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狭い土地で千年続く歴史から生まれた「しきたり」と共存する「京都」。新しいものをどんどん取り入れて新陳代謝を繰り返す「東京」。日本のふたつの「みやこ」と、そこに生きる人間のキャラは、どうしてこんなに違うのか? 東女(あずまおんな)が、異文化「京都」に出会って以来の発見・疑問・驚きを、「言葉」「節約」「神仏」「若者」「敬語」「女」など、19の観点から鋭く考察した比較文化エッセイ。(解説・佐藤優)
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Posted by ブクログ
以下、へーっと思ったこと。備忘録。 京都は薄味のイメージあるが普段飯はそんなことはない→天下一品、力餅食堂。普段はユニクロ着てても礼服持っているのが京都人。「東京資本」の店への嫌悪感。贈答文化、セックスと同じ面倒さ。東京には山がない、高いタワーは山の代替物?国道367号で日曜午前にある大原朝市。京都...続きを読むの宗教的雰囲気を高めているのは比叡山。同業者街=清水焼団地、両本願寺の仏具、寺町電気、二条薬、夷川家具、小川通茶道、太秦映画。ミスコンを巡る京大と東大の対応差。恵文社の文化的雰囲気、イノダコーヒーは朝が面白い。綿矢りさと金原ひとみの比較。紫野高は禅門立紫野中が起源で、水上勉が在籍。旅館の御三家は炭屋、柊屋、俵屋。JRの存在感薄さ、東西線から浜大津に直通の京阪京津線が良い。京ブランドの一方、「京都人しか知らない」もブランド化。おじいさんが群れている→女が強い?京女を演じてきた歴史。
五重塔と東京タワーの絵に惹かれ、思わず買ってしまった。 特に、京都での敬語の使い方についての考察には、目からウロコ。 Googleマップで羅城門遺址から大極殿遺址まで歩いてみました。 今度、京都に行ったらリアルに歩いてみよう。 途中にある「冷やしあめ」ってまだあるのでしょうか。 天一は本当に箸が立...続きを読むつ。
文庫本で読んでいたら、河原町のBOOK1stにあったので購入しました。 心地よい都会の孤独感を味わうには良い本です。それでもって、京都の街をときどき歩く東京人として納得することも多いです。(この項続く)
「負け犬の遠吠え」で有名なエッセイスト、酒井さんの著作。高校生時代から連載を抱えていた(!)だけあってサクサク小気味良い文体で、東京と京都の違いを探り出す。そこで試みているのは今や日本中に広まった東京的価値観に晒すことで、京都的価値観を浮き彫りにするということ。 ぜひ京都に縁ある人は読んでみて!
私も田舎から京都の大学に行って、そのまま関西に住みついたくちです。 大阪に住んで、せっせと京都に通っています。 京都、奥深いですね!
都と京。 両方とも「みやこ」と読む。 今の日本の首都は、東京都。 ……ん? 東京は、ひがしの京都なのか?! そんな古都、京都と東京の違いを 言葉、大学、文学、交通と 様々な視点から比較している。 堅苦しくなく、ユーモアいっぱい 京都雑学もたくさん出てきます。 個人的にも2011年くらいから、 縁あ...続きを読むって毎年訪れるようになった京都。 今年も行けるかなぁ。 また新たな京都に出会えそうな予感…!
著者、頭がいい人だなぁ、とつくづく思う。 「文学」の綿矢りさと金原ひとみの比較も面白かったけれども、「敬語」の「いーひん」→「いはらへん」→「いたはらへん」→「いやはらへん」→「いはあらしまへん」の下りには、思わず膝を打ったのでした。 全部で19項立てて、いずれも面白うございましたが、最後「京女と...続きを読む東女」で締めているのが、興深い。 何よりも、肩の凝らないエッセイでありながら、最後にきちんと参考書籍を挙げているのが、素晴らしいと思うのでした。
「う~ん、東京の人って、やっぱり京都に対してこういう捉え方をするのかなぁ」と、京都(市)のすぐ近くで育った人間としては思ってしまうのでありました。(^^ゞ ところどころ鋭いなぁと感じるところもありましたが、そんなに「京都はこう」「東京はこう」と定形化・類型化できるもんでもないし…。 例えば「はんなり...続きを読む」という言葉は、京都の人なら感覚的にわかるけど外部の人には説明できないし、外部の人は本当のところは理解できないというのと同じかもしれない。 まぁ、逆も同じで、どこの地域もヨソの人にはわからない所というのは必ずあるので、比較して優劣を論じること自体がナンセンスなのですが。
文庫化されたときにすぐに買ったのに、ちょっとずつ 読んでいて、ようやく一昨日読み終えました。 遅い・・・。我ながら、遅い。半年もかかってる。 なので、もう最初のほうの話の内容が頭の中で ボケボケになってます。←読んだといえない・・・ でも、面白かったです。 私は京都で育ったけれど、生粋の京都人...続きを読むではない。 両親は島根の出だし、修学旅行の印象が良かったから 結婚を機に京都に住んだという両親のおかげで、私は京都で 育つことができたけれど、ずっと先祖代々京都に住んではる 方とは、やっぱりどこか違うことを長年感じていました。 そして、京都を愛して止まない酒井さんの京都・東京比較論にある京都は、外から見た京都だなぁと思うのです。 書いてあることが正しい正しくないという話ではなく、なんというか目線が違う。京都のディープな部分を知人の話や取材や文献から掘り起こされているので、改めて自分がよそ者だと感じるほど、私の知らなかった京都がこの本には書かれていますね。 いつでもいける、と思ったから行ったことがないところ、 やったことがないことも、よそ者(今や府外に住んでいるので本当によそ者・・・)だからこそ、限られた時間の中で見聞きしようとする。その感覚が、今の私にはわかります。 この本の最後のほうに、言葉のことと京女の話が出てくるのですが、これにはうなずけました。 「〜はる」っていう言い回しは、同じ関西圏でも「敬語」と誤解されたりするけれど、少なくとも私の中では自分ではない他人のことを話す時に一般的に使う、ちょっと丁寧な言葉、というかんじでしょうかね。 「お母さん入院したはるんやてね?お加減どう?」 「あの先生のいわはる言葉はいちいち嫌味やなぁ」 「ダンナさん、今家にいはる?それとも出張にいったはんの?」←よく友人に聞かれる(笑) 作者はこの「〜はる」が、仰々しすぎず丁寧にも聞こえ、 また他人と近すぎず遠すぎない距離をとっていえる、 とても便利な言い回しだと思われたようですが、 確かに便利な言葉かもしれません。人のことをあげつらうような時にも使ったりすることがあるのだけど(要するに嫌味、噂話の類)言ってる内容ほどひどく聞こえにくい、響かないかもしれません。 京女は一種のプレイなのではないか、という話にも 笑えましたが、鋭いものを感じました。 はんなりたおやかに見える京女は、実は天性の演技者。 それはどうかなぁ?! なるほどなぁ、あぁそういえば・・・! がいっぱい詰まった一冊です。 京都を愛する「東女」目線での東西の都比較論。 なかなか指摘が鋭く、楽しい本でした。
京都に住んでいる若者には若干、ほんとにそうかなーっていう話もある。 ただ、京都に住んでても気付きにくい他府県の方の視点を得ることが出来る。
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都と京(新潮文庫)
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酒井順子
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