夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    帝と都が繋がっているという話「双子針」
    空を見上げるのが好きな星を飲んでしまった中納言の話「仰ぎ中納言」
    道満が山の主(青物主)に引き裂かれてしまった夫婦を救う話「山神の贄」 他。
    蘆屋道満の登場が多かった。道満の回は切ない話が多く、なかなか良い。

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    2020年05月28日
  • ヤマンタカ 下 大菩薩峠血風録

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     土方歳三は、強さを究めるため机竜之助との決死の勝負に挑む。未完の大作「大菩薩峠」が甦る。

     数多くの格闘小説を描いてきた作者が剣の勝負を描くことで、剣豪小説の新たな魅力を感じました。

     それぞれの流派の特徴や剣の技術の造詣などが奥深く表現され、物語の魅力をさらに引き出すことができていると思いました。

     また、あくなき強さを求める土方歳三を中心に描くことで机竜之助の冷たく暗い強さが引き立っていました。

     机竜之助の化け物じみた強さの秘密もこの物語の重要なポイントになっており、人の強さと弱さを読み取ることができました。

     名作「大菩薩峠」を新たな魅力ある作品として読むことができてとても

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    2020年04月22日
  • 陰陽師 醍醐ノ巻

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    妖物の元は人の心であるよに思う。

    陰陽師を読むとその想いを新たにする。

    その心の在り様で、妖物は神にも獣にも鬼にもなり得よう。

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    2020年04月16日
  • 陰陽師 太極ノ巻

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    ネタバレ

    陰陽師シリーズの短編集。
    良い意味で、いかにも安定の陰陽師シリーズ、と言った感。

    二百六十二匹の黄金虫で露子姫が黒丸を伴って登場し、「とても不思議なぶんぶんがいるのです、清明様」嬉しくなります✨

    ~~~~~~~~~~~~~~~
    ・二百六十二匹の黄金虫
    秋、露子姫、黒丸、遍照寺の明徳、寛朝僧正
    般若経から逃げ出した文字たち

    ・鬼小槌
    冬、平実盛、藤原中将、蘆屋道満、鬼
    猿叫の病

    ・棗坊主
    春の終わり、祥寿院の恵雲、北斗星と南斗星

    ・東国より上る人、鬼にあうこと
    春の終わり梅雨の前、平重清、鞍櫃に住む大鼠

    ・覚
    蛍の季節、源信好、藤原恒親、紀道孝、橘秀時
    さとり
    ・針魔童子
    秋、播磨の

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    2020年04月11日
  • ヤマンタカ 上 大菩薩峠血風録

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     あの「大菩薩峠」を夢枕が描く、熱き剣豪小説。

     大長編「大菩薩峠」は、タイトルくらいしか知識がなかったので、自分の中では今作を「大菩薩峠」ととらえて読みました。

     机竜之助を軸に近藤勇や土方歳三、沖田総司がからみ、命の勝負が描かれる展開は、剣豪小説として面白くないわけがなく、夢中でページをめくりました。

     また、舞台が自分のなじみのある所ばかりなので、とても身近に感じました。

     それぞれの流派の知識もとても興味深く、闘いの背景がよくわかりました。

     否が応にも下巻も盛り上がりそうで楽しみです。

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    2020年04月05日
  • 陰陽師 8巻

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    『安倍晴明 天の川に行きて雨を祈ること』雨が降らず、地も人の心も乾ききった平安の都に雨を降らせるため、晴明と博雅が7つの瓜を奉納しつ水に縁のある神を祀った聖地巡礼の旅に出る。最後に単純に雨が降ってめでたしめでたし…ではなく、この過程が生きながらにしてもう一度生まれ直すという魂再生の劇的展開で閉められるところが見事。文字通りの感動の雨嵐でした。晴明と博雅の訪れた地を実際に歩いてみたくなりますね(無理だけど)。夏は避暑旅行にいいかも。
    雨乞いの旅は結果として、雨だけでなく兄弟子との確執にこだわっていた自らの心を解き放つというおまけがついていたと言うけど、晴明にとってはこちらがメインだったのかも。真

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    2020年03月06日
  • 大江戸恐龍伝 下

    Q

    購入済み

    奇想天外

    奇想天外だけど、さすが夢枕貘。

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    2020年03月03日
  • 陰陽師 7巻

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    ネタバレ

    『菅公 女房歌合わせを賭けて囲碁に敵らむ』960年村上天皇の時代の天徳内裏歌合わせの熱戦と、歌合わせ会場の清涼殿を狙う菅公を阻止するため真葛が囲碁で勝負を仕掛ける話が交差していく熱く濃い内容の7巻。怨霊菅原道真に物怖じするどころか、「大宰府に送られてめそめそ詩を書いていたオヤジ」と言い放つ真葛は只者ではない。この娘、ほんとに何者なんだろう?無邪気な子供っぽさとは反対の色っぽさが今回は感じられてドキドキした。
    そして囲碁で結界を作った上に楽の音で結界を完成させるとは…!!晴明の風雅にして強かな闘いにひたすら感嘆符を並べてしまった。「完成させたものが終わらせる」の意味も後で知って、更に感嘆した。

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    2020年03月01日
  • 陰陽師 5巻

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    『博雅朝臣 宣耀殿の御遊にて 背より玄象の離れなくなること』てっきり博雅は玄象に嫌われていると思っていたのだけれど、こんなにべったり愛されていたとは…!(笑)玄象ってツンデレ?いや、かまってちゃんだったの?そんな玄象も晴明の手にかかって文字通りイチコロ。息抜きテイストで爆笑した。
    『露と答へて』藤原兼家の痴情がらみの揉め事に、仲の悪い兄の兼通がつけ込んで騒動をおこし、博雅と晴明が巻き込まれる。ややこしい問題も晴明の冷静な判断で解決。晴明の凄いのは鬼神悪霊に勝つためには無闇に力や気持ちを込めるのではなくニュートラルに己を保つことを知っていること。道理をわきまえることで型にハマってしまうのではなく

