夢枕獏のレビュー一覧

  • 神々の山嶺 上

    Posted by ブクログ

    登山の経験も興味もないけどサクサク読めた。涼子さんが誘拐されちゃった所で上が終わってしまったけどストーリーの雰囲気からして酷いことにはならないような気がする。カメラが本当にマロニーの物なのか、フィルムはあったのか、早く下が読みたい

    0
    2016年08月01日
  • 神々の山嶺 上

    Posted by ブクログ

    伝説の登山家を巡るミステリーと、岩壁に挑み失敗して死を覚悟する山岳描写の、両方で引き込まれ、500ページの上巻を一気に読んだ。
    ネパールでの誘拐事件がどうなるか、下巻ヘ続く。

    0
    2016年07月23日
  • ヴィラネス ―真伝・寛永御前試合―(3)

    Posted by ブクログ

    いや、自分でも、ちょっと恥ずかしいんだが、久しぶりに読み終わった瞬間に、「ガッデム」と口に出しちまった
    好きな作品が理由も判らず打ち切られた時は、どちらかと言えば、呆然とする事が多いけど、「ガッデム」と出ちゃうのは、大ハズレを引いちゃった時
    でも、この『ヴィラネス―真伝・寛永御前試合―』は、どちらかと言えば、大当たりに入れても問題ない作品だ
    では、どうして、「ガッデム」と出てしまったのか、連載を一時中断します、とお知らせがあったからだ
    しかも、その理由が「原作に追いついちゃったから」って・・・まぁ、それは仕方ないんだけど、結構、これはショックだぞ、YM3編集部さん
    でも、意外だったな
    夢枕獏先

    0
    2016年07月22日
  • 宿神(1)

    Posted by ブクログ

    「陰陽師」とは違う。「宿神」は愛憎劇だ。平安時代末期の公家・武士の社会、西行、平清盛らの人物像を鮮やかに生々しく描く。演出も見事。巧みな文章は、まるで観ていたかの様に風景、温度、光と闇、音、風、匂い、時間の流れまで写し出す。まったく、著者の創作力には舌を巻く。あと三冊あるのが嬉しい。

    0
    2016年07月21日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(下)

    Posted by ブクログ

    大好きな陰陽師シリーズに久々浸かってみて、やはり面白いなぁとしみじみ。
    シリーズ初の本格長編だけど、長さを感じさせないストーリー。上巻前半の様々な伏線が絡み合うのを、下巻後半で見事に紐解いていく。
    いや、やはり、晴明よ。

    0
    2016年06月29日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

    Posted by ブクログ

    読み終わって、オビの裏表紙側のシリーズリストを見て数えたところ、陰陽師の短編集も本作が11作目になるのですね。
    別途、長編が2作に絵物語が3作(絵物語は未読ですが)。作者の夢枕獏さんは、よくぞこれだけの物語を生み出し続けておられるものだなと感心します。

    晴明と博雅の二人が、晴明の屋敷の縁側の簀子の上に座して酒を酌み交わしている。陰陽師の物語の9割以上は、この場面から始まるのではないでしょうか。さしずめ、晴明の屋敷は平安京のベーカー街221番地Bってとこですかね。

    ここでの二人の会話が、また味があります。
    庭の草木や空を眺め、あけっぴろげに自然や物の移ろいへの思いを語り、その感性ゆえに思わず

    0
    2016年06月22日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

    Posted by ブクログ

    春夏秋冬、簀子の上でつらつらとお酒を呑む二人。
    いつもいつもこの世界に憧れてしまいます。
    こんな風に過ごせたらなぁ・・・。
    いろんな妖や鬼にもいつも通りの晴明と博雅。
    現世は本当にいろいろと辛く、生き難いことも多いけど
    この世界に触れると、ああ、この世界がまだ存在しててくれた・・・と少し拠り所になる気がします。

    0
    2016年06月20日
  • 神々の山嶺 上

    Posted by ブクログ

    人に薦められた本を読む第8冊目
    母に薦められ。非常に面白かった!人類未踏の地、エベレストの西壁冬期無酸素単独登頂に挑む、山以外の生き方を知らない男。その無謀な挑戦を、自分の命を賭して記録しようと決意する主人公。果たしてこの二人の男の行く末はー。久々に手に汗握る緊張感と高揚感を得られる小説を読んだ気がする。この小説をきっかけに自分の登山熱にも再度火が付き、最近は毎週末山を登りに行っている。自分もいつか同じようにエベレストを登頂してみたい。

    0
    2016年06月18日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(8)

    購入済み

    睦月ムンクの安倍清明

    睦月ムンクのタッチによる安倍清明好きだったな。読んでいて疲れず退屈しないストーリーは他の作家の安倍清明よりずっと良かった。興世王が藤原純友だったという設定は意外だ。

    #ドキドキハラハラ

    0
    2022年11月24日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

    Posted by ブクログ

    なぜ山に登るのか?

    という問いをテーマに書いている。
    なぜ山に登るのか?

    なぜ人は生きるのか?

