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にこやかにお皿を回しても、大皿盛りのえびの数が気になって心中穏やかでいられない、ヨーグルトの砂糖がどうしても捨てられず大量の小袋を抱えて実家に里帰り、サンドイッチのパンをつい開けて具の量を確認してしまう……。いやしくて人に言えない、貧乏臭くて誰にも見せられない、自分の食癖をついに暴露。抱腹絶倒の酒井節炸裂、食エッセイ。
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Posted by ブクログ
やめられない、とまらない、かっぱえびせんの話。おいしいからやめられないのか、やめられないからおいしいのか。 乾杯のときの「あ、うん」の呼吸の難しさ… 食に関する、無意識の行為を、好奇心たっぷりの目で突っ込んでくれる。 おもしろい!!
食にまつわるエッセイ。 共感する話も多いです。 特にナポリタン。ナポリタンは高級じゃダメなんです。 とにかく面白い。
この人のエッセーは本当に面白い。 中に出てくる彼女自身は決してかっこつけては居ないし、むしろかっこよくない姿が多い。だけど文章自体がとてもクールだ。だからとても良いのだと思う。 余談ですが、「他人の空腹」という項は、まるで自分の事としか思えない。世の中には仲間がいる!という喜びに打ち震えました。...続きを読む感激しました。
私が酒井さんを知ったのは『食欲の奴隷』という作品でした。その強烈なタイトル、そして「スナック菓子を開けたら最後まで食べずにはいられない」など、食べる事に対する執着心が私と酷似しており、物凄いシンパシーを感じてしまい、それから酒井さんの作品を読み続ける事になりました(もちろん、文章や目のつけどころもと...続きを読むても好き)。それが多分今から10年ぐらい前の話なのですが、10年経って再び刊行された、食べ物に関する本。んもう、食い入るように読みました(笑)。10年経っても酒井さんの食に対する執着心は衰える事はなく、年齢を重ねこれまでには食べなかったようなものを食べた事により、視点にも幅が広がった感じがします。『駅弁のころあい』や『ソースへの飢餓感』、『食欲不振時の楽しみ』、『期限切れ食品の誘惑』、『乾杯の作法』、『フライドポテトに最適の温度』には首を大きく縦に振りつつ大共感致しましたが、『「柿」と「ピー」の割合』に関しては異議アリ!!あれってピーの方が添え物的役割なんじゃないの?!(驚愕)
幼児味覚の大人は嫌いって説はすごく、分かる。 幼児味覚の人と一緒に何か食べても全然おもしろくないもの。 まわり寿司でコーンやら、シーチキンばっかり食べる人見ると寒気がします。 大皿に乗ったエビの数やら、とんかつ屋で食する男女説やら、ほんと細かい観察力・鋭い洞察力! プレーンヨーグルトの砂糖は...続きを読む私も使わないくせに捨てられないです・・・
ひなたぼっこをしながら公園で読んだ本。きっとにやにやしながら読んでたはず。色んな食癖があるけど共感するところがいっぱい!
ヤマモモ、食べたことないかも… 一度食べてみたいなぁ 文庫本見開き1ページ半の短いお話で読みやすかった
食べ物エッセイ。 ヨーグルトに付いてくるフロストシュガーを使わないけれど捨てることもできずに貯め続けているという著者。 何でも捨てることのできない私でもこれは捨てるな。 最近やっと弁当の醤油とか辛子を躊躇なく捨てられるようになった私。
作者の食癖エッセイ。ついにやけてしまう、食のこだわりが続々登場。 宴会の引き際の難しさ、大皿の海老をついつい数えてしまうセコさ、カヌレって美味しかったっけ・・・等、「そうそう!もしかしてうちの会話聞いてた??」という感じで、さくさく読めます。
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酒井順子
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