酒井順子のレビュー一覧

  • こんなの、はじめて?

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    新聞歌壇の事、芸能人の事、写真修正の事、社員食堂の事などなど、短いエッセイが詰まっています。

    ”写真修正の効能と副作用”は笑いました。”歌舞伎座を建て替えるのであれば”は歌舞伎座(今のも昔のも)知らない私にはとても興味深かったです。あと”新聞歌壇のコミュニケーション”。ホームレス歌人やアメリカの刑務所にいる歌人の事も知りませんでした。彼らは今頃どうしているのかな。

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    2018年10月23日
  • 中年だって生きている

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    *中年ではあるが、おばさんではない──と思いたいバブル世代。同窓会で会ったかつての美人が壮絶に老けているのにほくそえんだり、若者目線を気にしたり。中年女性の奥底を鋭く考察するエッセイ集*

    ああもう、なんでこんなに鋭いのかこの人は。げらげら笑って、ちょっとしんみり。

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    2018年10月01日
  • ユーミンの罪

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    「負け犬の遠吠え」で名前を売った酒井さんの本。2013年なんで新しくもないか。
    内容はデビュー時からのアルバムで章分けし名曲に連ねたエッセイなんだけど、個人的にユーミン好きということも有り一気に読んでしまった。
    帯にある「ユーミンの罪とは女の業の肯定である」というのは甚く名言であると思う。

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    2018年08月24日
  • 少子

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    ネタバレ

    *このままいくと西暦三五〇〇年には日本の人口約一人。この社会の大問題に、多少の罪悪感はあるものの、「別にほしくないから」「痛いから」「生活を変えたくないから」「面倒くさいから」と言ってはまずいでしょうか。誰も口にしなかった本音で「出産・結婚・女の人生」と「少子化」の核心に迫る、傑作エッセイ*

    なんとコレ、2000年刊行なんですと!今から18年も前ー!!
    その頃から全くブレない酒井さん、大好きです♡
    巻頭の、”「赤ちゃんが欲しいなぁ」などと思ったことが、一度もありませんでした。”から飛ばす飛ばす。子持ち国との戦い、男性の妊娠代行、などなど、ユーモア溢れる毒もたっぷり。とにかく痛快です!

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    2018年08月23日
  • 「来ちゃった」

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    マニアックではあるけれど、テーマを持った旅なので、訪れてみたい場所がいろいろあった。ルートや泊まったところもチラリと書かれているので、ぜひ真似したい。
    再訪が一番贅沢な旅に共感。

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    2018年06月09日
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)

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    平安当時の環境に思いを馳せ、人々の価値観や身分意識も把握した上で、清少納言がどんな人物だったのかが浮き上がってくる。
    下種の家に雪が降ったり月光が差し込んだりするのも勿体ない、という教科書には乗らないであろう毒舌から、
    とはいえ土台にひたひたと悲しみが湛えられているということを読み取るところまで、豊かな読み。

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    2018年05月12日
  • 本が多すぎる

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    2005~2013年のエッセイ。著者とは同い年。自分の場合は2011年の震災後に年間100冊を超える読書習慣ができたな~。ほとんどが二~三題噺のように、書評と彼女の人生などを織り交ぜて書かれ、30~40代独身女性の胸の内のような、緊縛が興味があるとか言う発言にドキッとする。また読みたい本が増えた読後……

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    2018年03月10日
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)

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    こんな調子で説明してくれたら、古文の時間も楽しかったろうし、もう少し授業に興味が持てたのかも。枕草子なんて『春はあけぼの』しか印象なかったけど、ちゃんと読んでみたら(現代語訳次第なのかもしれないけど;)、おもしろい読み物なんだろうな。

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    2017年12月05日
  • 「来ちゃった」

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    女性向け雑誌に掲載されていた旅のエッセイなのだが、いわゆる超有名な観光地ではなく、「端っこ」「終点」「ケータイの電波届かない」などの地域に出かけて行くもの。「出生率1位の地」「寅さんが最後に行った地」「こけし工人がいる温泉」など、「きちゃった・・・」とつい言ってしまうような辺境の地。地元の人とのふれあいやその土地の美味しいものを食べたり、温泉や海、山、川をそのまま楽しんでいる。電車やバスの移動も楽しんでいたり、綿密に計画されたものではない偶然の出会いを楽しんでいる。旅を楽しむというのはそれで良いんだと再認識。行けるうちに行かないとね。

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    2017年10月12日
  • 「来ちゃった」

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    マジに鉄子な酒井さんと、ふわふわなほしさんの絵で
    綴る旅のエッセイ。ゆるゆる感が心地良い♪
    自分だと、自由時間に目いっぱい詰め込む私、
    酒井さんの数か所ゆったりな旅は、目に鱗でした。
    実はこの本は2011年2月の発行。
    かの大地震前の被災地の豊かだった様子が、あちこちにあって、涙してしまう。
    この本を読書中に文庫化されたので、その文庫版のあとがきが気になっています。

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    2017年10月14日
  • 下に見る人

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    人気エッセイストの酒井順子先生の著書。序列意識やマウンティング、差別、いじめの背景にあるのは、上から目線ではなくて人を下に見たいという欲求があるから、それが酒井順子先生の主張。酒井順子先生自身の経験談に基づく内容で、それは全て上から目線ではなくて人を下に見たいという欲求が背景にあったからというお話だったけれど、私には上から目線ではなくて人を下に見たいの違いがよくわかりませんでした。でも、私も無意識のうちに、学歴や収入、容姿なんかで他人を自分勝手に見下したりしているのかな。

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    2017年10月01日
  • 地下旅(チカタビ)!

