酒井順子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あまりにも有名なエッセイになってしまい、今更ってえ(笑)ところなんだけど読んだ。才気煥発、なるほどおもしろい。
どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです! 鋭い分析と、ユーモア溢れる文章で、同世代の本音を描き出した超ベストセラー。国内外で話題騒然、大論争にも発展した、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞受賞作。(楽天BOOKより)
結婚を選べば出来るのにしないでいいのなら、負け犬だって言ったって選べる人生いいよ、遠吠えでもなんでもしてくれい!
えっ、結婚を選択しなかったのじゃなくて、選ばれなかったとか…、それでも、ほとんど誰でもが結婚した時代の者から見る -
Posted by ブクログ
ドヤ顔で「うたかた日記」て読むんでしょ?と思ってたら「ほうまつ日記」てルビ付いてた
辞書で確認してみたらどちらの読みも載っていて、はかないものの例えに使うてのも同じだけど「ほうまつ」の方が「取るに足らない物」感があるみたいだな
淡々とした日記調でいつものエッセイのような皮肉も控えめなので最初はちょっと物足りない・・・と思ったけど、だんだんその淡々さが心地よく
テーマとしては「中年になってからの初体験」かな
初っ端から「友人のお葬式で弔辞を読む」というなかなかハードなもので・・・
確かにいくつになってもその年齢は初体験なわけで、そろそろ中年初心者マークが取れる世代の私としてもこれからいろい -
Posted by ブクログ
ネタバレあくまで筆者の主観というか、こうじゃない?と言った内容なのだけど、私自身思い当たるところがありすぎて、なんだか自分自身にイライラした
60代以上のお爺さん達と話していると男尊女卑感が漂い過ぎる話ばかりで、この人達が取り敢えずいなくなる時代まで今の世の中は変わらないだろうなぁと
政治にしても日常的な考え方でも、〜すべきというのはないけれど、お互いが尊重しあえる世の中になればいいよな
筆者は男尊女卑に嫌悪感があるのと、自分自身に男尊女子部分がある矛盾に対して、おそらくこれからもその矛盾は無くなることはないと言っているけど、私はその矛盾はなくしたいなぁ、私は -
Posted by ブクログ
バブル!
本書でも触れられているが、バブルといえば、平野ノラ氏のイメージ。
ベイサイドのディスコでジュリ扇持って踊り、ソバージュヘア、肩パッド張った華やかな服にフューシャピンクのリップ、眉の太いイケイケお姉さん!
株価は爆上がりで万札持ったお兄さんがカッコつけてタクシーを停める…
そんな楽しそうな時代だったんでしょ?!と母に尋ねた。
しかし、
「そもそもバブル世代から外れるし、
進学のために東北から出てきて地方公務員やってる若い女にバブルの恩恵があると思うか?
公務員やる奴なんてバカだ貧乏人だと嘲られてた時代だよ」
と抑揚のない声で話していたのを聞き、完全にイメージだけで私は語っていた(母ごめ