夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 螢火ノ巻

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    今回は9編が収められていまして、そのうち3編は蘆屋道満がメインとなり、晴明や博雅が出てこないエピソードになっております。それら3編、「うまい酒にありつくため」と嘯きつつも、道満結構ええことしてるやん!?というストーリーになっておりまして、これはこれでなかなかいい感じです。

    もちろん、我らが晴明&博雅メインの6編のエピソードも、安定の心地よさと面白さを届けてくれます。
    晴明の屋敷の縁側の簀子の上で、蜜虫あるいは蜜夜を傍らに侍らせつつ、晴明と博雅が瓶子の酒を口に運びつつ交わす会話の他愛なさと思いもよらぬ深さ。そこから巷で起こっている不可思議な出来事へと話題が展開し、その謎を解くべく「ゆこ

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    2017年06月19日
  • キマイラ18 鬼骨変

    購入済み

    相変わらず面白い。

    新しいのがでるのが遅いのがタマニキズだが兎に角面白い。

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    2017年02月09日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    安倍清明と源博雅の物語が詰まった一冊。 一話目の「月琴姫」が一番のお気に入り。 実に源博雅らしいというか、全てを自然体で受け止めるからこそ起こったことだと感じた。 二人が濡れ縁で景色を楽しみながら、酒を飲む情景は実に美しい。 その時間だけは時が止まっているように感じる。

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    2017年01月30日
  • 陰陽師 夜光杯ノ巻

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    安倍晴明が都の難題を解決していく短編集。

    今回も晴明が冴え、博雅が躍動する。

    ヒューマンドラマになっていて読み応え充分。期待に応えて余りある一冊。

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    2016年11月22日
  • 宿神(4)

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    最終巻。文覚、源為朝、崇徳院など気になる登場人物の顛末について、著者の解釈がある。これが面白い。「平家物語」や「椿説弓張月」が気になった。「あとがき」も面白かった。

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    2016年08月19日
  • 宿神(3)

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    戦が始まる。野望実現の好機に清盛は、権謀術数を弄する非道の冷血漢となる。まさに平家物語の悪役、清盛である。争乱の時代に名を成した人物である。善悪二面性を持っこの人物こそ清盛に相応しい。

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    2016年08月25日
  • 宿神(2)

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    歌人が主人公なので当然ではあるが、和歌の引用が多い。著者は、折々に、詠み人の心情を熱っぽく語ってくる。歌の訳はない。獏さんの温度から、込められた思いの激しさを想像しつつ、その歌をにらんでみるが、さっぱり分からない。獏さの様に大昔の歌人と心を通わせてみたいものだ。

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    2016年08月15日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    作者、夢枕獏さんはあとがきで、こう書いた。
    「書き残したことはありません」
    全てをだしつくした1000ページにおよぶ大作は、ガツンと直球の山岳小説だった。エヴェレストに立ち向かう主人公には実在のモデルがあり、ノンフィクションでありながらも実話だと錯覚してしまうほどのリアルさ。
    エヴェレスト頂上付近で姿を消し、「果たして彼は登頂したのか」と謎を残した実在登山家ジョージ・マロリー。ある登山家カメラマンが、彼のものとおぼしきカメラをチベットでみつけたことから始まる。そのカメラを巡って出会う登山家は、森田勝がモデル。ライバルの登山家は長谷川恒雄がモデル。もうこれだけですごい物語が始まる予感満載である。

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    2016年08月07日
  • 神々の山嶺 上

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    上下巻を読んだ。男のロマン、夢、プライド、愚かさ、惨めさ、などなど心を揺り動かすすべてが詰まった作品。読後感は最高レベルに感動するものがある。たとえ低山でも登山経験があった方がより共感できる。

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    2016年08月03日
  • 神々の山嶺 上

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    登山の経験も興味もないけどサクサク読めた。涼子さんが誘拐されちゃった所で上が終わってしまったけどストーリーの雰囲気からして酷いことにはならないような気がする。カメラが本当にマロニーの物なのか、フィルムはあったのか、早く下が読みたい

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    2016年08月01日
  • 神々の山嶺 上

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    伝説の登山家を巡るミステリーと、岩壁に挑み失敗して死を覚悟する山岳描写の、両方で引き込まれ、500ページの上巻を一気に読んだ。
    ネパールでの誘拐事件がどうなるか、下巻ヘ続く。

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    2016年07月23日
  • ヴィラネス ―真伝・寛永御前試合―(3)

