酒井順子のレビュー一覧

  • 男尊女子

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    男尊女卑な女子を男尊女子と命名。世の中に対する洞察というか、もやもやっとしたものを明瞭に言語化するあたりがスゴイと感じた。少々きわどいネタもあって意外な一面も。

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    2018年02月20日
  • 男尊女子

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    「男尊女卑」ならぬ「男尊女子」ね。あるある~って感じで読めました。結局、男子を立てる「男尊女子」の方が、賢く世の中を渡っている感じ。

    酒井さんの「男尊女子」を冷めた目で見つつも、女子扱いされて少しうれしい気持ちも、うまく書いているな~っておもしろく読みました。

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    2018年02月05日
  • 煩悩カフェ

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    人間の持つ煩悩(欲求)について作者なりの見解をエッセイ風に仕上げてある。共感できる煩悩が多いので頷きながら読める一冊。

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    2018年01月30日
  • 男尊女子

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    いるなー、確かに男尊女子σ^_^; 旦那や息子に何もさせないのがむしろ自慢♪( ´θ`)ノって人。

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    2018年01月03日
  • 泡沫日記

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    四十路半ばで体験する初めての物事を綴ったエッセイ。スマホを持つようになったり、老化のきざしのようなこともあり。そして東日本大震災があり。わりと淡々とした日々のなかの初めての出来事を淡々とした筆で描く酒井さんの安定感。
    こうしてあらためて考えると、いくつになっても初めてのことはあるもので、そのことをそう感じられなくなるのが年をとるということなのかな。初めてのことに敏感になってみると、意外と日々を過ごす心持ちも変わりそう。
    そういえば、あとがき(文庫版)で酒井さんが「年をとる」「年を重ねる」という表現についてわりと力説していた。「重ねる」という耳ざわりのよい言葉より、しっかり年をとることと向き合う

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    2017年12月23日
  • 男尊女子

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    ネタバレ

    主人?夫?
    夫婦別姓?
    など、自分自身気になることがたくさん載っていて面白い。
    私は、オットと呼んでいました(過去形)。
    主人と言いたくなかった。

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    2017年12月11日
  • 男尊女子

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    作者より少し下の世代だけど、同じ昭和に生まれて平成に生きる女の一人として、この男尊女子の感覚はよくわかる。それを否定せず、矛盾をわかって生きていこうとするこの本の姿勢には共感がもてた。

    酒井さんは女性特有のモヤっとした感情を言葉で表すのがうまいですね。

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    2017年12月09日
  • ギャルに小判

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    初めて読んだ著者さんの本です。
    お金に関する話を、「かせぐ・つかう・けちる・ふやす」という4方向で章立てしています。
    これ、初版が1997年なんですよね。つまり、今からちょうど20年前。
    バブルの時の話は、さすがに時代を感じるところがありますが、著者の考え方としては、なかなかどうして。今の時代の人たちとの考え方と共通してるところが多分にあるという印象でした。

    「将来的に、レジが無人化するかも」の著者の予想は、現代、少しずつではありますが、部分的に浸透してきていますし。
    「三高」の件も、本来はそういう意味だったんだと分かると、見方が変わりました。
    ただ、ハンカチで鼻をかむところは、眉をひそめて

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    2017年11月09日
  • 男尊女子

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    これはもうエッセイを超えて女性学の本。いつもの鋭い社会分析に加えて、自己分析も鋭い。
    世の中いろいろ不愉快だけど、もういちいち、ここが不愉快だとかここが気に障るだとか言うのも面倒だよ。いいかげん気がつきなよ。

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    2017年08月21日
  • ユーミンの罪

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    『昨晩お会いしましょう』から『DAWN PURPLE』まで毎回発売を楽しみにアルバムを買っていた者としては、読まないわけにはいかないでしょうと、この本の発売時に思っていましたが、それっきり忘れていましたね。今更ですが一応読んでおこうかと。
    もともと雑誌の連載とはいえ、全体的に雑誌向けのネタ感が強いです。「助手席性」「軍歌」はなるほどと思いましたし、歌詞の解説、解読はそのとおりかもしれないけど、改めてそれを書かれても、だから何?みたいな。いわゆる同人誌的な、おもしろいと思えない消化不良な感じだけが残りました。
    言葉には刷り込みの力があって、深く考えずに聴いていても影響を受けることはあると思う。し

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    2017年08月01日
  • ユーミンの罪

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    S47・1972デビュー、高度成長・バブル・均等法、ライフスタイルが大きく変化する時代の伴奏曲として女性の様々な生き方を肯定してくれた。大きな罪は、キラキラと輝く世界を追って、ずっとこのまま走り続けていられるに違いないと私たちに思わせたこと。

