酒井順子のレビュー一覧

  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む

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    鉄に非ぬ者だが百閒本と聞いて。
    浅学にして宮脇俊三は初めて知ったくらい。
    だがこれはすでに人生折り返した者のための本でもあった。
    百閒を知った四半世紀前に読んでも届かなかっただろう。
    「曾遊、その喜びと悲しみ」にて極まる、ペーソス。
    一言で言い換えれば「時は変改す」。



    「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」と『特別阿房列車』に書いた、内田百閒。「鉄道の『時刻表』にも、愛読者がいる」と『時刻表2万キロ』に書いた、宮脇俊三。鉄道に乗るという行為を文学に昇華させ、鉄道紀行の世界を拓いた2人は、時代とともに変わり続ける車窓風景に、人生と日本とを見た。2人へ憧憬の念を

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    2024年02月24日
  • 鉄道無常 内田百けんと宮脇俊三を読む

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    鉄道本で有名な内田百閒と宮脇俊三についてのエッセイ。

    筆者の本が好きなので読んでみた。金閣寺にまつわる二人のことを書いた本とも同じで、常体で書かれている。
    私は特に鉄道には興味はないんだけど、旅行には憧れがあるし、状況さえ許せば電車に乗ってじっくり本読みたいと思う。だから、鉄道に真剣に乗ってた二人の姿は「そういう楽しみもあるのね〜」という感じ。二人の著作を読んでみようかな、という気持ちになったのは収穫。そして、コロナ禍の本としてこのあと取っときたい本に認定。

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    2024年02月10日
  • 負け犬の遠吠え

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    3.5
    実にくだらないけど、うまく言語化されてて面白かった。
    解説の中の「静かな自己肯定」っていうのが本当にうまくこの本を表してるなあと思った。

    「女性誌というのは、読みすぎるとバカになりますが、読まなさすぎるとブスになるのです。」

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    2024年02月02日
  • この年齢だった!

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    MOREで連載してたというコメントを読んで、なるほどと思った。合間になんとなしに読むには非常に簡易な文章で、とっつきやすい。大きな動きはないが、それがまた雑誌の中のコラムとしてはちょうど良い塩梅なのだろう。

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    2024年01月27日
  • 本棚には裏がある

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    本が好きです。
    ただ、私の好みはかなり偏っているので
    不得意な分野というか
    読んだことのないジャンルの本も数多くあります。
    エッセイもそのひとつ。
    新聞や雑誌等々に書かれているコラムは読みますが
    一冊の本としてのエッセイはあまり読みません。
    エッセイが嫌いというわけではなく
    エッセイよりも小説の方が好きというだけで
    これまであまり読んでこなかったのです。

    今回手にしたのは酒井順子さんのエッセイ。
    この本の「読書エッセイ」というところに惹かれました。

    仕事、暮らし、家族、女の人生…表があれば、裏もある。
    本書は、本の世界から平成・令和の世相を鋭く読み解く読書エッセイ!
    (引用:朝日新聞出版・

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    2024年01月15日
  • 本棚には裏がある

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    一般の方の感想も面白いが、作家が書く読書の感想はさらに面白い。
    筆者は古典や旅行や小説、外国文学と幅広く多くの本を読んでおり、本を楽しく紹介してくれるので、また読みたい本が増えることとなってしまった。
    既読の本については、紹介されると著者のファンという訳でもないのに何故か嬉しくなる。

    オバマ大統領が愛読していたという「運命と復讐」に興味が湧いた。
    外から見たら理想の夫婦でも、妻には夫に話していないことがある…この辺りは普通だが、結婚することの意味を考えるきっかけとなりそうな本である。

    また、何の本か忘れたが、現代の男子は料理をしたり美容についても話ができるようになってきたという記述があって

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    2023年10月24日
  • 男尊女子

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    私も気付かぬうちに男尊女子になっていることを確認させられた。男尊女子になる思考の過程がとても興味深かった。

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    2023年10月12日
  • 中年だって生きている

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    まさにわたしも中年後期
    痛快なところとへぇそう?ってところが混在
    価値観の差かな。
    おもしろおかしく時々卑下しながらもプライド持って生きてます感が鼻につかないならとても楽しい本。

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    2023年08月03日
  • 家族終了

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    家族に関するエッセイ集のような感じ。
    自分とは年代も生まれも違うので、合っているところ違っているところがはっきりしていて面白い。

