酒井順子のレビュー一覧

  • 枕草子 下

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    平安中期、中宮定子に仕えた清少納言が、宮中での生活を才気煥発の筆で綴った傑作随筆集。エッセイスト酒井順子ならではのエスプリの効いた現代語訳が楽しい。関白道隆の没後を描いた一四三段から完結まで。
    意外と時間がかかりましたが最後まで読みました。今は普段見慣れないものも多いから、ピンとこないというか、想像しかできない部分もあるけど、インスタとかやってたら面白い文章書く人だったんだろうなと思う。どちらかというとクセツヨだしXかな(笑)この時期はお仕えする定子様が不遇のときで自身も悩んだり落ち込むことも多かったであろう中、敢えて笑い話も織り交ぜながら敬愛する人たちを美しい形で残そうとしたのかなと思うと泣

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    2025年05月25日
  • 消費される階級

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    ★★★ユーモア溢れる読みやすい文章で、様々な格差について考察されている。年長者と若者との感覚の差については、自分はこのような空気の中で育ったからこう感じているのかと、発見がたくさん。昭和から直近まで、たくさんの出来事や現象が取り上げられ、文筆家はすごい。自分はなんと無知なのだろう、と感じた。

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    2025年05月04日
  • 消費される階級

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    「負け犬の遠吠え」から早20年。
    結婚しない女の在り方を叫んだ著者は、
    変わらず時代の移り変わりを一歩引いたところで淡々と見つめている。

    正しさは平板化すること。
    あとがきでの
    「表面的な格差や差別は減少し続ける…つるつるした世の中は歩きやすいだろうけれど…立つ時も歩く時も力が必要となる」(抜粋)

    の言葉が胸に残る。

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    2025年04月06日
  • 老いを読む 老いを書く

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    老いに関する色々な切り口の本(老い本)が紹介されます。楢山節考、認知症世界の歩き方、佐野洋子の死ぬ気まんまん。歳をとってからの生活、独り、定年、ぼけ、お金、配偶者の死、自分の死。いろんなテーマの本が次々に紹介されて、一種の読書案内として読みました。

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    2025年04月05日
  • 老いを読む 老いを書く

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     老いとは誰にとっても避けられない道だ。最近その道のりを思うことが増えた。加齢に対する戸惑いや年齢を重ねることの意味が静かに語られている。
     若い頃は老いを遠いものと感じていた。しかし体の変化や健康不安が現れるとそれは身近な問題になる。いつかではなくすでに始まっていると気づくのだ。
     とはいえ老いについて深く考える必要があるのか。いろいろな本を読むよりこの一冊で十分かもしれない。それどころかこうした本は不要とも思う。結局これまで通りやりたいことを続ければそれが最良の生き方ではないか。
     未来を不安に思うより今をどう生きるかが大切だ。老いを意識しすぎず自然体で日々を重ねていきたい。

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    2025年04月03日
  • 消費される階級

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    あの人より、上か、下か――「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す。
    ちょうど今、酒井順子さんの枕草子の現代語訳を読んでいる。エッセイは何気に初めて読むが、なんか思ってたより普通?な感じ。世代が違うというのはあるかもしれないけど、なんかそんな深く考えたことなかったけどなーみんなそんな気にしてるのかなーとか思ったり。でもまあどんな世代でも当時は〇〇がいい!とかたくなに思ってたりするブームがあるし

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    2025年03月31日
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)

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    別の本の対談で、酒井順子の名前を見つけ、ちょっと懐かしくなって読んだ。以前、私など足元にも及ばない読書家の友人から、面白いと勧められたが、私は古典の成績が悪く、貴族の文化に興味がわかなかったので、当時はふぅん、と聞いただけで読んでいなかった。今は昨年の大河ドラマ「光る君へ」の余韻もあって、ようやく手に取った。

    現代に置き換えて、わかりやすくキャリアウーマンに当てはめたり、中宮の女官の世界が女子校と同じ構造だったりする例えを用いて、面白おかしく貴族の世界観を紐解く。
    当時、貴族には平民を民とも思わない思想があり、清少納言も貴族は特別なものと思っている。(貴族は平民のことを「下種」とあからさまに

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    2025年04月05日
  • 負け犬の遠吠え

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    感想書くのが少し難しいなぁ。
    作者の語彙力、人間観察力、考察力に完敗。
    偏見チックなところもあるが、思い返すと「 そうそう」と納得してしまう文章。
    こんなにもスラスラと読める文章が非常に小気味よい。

    負け犬のイヤ汁が個人的に好き。
    35歳くらいになっていや〜な臭い汁が出てくる。まだ30歳(一応去年結婚、ただ子どもの予定は一切ない)はどうなのだろう。
    子どもの話が出てきて、準負け犬なのではないだろうか…と心配になった。