    こうしてリストアップするとすごい時代感覚だったのだなと。渦中の経験もリアル。

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    2017年07月16日
  • オリーブの罠

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    1982-2003に発行された雑誌、異性のためでなく自分のために装い、同性のライバルに勝つ。センスという新しい評価基準、昭和末期から平成ひとけたにかけての少女たちを、モテからもヤンキーからも偏差値からも解放してくれた。

    雑誌が世の中の意識を作っていた時代もあったのだなあと。

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    2017年07月16日
  • 男尊女子

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    ネタバレ

    さーっと読めるのは毎度のこと。
    つれあいのことを他人に言うとき”主人””夫””旦那”のどれでいうか、の議論。
    無知のフリ、東大卒の女性の苦労等など。
    でも、つくづく思うのはそう遠くない過去、女性のあまりにも不遇さ。
    選挙権もなく、親に従い、夫に従い、子に従い死んでいく。
    そんな時代に生まれなくて良かったと胸を撫で下ろす。

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    2017年06月24日
  • 女を観る歌舞伎

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    女を観る歌舞伎。女形って歌舞伎の超特徴的な一面ですが、やはり時代背景もあってか、お芝居のなかで大活躍するのは立役(男役)であることが多い。女暫とか、女団七とか、あえて「女」を主役にしている演目もあるが、逆に何も言わなければ主人公はだいたい男性。私もどちらかというと立役の魅力を重視して見てしまう。そんな歌舞伎のいくつかの演目を、「性愛以外においては女にしか興味が持てない」というくらい女観察が好きな酒井さんが、女性の振る舞い、生きざまに焦点を絞って解説。複雑な時代物のあらすじも華麗にすっとばして、ただひたすらに女。
    すごく雑にいうと、歌舞伎の中の女性はだいたい不幸、しかも自ら不幸な(、と私たちには

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    2017年05月21日
  • オリーブの罠

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    ある時期、オリーブにはまった私としては捨て置けない本だった。酒井さんとは歳も近く、彼女のエッセイは元々大好き。私がサブカルに興味を持ったのもオリーブが発端だった気がする。元オリーブ少女は間違いなく楽しめる本

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    2019年04月13日
  • 地震と独身

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    あの地震からもうすぐ6年。独身者があの日どんな行動をとり、どのような思いをしていたのか。
    切り口は新鮮でよかったのだけど、酒井さんじゃない人が書いた方が良かったかも。何がどうといえないのだけど酒井さんが”独身”に対しての情報や知識が多いことが今回ばかりは少々邪魔しているような気が…。
    ごめんなさい、最後まで読み切れませんでした。

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    2017年03月05日
  • トイレは小説より奇なり

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    下らないが面白い。平易な言葉で素直に書いているのが好感度を増す。恋の予感がする「酒井さん、今度お茶しませんか!」

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    2017年02月24日
  • 地震と独身

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    確かに、あの当時独身の人の声って、あまり聞こえてこなかったかも。
    帰宅困難者でも独身者の人は意外と帰らなかった人が多かった、というのは、言われないと気づかなかったかな。
    一人暮らしだったりしたら余計にそうかも。

    いろんな人の話が聞けて、自分があの頃どうしてたかなーっていうのも思い出したりして、また震災について考えるいいきっかけになりました。

    それにしてもあの当時、関東圏に住んでいる人でも「放射能が気になるから」と逃げる人が少なからずいた、というのに驚きました。
    そうかあ……。
    私はまったく気にならなかったな。
    「目に見えないものだから気になる」
    「目に見えないものだから気にならない」
    酒井

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    2017年02月15日
  • ユーミンの罪

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    ユーミンのデビューアルバムからバブル期までに発売された
    アルバムを紐解いた本。

    時代とともにあったユーミンの歌。
    いや、ユーミンの歌が時代を作ってきたとも言える?

    【ユーミンファン】以外の人は、決して読まないでください。

    「アルバム」
    選定されたアルバムタイトルや曲の順番にもアーティストの
    思いが込められてるんだなぁ。
    (シャッフルして聴くなんて以ての外だな)

    「ユーミンの歌とは女の業の肯定である」
    「ずっとこのまま、走り続けていられるに違いない」
    と私達に思わせたことが、ユーミンの犯した最も大きな罪なのではないか。。。
    (本文より)

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    2017年07月21日
  • トイレは小説より奇なり

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    題名を見て、世界のトイレの蘊蓄が詰まった文庫かな?とも思いましたが、トイレやちょっとエッチなことがらについての女性目線の雑記録と言ったところです。
    男性にはわからないような女性の内実について面白く記載されています。
    高校生のころのあのかわい子ちゃんも足が臭かったのかな?なんて馬鹿なことを考えながら楽しく読み終えました。

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    2016年11月12日