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スーパー歌舞伎でトールキン!!
夢枕獏の原作も岡野玲子のコミカライズも好きですが「こういう切り口で来たか…!」と唸らされる作品でした。
「陰陽師」という作品の振り幅の大きさを感じます。
絵が綺麗で眺めているだけでも楽しめます。特にクリーチャーの造形が素敵。
是非作者の意気込みが感じられるあとがきまで読み飛ばさずに読んでほしいです。
独特の博雅像
この原作では二回目のノベライズです。「陰陽師」そのものでは三作目?
清明像、道満像はおそらく誰が描いてもこのようになるのでしょうが、博雅像が原作の生真面目な印象が少しとぼけた感じになって「偉大な芸術家とは常人とずれているものだ」という伊藤さんの意向が反映されているようです。
ストーリーはまだ序盤で、謎をちりばめている段階。というか、どうも「陰陽師」シリーズの他のストーリーを交えたり、最期の方は俵藤太のサイドストーリーが盛り上がったところで次巻、となったので元のお話は意外と進まないのかもしれません。まあそのほうが伊藤さんの美麗かつ迫力満点の画力、それに独特のギャグを交えた緩急(好みが分かれるところらしいのですが)が十分に楽しめるので楽しみです。
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