酒井順子のレビュー一覧
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離れに引き蘢ってギターかき鳴らす高校生みたいなもんとも言われてきた?鴨長明の「方丈記」なので、ポップな訳も違和感ないような気がする。
天災に苦しめられたり遷都がうまくいかなかったり、現代と変わらないよね。
「枕草子」も、「まさか人が読みはすまいと思って(略)書きためたもの」と言いながら、好きなもの...続きを読むPosted by ブクログ -
知人のおすすめ。
冲方丁の「はなとゆめ」を読んだら、枕草子が読みたくなった。
酒井順子ぴったりだなぁ。違和感なく読める。
なんだか、ブログみたいですね。長さも内容もまちまちで。面白い。
わかる!とか、言うねぇ、とか、にやにやしてしまう。
教養。
方丈記は、あとがきにもあったように自分たちの時代の...続きを読むPosted by ブクログ -
「二十二歳だった私が独身のまま、一年また一年と歳をとった結果、三十五歳で独身の女となったのです。」
「負け犬」を広めた本。
「負け」という単語があるが、それは女の幸せという観点から。
女の幸せとは、出産・子育てだという。Posted by ブクログ -
80年代に流行った懐かしいものについてのエッセイ。私は筆者よりちょい下の世代なのだけれど、楽しく読めた。筆者が青春時代を送っていたころ書いていたエッセイの大ファンだったからなのか。それぞれに対する愛が感じられて、ほんわかしたムードを感じた。Posted by ブクログ
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東京の巨大なメトロネットワーク、1日で全部乗ることはできるのか?
膝栗毛よろしく、京都まで53回の乗り継ぎで辿り着けるのか?
乗り鉄マニア的には興味津々のテーマがずらり。コレをガチの鉄道ファンが書くととんでもなく濃い紀行文が出来上がるのですが、筆を執るのは絶景区間でもぐっすり眠り込むことに至福を...続きを読むPosted by ブクログ -
ユーミンについてデビューから20枚目のアルバムまで丹念に分析した一冊。
自分はユーミンをリアルタイムで聞くようになったのは80年代後半以降だったので、それ以前の彼女のアルバムについては全然知らず、「時代とともに歩いている」みたいな印象しかなかったので、とても面白かった。Posted by ブクログ -
作者が丁度同じ年代なのか、80年代の懐かしい話題が多くとても楽しめる一冊でした。今は今で楽しいこともありますが、不便の中での楽しさというものはなくなってきている気がします。そんなことを考えさせられました。Posted by ブクログ
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自分では全く旅をしない。金も暇もないわけではない。単なるものぐさであるだけ。
要するに読み鉄。百閒、宮川、原そして、酒井。
なぜ、この分野はこんなに面白いのだろう。日本中が新幹線だらけになり、寝台特急が消え、ローカル線がなくなっていくと、私の楽しみも消えてしまうのだろうか。
自分の重い腰が上がっ...続きを読むPosted by ブクログ -
初めて読む作家さんの旅エッセイ。読んでみて気付いたが、『負け犬の遠吠え』で有名な酒井順子さんだった。
読みやすく丁寧な日本語を使う作家さんだな、という印象。エッセイほど文章の上手い作家さんじゃないと難しい。
鉄人の決めたスケジュール通りに自称「ゆる鉄」の酒井さんが鉄道の旅をする。もちろん仕事の一環で...続きを読むPosted by ブクログ