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    2023年07月11日
  • 百年の女 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成

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    ★3.5
    100年という年月が長いのか、あっという間なのか。
    とにかく時代の大きなうねりを感じました。
    貴重な一冊です。

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    2023年07月04日
  • 裏が、幸せ。

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    佐渡に行くにあたり借りるも読まずに行くパート2。
    そして帰ってきて、佐渡の回だけ読む。

    なるほどその通りで、高貴な流人が持ち込んだ文化たちは、本当に厚くて様々な佐渡の文化を作っていた。
    素朴な田舎であり、非常に高い文化性を帯びた島。なるほど。そらいい島だわ。
    薪能もいつかみたい。

    そして、隠岐島にも行きたくなりました。

    #裏が幸せ #酒井順子 #読書記録 #佐渡

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    2023年05月03日
  • 紫式部の欲望

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    新しい視点で源氏物語を解釈した本

    面白いけれど、三浦しをんさんの解説ありき、かなぁと思った。そこまで読んで、飲み込めた感じがするので…

    感性の違いと言えばそれまでだが、そうかなぁ?という点も多かったし、逆に男性の視点だとどうなの?と考えたりした。

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    2023年02月11日
  • 家族終了

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    「生育家族は」やがて年老い亡くなっていく。結婚して「創設家族」をつくらなければそこで家族は終了してしまう。子供がいない人が増えている現代、確かにそういう家が多くなっていることでしょう。 事実婚などの様々な形を認めていくしかないと思います。学校教育での「家庭科」のあり方の提言も良かったです。 家事能力はだれもが身につけておくべきだと思います。

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    2023年02月05日
  • 着ればわかる!

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    イラスト可愛いので想像している絵面はいいのだけれど…
    最後の方の写真見たら本当におばさんだった…
    でもキャバクラのはかわいいと思う化粧次第なのでは

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    2023年01月20日
  • 「芸」と「能」

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    モノマネ芸人清水ミチコさんと、作家の酒井順子さんが交換日記的に順番にその時々気に留めたことなどのエッセイで構成されています。

    30代前半で手に入れていたのですが、なかなか読めず、36歳の今、本の中で語られている芸事や、お二人が気になっていることが楽しく読めたので、大人になったなぁと思いました❤️

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    2023年01月16日
  • ホメるが勝ち!

    mt

    購入済み

    おもしろかった

    褒めるのがあまり上手くないので、ハウツー本のようなつもりで読んだ。逆に自分が褒められた時には相手がこういうつもりで言っていたのかと知ることにもなった。

    人間関係に限定せず、あらゆる「ほめ」につながる文化を解説して書かれていた。

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    2023年01月14日
  • 男尊女子

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    男と女の差別を感じることは無くなったものの、女性は無意識に男性より弱いことがあたりまえみたいに考えている。
    そして、無意識に男性に頼っている。
    本書では、法律で男女の平等が確立されたものの今現在、男尊女子がいるということを著者が見聞きした話の中から上げられるている。
    気づきもあるしこの考えは男尊女子の考え方なんだと、発見もある。

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    2022年12月07日
  • 平安ガールフレンズ

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    ネタバレ

    しょっぱなから、筆者の共感力の高さに感動しっぱなしでした。古典女流作家の作品の内容から作者の性格・行動を解釈し、上手に現代に当てはめます。するとどうでしょう、あれほど訳が分からない古典の人物でも、あら不思議、確かにそういう人いるよね、という人物像へと見方が大きく変化するではないですか。

    ・・・
    ということで、本作、平安時代の女流作家とその作品を、現代の状況に置き換えるという試みであります。

    より詳細に説明すると、筆者の試みは、ガールズトーク的味付けで古典の偉人たちを分析している、ということです。ガールズトークってのは要は恋愛観ですね。

    清少納言はサバサバしているので、名門の殿方も寄ってき

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    2022年11月17日
  • 枕草子REMIX(新潮文庫)

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    感想
    古典再発見シリーズ。古典を読むと人の考えることはずっと変わらないことに気づく。季節の花をかいで、人間関係に悩み、物思いに耽る。人の営み。

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    2022年10月13日
  • 無恥の恥

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    色々な恥があって、あー!分かる!って共感するものもありました。著者さんは年齢が高い方だと思うので、そこも気にする?みたいな世代間ギャップも感じ面白かったです。

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    2022年08月22日