酒井順子のレビュー一覧

  • 男尊女子

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    大学時代、友人が受講していたゼミの教授は、夫のことを話すとき必ず「配偶者」と呼んでいたそうだ。
    友人は、「ナンカヘン」といっていたし、私も変わっているなと思っていたが、もしかしたらその感覚の方が、「ナンカヘン」なのかもしれない。

    様々な男尊女子成分を語った本書の中から特に面白いものは以下の3点。

    6 主人
    私も夫も対外的に相手を呼ぶときは、夫、妻ということが多い。
    しかし、「主人」「嫁」という人も少なくないだろう。
    私はそれが本当に嫌だが(ヨメ、と言われるのならカミさんの方がずっといい)他人の配偶者を呼ぶときは、ご主人、旦那様、奥様、といってしまう。
    疑問を感じるけれど、他に呼び方を知らな

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    2017年08月21日
  • 男尊女子

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    「男尊女子」だなんて、なんと着想がユニークなんでしょうね。女性の視点からの「人間観察」、いつ読ませてもらっても、学びがあり、かつ、楽しめます。酒井順子さんに「ありがとう」の言葉を贈ります。

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    2017年08月16日
  • 紫式部の欲望

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    なかなか筆者である紫式部がどのような欲望から源氏物語を書いたのか考えることはなかったので面白い視点から読めた。強引に迫られたい、出家したい、待っていてほしいはよくわかる。常々思っていたのは、紫式部が源氏に対して愛がないなぁということ。それも、もしも道長=源氏だとするとなんとなくわかる。愛も憎しみもあるということなのだろうか。最後の最後で源氏を1人取り残す形をとったのはつまり紫式部の愛と憎しみの結果だと思うわけです。

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    2017年07月25日
  • 負け犬の遠吠え

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    独身、結婚、出産育児。
    女性の関係が今までと変わっていくことの描写がぐっときた。

    「同じ日本語を話すので相手の話の意味は理解できるけれど、その話に対して心の底から共感し、分かち合うことがどうしてもできないのです。これは、かなり寂しい感覚です。」

    友人と話していても前ほど楽しくないなって思っていたモヤモヤを
    言葉にしてもらったように思った。

    わかるわかる、それはちょっと違わない?と
    作者とお酒を飲む気分で読んだらすごく楽しいと思う。

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    2017年06月28日
  • 男尊女子

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    嫁や主人という言葉は、配偶者のいない私にはなじみのない言葉だが、周りに既婚者が増えてきている今、その言葉の意味を理解し考え使わなくてはいけないのか。今までまったく気にせず、というかそもそも他の言葉に関しても特に気にも留めず発していたが、注意深く喋らなくてはと思った。
    男尊女子。この本には実際男性はこんな女の人が好きだよね、的なことが書かれているので、モテるために読むというのもいいかもしれない。というか、もっと若いうちに?同年代の男性と接する機会が多いうちに読みたかった。。。今の職場だからこそ出会った本ではあるが。これからの人間関係に生かしたい笑 世の女性たちはこんなにも自分を殺してうまく人間関

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    2017年06月07日
  • 黒いマナー

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    参考になった。
    老いた親へは、旅行に「せっかくだから、ね」スタンスで嫌でも誘う。
    そして携帯や電子機器を買い与え使い方を教えてあげることが彼らのステータスに。
    人妻は家紋入りの袱紗と本物の真珠で差をつける・・・っと。メモメモ

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    2017年04月19日
  • 女を観る歌舞伎

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    最近歌舞伎に興味が出てきて、よく見に行くようになったので、手に取った。この本をガイドにして、どんどん見て行きたい。

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    2017年04月15日
  • 女を観る歌舞伎

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    ネタバレ

    ・まだ読み終はつてゐないのに書き始めた酒井順子「女を観る歌舞伎」(文春文庫)、 かういふ見切り発車本はたまにあるのだが、それでも一応は読んでみるかと最後まで読むことが多い。今回はそれも面倒と書き始めた。読んでない部分は更におもしろいかもしれないが、それはそれ、とりあへずは60頁あたりまで読んだとして書く。本書のおもしろさのポイントは書名にある。つまり、歌舞伎に登場する「女」を見ることから本書はできてゐる。大体、歌舞伎といふもの、その中心には男がゐる。そちらを横に置いて女を見る。するとどうなるか。これがおもしろいのである。いや、それ以前にかういふ一文がある。歌舞伎や文楽でよく眠たくなる「そんな私

