酒井順子のレビュー一覧
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男女平等が当たり前の時代。一方で専業主婦志向やあえて男に従う生き方を選ぶ男尊女子もいる。「負け犬の遠吠え」の筆者が徒然に語る男女の関係。
本書の筆者が男性なら問題になってただろう。女子が男子の三歩下がる(実際はフリ)だったり専業主婦を特権階級としたり。
堀北真希の結婚引退と山口百恵の比較など現代の視点から考察したり、淡々とした語りの中に鋭い考察が随所に見られる。
草食男子とそれを狙う女子力をアップさせるために努力する女子たち。「女子力」という言葉は元「負け犬」と同様女性が自虐的に使った言葉。
男女平等、同権と言われる時代だからこその潜在的な意識。そして多様な価値観が何より重要。みんな思ってても言葉に出さない(出せない)ことを柔らかく語っているように思う。 -
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「負け犬の遠吠え」の著者、酒井順子氏による、27人の女性たちの転機となった年齢と、何があってどう変わったかをまとめた本。もとは女性誌に寄稿していた文章らしい。現在の有名人から平安時代までさかのぼり、いろいろなタイプの女性たちだが、共通するのは仕事を持っていたということだろう。誰もが知っている人ばかりだ。
女性の活躍が珍しかった時代に新しいことを始めた人、女子高出身やお嬢様だからこその大胆さ、生涯で何度も結婚した人や一生独身だった人など。一人一人の説明が短いので、すぐに読める。もうすでに知っていることもたくさんあったが、それでもそれなりに楽しめた。
究極のフェミニスト酒井さんからの、女性たちに贈るエールであり、彼女自身を鼓舞している面もある。 -
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未婚子なし筆者の本音エッセイ。既婚子なしが予想以上に苦しんでいるという事実に驚いた。Dinksという言葉もあるのに。また本書に書かれていた子育て右翼化は、発生しても仕方ないと感じた。多様化して従来の当たり前だと思っていた家庭の姿がなくなっていくことに、不安や恐れを覚えるからだと思う。前あったものより良いものになるとは限らない変化はどんな事物であれ怖い。けど私は「人は人自分は自分」の考えがより普及すれば良いと考える。そうすることで自己の価値観をより尊重することが可能となる。同調圧力に苦しむことが減りより生きやすくなるのではないか。
平和だけどいつなにが起きるかますますわからない現代。いつ死ぬかだってわからない。生きてるだけで必死。なら他人にマウントとる/とられるとかやってる暇ないと思う。いつ死ぬかわからないからこそ、死ぬその日まで個々人がずっと楽しく幸せに過ごせればいい。個人の価値観を互いが認められれば、少しは社会が良い方向に向かうはずだ。 -
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人にはなかなか言えないココロの声を、酒井順子さんが全て活字にして下さったように感じる。
そうそう、幸せな人はときにとても残酷だ。
結婚して子供もいて、さらには仕事もデキる女性が増加中というのも事実。それも後輩女性。会社で女性社員のロールモデルとして話を聞くのも後輩女性で、何だかなぁと居心地悪かった。
そんなこんなでささくれ立った気持ちが、酒井さんの誰かを悪く言うわけでも良く言うわけでもなく、ただ淡々と、寄り添うような言葉で公に語られると、何だかデトックス効果でスッキリした気分になる。
人生思うどおりにはいかないと、もう充分分かってはいるけれど、それでも明日は未来は今日より良くなってると期待して、毎日頑張ってる全ての女性に幸あれ。 -
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古典の代表的な作品の3作品。
これをこのようにならべてみると、日本の古典で
誰もが知る作品。特に冒頭の部分はだれでも
知っているけれど、内容として全部読んだのは
あまりいないのではないかと思われる随筆。
清少納言の枕草子”春はあけぼの・・”
鴨長明の方丈記”行く川のながれは絶えずして・・”
吉田兼好の徒然草”つれづれなるままにひぐらし・・”
現代語訳を酒井順子氏・高橋源一郎氏・内田樹氏が
行っているという非常にわくわくするような内容です。
読みましたが。
枕草子は、ちょっと正直難しくよくわからない部分が多く
ありました。当時の風情や風習がきっちりわかっていないと
くすっと笑えないというか感情移入しずらい部分が多く。
方丈記は、以前に別の現代語訳をよんだことがあるのですが
その時も含めて、おもしろい内容です。
徒然草は、もっと淡々と描かれてある内容かとおもいきや
そういう部分は確かにあるのですが、日本人の心というか
昔から親や先人から教わってきた心的な源泉があった
ような感じがしました。
それを感じられたことも含めて非常に面白く
読めました。 -
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ネタバレ*このままいくと西暦三五〇〇年には日本の人口約一人。この社会の大問題に、多少の罪悪感はあるものの、「別にほしくないから」「痛いから」「生活を変えたくないから」「面倒くさいから」と言ってはまずいでしょうか。誰も口にしなかった本音で「出産・結婚・女の人生」と「少子化」の核心に迫る、傑作エッセイ*
なんとコレ、2000年刊行なんですと!今から18年も前ー!!
その頃から全くブレない酒井さん、大好きです♡
巻頭の、”「赤ちゃんが欲しいなぁ」などと思ったことが、一度もありませんでした。”から飛ばす飛ばす。子持ち国との戦い、男性の妊娠代行、などなど、ユーモア溢れる毒もたっぷり。とにかく痛快です!