【感想・ネタバレ】容姿の時代のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

すっごく読み応えがあり面白いエッセイでした。「何もそこまで他人の目を気にしなくても…」と思うほどに分析に分析を重ねて重箱の隅をつつくのが酒井さん一流の個性でしょう。酒井さんのいろんなエッセイを読んでみて、何故そこまでナチュラルストッキングを憎むのかだけがちょっと理解できません…しかし笑いながら楽しく読みました。

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2019年05月15日

Posted by ブクログ

笑えた。専業主婦向け雑誌を読むのは馬鹿ばっかり・馬鹿丸出し と思っている とか。
皆が心の深層で感じていることを気づかせてくれる。

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2011年07月17日

Posted by ブクログ

【本の内容】
「外見はいいに越したことはない」この「容姿の時代」に私たちは他人をどう見、他人からどう見られるべきか。

OLの肉色ストッキング、ユニクロの功罪、着物の罠、ナチュラルメイクと晩婚化、女性誌の対立、おばさん化への怯え…。

容姿という厄介な存在と、死ぬまで戦い続けなければならない現代人の哀しみを、鋭く凝視した辛口エッセイ。

[ 目次 ]
着衣篇(OL;ヤンキー;ユニクロ;スーツ;パーティー;制服;着物;おたく;「かわいい」;ダサい)
脱衣篇(脱衣場;下着;おばさん;身長;化粧;整形;足;女性誌;美人)

[ POP ]
「容姿の時代」というタイトルにとても惹かれて手に取ったのですが、中身がちょっと想像と違っていたので期待はずれの感があり、評価が低くなってしまいました。

バブル時代に青春を過ごした中年女性が、“外見”にまつわるキーワードを思うがままに挙げ、それについてブツブツと独りごとを言っている本…、というかんじでしょうか。

全体的にどうもセピア色なんです。

若い頃は自分がこう見られたいというメッセージをうまく世間に知らしめることが出来た、でも年を取ると自分のメッセージと世間の間にズレが生じてくるようだ、周りの友人は歳とともにだんだんとズレ始めてきた、でも私はまだ大丈夫だよね、というメッセージが根底にあるようで、そこに“もののあはれ”をかんじてしまうのでした。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2014年08月27日

Posted by ブクログ

作者は社会に埋もれながらも、
非常に鋭く人間観察のできる人。
彼女の指摘の数々を、
妬みと感じるか納得と感じるかは、
読み手の容姿によるのかも。(笑)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

令和の現代として、内容が今とそぐわない(言語化しない)ことも多く書かれていますが、人として思う事や感性などは、そう変わらないので、楽しく読めました。そして、洞察力の鋭さと、酒井順子ファンとして、やはり文才にウナリ、私は【書く】ことで生きられないなぁと、改めて思い知るのでした。

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2021年06月22日

Posted by ブクログ

酒井順子さんの著書は、10年ほど前に流行った「負け犬の遠吠え」を読んだが、「あるある」と妙に納得したのを覚えている。当時いわゆる負け犬だった。
彼女の洞察というか、表現しづらいものを言葉にする能力は並外れていると思う。特に女性には普遍的な考え方が見事に、ときには恥ずかしくなるほど赤裸々に書き表されている。
ただ、本全体の面白さという意味ではあまり後に印象が残らなかった。

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2014年11月21日

Posted by ブクログ

酒井さんは肌色ストッキングの話が好きですね(笑)
私も履かない派なので(OLさん的な格好は全くしない)
そういうのをすんなり履けるような人たちに対しては
何かしらの羨望というか嫉妬のようなものを感じる気持ちは
分からなくもないですね。

同じような立ち位置だと、思考も似てくるのかも…??

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2013年04月23日

Posted by ブクログ

「肉色ストッキング」「センスバブル」などなど、お!と思うフレーズがちょいちょい出て来て面白い。ちょっと理屈っぽいけど、的確。

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2011年01月10日

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30代 老化業界におていは新人。
低身長 老化する面積が通常の成人よりも少ないので、歳をとっても年齢不詳
化粧 化粧品に莫大な資本を投入し、メイクに没頭する女性
   艶の出るリップグロスは唇が薄い人だけ。

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2010年07月01日

Posted by ブクログ

正直に言う。
美人に生まれたかった。
街を歩いたら誰もが振り返り
タレント事務所からはスカウトが
ひきもきらないほどの美人に。
たとえそのせいでストーカーに悩まされようが
最悪殺されようが、美人のみが味わえる得、
というやつを体感してみたかった。
絶対に美人は得だ。
断言する。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ノーメイクでいてファンデーションを塗ってないことがわかっちゃう程度の肌の人はノーメイクでいる資格なんか無いというのが今の日本の「常識」だったんですね。次回の里帰りからは気をつけます。(2005.11.30)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

容姿と衣服とそれにまつわる様々なものについて書かれたエッセイ集。個人的には「ダサい」の項が好きでした。普通に生活してるとふと思うようなことなのだけど、この人が書くとこうなるのか、という感じでコラムニストさんの威力を感じます。自分の属するカテゴリにをテーマに自分の体験を描きつつもどこか一線を引いている感じがするのがなかなかできない書き方だな、と思います。

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2009年10月04日

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