酒井順子のレビュー一覧

  • ユーミンの罪

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    ユーミンのデビューアルバムからバブル期まで、ユーミンの曲と世の中や女性の生き方の変化を分析している。バブル期以前の女性の生き方を"助手席性"と述べているのが印象的であった。

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    2014年07月27日
  • 本が多すぎる

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    著者はほんとうに頭がいい人だなあ。と思う。どの本に対しても愛があって、実際に手に取りたい気持ちにさせられる。一冊読んで、読みたい本がどっと増えた。それにしても、「素晴らしい‘‘本が多すぎる’’なあ」としみじみ思う。

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    2014年07月25日
  • 金閣寺の燃やし方

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    この一冊を読んでから三島、水上作品を読めば数十倍面白くなること間違いなし。三島由紀夫、水上勉のあの凄まじい生い立ちを知らずと今までのほほんと作品を読んでいたなんて、恥ずかしい…、と言うかもったいないことをしていた。一滴文庫にいつか行ってみたいな〜。

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    2014年07月20日
  • 紫式部の欲望

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    『本書を読むと、うなずきすぎて首がむちうちになる』
    という帯の言葉につられて買って読んだが、正直そこまでではないかも。
    作品から作者を紐解くっていうのはよくある手だし、源氏物語だけで紫式部の人格まで語って、尚且つそれを現代の女性に当てはめるっていうのも、面白いんだけど何か違う気がする。
    というより、この手の話はもう尽くされてる感があるから、もうちょっと捻りが欲しかったなぁ。

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    2014年07月03日
  • 負け犬の遠吠え

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    女性負け犬の生態、考え方が、同じ女性である著者の視点から鋭く描かれ、洞察されている。しかし、文庫本1冊分、そればかり・・・というのは、途中疲れてくる。
    家庭で家事や育児で擦り切れ、ヘトヘトになっている女性たちと比べて、本当に負け犬といえるのかどうか、とも思った。
    一方、男性の負け犬の生態、動向、考え方はどうなのか?女性負け犬よりも、悲惨なような気がしないでもない・・・などと思いつつ、読んだ。

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    2014年04月29日
  • ホメるが勝ち!

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    読みながら何度も笑ってしまいました。もう5年以上前の本なのに、やっぱり人間の根底に流れるものは不変なんでしょうかねぇ。これを読んで、褒められて有頂天になる自分も再確認できたし、人の彼氏の愚痴に同意しない、とかオンナのちっちゃな常識も身に付いたので良かった良かった。もっと早く読むべきでした。

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    2014年04月09日
  • 負け犬の遠吠え

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    負け犬著者の負け犬論

    この1冊で負け犬の生態系がわかります

    引用すると、
    負け犬の場合は、一応はまだ売り物という立場です。

    製造年月日が古い牛乳は、たとえ前列に並べられたとしても、
    賢い消費者は新しい製造年月日の牛乳を買うものです。

    陳列台に残された古い牛乳は、新しい牛乳に対しても、
    そして新しい牛乳を選ぶ消費者に対しても、腹を立てる。

    このように、シニカルかつユーモラスなエッセイは
    負け犬やそれ以外の人にもお勧めです。

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    2014年03月29日
  • アナタとわたしは違う人

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    分析力がまじにすばらしい。
    (和式便所を使う女vs洋式便所を使う女)(学級委員をする女・しない女)(ワイドショーを見る女・見ない女)書き切れないけどいっぱい共感しました。
    ちなみに私は洋式便所を使う女です。並んでたらどっちでもいい女です。学級委員もしたことありません。
    ワイドショーも大好きです。
    いろんな女がいるけど、結局大きく分けて2パターン。
    そしてタイプが違う女は嫌いじゃないけど、なんとなく気に入らない。仲良くなれない。よって友達になったこともあるけど、現在はまったくの疎遠。
    女っていうのは、けっこう白黒はっきりしてるもんです。

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    2014年03月01日
  • ごはんの法則

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    幼児味覚の大人は嫌いって説はすごく、分かる。
    幼児味覚の人と一緒に何か食べても全然おもしろくないもの。
    まわり寿司でコーンやら、シーチキンばっかり食べる人見ると寒気がします。
    大皿に乗ったエビの数やら、とんかつ屋で食する男女説やら、ほんと細かい観察力・鋭い洞察力!
    プレーンヨーグルトの砂糖は私も使わないくせに捨てられないです・・・

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    2014年03月01日
  • トイレは小説より奇なり

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    トイレネタが思ってたよりも少なくて もっと引っ張って欲しかったです。。。(そうはいかないんでしょうがが。。大人の事情で)
    あるあるーってところを分かりやすく、そしておかしく明確にしてくれます。痒いところに手が届いたって感じ(笑)

    季節のあれこれ・ 言葉のあれこれ
    10年以上前の作品ですが、今でも古いなーって思わないのがすごい。

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    2014年03月01日
  • ホメるが勝ち!

