酒井順子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文庫化されたときにすぐに買ったのに、ちょっとずつ
読んでいて、ようやく一昨日読み終えました。
遅い・・・。我ながら、遅い。半年もかかってる。
なので、もう最初のほうの話の内容が頭の中で
ボケボケになってます。←読んだといえない・・・
でも、面白かったです。
私は京都で育ったけれど、生粋の京都人ではない。
両親は島根の出だし、修学旅行の印象が良かったから
結婚を機に京都に住んだという両親のおかげで、私は京都で
育つことができたけれど、ずっと先祖代々京都に住んではる
方とは、やっぱりどこか違うことを長年感じていました。
そして、京都を愛して止まない酒井さんの京都・東京比較論にある京都は、外か -
Posted by ブクログ
京都と東京の比較エッセイ。酒井さんらしい軽い感じで書かれていて楽しく読めるけれど、かなりしっかりと地理的にも歴史的にも文学的にも調べたうえ、京都の人のナマの声?も取材しているようで、すごいなーと思った。観光案内や旅行エッセイ風にとどまらない、深いものがある感じ。酒井さん、どれだけ京都に詳しいんでしょう?たまに、「三越さん」とかお店や会社にさんづけする人がいて、不思議な感じだったのだけれど、京都の人だったか。そのへんの事情?(考察?)がおもしろく、へえーと思った。ほかにもいろいろ、へえーと興味深く思うことが多かった。そして、観光案内や旅行エッセイじゃないのに、やっぱり京都に行きたくなる。
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Posted by ブクログ
ネタバレ実におもしろく読めましたなぁ!
初めは、このタイトルと、酒井さんが結婚・出産されていないというところから見て、たまにある経産婦に対しての「結婚、出産したからっていい気になるな」的な話かと思ってましたが、全然そうではありませんでした。
日本の少子化について語ったエッセイです。
「このままいくと西暦3500年には、日本の人口は約一人」なんだそうですよ。
一人か…。
少子化が進んでいるその「理由」を、自分自身のことも含めて書いてあり、その後「対策」として「こうしたら出生率上がるんじゃない?」ということが書いてある。
それがまた極論なんだけど…(笑)
最初は、「痛いから」とか「うらやましくないから