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    いや、自分でも、ちょっと恥ずかしいんだが、久しぶりに読み終わった瞬間に、「ガッデム」と口に出しちまった
    好きな作品が理由も判らず打ち切られた時は、どちらかと言えば、呆然とする事が多いけど、「ガッデム」と出ちゃうのは、大ハズレを引いちゃった時
    でも、この『ヴィラネス―真伝・寛永御前試合―』は、どちらかと言えば、大当たりに入れても問題ない作品だ
    では、どうして、「ガッデム」と出てしまったのか、連載を一時中断します、とお知らせがあったからだ
    しかも、その理由が「原作に追いついちゃったから」って・・・まぁ、それは仕方ないんだけど、結構、これはショックだぞ、YM3編集部さん
    でも、意外だったな
    夢枕獏先

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    2016年07月22日
  • 宿神(1)

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    「陰陽師」とは違う。「宿神」は愛憎劇だ。平安時代末期の公家・武士の社会、西行、平清盛らの人物像を鮮やかに生々しく描く。演出も見事。巧みな文章は、まるで観ていたかの様に風景、温度、光と闇、音、風、匂い、時間の流れまで写し出す。まったく、著者の創作力には舌を巻く。あと三冊あるのが嬉しい。

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    2016年07月21日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

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    大好きな陰陽師シリーズに久々浸かってみて、やはり面白いなぁとしみじみ。
    シリーズ初の本格長編だけど、長さを感じさせないストーリー。上巻前半の様々な伏線が絡み合うのを、下巻後半で見事に紐解いていく。
    いや、やはり、晴明よ。

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    2016年06月29日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    読み終わって、オビの裏表紙側のシリーズリストを見て数えたところ、陰陽師の短編集も本作が11作目になるのですね。
    別途、長編が2作に絵物語が3作(絵物語は未読ですが)。作者の夢枕獏さんは、よくぞこれだけの物語を生み出し続けておられるものだなと感心します。

    晴明と博雅の二人が、晴明の屋敷の縁側の簀子の上に座して酒を酌み交わしている。陰陽師の物語の9割以上は、この場面から始まるのではないでしょうか。さしずめ、晴明の屋敷は平安京のベーカー街221番地Bってとこですかね。

    ここでの二人の会話が、また味があります。
    庭の草木や空を眺め、あけっぴろげに自然や物の移ろいへの思いを語り、その感性ゆえに思わず

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    2016年06月22日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    春夏秋冬、簀子の上でつらつらとお酒を呑む二人。
    いつもいつもこの世界に憧れてしまいます。
    こんな風に過ごせたらなぁ・・・。
    いろんな妖や鬼にもいつも通りの晴明と博雅。
    現世は本当にいろいろと辛く、生き難いことも多いけど
    この世界に触れると、ああ、この世界がまだ存在しててくれた・・・と少し拠り所になる気がします。

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    2016年06月20日
  • 神々の山嶺 上

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    人に薦められた本を読む第8冊目
    母に薦められ。非常に面白かった!人類未踏の地、エベレストの西壁冬期無酸素単独登頂に挑む、山以外の生き方を知らない男。その無謀な挑戦を、自分の命を賭して記録しようと決意する主人公。果たしてこの二人の男の行く末はー。久々に手に汗握る緊張感と高揚感を得られる小説を読んだ気がする。この小説をきっかけに自分の登山熱にも再度火が付き、最近は毎週末山を登りに行っている。自分もいつか同じようにエベレストを登頂してみたい。

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    2016年06月18日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(8)

    購入済み

    睦月ムンクの安倍清明

    睦月ムンクのタッチによる安倍清明好きだったな。読んでいて疲れず退屈しないストーリーは他の作家の安倍清明よりずっと良かった。興世王が藤原純友だったという設定は意外だ。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年11月24日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    なぜ山に登るのか?

    という問いをテーマに書いている。
    なぜ山に登るのか?

    なぜ人は生きるのか?

    という問いと同じこと。
    頂きに立ったからと言って、答えは出ない。
    人生もやっぱり死ぬ間際になっても答えは出ないんだろうと思う。

    人が亡くなるときは何をしていたか、ではなく、何の道半ばだったのか、それが大事なのだよ
    と、作者から言われているような気がした。

    羽生の生き様が、今思い出すだけでも鳥肌が立つ。分厚い本だったけど、その分気持ちも熱くなりました。

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    2016年06月07日
  • 大帝の剣 4

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     源九郎はじめ武蔵、十兵衛、小次郎、天草四郎、真田忍軍、そして、異星人たちが飛騨に集結し、三種の神器がそろったとき、宇宙の未来をめぐる争いに終止符が打たれるのか。

     いよいよ最終巻、それぞれの人物がどのような結末を迎えるのか、楽しみ半分、まだまだ続いてほしいという思い半分、そんな思いを抱きながらやはり一気に読んでしまいました。

     物語は、江戸時代の日本にとどまらず、宇宙とともに神や仏の世界にまで広がり、スケールの大きさに圧倒されながらもそれぞれの人物が持ち味を生かして活躍していき、読み応え十分でした。

     最後には大団円を迎えるのですが、これだけ大きなスケールの物語なので、それにふさわしい

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    2016年06月05日