【感想・ネタバレ】煩悩カフェのレビュー

あらすじ

「てめぇだけスマートでいようったって、そうはいかないッ」と大食い女の「他人を太らせたい」煩悩。笑顔でかわす「今日出た?」「出な~い」。その実、ぬけがけされないよう目を光らせる旅先での「他人のうんちが出なければいいなと思う」煩悩……。男に読まれたら、もはや女を取り繕えない、嫉妬、怠惰、色欲を描いた男子禁読のエッセイ集。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

着目点、表現力に乾杯!
「他人のうんちが出なければいいなと思う」煩悩とか
そこに目をつける?みたいな驚きと深い共感。

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2011年09月10日

Posted by ブクログ

もうホント、酒井順子天才っ!!どうしてこうも「あるあるある〜」というような、日常生活では本当に些細な事とも思える事を拾い上げて、重箱の隅をつっつくように大仰に描写できるのか!!今作は「全裸で歩きたい」煩悩、「同じ話を二度された時、『それ、前にも聞いた』と言いたくなる」煩悩など、日常生活の中で抱く煩悩を30個ピックアップしてあります。上記の2つもかなり「そうそう!!」と頷きましたが、私が特に深く共感したのが「酔っ払いが寝過ごしてほしいと願う」煩悩。「嗚呼、私って性格悪〜」と思いつつも、1度はそんな風に思った事はないですか??(あれ?ない??)文庫化されている酒井さんの著作は全て読んでおりますが、これはもう本当に傑作です。心からおススメできますので、みなさんぜひ〜!!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

酒井さん赤裸々です。隠し通したい諸々をここまで大っぴらに出来る勇気は無いので天晴でした。
わたしなら隠し通したいが…となる煩悩が書かれててうわぁと。解説の鷺沢さんみたいに「見てたんですか士官!」ってなります。
「ここまでないけど」と思ってる方々はきっと、他のかたのレビューにもある「アタシだけは違うと思いたい煩悩」なので年末に鐘を108回撞くと良いと思います。今年はまだ1月なので気が長い話です。

関東出身の元同僚はたぶん酒井さんと同世代なのですが、気を抜くと語尾が「〜わ」「〜よ」となる人だったのでやっぱり珍しいんだなと思いました。(吉本ばなな作品の登場人物たちと同じ喋り方だ!と高まっていました)

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2023年01月18日

Posted by ブクログ

酒井さんの作品は、切り口サッパリで読んでいてスッキリすることがたくさんです。
そんなデトックス効果のある酒井文庫。

この煩悩カフェも、「あるある」とドキリとさせられるするどい視点のオンパレード。
よくぞココに触れてくれました。ってな感じの「私だけじゃなかったのね」がたくさんあります。


煩悩の数だけドキリとさせられる1冊ですぞ。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

人間の持つ煩悩(欲求)について作者なりの見解をエッセイ風に仕上げてある。共感できる煩悩が多いので頷きながら読める一冊。

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2018年01月30日

Posted by ブクログ

煩悩は108あるというけれど、普段人に言わないからこその煩悩。
みんな実は同じようなこと考えてるってことがわかります。

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2012年06月26日

Posted by ブクログ

ほんのり女子が思っている煩悩(中には煩悩と言うには煩悩に失礼じゃないかと思うものまで)を文字に書き起こしちゃったエッセイでした。しかし、わたしも大概アレだが、他人の便秘の解消を呪うとこまではいってないぞ。

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2012年05月05日

Posted by ブクログ

 ん〜、面白いんだけど、ちょっと露悪的すぎかも。 んな訳ないでしょ?という感じか。 解説を、鷺沢萠が担当しているのが、その後の、著者と鷺沢萠との関係を示唆していて、興味深い。 

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2011年08月19日

Posted by ブクログ

パピルスの記事がおもしろかったから読んでみたけど、これはどうかなーw「全裸で歩きたい」と「後回しにしたい」以外はほとんど共感できへんかったとです。ほんとにみんな、そんなこと考えてるの?(笑)いやーないでしょう。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

女性の煩悩について書かれたエッセイ。
これを、例えばうちに遊びに来た恋人がいたとしたら、その恋人が「どんな本?」なんて手に取ったら奪い取りたい気持ちになるかもしれない、そんな女性が男性には隠しておきた煩悩の数々が書かれている。
この本に書かれている煩悩を持っていない、という女性がいたら、その人は嘘つきであると思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「読んだ本を人に薦めたくなる煩悩」を刺激されます。煩悩って人それぞれ。えー、それちょっと違うんじゃない?というのも中にはありますが「自分の煩悩は隠したくなる煩悩」に打ち克って、よくぞ書いてくれました。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

 例えば?。。。変な人を見つけた時に「あの人って変」って言いたくなる煩悩。ミニスカートの中が見たい煩悩。映画館で前の人を殴りたい煩悩。「誰にもいわないでね」といわれたネタをバラしたい煩悩。悲劇のヒロインになりたい煩悩。あたしだけは違うと思いたい煩悩。

 どう?見出し読んだだけでも、「うんうん!」って感じ?あたしはそう。男の子が読んだら絶対ひく。あたしもひいた。ってか、女の下心、本能、剥き出し。日常にあふれる煩悩を作者が斬ってます。これ読んで、「あたしはそんな女の子じゃないもん」って思っても、それは最後の「あたしだけは違うと思いたい煩悩」にあてはまってんじゃないのか?!

 酒井順子さん、これから読破するわ。好ご期待!

 ちなみに、広辞苑より。。。
「煩悩」とは、衆生(しゅじょう:多くの人々)の心身をわずらわし悩ませる一切の妄念(もうねん:迷いの心。執念)。

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2009年10月04日

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