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    著者のほかの本とかぶってるの内容も多々ありましたが、楽しめました。
    ためになります(笑)
    実践可だと思いますが、あまり調子にのってやりすぎると確実に嫌味になってしまうので 要注意です。
    人の彼氏・人の子供・・ ホメるとこがないときの対処法が がっつり書かれてて、かなーーーーーり当てはまります。
    リアルで誉められても こうゆう場合はこうなんだよな~~~とか裏をかいてしまうと、こいつ嫌味行ってんじゃねーかー!と 素直に喜べなくなるので、、、、
    今 現在自称素直だと思ってる方は読まないほうがいいです。
    自称根性悪ですな方は 根性悪に磨きかかると思われます。

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    2014年03月01日
  • 金閣寺の燃やし方

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    京都人にとっては、このタイトルはいくら洒落といっても文化財というものを愚弄しているかのごとく響くことに間違いない。出版業界が東京人で占められるようになると大変なことになると予感させるに十分だ。

    とはいえ順調に対象領域を広げてきた酒井の成長が、ついにここまで来たかと驚いた。僕自身が、三島の金閣寺と水上勉の対比は、テーマにして考えてみたいと思っていたことでもあるからだ。『五番町夕霧楼』と『金閣寺』のトーンは、日本の文芸スタイルを二分するものとも思うし、三島と水上の人生そのものが対比的だというのは本書のとおり。

    正統な文芸批評でもなんでもないが、酒井の提示する視点は、どの分野でもとても深い二分法

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    2018年10月14日
  • 負け犬の遠吠え

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    負け犬負け犬負け犬、こんなに繰り返されると、笑っちゃうね!
    でも、ほんと、そうそう!と思えることが多々ありました。
    負け犬から脱した友達に読んだ方がいいといわれ読んでみたけど、結婚願望が昔からあった私には、これを読んで生まれる焦燥感とかはありませんでした。だって、全部気づいてましたもの。
    とにかく、突き抜ける!それしかないっす。

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    2014年02月11日
  • 黒いマナー

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    酒井順子による、複雑な大人社会をスマートに、かつ安全に生き抜くためのマナー。
    触れたくても触れらない、むしろ、触れてはいけない部分なのだから、それは本当にそっとしておきましょうね、と相手に面と向かって言えない一言が、散りばめられているような本である。陰口を叩きつつ、「なぁんて、本当は言っちゃいけないのよ、うふふ…♪」と笑っているような気分。

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    2014年01月17日
  • 食欲の奴隷

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    食欲の奴隷、自分が今そんな感じなのでタイムリーな本でした。可笑しくて読みながら声を出して笑った。分かるなぁってことがいっぱい。

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    2013年11月18日
  • 甘党ぶらぶら地図

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    全国のおいしい、そこでしか食べられない甘味を酒井順子が訪れて食べる紀行文。
    ひたすらおいしそう。
    読みながら悲しくなったのは、この本に出てくるお店や作り手さんが亡くなっていること。
    一期一会だなあ。
    この本を片手に、旅行に行きたくなった。

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    2013年11月17日
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)

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    枕草子ってこんなにおもしろかったんだー。
    って読んでると思う。
    千年経っても人は人で、女の子は女の子なんだなと実感できる。
    その上今でも「あるある」と思えることをたくさん言ってたりする。

    この本で清少納言がちょっと好きになった。

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    2013年11月13日
  • 着ればわかる!

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    筆者は否定しておりますが、この本は完全なる『コスプレ』企画です。定番のセーラー服からスチュワーデスに始まって茶摘娘やゴスロリ、中には青森のねぶた祭りや十二単などの『マニアック』なものまであります。





    セーラー服/タカラジェンヌ/茶摘娘/ スチュワーデス/カウガール/ディスコファッション/ 陸上自衛隊/青森ねぶた祭り/ビーチバレー/ キャッツ/バスガイド/キャバクラ嬢/ 養蜂家/ゴスロリ/合唱団/巫女/ 永ちゃんファン/十二単…。

    これらの衣装を着て、さらに可能な限り その職業ないしスポーツに挑戦する、という なんともチャレンジャーな企画を単行本化したのが 本書です。

    ご本人は『コ

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    2013年06月25日
  • 結婚疲労宴

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    ネタバレ

    結婚式場は教会のチャペルで、移動はオープンカーに乗って、素敵な披露宴会場に到着。引き出物はセンスの良い小物のつもりが…
    結婚に対する理想と現実のギャップが重々しくなく軽快なタッチで描かれており、時間を忘れ、笑いながら夢中で読める。結婚式という儀式を経て、思い通りにならない「大人の世界」へ、ようこそ☆

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    2013年06月23日
  • その人、独身?

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    今まで読んだ酒井さんのエッセイ本の中で、一番面白かったです。多分、男女に関するテーマ(合コンとか不倫とか)が多かったからだと思うけど。

    それにしても、酒井さんが結構な下ネタ好きとは・・・。イメージになかったのでびっくりしました。

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    2013年06月06日