女流阿房列車(新潮文庫)

女流阿房列車(新潮文庫)

小説・文芸
539円 (税込)

2pt

電車に揺られてうとうとが大好きなゆる女子鉄の著者が、鉄人編集者のマニアックでむちゃぶりな鉄道旅プランに身を投じ、線路の果てまでいざ出発。東京メトロ全線を一日で完乗、鈍行列車に24時間、東海道五十三回乗りつぎ、日本最長各駅停車。次第にエスカレートする旅程もなんのその、気づけばダイヤに縛られる快感の虜……鉄道の楽しさが無限に広がる、新しい旅の仕様をご提案。(解説・田中比呂之)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    女流阿房列車(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    727515
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    25MB

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女流阿房列車(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルからも判るとおり内田百閒にインスパイアされた、馬鹿馬鹿しくも羨ましい鉄旅。根底に流れるのは著者の宮脇俊三氏に対するリスペクト。これはもう自分にとっても最高の本だ。この中のどれをやるにしても、お金と時間と体力を要し、二の足を踏むものばかり。時刻表の上で旅を楽しむように、本書で疑似体験をするしかないのだな〜。

    0
    2017年08月31日

    Posted by ブクログ

    IKKI『鉄子の旅』と『小説新潮』の相互乗り入れ企画、『鉄子…』キクチとの内容を比較するのもまたよし♪

    キクチ版『鉄子』連載時はIKKIを購読してました

    0
    2012年12月05日

    Posted by ブクログ

    東京の巨大なメトロネットワーク、1日で全部乗ることはできるのか?
    膝栗毛よろしく、京都まで53回の乗り継ぎで辿り着けるのか?
     
    乗り鉄マニア的には興味津々のテーマがずらり。コレをガチの鉄道ファンが書くととんでもなく濃い紀行文が出来上がるのですが、筆を執るのは絶景区間でもぐっすり眠り込むことに至福を感じてしまう、実にソフ鉄な酒井順子女史。
     
    どんなハードスケジュールを突きつけられても、のらりくらり。さらさらとマイペースに旅を楽しむ姿は、まさに大人の余裕です。
     
    ご本人も触れている通り、スタイルは宮脇俊三「旅の終りは個室寝台車」に近いのですが、書く人が違うとこんなに違うものなのですねえ。当たり前ですが。
     
    それにしても、相変わらず原先生の同属嫌悪は酷いですな。

    0
    2016年09月18日

    Posted by ブクログ

    自分では全く旅をしない。金も暇もないわけではない。単なるものぐさであるだけ。

    要するに読み鉄。百閒、宮川、原そして、酒井。
    なぜ、この分野はこんなに面白いのだろう。日本中が新幹線だらけになり、寝台特急が消え、ローカル線がなくなっていくと、私の楽しみも消えてしまうのだろうか。

    自分の重い腰が上がった時、まだまだ沢山の列車が走っていることを切に祈る。

    0
    2015年11月21日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんの旅エッセイ。読んでみて気付いたが、『負け犬の遠吠え』で有名な酒井順子さんだった。
    読みやすく丁寧な日本語を使う作家さんだな、という印象。エッセイほど文章の上手い作家さんじゃないと難しい。
    鉄人の決めたスケジュール通りに自称「ゆる鉄」の酒井さんが鉄道の旅をする。もちろん仕事の一環でもあるのだろうが、その時間とお金の使い方は羨ましいの一言に尽きる。
    「東海道五十三乗りつぎ」が面白かった。
    2015/11

    0
    2015年11月14日

    Posted by ブクログ

    なんとなく都会派の代表のような酒井順子さんと、ベタな(あっごめんなさい、賛辞です)鉄道、という取り合わせが不思議な気もする、このコラボ。
    バリバリ鉄道マニアの編集者の立てたプランに基づき、酒井さんと女性編集者がただひたすらその行程をこなすという、楽園的なお仕事をまとめた本です。

    なあんて、言ってしまうとそんな風に聞こえるけれど、これがなかなか壮絶。東京の地下鉄全線完乗(16時間乗りっぱなし・・・)に始まり、東海道を53回乗り継ぐ、現代版膝栗毛、灼熱の廃線跡をたどって歩く旅・・・などなど、「なぜそんな必要性が?」とわきたつ素直な疑問。
    そう。それはこの本が「阿房列車」だからなのです。

    阿房列車というのは、内田百閒先生による「元祖・テツ本」シリーズのタイトル。内田先生は終戦後「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行ってこようと思う」というなんとも適当な名言が有名な、全国各地を鉄道でふらふらと旅をしたという、いわば乗り鉄の始祖鳥みたいな方。

    その内田先生へのオマージュとして実行されたのがこの企画。はじめは単発で雑誌に掲載されたものが、いつしかシリーズになっていったようで・・・きっと、第一回を読んで全国のテツ分多めな方々から「生ぬるい」とか「よくやった」の声に紛れて、「次はこのコースを」「ここを外すなんて有り得ぬ」となどいうお便りが編集部に押し寄せ、あっさりとシリーズ化が決定したのでは・・・なんて想像してしまいます。

