酒井順子のレビュー一覧

  • 家族終了

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    バランスある文章を書く人。
    ご両親が亡くなったからか、自身の生育家族のことを結構踏み込んで紹介している。
    なるほどだからこう感じたんだ、と書いていることに対しての説得力も増している。
    いろんなことに、いろんな真っ当な考えがあるもんだなぁ、と思いました。

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    2020年08月17日
  • たのしい・わるくち

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    一度は言った思ったことがある「わるくち」を分析しているこの本、わかる!と頷きながら読んでしまった。
    特に優柔不断のところは自分が思っていたことがそのまま書いてあってびっくり!
    人の悪口を言う時嫉妬をする時の心理がわかって面白かった。

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    2020年07月30日
  • 子の無い人生

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    本文と同じくらい、いやそれ以上にジェーン・スーの解説に心動かされた。
    ジェーン・スーが、酒井順子のバブル世代と自分達氷河期世代、そして平成序盤生まれは、「同じ国に生まれ育ったとは思えないほどの価値観の乖離がある、」と書いているのだが、それは一言で言って社会に対する責任感の違いのような気がする。
    バブル世代はなんだかんだ社会に対し無責任なのに対し、氷河期世代のなんと真摯なことか。酒井順子氏からは少子化をどこか自分達のせいにされてもね、というスタンスを感じるが、ジェーン氏からはその原因を探ると同時に、処方箋を示さなければという生真面目さを感じる。「自立と相互扶助は同時に担保できる社会、」目指したい

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    2020年03月16日
  • 地震と独身

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    そんなに面白くなかった。読むのにすごく時間がかかってしまった。独身の人ばかりに話を聞いて回ったのはなかなか興味深いと思うのだけど、特に物凄く独身だから独特と言ったようなものは感じなかった。

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    2020年01月29日
  • 家族終了

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    ネタバレ

    *親が好きですか?子供が好きですか?夫婦で同じお墓に入りたいですか?帰りたい家はありますか?一緒に暮らしたいのは誰ですか?毒親からの超克・「一人」という家族形態・事実婚ってなあに?…他、日本の“家族”を考える全18章*

    安定の洞察力といつもながらのシニカルな文体ですが、今作はご自身のご家族のことを詳しく書かれているのが印象的でした。今は事実婚中とのこと、酒井さんにはこのまま独自路線を突っ走って頂きたいところです。

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    2019年12月04日
  • ひとくちの甘能

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    甘いものをテーマにしたエッセイ。食べたいと思ってた御門屋の揚げまんじゅうも載ってた!美味しいお菓子やさんに詳しくなりたいわー!美味しそう!

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    2019年11月11日
  • 地震と独身

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    震災当時の独身者の行動に特段興味があったわけではないのですが、酒井さんの著作ということでどのように震災を切り取っておられるのか興味があり手に取ってみました。
    まぁ、あれから8年半、良くも悪くもこの本を読むと当時のことを思い出さずにはいられません。放射能からの避難(関東在住です)については自分はまったく気にならなかったのですが、たくさんの方が避難されていたことをこの本で知りちょっとおどろきが。
    そしてなによりもボランティアにかけつける人たちの熱量といいますか、良い意味で後先考えずに行動するところ、自分にはムリそうです…。

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    2019年11月09日
  • 家族終了

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    酒井順子さんの家族に対するエッセイです。彼女が育った家族との関係から、今後起こりうる様々な形の家族の形について書かれています。長男の役割とは?とかお盆とは?とか身近なことをじりじりと説明してくれます。

    私はというとトーチャン、お母さん、姉、私の四人家族で生活してきて、現在はトーチャンは店で生活しつつお母さんが家からたまに店に手伝いに行くというほぼ別居生活を送っていて、姉は結婚して旦那と子がいます。私は一人気ままに暮らしています。
    姉はできちゃった婚でどういうわけか嫁に行かず婿を取ったわけですが、トーチャンが長男だったから「婿を取らねば!」と思ったのか、仕事上苗字変わるの嫌。という理由とかで婿

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    2019年10月22日
  • 男尊女子

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    あるある〜わかる〜とあちこちで頷いたり笑ったり。
    今の若い世代は男性側の意識も変わってきた。女性はこうするべきなどと考える男性も減っただろう。それはとてもいいこと。対して女性は今でも「男性はこうするべき」といろいろ考える人は多いと思う。男は稼いでなんぼ、デートの食事代は当然男性が出すべき、運転しない男は論外...みたいな。男はこうあるべき、女はこうあるべき的な発言は自分を小さい人間に見せるだけかもしれませんね。