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    2020年02月13日
  • 獅子の門8 鬼神編

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     闘いを究めようとする男たちの熱い闘いを描いた格闘エンタテイメントシリーズの完結編。

     読み終わった時についに終わってしまったという感じがしました。

     次から次へと強い男たちが登場し、その度に強烈な闘いが展開され、誰がその頂点に立つのか、最後まで目が離せませんでした。

     結末は、自分の中で受け入れるのに、しばらくは時が必要になるかもしれません。

     いずれにせよ、高校生の時に読み始め、30年を経て結末を見られたことで自分の人生を振り返るきっかけともなりました。

     物語はこの後も別の展開を見せるようなので、楽しみにしています。

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    2020年02月09日
  • ヤマンタカ 下 大菩薩峠血風録

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    夢枕獏『ヤマンタカ 下 大菩薩峠血風録』角川文庫。

    中里介山の『大菩薩峠』を下敷きにした夢枕獏の剣豪格闘小説の下巻。

    土方歳三と巽十三郎の文字通りの真剣勝負の結末は……魔剣を操る机竜之助の秘密とは……全てが明かされる下巻。

    なかなか読み応えがあった。何十年と掛かっても完結しない『餓狼伝』よりはずっとスッキリする。完全決着の真剣勝負というのがストーリーにメリハリを効かしているようだ。

    4年に1度の奉納試合で机竜之助、宇津木文之丞、土方歳三らの剣豪たちが剣を交え、命を賭けた真剣勝負を繰り広げる。生き残るのは誰なのか……

    本体価格880円
    ★★★★★

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    2020年02月02日
  • ヤマンタカ 上 大菩薩峠血風録

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    夢枕獏『ヤマンタカ 上 大菩薩峠血風録』角川文庫。

    中里介山の『大菩薩峠』を下敷きにした夢枕獏の剣豪格闘小説の上巻。

    多くの打撃系、グラップリング系格闘技の場合はそうそう死に直結する闘いは無いのだが、剣豪による闘いの場合は敗北が死に直結する。そのためか本作で夢枕獏は登場人物たちの闘いにかなり気を遣っているようにも感ずるが、闘いに挑む登場人物たちの緊張感も伝わってくる。

    幕末時代、府中から日野の甲州街道で辻斬りが3人の剣豪を斬殺し、大菩薩峠でも深編笠の武士が老人を斬殺する。いずれも4年に1度開催される奉納試合に出場する狂った剣豪の試し斬りではないかと考えた土方歳三は自らも奉納試合に出場し、

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    2020年02月02日
  • シナン(下)

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    聖ソフィアを凌ぐジャーミーを築くまでのシナンの旅。
    当時のオスマントルコを取り巻く世界の状況も垣間見れてよい。
    特に、ヴェネツィアとの関わりが興味深かった。
    塩野七生氏の「緋色のヴェネツィア」と被る部分が好き。

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    2020年01月30日
  • シナン(上)

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    スレイマン大帝の頃のオスマントルコの建築者の話。
    物語として分かりやすく、時代背景をつかみやすい。
    シナンのような経緯でオスマントルコに仕えた人々のことも
    ふと垣間見える。

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    2020年01月30日
  • 餓狼伝 2

    最高です!

    闘う男のマンガです(^ ^)

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    2020年01月17日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四

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    ネタバレ

    これは……ど傑作と作者が言うだけのことはある。
    実は買うの迷ったのだけど……買って良かった。ど傑作だ。
    空海が好きになる。歴史上には数々の天才、偉人がいると思うけど、間違いなく空海みたいな才が欲しい、と思う。
    どちらかがきっと黄鶴の……と思いながら読み進めていったけど、やはり、という感じ。
    黄鶴の企みは深みを感じたけど、弟子たち2人のやったことはあまりに短絡で、方術士のすることかと思ってしまうんだけど若さ故かな、と。
    大猴があんな風にこの件に関わってくるとは意外だった。

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    2020年01月10日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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    仲麻呂が李白に宛てて書いた手紙も面白かったけど、次は高力士が仲麻呂に書いた手紙の内容が明かされる。じらすなぁ。
    すぐ死ぬ、もう死ぬ、と書いてる割に、肝心な話は引きのばす。死ぬ死ぬ詐欺みたいなじらし方。
    ま、そうじゃないと面白くないんだけど。
    キャストは揃ったのかな。不空の告白、気になる。

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    2020年01月10日
  • 『陰陽師』のすべて

    購入済み

    陰陽師好きにはたまらない

    作者や様々な方のインタビューが載っていて、とても豪華な内容でした。

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    2019年12月23日
  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二

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    ネタバレ

    前巻をハッキリ覚えてなかったけど、何とかなった。
    家と妻を乗っ取った猫と綿畑の妖かしの話だったか。どうもそれが楊貴妃とつながり、阿倍仲麻呂につながり、日本とも、みたいなことか。
    けど完全に脇役と考えていた白龍と丹龍が首謀者みたくなってきたぞ。

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    2019年12月08日
  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    今回は道満大活躍。
    悪い人じゃないんだよね。ただ退屈なだけ? 酒が飲みたいだけ?
    誰かと飲みたくなったら、都に行って悪さすれば晴明が相手してくれるしね。
    博雅の、晴明の話に混乱する下りが少なくなって淋しいな。
    二人が褒め合って照れる下りは増えたけど。ツンデレの晴明も、博雅相手じゃひとたまりもない。

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    2019年10月31日