    たしかに自分は一時の楽しさを重宝して、長期的な視点で物事を考えてない気がする。
    生物として普通に考えれば、子孫を残すことが将来的にも正しい。勝ち犬は考えるのだ笑

    いわゆる勝

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    2025年03月20日
  • 消費される階級

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    ネタバレ

    *あの人より、上か、下か――
    「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。
    『負け犬の遠吠え』『下に見る人』『男尊女子』『家族終了』など、時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す*

    いつもながらの洞察力、さすがです。
    が、今作はどうもオチが残らない…
    どのエッセイも着地がまろやかでふんわりしているので、読みやすい反面、そう来たか!と膝を打つ感じがない。
    まあ色々と難しい時代のせいもあるのでしょうが…

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    2025年03月11日
  • うまれることば、しぬことば

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    取り上げていることばに対する考察が「よくそんな発想が出てきたな」や「なるほどそう言われればそうかも」ということだらけで、知っているはずのそのことばの新しい面、思ってもいなかったところを教えてくれた。

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    2025年03月06日
  • 消費される階級

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    相変わらず鋭い視線でマイルドな語り口。絶妙なユーモアに溢れた理知的な文章に唸ったり爆笑したり…次作も楽しみです!

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    2025年02月15日
  • 老いを読む 老いを書く

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    テーマ
    老い本を通して老いをどう生きるか自分ごととして考える

    具体的内容
    先人は老いをどう見てどう表現しているか
    老境に入った人の苦悩
    老いを美しく生きる人たち
    老いの現実問題

    何を学び、どう生かすか?
    生きれば生きるほど、老人になればなるほど人生ハードモード。その中で生きている老人たちは、やはり尊敬に値する。
    特に男性は「可愛いおじいちゃん」というカテゴリーが無い、現役志向が強いなど様々な要因から老いることはハードモードすぎると思われる。
    私がやることは老人たちを知ること。そして両親と話し合うこと。否定ではなく、彼らを理解すること。

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    2025年02月03日
  • 消費される階級

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    女同士や社会の格差だったり違和感を、鋭くユーモア交えてツッコんで、テンポもよく面白かった。どんな状況におかれても、オバさんの自己肯定できる生命力を感じた。たまーに読むと良さそう。

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    2025年01月30日
  • 平安ガールフレンズ

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    面白かった
    やはりNHKラジオの朗読でやってた清少納言のページが一番うなづける
    つぎはこの筆者の『子の無い人生』も読んでみたい

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    2025年01月22日
  • 消費される階級

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    テーマに沿った時代の変遷の要約と具体例といった感じ。なんとなくchat Gptが思い浮かびました。世代が違うので、なんというか、ひりついた社会や世間を生きてきたのかな、という印象の文章でした。今の?時制のハイライトを言語化はされた本、みたいな印象でした。

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    2025年01月19日
  • 消費される階級

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    何百年か経って、『枕草子』のように後代に読み継がれるのは、意外と酒井順子や岸本葉子のエッセイだったりするんじゃないかと思う。

    平成から令和にかけての庶民の肌感覚を、自分自身も奔流に巻き込まれた当事者として書き綴った貴重な記録。

    筆致もエスプリが程よく効いてていい。

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    2025年01月04日
  • 儒教と負け犬

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    本棚整理中につき再読 110
    あ~、なるほど、って所が多かった。
    儒教って、こんなにも体に染み付いていたのか、と改めて認識。
    それにしても、中国の余女、韓国の老処女ってなんかスゴイ。

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    2024年12月29日
  • 消費される階級

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    講談のようにテンポの良いですます調で書かれており、するすると読める。(この著書のいつものスタイルだけど)
    かつて、負け犬という流行語を生み出したが、10年経つとその言葉自体が禁忌になっているという時代の変遷の早さ。それを作者自身が説いている。スモールトークが好きと公言している通り、瑣末な分析が面白い。かっぺ、米粒に仏、などのパワーワードに爆笑した。

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    2024年12月09日
  • 消費される階級

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    タイトルから格差社会に切り込んだ内容だと思っていたが,格差社会も含めての昨今の目につく社会現象,日本人の在り様を語っている.東大礼賛やおたくやばかについてなど気がついたことを気ままに語っていて興味深かった.

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    2024年12月07日
  • 消費される階級

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    だいたい同年代なので、昔のお話含めなるほどと思うことが多い。

    ただ、階級、上下とテーマを持った連載なので、ダブってかかれていることも多かったかな。ご本人もあとがきに天皇家のことをかかれていたように。

    重ね、若いころは年寄りが煙かたっかのに、今はすっかり昔の話。
    時代は変われども、考え方や社会が変わろうと歴史は繰り返すのではとふと思う。

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    2024年11月29日