    ところで旅人の酒井さんは、これまでにもかなりテツ的な要所要所を一人旅で押さえておられる。最近増えている「鉄道って、なんかレトロでかわいい」系の女子鉄ではなく、どこかおっさんなタイプ(すみません、これも賛辞です)の乗りびと。
    かと言って、必死で駅スタンプを集めたり、駅舎や乗車中、落ち着きなくウロウロして写真撮りまくり(どっちも自分だった)、という鼻息の荒いジャンルでもなく、眠いときは素直にあらがわず沈没、結果、テツ的必須重要ポイントをあろうことか寝て通過・・・・という実に自然体の乗り方をしておられます。

    そういう、女子以上男子未満なテツ分含有率において、非常に親しみを感じさせていただきました。
    それでいて、いつもの酒井節で「ようそこまで見てますね・・・」的するどいツッコミも随所に楽しめる一冊でございました。

    テツの道は線路と同じく限りなく続き、そしてたしなみ方も味わいも、濃度もひとそれぞれで良いはず。
    酒井さんがされたように、テツのセミプロ(?)にコーディネイトされてマニアックに進む行程も悪くないなあ、と思うものの、ま、そないにがつがつせず、のんびりいきゃいいじゃん~とゆるく楽しみたくもなることもあり。
    でもいくつかのコースは、今度さっそく真似させてもらおう!とデスノートならぬ「テツノート」に、しっかり書き込みをしたのでした。

    それにしても「女流」っていう言葉の醸し出す空気、なんだかとってもかっこいい。女流作家、女流カメラマン、女流切手収集家・・・
    「女子鉄」や「山ガール」というふあふあした肩書きよりも、「女流鉄道愛好家」や「女流山岳訪問者」のほうが、どこかカタギで真摯な感じがするのではないか。そうだ、これから、自己紹介のときには「女流なにがし」と名乗ることにしよう。
    ・・・とかどうでもいいことを考えながら電車に揺られる時間。車窓の外、流れ去る風景にぼんやりと目をやりながら、ぼーっと時間を過ごすのも、これまた鉄道での移動に似合ってしまったりするのです。

    0
    2012年09月02日

    Posted by ブクログ

    好きなことを肩肘張らず、淡々と。
    でも、酒井さんの目には、ちゃんと大事なところは見えている。
    酒井さんが高校生の頃のエッセイも読んでいるけど、昔から冷静な視線が変わらない。そういうところがいい。

    0
    2012年07月14日

    Posted by ブクログ

    どれも過酷な企画でもちろん面白く読みました。
    しかし、地下鉄でものを食べる女子と著者は結びつきません。見かけていたら引いてしまうかも。
    でもどこか冷静な視線が有るのは著者の特徴?

    0
    2012年06月10日

    Posted by ブクログ

    たとえ車窓からの景色がいかに絶景であろうとも、睡魔にはついつい身をまかせてしまうという、ゆる~い鉄子を自認する酒井順子さんにハードな鉄旅を強いる「小説新潮」の企画シリーズ。全11旅+おまけ1。タイトルはいうまでもなく、内田百閒に全面的に敬意を表したもの。また、随所に今は亡き先達、宮脇俊三氏へのオマージュがほの見える。男もすなる鉄旅を女もしてみんとて旅に出た酒井順子さんと新潮社の編集者K嬢の弥次・喜多旅。恋はないけれど、うまいものには目がない。鉄旅のゆるさは筆力でカヴァーしつつ、読んで楽しい本に仕上がった。

    0
    2014年01月10日

    Posted by ブクログ

    この間読む本が無かったのでどこかで購入。面白かったです。百閒先生や宮脇さん、阿川さんと比べちゃうと落ちますが。

    ネットでの時刻表検索機能が出来て以来、どこに出かけるのにも楽になったなあとつくづく思います。時刻表は正直見なれてない人間にはわかりにくいですし、乗換も接続も自分がどのようにどこに行くのかをきちんと把握していないと調べにくいものなので。(勿論、検索して出てきた結果、何でこんなアホな乗換と接続をしなくてはならんのだ、とイライラすることもありますが)
    自分も電車は好きですが時刻表をきちんと読むことも出来ないし生来の出不精なので実際面倒くさいことが嫌いで乗り換えもあまり無い方が嬉しい。行ったことの無い線には乗ってみたいけれども複雑な乗換や手段を講じてまで行きたいとは思わない。…鉄道マニアには到底なれそうにありません。

    私が電車が好きなのはただ単に乗っていれば自分の目指す場所に連れて行ってくれるから、と言う事が一番なのだなあと実感しました。寝ても良いし、車窓を見ても良いし、おしゃべりしていてもお酒を飲んでも大丈夫。面倒な手続きも要らないし、逆の線に乗ればいつでも帰れる。後好きな所は、電車の方がその土地に住む人の生活がわかるような気がするからかもしれません。道路から見えるのは大体同じような家並みと全国チェーンのお店ですが電車だと同じような畑でも植えている作物が違ったり、神社があったり、そこに暮らす人の生活が垣間見えるような気がするのです。

    と言う訳でただ乗る、という行為ってどういうことなのかなあ~と思ったり思わなかったり。それこそ鉄道に乗る理由も千差万別なんでしょうね。そして日本人は同属嫌悪が強いのかな、と思いました。別に同じ鉄道好きを嫌う必要ないと思うんですけどね。何ででしょうね

    0
    2013年02月20日

女流阿房列車(新潮文庫) の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    女流阿房列車(新潮文庫)
  • タイトルID
    :
    727515
  • 電子版発売日
    :
    2020年03月20日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    25MB

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