酒井順子のレビュー一覧
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知人のおすすめ。
冲方丁の「はなとゆめ」を読んだら、枕草子が読みたくなった。
酒井順子ぴったりだなぁ。違和感なく読める。
なんだか、ブログみたいですね。長さも内容もまちまちで。面白い。
わかる!とか、言うねぇ、とか、にやにやしてしまう。
教養。
方丈記は、あとがきにもあったように自分たちの時代の言葉になっているのですごくわかりやすいし、それによって書かれた時代に読んだ人たちと同じような体験ができているのかなと思った。
当時こういう発想や行動は、センセーショナルで、変人扱いされたんじゃなかろうか。
横文字が出てくるような、一見ぶっとんだ訳が面白い。
それにしても鴨長明さん、苦労人だったのです -
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オリーブ少女大好きだった元こじらせ男子としても、痛く刺さる箇所がところどころにある「オリーブとは?オリーブ少女とは?」を、オリーブ人気連載エッセイストであった酒井順子が語る。
フランス五月革命に源を発するリセエンヌのファッション自由化が学園紛争の日本にan・anを通じて輸入され、ファッション至上主義の非モテオリーブ少女へと繋がっていたとは寡聞にして知りませんでした。
ファッションというものは信条というバックボーンがあってこそ浸透し長続きし、そしてその思想性の故に時代に適合しなくなり廃れていく。
当事者がメタ視線で語るファッション史文化史としても十二分に価値のある一冊。 -
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1973年のデビュー・アルバムから1991年の『DAWN PURPLE』までのアルバムレビューを通してユーミンの深層を追う。初期の頃の少女のとして輝き、助手席志向などは共感できることも多いし、情報収集も十分で参考になることも多い。また、女性の生き方にユーミンの歌詞の世界がいかに関わってきたがという視点は男性のワタシにはあまりないので、新鮮でもあった。彼の部屋にピアスを落としておくなんて、褒められたことではないのだけど、それを歌にすることで容認してしまう。それはユーミンの罪なのではというのはもっともである。
最後にそのあたりのことをまとめて書いているので、少し引用。
『ユーミンは救ってくれすぎ -
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東京の巨大なメトロネットワーク、1日で全部乗ることはできるのか?
膝栗毛よろしく、京都まで53回の乗り継ぎで辿り着けるのか?
乗り鉄マニア的には興味津々のテーマがずらり。コレをガチの鉄道ファンが書くととんでもなく濃い紀行文が出来上がるのですが、筆を執るのは絶景区間でもぐっすり眠り込むことに至福を感じてしまう、実にソフ鉄な酒井順子女史。
どんなハードスケジュールを突きつけられても、のらりくらり。さらさらとマイペースに旅を楽しむ姿は、まさに大人の余裕です。
ご本人も触れている通り、スタイルは宮脇俊三「旅の終りは個室寝台車」に近いのですが、書く人が違うとこんなに違うものなのですねえ。当た -
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面白い視点で描かれた東日本大震災を巡るルポルタージュ。
確かに東日本大震災を描いたルポルタージュは家族を取り上げたものが多く、あの時、独身だった人たちはどういう状況にあり、どういう考えを抱いていたのか興味のあるところだ。独身であるが所以、既婚者の仕事を肩代わりせざるを得なかったり、被災地の故郷へと舞い戻った人たち、中にはボランティアに身を投じた人たちも。
このルポルタージュにも描かれているように、あの東日本大震災は悲惨な出来事であったが、一方で家族を含め、人と人との結び付きを見直すきっかけとなったと思う。あの時は多くの人たちが互いに助け合い、励まし合い、必死に生きていた。ガソリンが手に入ら -
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さらさらっと読めておもしろかった。酒井さんのエッセイとかよりこの日記が好きかもしれない。エッセイももちろんおもしろいんだけれど、エッセイにはオチがいる、それなりの新しい考察みたいなものがあるべき、笑いも必要、って感じがあって。一方、日記は肩の力が抜けているというか、ごく普通の話がおもしろい。こういう日記、ずっと書いてほしいなあ。
同年代ということもあって、共感することしきり。若いときにはもちろんいろいろ初めての経験が多いけれど、年をとる、老いることもつまりは初めての体験であって、というスタンスで、年をとることを酒井さんはうまく受け入れて、しかも楽しんでいるように思える。そういえば、この前読んだ -
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人は未来を予測できないが、過去なら振り返ることができる。有名人(女性)の「あの時」という分岐点を振り返り、それに著者が解釈を加えているのが本書。
元々雑誌の連載だったらしく、字数制限もあるからかイマイチ深みがないなというのも正直な感想。ただ、単に分岐点を振り返る本は数多あるけれど、それが具体的に何歳のときだったのかをこの本までにクローズアップさせた本もなかっただろうし、その点では自分の年齢と重ね合わせてみると興味深いかも。自分は29歳だが、年齢がもっと上で且つ女性ならなお更。
この本で取り上げられているのはみんな女性だが、女性だからこそ面白い部分はあると思う。もちろん男性も波乱万丈の人生を歩ん -
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昨年結婚したけど、結婚にまつわるあれこれについて自分たちが選択したことと、世の中の捉え方の違いとの間で「疲労」したなぁと思う。
結婚式も二次会もしなくて、家族のみに結婚を報告するご飯会をして、写真をつくることにした。
「結婚」することを特別にしたくなかったというのが私と相方の思い。自分たちはそうでも、周りの人々はそうは思わなくて、「特別」にすることを求める・・。
この本は自分がしなかった「特別」な結婚式にまつわることがおもしろおかしく書いている。
おめでたい結婚式について、批判的に言うことがタブーとされている気がする。みんなどこかで思い当たるのではないかなぁ。
どんな形の結婚式をするに