酒井順子のレビュー一覧

  • 女人京都

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    「そうだ京都、行こう。」そんな気持ちになるエッセイ集。歴女、酒井さんの丁寧なガイドで、歴史に名を残す女性の生き様に思いを馳せながら、京都の旅にいざなってもらえました。

    23のエッセイそれぞれの最初に地図が載せられており、場所を確認しながら読めるのも良いところ。途中、酒井さんがランチやお茶に立ち寄るお店が出てきて、臨場感たっぷりで楽しさ倍増でした。

    私にとって馴染みのあるのは、平安文学に登場する女性ですが、それ以外に様々な女性の京都との関わりや、生き方の一端を知ることができ良かったです。

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    2025年06月15日
  • 男尊女子

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    どのような観察眼と言語化力をもっていたらこんな文章が書けるのか、とページをめくるたびに驚き&発見の連続で、読んでいてとても楽しかった。
    特に10,12,13,20章の洞察は秀逸。
    様々な目線に立った柔らかく、それでいて鋭い語り口なので、男女問わず読みやすい一冊だと思う。

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    2025年05月25日
  • 家族終了

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    エッセイあんまり読まないけどすっごく面白かった!この方が面白い(笑)
    人の人生とか考え方を読ませてもらうのって面白いことだと新たな扉が開きました。

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    2025年05月04日
  • 老いを読む 老いを書く

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    読むことはあまりしたくない私は、書くこともしないけれど‥‥ね。老い・・
    でもそんな年齢には、とっぷり浸かっています。
    この本に出てくる作家さんなどは、昔々からよく知っていて読んだり、見たり。
    なので面白く読みました。でも読んだだけ…
    まつわることは考えるときりのない不安を呼び寄せる…要注意。

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    2025年05月02日
  • 消費される階級

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    読みやすいエッセイ。特に気になったのは東大礼賛と低学歴信仰の章。なぜ日本人は学ばなくなったのか、という別の本を同時進行で読んでいたのでその解として、金八先生の杉田かおるの兄役が東大を目指し失敗して自殺し、学歴よりも大事なものがあるだろという風潮になったというのは面白かった。

    稼ぐ女と使う女という章も自分と母世代で仕事や家庭への意識の違いがあることをまざまざと実感した

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    2025年04月29日
  • 老いを読む 老いを書く

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    本屋の目立つ所に陳列されることの多い「老い本」。平均年齢の上昇とともに増える老後の生活。その光と闇を書いた書籍の歴史を体系的にまとめ語る。
    「楢山節考」、「恍惚の人」、長谷川町子の「いじわるばあさん」など幅広いジャンルに注目。

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    2025年04月03日
  • うまれることば、しぬことば

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    作者の文の書き方もあり堅苦しい感じが無く読み進めることができた。
    読んでみて、普段は気にしていないけれど
    確かにこの言葉あった、流行してたなど懐かしいと感じたり
    自分たちの普段の相手に対する発言は果たしてどうだったろうか?
    と考えさせられる本だった。

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    2025年04月01日
  • 老いを読む 老いを書く

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    老い本、一般用語として通用しそうだけど、周りに使ったら何それ?と。ただ、広島に行ったら哲代おばあちゃんの話になり、草笛光子はカッコいいしで、40代の自分でさえ、なんとなく手に取ってしまう老い本。老いにおける夫婦の在り方、性生活、夫、妻それぞれ先ゆかれた後の振る舞い方、はたまた老後資金まで、ひろーく見識をなめてくれるこの本は、第一の指南書かもしれません。今回も面白かった!

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    2025年02月18日
  • 金閣寺の燃やし方

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    著者の作品は数冊読んだけど、今までのとはちがって本格的な文芸評論。
    そもそも古典、伝統芸能の知識が豊富だから、評論が分厚い。
    それなのに通常運転のライトな文体で読みやすい。
    いちばん「なるほど〜!」と思えたのは、裏日本を体現する作家水上勉の湿り気と、表日本しか見ようとしなかった三島由紀夫の乾き方を比較した、というところ。

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    2025年02月05日
  • 処女の道程(新潮文庫)

    QM

    購入済み

    おもしろい

    処女って、ただしたことがない人ってだけじゃなくて「結婚しないで実家にいる人のこと」や平安時代の性交事情など日本における処女の歴史を海外での動きとも交えて知れて面白かった。

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    2024年08月20日
  • 源氏姉妹(新潮文庫)

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    光源氏はセックス依存症。
    彼をめぐる女性たちは「姉妹」
    …身も蓋もない言い方だけど、たしかに〜!
    姫たちの告白やグループ分けした座談会など、著者の妄想も楽しい。

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    2024年08月15日
  • 枕草子 下

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    "女が一人住まいをする所は、ぼろぼろに荒れて無上などもきちんとしておらず、池などがある所も水草が目につき、庭なども蓬が茂るほどではないにしても、ところどころ砂の中から雑草が生えて、寂しげなのがよいのです。
    できる女ぶって体裁よく手入れをし、門もしっかり閉じてきちんとしているのは、ひどくうんざりするもの。"

