酒井順子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
久々に酒井順子さんの作品を読みましたが、相変わらずタイトルが秀逸で、辛辣な中にも愛のあるエッセイだなと思いました。
私は、曲がりなりにも男女平等教育を受けた世代ですし、なにより女子校出身ゆえ若い頃は男女差を感じたことなどなかったように思いますが、そんな私でさえ、アラフォーになり、自分の中の『男尊女子』度が年々上がっているのを感じます。
社会の中で、男尊女子プレイなるものをした方が自分にとってお得なことがあるという経験則が積まれてきたことや、三つ子の魂なのか、家庭環境・教育の影響が今になって出てきているのかもしれません。
平成も終わりに近づいていますが、昭和の価値観から脱却できていない日本。世に -
Posted by ブクログ
大学時代、友人が受講していたゼミの教授は、夫のことを話すとき必ず「配偶者」と呼んでいたそうだ。
友人は、「ナンカヘン」といっていたし、私も変わっているなと思っていたが、もしかしたらその感覚の方が、「ナンカヘン」なのかもしれない。
様々な男尊女子成分を語った本書の中から特に面白いものは以下の3点。
6 主人
私も夫も対外的に相手を呼ぶときは、夫、妻ということが多い。
しかし、「主人」「嫁」という人も少なくないだろう。
私はそれが本当に嫌だが(ヨメ、と言われるのならカミさんの方がずっといい)他人の配偶者を呼ぶときは、ご主人、旦那様、奥様、といってしまう。
疑問を感じるけれど、他に呼び方を知らな -
Posted by ブクログ
嫁や主人という言葉は、配偶者のいない私にはなじみのない言葉だが、周りに既婚者が増えてきている今、その言葉の意味を理解し考え使わなくてはいけないのか。今までまったく気にせず、というかそもそも他の言葉に関しても特に気にも留めず発していたが、注意深く喋らなくてはと思った。
男尊女子。この本には実際男性はこんな女の人が好きだよね、的なことが書かれているので、モテるために読むというのもいいかもしれない。というか、もっと若いうちに?同年代の男性と接する機会が多いうちに読みたかった。。。今の職場だからこそ出会った本ではあるが。これからの人間関係に生かしたい笑 世の女性たちはこんなにも自分を殺してうまく人間関