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    東京の地下鉄を舞台にした紀行。一日で地下鉄全線完乗を成し遂げた著者だが、駅を降り立ち周辺を散策するということは、これもまた大変な時間を要することだ。あとがきで書かれている「さりげなく駅から出て、自然に町に馴染む」という文を読み、大学サッカーリーグで都営三田線・本蓮沼から西が丘サッカー場へ審判に行った時のことを思い出した。都営新宿線の項では昔の地名を残す新宿を歩きたくなった。

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    2017年08月31日
  • 着ればわかる!

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    イラストは可愛い。40代の同級生が様々な衣装に、身銭を切ってまでチャレンジする面白さ。タカラジェンヌやキャッツって「着る」ことになるのかな〜? フォトギャラリーは蛇足だったかと思われる。確かに「着た」証拠なんだけどね……

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    2017年08月29日
  • 紫式部の欲望

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    なかなか筆者である紫式部がどのような欲望から源氏物語を書いたのか考えることはなかったので面白い視点から読めた。強引に迫られたい、出家したい、待っていてほしいはよくわかる。常々思っていたのは、紫式部が源氏に対して愛がないなぁということ。それも、もしも道長=源氏だとするとなんとなくわかる。愛も憎しみもあるということなのだろうか。最後の最後で源氏を1人取り残す形をとったのはつまり紫式部の愛と憎しみの結果だと思うわけです。

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    2017年07月25日
  • 負け犬の遠吠え

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    独身、結婚、出産育児。
    女性の関係が今までと変わっていくことの描写がぐっときた。

    「同じ日本語を話すので相手の話の意味は理解できるけれど、その話に対して心の底から共感し、分かち合うことがどうしてもできないのです。これは、かなり寂しい感覚です。」

    友人と話していても前ほど楽しくないなって思っていたモヤモヤを
    言葉にしてもらったように思った。

    わかるわかる、それはちょっと違わない?と
    作者とお酒を飲む気分で読んだらすごく楽しいと思う。

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    2017年06月28日
  • 黒いマナー

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    参考になった。
    老いた親へは、旅行に「せっかくだから、ね」スタンスで嫌でも誘う。
    そして携帯や電子機器を買い与え使い方を教えてあげることが彼らのステータスに。
    人妻は家紋入りの袱紗と本物の真珠で差をつける・・・っと。メモメモ

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    2017年04月19日
  • 女を観る歌舞伎

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    最近歌舞伎に興味が出てきて、よく見に行くようになったので、手に取った。この本をガイドにして、どんどん見て行きたい。

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    2017年04月15日
  • 女を観る歌舞伎

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    ネタバレ

    ・まだ読み終はつてゐないのに書き始めた酒井順子「女を観る歌舞伎」(文春文庫)、 かういふ見切り発車本はたまにあるのだが、それでも一応は読んでみるかと最後まで読むことが多い。今回はそれも面倒と書き始めた。読んでない部分は更におもしろいかもしれないが、それはそれ、とりあへずは60頁あたりまで読んだとして書く。本書のおもしろさのポイントは書名にある。つまり、歌舞伎に登場する「女」を見ることから本書はできてゐる。大体、歌舞伎といふもの、その中心には男がゐる。そちらを横に置いて女を見る。するとどうなるか。これがおもしろいのである。いや、それ以前にかういふ一文がある。歌舞伎や文楽でよく眠たくなる「そんな私

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    2017年03月12日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    離れに引き蘢ってギターかき鳴らす高校生みたいなもんとも言われてきた?鴨長明の「方丈記」なので、ポップな訳も違和感ないような気がする。
    天災に苦しめられたり遷都がうまくいかなかったり、現代と変わらないよね。

    「枕草子」も、「まさか人が読みはすまいと思って(略)書きためたもの」と言いながら、好きなものや好きじゃないものを並べてるわけだけれど、それが着眼点も理由もうまい文章で、今の素人ブログの比じゃない。ただ者じゃない筆の運び。

    古びとたちとその暮らしが近く感じられる。

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    2017年02月11日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    訳すということは、普段、ただ文法通りに当てはめていくといった直訳から始まる。
    けれど、人が書いたものである以上、その人が抱いたイメージをどう「解釈」するか。
    また、その解釈をどの言葉を選んで表現するかという所に、訳者と作者の憑依なくしては得られないものがある。ように思う。

    そう考えると、池澤夏樹が、この三人に憑依を頼んだことがまず、面白いではないか。

    特に私が触れることの多い、高橋源一郎と内田樹に至っては、こりゃあ買わないと、と思わせるグッドチョイス。

    日本古典三大随筆が、一つの巻に揃って、尚且つ面白い憑依が見られるなんて、お買い得すぎます。

    青色大好き清少納言は、自分の自慢話を隠しき

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    2016年12月30日