    178段のこの下りがとても印象に残っている。何故なのかまだわからないけれど、これももしかすると定子様への祈りなのかもしれないと思った。

    自分の身の回りの出来事をとても冷静に清少納言は観察している。良いも悪いもこえて心に留まったものを書き残す。書き残せば、自分が生きた事

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    2024年08月01日
  • 枕草子 下

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    みな人の花や蝶やといそぐ日もわが心をば君ぞ知りける
    定子と清少納言の関係性がよくわかる
    没落していく中で、清少納言がそばにいてくれてどれだけありがたかっただろう…

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    2024年07月22日
  • 枕草子 下

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    枕草子、清少納言、すごいな。下巻の方が私には面白く読むことができました。名前が恐ろしいもの、とか見た目には格別なことはなくても、文字に書くと大仰なもの、とかタイトルがすでに独特で面白い。視点が面白いのは随筆を書くのには必要だよなぁと改めて思いました。
    今となっては枕草子は随筆となっているけれど、定子様のサロンの同人誌的な感じだったのかなぁと思います。平安時代あるある、みたいなことを書いて、定子様を喜ばせたかったんだろうな。
    清少納言のこと、定子のことをもっと知りたいなと思いました。そして、今更ながら原文で楽しめるようになりたいものだと思いました。

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    2024年06月25日
  • 枕草子 上

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    酒井さんの現代語訳がすいすいと読ませます。
    季節の移ろいや山河について書かれたイメージが強いけれど、お寺に篭るなどどこかにお出かけするときの段が印象的でした。

    あとがきの
    "随筆が、どこまでも自由なジャンルであること。そして孤独とともにあること。枕草子を訳しつつ、私はそんなことを感じていました。"
    という言葉もとても好きです。随筆は、心のままに何かを書くということは客観的に物事を見る必要がある。

    没落したお后さま。異例だらけのお后さまである定子に仕えたからこそ得られた思い出。清少納言だからこそ得ることのできた感性がとても瑞々しいです。
    定子さまだけでなく、一条天皇、斉信

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    2024年06月11日
  • 負け犬の遠吠え

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    競争社会が是となっている世間で流布される "勝ち組" "負け組" という言葉の分断を忌み嫌う私は、本書に記される "勝ち犬" "負け犬" という女性のあり方の是非を問いただす主題に当初は戸惑うも、その礎にある男性優位や因習の滑稽が絶妙な例え話を加味しながら露呈していく過程に喝采を送りたくなる。すると次第に競争ヒエラルキーの愚かさや前例踏襲の狭義が女性の足枷になっていることに気づく。比べることの無意味さを、遠吠えとして締めくくる構成が巧い。男女問わず読み応えがある。

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    2024年06月02日
  • 枕草子 下

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    日本で一番古く、有名な随筆(日記)
    多くの日本人が「春はあけぼの‥」を学校で
    暗記したのではないか
    読みやすい河出文庫 古典新訳コレクションから
    発刊されたので、すぐに購入 
    内容だか四季はもちろん、宮廷の様子など
    書かれつあり日記みたいな内容もある
    当時、今ほど色々な遊びがないから
    余計に四季の移り変わりや風景の様子が
    書かれてあり、日本語はなんて美しいんだろうと
    心から思う
    また、嫌いな物は嫌いと描く清少納言の人間性も
    よくわかる
    最後の319段を読んでますます彼女の奥ゆかしさが
    好きになった

    すみません、清少納言さん
    この本は1000年経ってもみんなに読まれています

    酒井順子さんの訳

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    2024年06月02日
  • 平安ガールフレンズ

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    平安時代の女性たち、煌びやかで上品で男性の一歩後ろにいるイメージを持っていたけど、そんなことはなく、本質的なところは今と変わらないことがわかって面白かった。個人的には和泉式部が気になる存在だった。不幸があっても突き進めて強いのか弱いのかよくわからないミステリアスさ

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    2024年02月04日
  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む

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    鉄道文學界の二大巨匠内田百けんと宮脇俊三の生涯を幼少期から晩年まで二人の作品から「鉄道好きの観光嫌い」、「トンネル」、「戦争」、「酒」などの共通するテーマを掬い上げて評伝に仕立てている。鉄道好きの物書きとしての偉大な先達二人への敬愛が素直に伝わり気持ちが良い読書ができた。

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    2024年02月02日
  • 無恥の恥

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    ネタバレ

    「無知は罪なり」をモットーに生きているので、無知は恥でもあるのかな、と思い、タイトルに惹かれて買ったのですが、「無知」ではなくて「無恥」だった(笑)。
    著者が「恥ずかしい」と思うことについて、かなり辛辣につづったエッセイ。例えば、お金持ちの男とカオが良い女性のカップルを見ると、男はカオで相手を選び、女はカネで相手を選んだように見えて恥ずかしくなってしまう、など。みんな口では思っても言わないよね。すごい辛辣なこと書いてるんだけど、いちいち「そんなことを思う私がオカシイ」と断っているので笑える。
    SNSは自慢したい気持ちがバレバレで恥ずかしい。自慢に見えないようにさりげなさを装っていても、それがま

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    2024年01月31日