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    2017年03月12日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    離れに引き蘢ってギターかき鳴らす高校生みたいなもんとも言われてきた?鴨長明の「方丈記」なので、ポップな訳も違和感ないような気がする。
    天災に苦しめられたり遷都がうまくいかなかったり、現代と変わらないよね。

    「枕草子」も、「まさか人が読みはすまいと思って(略)書きためたもの」と言いながら、好きなものや好きじゃないものを並べてるわけだけれど、それが着眼点も理由もうまい文章で、今の素人ブログの比じゃない。ただ者じゃない筆の運び。

    古びとたちとその暮らしが近く感じられる。

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    2017年02月11日
  • 枕草子/方丈記/徒然草

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    知人のおすすめ。

    冲方丁の「はなとゆめ」を読んだら、枕草子が読みたくなった。
    酒井順子ぴったりだなぁ。違和感なく読める。
    なんだか、ブログみたいですね。長さも内容もまちまちで。面白い。
    わかる!とか、言うねぇ、とか、にやにやしてしまう。
    教養。

    方丈記は、あとがきにもあったように自分たちの時代の言葉になっているのですごくわかりやすいし、それによって書かれた時代に読んだ人たちと同じような体験ができているのかなと思った。
    当時こういう発想や行動は、センセーショナルで、変人扱いされたんじゃなかろうか。
    横文字が出てくるような、一見ぶっとんだ訳が面白い。
    それにしても鴨長明さん、苦労人だったのです

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    2016年12月26日
  • オリーブの罠

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    オリーブ少女大好きだった元こじらせ男子としても、痛く刺さる箇所がところどころにある「オリーブとは?オリーブ少女とは?」を、オリーブ人気連載エッセイストであった酒井順子が語る。
    フランス五月革命に源を発するリセエンヌのファッション自由化が学園紛争の日本にan・anを通じて輸入され、ファッション至上主義の非モテオリーブ少女へと繋がっていたとは寡聞にして知りませんでした。
    ファッションというものは信条というバックボーンがあってこそ浸透し長続きし、そしてその思想性の故に時代に適合しなくなり廃れていく。
    当事者がメタ視線で語るファッション史文化史としても十二分に価値のある一冊。

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    2016年11月15日
  • 負け犬の遠吠え

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    「二十二歳だった私が独身のまま、一年また一年と歳をとった結果、三十五歳で独身の女となったのです。」

    「負け犬」を広めた本。
    「負け」という単語があるが、それは女の幸せという観点から。
    女の幸せとは、出産・子育てだという。

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    2016年11月06日
  • 携帯の無い青春

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    80年代に流行った懐かしいものについてのエッセイ。私は筆者よりちょい下の世代なのだけれど、楽しく読めた。筆者が青春時代を送っていたころ書いていたエッセイの大ファンだったからなのか。それぞれに対する愛が感じられて、ほんわかしたムードを感じた。

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    2016年10月27日
  • ユーミンの罪

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    1973年のデビュー・アルバムから1991年の『DAWN PURPLE』までのアルバムレビューを通してユーミンの深層を追う。初期の頃の少女のとして輝き、助手席志向などは共感できることも多いし、情報収集も十分で参考になることも多い。また、女性の生き方にユーミンの歌詞の世界がいかに関わってきたがという視点は男性のワタシにはあまりないので、新鮮でもあった。彼の部屋にピアスを落としておくなんて、褒められたことではないのだけど、それを歌にすることで容認してしまう。それはユーミンの罪なのではというのはもっともである。

    最後にそのあたりのことをまとめて書いているので、少し引用。
    『ユーミンは救ってくれすぎ

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    2016年09月28日
  • 女流阿房列車(新潮文庫)

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    東京の巨大なメトロネットワーク、1日で全部乗ることはできるのか?
    膝栗毛よろしく、京都まで53回の乗り継ぎで辿り着けるのか?
     
