酒井順子のレビュー一覧

  • 少子
    どうして今の日本は少子化が進んでいるの?それは女性にとって産み・育てることが困難だから。そして、現代社会で育った私たちは困難にガマンできないんです。作者の少子化への考察が(ちょっとワガママかつイジワルに)鋭い視点で書かれています。子なし国と子持ち国の間には暗くて大きな川がある……
  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
    ブックガイドになることを期待して買った。
    全体的な読み味としてはまぁまぁ。よく調べておられるのだと思うし卒なく纏まってる感じがするんだけど、なんかあんまり印象に残りづらくて、テーマはいいけどこのエッセイストは私の好みでないんだなと思った。
  • 家族終了
    ひさしぶりに酒井順子さんの本
    『家族終了』という
    なかなかインパクトのあるタイトル

    私自身既婚者ですが子供はいません
    高齢の母と
    既婚者で配偶者と子供がいる妹がいます
    のでまだ家族はいる状態です

    それでも
    生活を共にしているわけではないですし
    生活という状況の中では
    近隣にいる知人友人などの方が...続きを読む
  • 負け犬の遠吠え
    「女として不幸」はモテない、結婚できてない子供を産んでいないこと。
    「男として不幸」は仕事ができないこと。
    仕事はバリバリだけど男女関係はガバガバな男性に対して、世間はそれ男としてどうなんだ、、なんて感想は持たないし、なんなら仕事も恋愛も真面目にできないその負け犬っぷりは一種のキャラクターとして美化...続きを読む
  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
    平安時代から現在までの随筆からエッセイ・コラムについてまとめた読み物。途中で酒井順子節が出てくるかな…と思ったけど、最後まで真面目なままで終わった。ちょっと寂しい。
  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
    ホメるが勝ち!
    文章がユーモアを織り交ぜた口語体で面白い!
    でも学べることはなかったかも、、
    若者は変わってると言われるのが好き、
    という章があった。
    私は自分のことを話すのが苦手だ。
    特にオジの前では。

    どうして自分がそう思うのかずっとわからなかった。
    変わってる、と思われなければならないという...続きを読む
  • 負け犬の遠吠え
    何事もそうだけど、「負け犬にならないための10ヶ条」とかは相手の好みによるから全てこの通りに実行した人が成功するとは限らないと思うけど、全体的に色々学ぶことが多かった。そして周りにこの本で定義されている「負け犬」はたくさんいるから凄く共感できることも多かった。この本は2006年に最初発売されたからそ...続きを読む
  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む
     2大鉄道紀行家とされる内田百聞と宮脇俊三。この両巨頭を同時に語るのは凄いことである。「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行ってこようと思う」という内田百閒の代表作『阿房列車』や宮脇俊三のヒット作『時刻表2万キロ』を読み解きながら、読者を鉄道旅行へと誘ってくれる。東海道本線ではなくなった御...続きを読む
  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む
    百閒先生と宮脇さんの
    鉄道に関する著作を並行に語って
    それぞれの時代背景や
    思い入れの部分の違いを楽しみ
    鉄道紀行を味わう本…かな。

    百閒先生自身の書いた鉄文も大好き。
    でも、こうして他の人のチョイスで
    取り上げられた文を読んでも
    なんだかとても愛しさを感じるのです。

    文庫化されたので、再読。
    ...続きを読む
  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む
    鉄に非ぬ者だが百閒本と聞いて。
    浅学にして宮脇俊三は初めて知ったくらい。
    だがこれはすでに人生折り返した者のための本でもあった。
    百閒を知った四半世紀前に読んでも届かなかっただろう。
    「曾遊、その喜びと悲しみ」にて極まる、ペーソス。
    一言で言い換えれば「時は変改す」。



    「なんにも用事がないけ...続きを読む
  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む
    鉄道本で有名な内田百閒と宮脇俊三についてのエッセイ。

    筆者の本が好きなので読んでみた。金閣寺にまつわる二人のことを書いた本とも同じで、常体で書かれている。
    私は特に鉄道には興味はないんだけど、旅行には憧れがあるし、状況さえ許せば電車に乗ってじっくり本読みたいと思う。だから、鉄道に真剣に乗ってた二人...続きを読む
  • 負け犬の遠吠え
    3.5
    実にくだらないけど、うまく言語化されてて面白かった。
    解説の中の「静かな自己肯定」っていうのが本当にうまくこの本を表してるなあと思った。

    「女性誌というのは、読みすぎるとバカになりますが、読まなさすぎるとブスになるのです。」
  • この年齢だった!
    MOREで連載してたというコメントを読んで、なるほどと思った。合間になんとなしに読むには非常に簡易な文章で、とっつきやすい。大きな動きはないが、それがまた雑誌の中のコラムとしてはちょうど良い塩梅なのだろう。
  • 本棚には裏がある
    本が好きです。
    ただ、私の好みはかなり偏っているので
    不得意な分野というか
    読んだことのないジャンルの本も数多くあります。
    エッセイもそのひとつ。
    新聞や雑誌等々に書かれているコラムは読みますが
    一冊の本としてのエッセイはあまり読みません。
    エッセイが嫌いというわけではなく
    エッセイよりも小説の方が...続きを読む
  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
    随筆からエッセイへの変遷や
    (そもそもどう違うのかも含め)
    時代を彩った作品たちの紹介
    「旅とエッセイ」「食とエッセイ」など
    何かに特化したエッセイの考察。

    未読のものもたくさんあって
    読んでみたいリストがまた増えてしまう〜。
  • 本棚には裏がある
    一般の方の感想も面白いが、作家が書く読書の感想はさらに面白い。
    筆者は古典や旅行や小説、外国文学と幅広く多くの本を読んでおり、本を楽しく紹介してくれるので、また読みたい本が増えることとなってしまった。
    既読の本については、紹介されると著者のファンという訳でもないのに何故か嬉しくなる。

    オバマ大統領...続きを読む
  • 男尊女子
    私も気付かぬうちに男尊女子になっていることを確認させられた。男尊女子になる思考の過程がとても興味深かった。
  • 中年だって生きている
    まさにわたしも中年後期
    痛快なところとへぇそう?ってところが混在
    価値観の差かな。
    おもしろおかしく時々卑下しながらもプライド持って生きてます感が鼻につかないならとても楽しい本。
  • 家族終了
    家族に関するエッセイ集のような感じ。
    自分とは年代も生まれも違うので、合っているところ違っているところがはっきりしていて面白い。
  • 百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成
    ★3.5
    100年という年月が長いのか、あっという間なのか。
    とにかく時代の大きなうねりを感じました。
    貴重な一冊です。