酒井順子のレビュー一覧

  • 負け犬の遠吠え

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    あまりにも有名なエッセイになってしまい、今更ってえ(笑)ところなんだけど読んだ。才気煥発、なるほどおもしろい。

    どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」なのです! 鋭い分析と、ユーモア溢れる文章で、同世代の本音を描き出した超ベストセラー。国内外で話題騒然、大論争にも発展した、講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞受賞作。(楽天BOOKより)

    結婚を選べば出来るのにしないでいいのなら、負け犬だって言ったって選べる人生いいよ、遠吠えでもなんでもしてくれい!

    えっ、結婚を選択しなかったのじゃなくて、選ばれなかったとか…、それでも、ほとんど誰でもが結婚した時代の者から見る

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    2021年08月31日
  • 携帯の無い青春

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    いつも視点・目の付け所が好きなマーガレット酒井。今回一番良かった(私にとってのヒット)は『男女雇用機会均等法』個人的には、お茶汲み時代はとても短い期間、数える程しか経験せずに済みましたが茶道を習っていたこともあり「誰よりも美味しいお茶をいれてやる!!」位の感覚で、特にそれを差別!と憤る気持ちなく今思えば変わっていたのですねワタシ、その頃から(笑)

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    2021年08月20日
  • 泡沫日記

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    ドヤ顔で「うたかた日記」て読むんでしょ?と思ってたら「ほうまつ日記」てルビ付いてた
    辞書で確認してみたらどちらの読みも載っていて、はかないものの例えに使うてのも同じだけど「ほうまつ」の方が「取るに足らない物」感があるみたいだな

    淡々とした日記調でいつものエッセイのような皮肉も控えめなので最初はちょっと物足りない・・・と思ったけど、だんだんその淡々さが心地よく

    テーマとしては「中年になってからの初体験」かな
    初っ端から「友人のお葬式で弔辞を読む」というなかなかハードなもので・・・

    確かにいくつになってもその年齢は初体験なわけで、そろそろ中年初心者マークが取れる世代の私としてもこれからいろい

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    2021年08月09日
  • ananの嘘

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    202106/アンアンを創刊号からなぞって時代や価値観の変遷を、酒井順子が分析コラム化した一冊。趣味趣向が違うのでアンアンは殆ど読まずに来たけど、面白く読めた。著者が酒井順子(女子高生時代にマーガレット酒井のペンネームでオリーブにエッセイ連載)ってのがいい。アンアンの誌面や特集・方針は、各時代時代や流行を牽引したり迎合したり反したり、それは女性の扱われ方というか女性の変遷でもある…。

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    2021年08月03日
  • 子の無い人生

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    自分は子持ちなのだが、周りには未婚、既婚子無し族がそれなりにいて実の所どうなの?と知りたくて読んだ。知らない事も多く沖縄については驚く事も多かった。

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    2021年08月01日
  • 男尊女子

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    ネタバレ

    あくまで筆者の主観というか、こうじゃない?と言った内容なのだけど、私自身思い当たるところがありすぎて、なんだか自分自身にイライラした

    60代以上のお爺さん達と話していると男尊女卑感が漂い過ぎる話ばかりで、この人達が取り敢えずいなくなる時代まで今の世の中は変わらないだろうなぁと
    政治にしても日常的な考え方でも、〜すべきというのはないけれど、お互いが尊重しあえる世の中になればいいよな
    筆者は男尊女卑に嫌悪感があるのと、自分自身に男尊女子部分がある矛盾に対して、おそらくこれからもその矛盾は無くなることはないと言っているけど、私はその矛盾はなくしたいなぁ、私は

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    2021年07月10日
  • 自意識過剰!

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    誰もが持っている“自意識過剰精神”をご自身の内面に照らし、披露してくれている作品!解説がなんと!林真理子さん!!彼女もマーガレット酒井を以前から高く評価されていることを知っていたので、出会いの話等、興味深く読みました。

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    2021年06月29日
  • 容姿の時代

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    令和の現代として、内容が今とそぐわない(言語化しない)ことも多く書かれていますが、人として思う事や感性などは、そう変わらないので、楽しく読めました。そして、洞察力の鋭さと、酒井順子ファンとして、やはり文才にウナリ、私は【書く】ことで生きられないなぁと、改めて思い知るのでした。

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    2021年06月22日
  • 気付くのが遅すぎて、

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     軽いエッセイが読みたいときにおすすめ。その時々の時事ネタが織り込まれていて、当時の世相を思い出しながら、楽しく読めた。

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    2021年06月06日
  • ごはんの法則

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    ヤマモモ、食べたことないかも… 一度食べてみたいなぁ
    文庫本見開き1ページ半の短いお話で読みやすかった

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    2021年06月04日
  • バブル・コンプレックス