    乗り鉄マニア的には興味津々のテーマがずらり。コレをガチの鉄道ファンが書くととんでもなく濃い紀行文が出来上がるのですが、筆を執るのは絶景区間でもぐっすり眠り込むことに至福を感じてしまう、実にソフ鉄な酒井順子女史。
     
    どんなハードスケジュールを突きつけられても、のらりくらり。さらさらとマイペースに旅を楽しむ姿は、まさに大人の余裕です。
     
    ご本人も触れている通り、スタイルは宮脇俊三「旅の終りは個室寝台車」に近いのですが、書く人が違うとこんなに違うものなのですねえ。当た

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    2016年09月18日
  • 地震と独身

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    面白い視点で描かれた東日本大震災を巡るルポルタージュ。

    確かに東日本大震災を描いたルポルタージュは家族を取り上げたものが多く、あの時、独身だった人たちはどういう状況にあり、どういう考えを抱いていたのか興味のあるところだ。独身であるが所以、既婚者の仕事を肩代わりせざるを得なかったり、被災地の故郷へと舞い戻った人たち、中にはボランティアに身を投じた人たちも。

    このルポルタージュにも描かれているように、あの東日本大震災は悲惨な出来事であったが、一方で家族を含め、人と人との結び付きを見直すきっかけとなったと思う。あの時は多くの人たちが互いに助け合い、励まし合い、必死に生きていた。ガソリンが手に入ら

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    2016年09月05日
  • ユーミンの罪

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    ユーミンについてデビューから20枚目のアルバムまで丹念に分析した一冊。

    自分はユーミンをリアルタイムで聞くようになったのは80年代後半以降だったので、それ以前の彼女のアルバムについては全然知らず、「時代とともに歩いている」みたいな印象しかなかったので、とても面白かった。

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    2016年07月20日
  • 泡沫日記

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    さらさらっと読めておもしろかった。酒井さんのエッセイとかよりこの日記が好きかもしれない。エッセイももちろんおもしろいんだけれど、エッセイにはオチがいる、それなりの新しい考察みたいなものがあるべき、笑いも必要、って感じがあって。一方、日記は肩の力が抜けているというか、ごく普通の話がおもしろい。こういう日記、ずっと書いてほしいなあ。
    同年代ということもあって、共感することしきり。若いときにはもちろんいろいろ初めての経験が多いけれど、年をとる、老いることもつまりは初めての体験であって、というスタンスで、年をとることを酒井さんはうまく受け入れて、しかも楽しんでいるように思える。そういえば、この前読んだ

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    2016年07月22日
  • 都と京(新潮文庫)

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    都と京。
    両方とも「みやこ」と読む。
    今の日本の首都は、東京都。
    ……ん?
    東京は、ひがしの京都なのか?!
    そんな古都、京都と東京の違いを
    言葉、大学、文学、交通と
    様々な視点から比較している。
    堅苦しくなく、ユーモアいっぱい
    京都雑学もたくさん出てきます。

    個人的にも2011年くらいから、
    縁あって毎年訪れるようになった京都。
    今年も行けるかなぁ。
    また新たな京都に出会えそうな予感…!

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    2016年06月16日
  • おばあさんの魂

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    21Cはおばあさんの世紀、街はおばあさんに満ちた世界、おじいさんもいるけどおばあさんの方が数が多く、動きに勢いがあるw 酒井順子さんの「おばあさんの魂」、2014.12発行です。個性的なおばあさんの紹介がそのまま「おばあさん道」になっています(^-^)料理系おばあさんでは、佐藤初女、辰巳芳子。やめない(放浪記)おばあさんは森光子。かしずかれるおばあさんは内海桂子。生活系は吉沢久子。旅系は兼高かおる。アート系はオノ・ヨーコ。そして、おばあさん界の大スターとしてターシャ・テューダーと白洲正子が君臨してますw

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    2016年05月31日