    という問いと同じこと。
    頂きに立ったからと言って、答えは出ない。
    人生もやっぱり死ぬ間際になっても答えは出ないんだろうと思う。

    人が亡くなるときは何をしていたか、ではなく、何の道半ばだったのか、それが大事なのだよ
    と、作者から言われているような気がした。

    羽生の生き様が、今思い出すだけでも鳥肌が立つ。分厚い本だったけど、その分気持ちも熱くなりました。

    0
    2016年06月07日
  • 大帝の剣 4

    Posted by ブクログ

     源九郎はじめ武蔵、十兵衛、小次郎、天草四郎、真田忍軍、そして、異星人たちが飛騨に集結し、三種の神器がそろったとき、宇宙の未来をめぐる争いに終止符が打たれるのか。

     いよいよ最終巻、それぞれの人物がどのような結末を迎えるのか、楽しみ半分、まだまだ続いてほしいという思い半分、そんな思いを抱きながらやはり一気に読んでしまいました。

     物語は、江戸時代の日本にとどまらず、宇宙とともに神や仏の世界にまで広がり、スケールの大きさに圧倒されながらもそれぞれの人物が持ち味を生かして活躍していき、読み応え十分でした。

     最後には大団円を迎えるのですが、これだけ大きなスケールの物語なので、それにふさわしい

    0
    2016年06月05日
  • キマイラ17 玄象変

    Posted by ブクログ

    出版社が変わっているのでどこまで読んだのか、よくわからなくなっていました(前回15巻を買って読んだことがあってがっかりしました)。
    この17巻は2010年8月に出版された本の文庫化で読んだことがなかったのでよかったです。
    「おおおるるる~~~。」の声のことを読んだことがなければ未読だと思います。

    0
    2016年05月29日
  • 大帝の剣 3

    Posted by ブクログ

     大剣を背負った大男・万源九郎は天草四郎から豊臣の血を引く娘を救うため飛騨に向かう。時を同じくして、武蔵、小次郎、十兵衛、真田忍軍、伊賀忍者、そして、異星の者たちも飛騨に集結し、凄絶な戦いが繰り広げらていく。

     これまで各地で戦いが繰り広げられていたのが、この巻で一気に飛騨に集結し、それぞれの人物たちが出会い、そして戦っていくという、まさにページをめくる手が止まらないほど、夢中になって読みました。

     異星の者たちの思惑も少しずつ見え始め、物語のスケールの大きさに圧倒されてくる感じでした。

     様々人物が登場する中で、主人公の魅力も損なわれることなく活躍が描かれ、エンターテインメントの神髄と

    0
    2016年05月23日
  • 大帝の剣 2

    Posted by ブクログ

     よろず請負人、万源九郎は、真田の忍びと共に豊臣の血を引く娘を連れて江戸に向かうが、その道中様々な敵と遭遇し戦いながら新たな謎に巻き込まれていく。

     様々な歴史上の登場人物が物語にかかわり、多くの戦いが描かれ、一気に読み進めていけました。

     特に前巻に引き続き、今回も私の好きなキャラクターである霧の才蔵の活躍が読めてよかった上に、あの柳生十兵衛も登場し、いやがうえにも物語が盛り上がっていく感じでした。

     様々な登場人物が織りなす中で、新たな謎が深まっていく展開も読みごたえがあり、次巻も楽しみです。

     ここまでこの物語のエネルギーが高まっていくのを感じながら読み進めることができたので、ぜ

    0
    2016年05月09日
  • キマイラ11 明王変

    Posted by ブクログ

    ようやくキマイラの謎が明らかに・・・。ここまでくるのに長かったですね。ただ、なんとなく「いつものメンバー」がでてきた感も。

    0
    2016年04月26日
  • 大帝の剣 1

    Posted by ブクログ

     よろず請負人、万源九郎は強烈な光が天空を駆け抜けた晩に1本のかんざしを拾ったことから、歴史を揺るがす戦いに巻き込まれていく。

     天下無敵の魅力的な主人公、歴史上の人物の登場、剣術、忍術、妖術入り乱れたアクション、SF的な展開と、作者が思い切り楽しみながら描いた作品という感じがし、もちろん自分も楽しんでページをめくる手が止めることができませんでした。

     登場人物も今までの作品以上に登場し、それぞれの人物が一癖も二癖もある感じで、この後この物語にどういうふうにかかわってくるのか、今後の展開に大きく期待してしまいます。

     特に、自分の好きな真田忍軍の才蔵の活躍が結構描かれていて、それだけでも

    0
    2016年04月25日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

    Posted by ブクログ

    本を読むきっかけになった、大好きなシリーズ。久しぶりに読み返してみましたがやっぱり良い。季節を感じる描写や獏さんお得意の間の取り方など美しいなあと思います。

    0
    2016年03月17日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

    Posted by ブクログ

    過去に様々な短編集から山岳短編をセレクトし、再編集した短編集。8編を収録。

    但し、『呼ぶ山』だけは傑作山岳小説『神々の山嶺』のスピンオフ短編で、文庫初収録。あの長谷恒雄のあの場面が長谷の視点で描かれる。この短編だけは初読みで、他は既読の短編だったが、今読み返しても十分に面白い短編ばかりだった。

    0
    2016年06月06日
  • 大江戸恐龍伝 六

    Posted by ブクログ

    全6巻から成る時代奇譚冒険小説の最終巻。

    江戸に連れ帰られた龍の饕餮が、火鼠の放火をきっかけに龍囲いから逃げ出し、江戸の町はパニックに。

    張り巡らされたこれまでの伏線が一つに繋がり、予想外の結末へと。

    夢枕獏の作品では、久々に読みごたえがあり、すっきりした結末の面白い作品だった。

    0
    2016年02月27日
  • 大江戸恐龍伝 五

    Posted by ブクログ

    全6巻から成る時代奇譚冒険小説の第5巻。ニルヤカナヤに渡った平賀源内は島の秘密に触れていく…

    越五屋の息子・庄九郎を見付け出した平賀源内は、方丈国の姫・樊と龍の饕餮を連れ江戸に戻る。

    ニルヤカナヤでの手に汗握る展開が面白い。江戸で大人気の見世物となった龍の饕餮を巡るこの後の展開が気になる。

    0
    2016年02月27日