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    バブル!
    本書でも触れられているが、バブルといえば、平野ノラ氏のイメージ。
    ベイサイドのディスコでジュリ扇持って踊り、ソバージュヘア、肩パッド張った華やかな服にフューシャピンクのリップ、眉の太いイケイケお姉さん!
    株価は爆上がりで万札持ったお兄さんがカッコつけてタクシーを停める…
    そんな楽しそうな時代だったんでしょ?!と母に尋ねた。
    しかし、
    「そもそもバブル世代から外れるし、
    進学のために東北から出てきて地方公務員やってる若い女にバブルの恩恵があると思うか?
    公務員やる奴なんてバカだ貧乏人だと嘲られてた時代だよ」
    と抑揚のない声で話していたのを聞き、完全にイメージだけで私は語っていた(母ごめ

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    2021年05月02日
  • 負け犬の遠吠え

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    結婚して子を産む=勝ち犬、それ以外=負け犬。なるほど、ツガイになって子孫を残し、種を繁栄させるのが人間の、というか生物の最大の存在意義なのだろう。そのレールから外れている人は全て負け犬という発想はとても面白い。

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    2021年04月08日
  • バブル・コンプレックス

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    ネタバレ

    この話をこんなに延々と書くのもどうなの?と思わないでもないけど、ようするに負け犬の遠吠え同様に、我々は苦労知らずの浮かれトンボ、昭和末っ子なので基本気質は昭和感丸出しなのに晩婚化と少子化に先鞭をつけちゃったわよね、会社でも邪魔よね、申し訳ないわね、でもそれがなにか?っていうことよね。
    これ、バブル世代が読めばそれなりに楽しめるかもしれないけどそれ以外の皆さんはどうなのか。。。

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    2021年03月30日
  • 男尊女子

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    ネタバレ

    レディファーストの感覚が強い欧米人でも、日本の女性と交際するとその「かしずき」にたいそういい気分になるとのこと。

    欧米人のレディファーストは、その程度なのかとがっかりしました。

    私のことを書きますと、20代半ばくらいまでは、男女平等を強く意識していましたが、今は表向きは鳴りを潜め、それほど重要ではないことは「男性を立てる」ようになりました。

    本当に大切なことは譲らず、しっかり手綱を握ることが重要だと思いました。

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    2021年03月20日
  • 源氏姉妹(新潮文庫)

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    ネタバレ

    これはねー、賛否両論あるだろうねえ。ここまでとは思わないもんね。でも源氏物語とはようするにこういう世界なんだっていうことだよね。
    で、紫式部はリアルな閨描写なしに源氏物語を書いたわけだから、そりゃすごいよね。
    いやはやしかし、源氏物語を授業で教える古典の先生ってほんと大変よね笑

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    2021年03月07日
  • 忘れる女、忘れられる女

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    酒井さんの著書、初めて読ませて頂きました。
    同じ大学で一つ上の先輩デス。
    何か忘れましたが、単位を一つ落とされて一緒の授業を受けた記憶が有り、確か水上スキー部に在籍されてました。

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    2021年01月20日
  • 男尊女子

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    ネタバレ

    この時代の男尊女卑を顕在化させてみた、、のが本書。

    戦後GHQによる民主主義国家としての再建設の際に、女性にも男性と同じ権利がポンと与えられた日本。

    共学のスタートも戦後。

    男女平等というやつは、まだ日本に70年しか歴史がない。

    今現在、男尊女卑がご法度なのは周知の事実だが、生きる戦略として、快感として、あえて「男尊女子」を選択している女性もいる。

    いつか「男尊女卑」「男尊女子」ナニソレ、となる時代がくるのだろうか。










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    2020年12月27日
  • 男尊女子

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    読みながら思わず声を上げて笑ってしまう箇所や神妙になる箇所がありました。

    男女平等やフェミニズムに対して感じていたモヤモヤを言語化して頂いた感じです。

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    2020年11月25日
  • 下に見る人

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    ネタバレ

    わかるわかる!の連続だった。
    よく人を見てるし、自分の気持ちをしっかり分析してるので共感できる。

    人は序列をつけて他人と比較しながら生きてしまうのだよなぁ。

    でもだんだんと歳をとるにつれてその時の立ち位置や捉え方によって上も下も変わるという経験を重ねると、だんだんと序列をつけることに興味が薄れてくるのよね。

    そして、下に見る対象に近い中間の層がなんとか這い上がって上に近いところに行ったときに、私は下の人間とは違う!と区別するために人を下に見るという分析は膝を打ちました。

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    2020年09月17日
  • 中年だって生きている

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    バブル期を過ごした女性が会社で上司になったりプライベートで知り合ったりすると、彼女たちと自分(たち)のこの感覚の違いはなんなんだろうと疑問に思っていた。
    彼女たちの思考を知り、解説をしてもらえたたことにより、その感覚の違いの理由を少し理解出来た気がする。

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    2020年09月03日