酒井順子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和30年代から令和6年までの「老い本」(老いについて書かれた本)が、鋭く面白く解説されています。人生の先輩たちが、老いをどんな風に考えていたのか? おおいに参考になりました。まさに百花繚乱の、本と「老いスター」たち。
ナルホドと思った一節。
・・・「竹取物語」は当時から、人々がいかに「老い」を厭うていたかを伝えている。「老いたくない」という人間の思いが強かったからこそ、「竹取物語」の作者は、空の彼方の理想である月の人は老いない、という設定にしたのだろう・・・
この本に登場する人名
深沢七郎 橋田壽賀子 有吉佐和子 和田秀樹 森村誠一 桐島洋子 長谷川町子 弘兼憲史 齋藤なずな 清少納言 -
購入済み
おもしろい
処女って、ただしたことがない人ってだけじゃなくて「結婚しないで実家にいる人のこと」や平安時代の性交事情など日本における処女の歴史を海外での動きとも交えて知れて面白かった。
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Posted by ブクログ
"女が一人住まいをする所は、ぼろぼろに荒れて無上などもきちんとしておらず、池などがある所も水草が目につき、庭なども蓬が茂るほどではないにしても、ところどころ砂の中から雑草が生えて、寂しげなのがよいのです。
できる女ぶって体裁よく手入れをし、門もしっかり閉じてきちんとしているのは、ひどくうんざりするもの。"
178段のこの下りがとても印象に残っている。何故なのかまだわからないけれど、これももしかすると定子様への祈りなのかもしれないと思った。
自分の身の回りの出来事をとても冷静に清少納言は観察している。良いも悪いもこえて心に留まったものを書き残す。書き残せば、自分が生きた事 -
Posted by ブクログ
枕草子、清少納言、すごいな。下巻の方が私には面白く読むことができました。名前が恐ろしいもの、とか見た目には格別なことはなくても、文字に書くと大仰なもの、とかタイトルがすでに独特で面白い。視点が面白いのは随筆を書くのには必要だよなぁと改めて思いました。
今となっては枕草子は随筆となっているけれど、定子様のサロンの同人誌的な感じだったのかなぁと思います。平安時代あるある、みたいなことを書いて、定子様を喜ばせたかったんだろうな。
清少納言のこと、定子のことをもっと知りたいなと思いました。そして、今更ながら原文で楽しめるようになりたいものだと思いました。 -
Posted by ブクログ
酒井さんの現代語訳がすいすいと読ませます。
季節の移ろいや山河について書かれたイメージが強いけれど、お寺に篭るなどどこかにお出かけするときの段が印象的でした。
あとがきの
"随筆が、どこまでも自由なジャンルであること。そして孤独とともにあること。枕草子を訳しつつ、私はそんなことを感じていました。"
という言葉もとても好きです。随筆は、心のままに何かを書くということは客観的に物事を見る必要がある。
没落したお后さま。異例だらけのお后さまである定子に仕えたからこそ得られた思い出。清少納言だからこそ得ることのできた感性がとても瑞々しいです。
定子さまだけでなく、一条天皇、斉信 -
Posted by ブクログ
日本で一番古く、有名な随筆(日記)
多くの日本人が「春はあけぼの‥」を学校で
暗記したのではないか
読みやすい河出文庫 古典新訳コレクションから
発刊されたので、すぐに購入
内容だか四季はもちろん、宮廷の様子など
書かれつあり日記みたいな内容もある
当時、今ほど色々な遊びがないから
余計に四季の移り変わりや風景の様子が
書かれてあり、日本語はなんて美しいんだろうと
心から思う
また、嫌いな物は嫌いと描く清少納言の人間性も
よくわかる
最後の319段を読んでますます彼女の奥ゆかしさが
好きになった
すみません、清少納言さん
この本は1000年経ってもみんなに読まれています
酒井順子さんの訳