を辿りながら、過去から未来までを考察。激変する日本の「家族」はどこへゆくのか?
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Posted by ブクログ
エッセイあんまり読まないけどすっごく面白かった!この方が面白い(笑) 人の人生とか考え方を読ませてもらうのって面白いことだと新たな扉が開きました。
私も一緒に暮らしていきたいって思える人に出会って、気ままに暮らしていきたいって思った 気ままに暮らすことは、もしかしたら茨の道なのやもしれんけど
少子化、生涯未婚率の増加、子なし族(作者独特の表現)の増加など、高度経済成長期以降、家の繁栄どころか維持・存続すら難しくなっている現代の日本。さらに、子どもを産み育てるうえで合理性のある法的結婚制度も、子どもがいなければ法的結婚にこだわる必要性もなく、配偶者に先立たれた者同士の老老婚、LGBTの事実...続きを読む婚も増えつつあるのは当然の帰結なのであろう。そういう現状の中で家を継承する人間がいなくなり、結果、墓じまい(仏壇じまいも)、今後、身近な問題として浮上している。こうした家族や一族の在り方、あるいはそうした人たちの老後という意味でも、事実婚だけでなく、性別に関わりのない同居生活の在り方など、個人個人が考えるべき多くの示唆が含まれている。
著者は結婚していなく、子供もいない。 両親と兄とは死別し、兄の子供はいるが、基本的に自分の家族と言われる肉親は皆いなくなった。だから、家族終了。 家族が終わったから振り返ることができる内容が赤裸々に書かれていた。なかなか書ける本ではない。
エッセイはあまり読まないけれどエッセイこそ同年代で感覚が似ている著者であれば面白いと思えた。独身の同年代の著者が家族についてどう考えているのか、彼女自身の家族についてを語りながら、またいろんな統計や小説を持ち出して意見を述べている。 日本の将来は、家族の在り方はどう変遷しているのか私の存命中は大きく...続きを読む変わらないで欲しいと思う。
自分が生まれ育った家族のことを「生育家族」、結婚などによってつくった家族を「創設家族」というそうである。 著者は、両親と兄を亡くし、同居人はいるが婚姻関係は結んでいないので「家族終了」となるらしい。 確かに遠くにいても家族はあって、今はいても当たり前だと感じるが、そうでない人も多くなっているのだろ...続きを読むう。 今の時代も家の存続を意識している人はどのくらいいるのだろうか?とふと感じてしまった。 長男が家を継ぐのが当たり前だと言っていた時代。 早く身を固めろと言われた息子。 娘は、まだ片付かなくて困っている。などと普通に言ってた時代に育った私。 これが現代では考えられない死語となっているのでは…。 家族は確かに素晴らしいものではあるが、それが唯一無二の幸せの形だとした時には、息苦しさが付きまとうと言った著者の気持ちに同感なのである。
両親と兄を亡くして一人になったから家族終了。そんな50代女性の著者による、家族をテーマとした生々しいエピソードを交えたエッセイ集。 フラリーマン、家庭科の授業、嫁の役割、毒親、事実婚など、面白く読めた。 フラリーマン、コロナ禍前は結構やってたけど、今は出社が無くなったからしなくなったな。子供がそこそ...続きを読むこ大きくなって、育児から逃げ回る必要がなくなったという理由もある。最近そのことに気づいて、この本を読んで改めて再認識した。
現代の清少納言、酒井順子のエッセイも、冗漫な部分がますます削ぎ落されて、純化が進んできたような気がする。 酒井の父親は出版社勤めで本好きであったとのことだが、酒井が子供の頃に父親の会社を訪れたときに入った書庫の独特の匂いを覚えていて、子供時代とその頃の父親を思い出すキーになっているとの描写が印象に残...続きを読むった。「マドレーヌ・エピソード」だな。
『負け犬の遠吠え』で一躍ブレイクした著者の家族エッセイ。 ご両親、なかなかのツワモノでした……。 お母様は確かに世間一般の「母親像」からは、逸脱する部分もあるけど、著者との相性は良かったんだろう。 行動だけ見れば毒親とも取れるが、それでも毒にならないのは偏に親子の相性が良かったからではないか。 ...続きを読む親子といえども別人なので、必ずしも全ての子供が良い相性の親のもとに生まれるわけではない。 最後の方で、必ずしも生活のパートナーと性愛のパートナーは同じでなくとも良い、というのは私も同意見。 中年夫婦のセックスレスは市民権を得ているのに、若者の友情婚は何故認められないのか。 (男女であれば制度上は可能なのに。)
衝撃の書名である。事実婚はしているものの、祖母、親兄弟に死に別れ、直系の子孫が著者で終わるという事態から端を発したエッセイ。従来の家族:法律婚による男女の結びつきに基づき子孫を生むことから、新しい家族の形を模索する提案書でもある。本書の趣旨とは逸れるが、「自分の中の祖母成分」での紙ケチの性分を読んで...続きを読む、自分と同じことに驚き嬉しく思った。閑話休題。著者は私と同年代で、そのためか墓じまいは暫く先のことと考えているようだが、例えば夫婦が別々にそれぞれの実家の墓に入るという選択肢もありではないかと、ふと思った。
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酒井順子
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