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    2019年09月17日
  • 負け犬の遠吠え

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    なかなか面白い。世の中の見方が広がった。 単純に負け犬・勝ち犬と二分するところがよい。よい表現、言葉が時々出てきます。
    「ハワイの人も結婚式をやりまくったかと思えば、今度は骨を撒きに来る日本人を見て冠婚葬祭くらい自分の国でできんのかと思うに違いありません」
    「女性誌というのは読み過ぎるとバカになりますが、読まなさすぎるとブスになるのです」
    「アピールもせずに黙々と働く人が日の目を見るのは、昔話かプロジェクトXの中だけのこと」
    「死んだ子の歳を数えるな」

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    2025年12月18日
  • 家族終了

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    著書の中で、きちんとした家庭でのお嬢様育ちを
    それとなく匂わせていた酒井さんですが、
    結婚観や家族と言うものを見る目になんとなく不思議なものを感じていました。
    家族の構成員が全員いなくなってしまったからこそ書けたとおっしゃる赤裸々な酒井家の姿に
    驚くとともにどこか腑に落ちる部分もあり。。。

    多彩な価値観がやっと認められ始めた世の中、
    結婚も家族もお墓も葬式もこれからどんどん様変わりしてくのだろうし、それはとても良いことだ。
    でも酒井さん、目立たないかもしれないけれど
    世の中には普通に結婚して普通に幸せに暮らしている家族が
    た~くさんいるのです。
    結婚も家族に縛られて生きるのも実はそんなに悪い

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    2019年08月21日
  • こんなの、はじめて?

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    週刊現代に連載している酒井順子のエッセイから単行本になったもの。まあ暇なサラリーマン向けの軽い読みものといった感じでどうということはなし。

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    2019年06月22日
  • 家族終了

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    ネタバレ

    「負け犬の遠吠え」の頃は、私も「負け犬」でしたが、「創設家族」ができた今、「一人の時は良かったなあ」と思うことがしょっちゅうです。

    生き方が多様化し、家族の形も様々です。自分にないものを持っている人がうらやましい。けれどその人からすると、私も羨ましいがられているかもしれません。

    結局、今のこの環境を大事に過ごすのが良いということなのでしょう。

    サラッと読み終えたエッセイ。特に何かを得たというわけではなく、「のんびり本が読めて良かったな」という感想。

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    2019年06月16日
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)

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    酒井順子さんが追求する清少納言と枕草子。正直期待が大きすぎたためか、読み終わってもなんだか物足りなかった。私は酒井さんこそ現代の清少納言だと確信しているので、もうすこし濃いやつを読みたかったです。再読したら感想も変わるかなあ。なんだろうか、この消化不良感は…。

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    2019年06月13日
  • 負け犬の遠吠え

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    結婚しない女性に関する雑文集。最初は面白いけど、一冊書き続けるほどのネタはなく、だんだん力ギレする。

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    2019年05月27日
  • 中年だって生きている

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     中年になって,加齢とともに訪れる悲哀のようなものを,重くなく楽しめるように書かれている本。年を取るのも悪くないと思わせてくれる。
     バブル時代を謳歌した酒井さんは,中年になっても自分はバブル世代という立ち位置からの論考で,ブレないなあと思った。

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    2019年05月21日
  • アナタとわたしは違う人

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    楽しかった。若い頃の酒井さんの文章もいい感じですね。枯山水のような趣きのある今の文章と比べてしまいます。

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    2019年05月20日
  • 子の無い人生

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    未婚子なしの筆者の、「子どもがいない人生」というところに焦点を当てた本。

    私自身30代で結婚出産したけど、旦那に出会えなければ私も未婚子なしだったと断言できる。出産も二人で話し合って計画的だった。結婚出産ってポーンとできる人もいるけど、私にとってやっぱり大きな関門には違いなかったと思う。一度やると決めたら思い切って突き進むしかない。女の場合は妊娠に期限があるのがまた辛い。いつまでも先送りしてると妊娠できなくなっちゃう。そんな焦りもありつつ私は出産し、子どもはほんとにかわいすぎるので、思い切って産むと決めてラッキーにも子どもを授かったことに幸せを感じているけれど、結婚出産を布教しまくることは絶

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    2019年05月07日
  • おばさん未満

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    そんなに年を取るのが怖いほどの容姿なんだな、この人は。と嫌味を嫌味で返したくなる内容。つまらなくはないんですが「私まだ痛くないですから!」という叫びに満ち満ちていて読んでいていたたまれない。私はもうすぐ四十路の三十代ですが、地方都市で暮らしてるためかそんなにギラギラしたアラフォーを見たことないような。酒井さんの本は好きだが、基本的にこの人が想定する「中年女性」が首都圏に暮らすエスタブリッシュメントだから読んでいて違和感を感じるのもたしか。

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    2019年05月04日
  • 男尊女子

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    伝統芸能や年配者の男尊女卑、まあまあ対等に生きている過渡期の今、あからさまな差別が見えづらくなって来ている、こんな時代の男尊女卑をほじくりだして顕在化してみました。

    水と安全と同権はタダ、という感覚になったゆえの専業主婦志向であり選挙棄権…なるほどです。

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    2019年04月14日