酒井順子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
バブル!
本書でも触れられているが、バブルといえば、平野ノラ氏のイメージ。
ベイサイドのディスコでジュリ扇持って踊り、ソバージュヘア、肩パッド張った華やかな服にフューシャピンクのリップ、眉の太いイケイケお姉さん!
株価は爆上がりで万札持ったお兄さんがカッコつけてタクシーを停める…
そんな楽しそうな時代だったんでしょ?!と母に尋ねた。
しかし、
「そもそもバブル世代から外れるし、
進学のために東北から出てきて地方公務員やってる若い女にバブルの恩恵があると思うか?
公務員やる奴なんてバカだ貧乏人だと嘲られてた時代だよ」
と抑揚のない声で話していたのを聞き、完全にイメージだけで私は語っていた(母ごめん)。
一方、著者はバブル世代だが、こう指摘する。
バブルを作ったのは私たちの世代ではなく、私たちは浮かれた空気に飲まれていただけ、と。
確かにそうだ。
女子大生ブームも、就職も、この世代の人たちはその雰囲気の中に生きていただけ。
別に陰謀論を語るつもりではないが、立役者は他にいた。
しかし同世代のとんねるずの凋落を嘆き、少子化を嘆きながら、「でも、まいっか!」と言えるゆるさは、なんだか羨ましくもある。
ダメな世代、おバカ世代なんて笑いながら言えるのは余裕がある時代を過ごせたからではないのかなと思う。
『なんとなくクリスタル』も、とんねるずも、高い車も「気合い入れろ」も良さがちぃともわからないけれど、
明るくカラッとしたそんな雰囲気は私も少しおこぼれに預かりたいと思う。
本書の感想を一言で表すなら、 -
Posted by ブクログ
本文と同じくらい、いやそれ以上にジェーン・スーの解説に心動かされた。
ジェーン・スーが、酒井順子のバブル世代と自分達氷河期世代、そして平成序盤生まれは、「同じ国に生まれ育ったとは思えないほどの価値観の乖離がある、」と書いているのだが、それは一言で言って社会に対する責任感の違いのような気がする。
バブル世代はなんだかんだ社会に対し無責任なのに対し、氷河期世代のなんと真摯なことか。酒井順子氏からは少子化をどこか自分達のせいにされてもね、というスタンスを感じるが、ジェーン氏からはその原因を探ると同時に、処方箋を示さなければという生真面目さを感じる。「自立と相互扶助は同時に担保できる社会、」目指したいですよね。因みに、私は酒井さんと同学年です。