夢枕獏のレビュー一覧

  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    読み終わって、オビの裏表紙側のシリーズリストを見て数えたところ、陰陽師の短編集も本作が11作目になるのですね。
    別途、長編が2作に絵物語が3作(絵物語は未読ですが)。作者の夢枕獏さんは、よくぞこれだけの物語を生み出し続けておられるものだなと感心します。

    晴明と博雅の二人が、晴明の屋敷の縁側の簀子の上に座して酒を酌み交わしている。陰陽師の物語の9割以上は、この場面から始まるのではないでしょうか。さしずめ、晴明の屋敷は平安京のベーカー街221番地Bってとこですかね。

    ここでの二人の会話が、また味があります。
    庭の草木や空を眺め、あけっぴろげに自然や物の移ろいへの思いを語り、その感性ゆえに思わず

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    2016年06月22日
  • 陰陽師 蒼猴ノ巻

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    春夏秋冬、簀子の上でつらつらとお酒を呑む二人。
    いつもいつもこの世界に憧れてしまいます。
    こんな風に過ごせたらなぁ・・・。
    いろんな妖や鬼にもいつも通りの晴明と博雅。
    現世は本当にいろいろと辛く、生き難いことも多いけど
    この世界に触れると、ああ、この世界がまだ存在しててくれた・・・と少し拠り所になる気がします。

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    2016年06月20日
  • 神々の山嶺 上

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    人に薦められた本を読む第8冊目
    母に薦められ。非常に面白かった!人類未踏の地、エベレストの西壁冬期無酸素単独登頂に挑む、山以外の生き方を知らない男。その無謀な挑戦を、自分の命を賭して記録しようと決意する主人公。果たしてこの二人の男の行く末はー。久々に手に汗握る緊張感と高揚感を得られる小説を読んだ気がする。この小説をきっかけに自分の登山熱にも再度火が付き、最近は毎週末山を登りに行っている。自分もいつか同じようにエベレストを登頂してみたい。

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    2016年06月18日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(8)

    購入済み

    睦月ムンクの安倍清明

    睦月ムンクのタッチによる安倍清明好きだったな。読んでいて疲れず退屈しないストーリーは他の作家の安倍清明よりずっと良かった。興世王が藤原純友だったという設定は意外だ。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年11月24日
  • エヴェレスト 神々の山嶺

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    なぜ山に登るのか?

    という問いをテーマに書いている。
    なぜ山に登るのか?

    なぜ人は生きるのか?

    という問いと同じこと。
    頂きに立ったからと言って、答えは出ない。
    人生もやっぱり死ぬ間際になっても答えは出ないんだろうと思う。

    人が亡くなるときは何をしていたか、ではなく、何の道半ばだったのか、それが大事なのだよ
    と、作者から言われているような気がした。

    羽生の生き様が、今思い出すだけでも鳥肌が立つ。分厚い本だったけど、その分気持ちも熱くなりました。

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    2016年06月07日
  • 大帝の剣 4

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     源九郎はじめ武蔵、十兵衛、小次郎、天草四郎、真田忍軍、そして、異星人たちが飛騨に集結し、三種の神器がそろったとき、宇宙の未来をめぐる争いに終止符が打たれるのか。

     いよいよ最終巻、それぞれの人物がどのような結末を迎えるのか、楽しみ半分、まだまだ続いてほしいという思い半分、そんな思いを抱きながらやはり一気に読んでしまいました。

     物語は、江戸時代の日本にとどまらず、宇宙とともに神や仏の世界にまで広がり、スケールの大きさに圧倒されながらもそれぞれの人物が持ち味を生かして活躍していき、読み応え十分でした。

     最後には大団円を迎えるのですが、これだけ大きなスケールの物語なので、それにふさわしい

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    2016年06月05日
  • キマイラ17 玄象変

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    出版社が変わっているのでどこまで読んだのか、よくわからなくなっていました(前回15巻を買って読んだことがあってがっかりしました)。
    この17巻は2010年8月に出版された本の文庫化で読んだことがなかったのでよかったです。
    「おおおるるる~~~。」の声のことを読んだことがなければ未読だと思います。

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    2016年05月29日
  • 大帝の剣 3

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     大剣を背負った大男・万源九郎は天草四郎から豊臣の血を引く娘を救うため飛騨に向かう。時を同じくして、武蔵、小次郎、十兵衛、真田忍軍、伊賀忍者、そして、異星の者たちも飛騨に集結し、凄絶な戦いが繰り広げらていく。

     これまで各地で戦いが繰り広げられていたのが、この巻で一気に飛騨に集結し、それぞれの人物たちが出会い、そして戦っていくという、まさにページをめくる手が止まらないほど、夢中になって読みました。

     異星の者たちの思惑も少しずつ見え始め、物語のスケールの大きさに圧倒されてくる感じでした。

     様々人物が登場する中で、主人公の魅力も損なわれることなく活躍が描かれ、エンターテインメントの神髄と

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    2016年05月23日
  • 大帝の剣 2

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     よろず請負人、万源九郎は、真田の忍びと共に豊臣の血を引く娘を連れて江戸に向かうが、その道中様々な敵と遭遇し戦いながら新たな謎に巻き込まれていく。

     様々な歴史上の登場人物が物語にかかわり、多くの戦いが描かれ、一気に読み進めていけました。

     特に前巻に引き続き、今回も私の好きなキャラクターである霧の才蔵の活躍が読めてよかった上に、あの柳生十兵衛も登場し、いやがうえにも物語が盛り上がっていく感じでした。

     様々な登場人物が織りなす中で、新たな謎が深まっていく展開も読みごたえがあり、次巻も楽しみです。

     ここまでこの物語のエネルギーが高まっていくのを感じながら読み進めることができたので、ぜ

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    2016年05月09日
  • キマイラ11 明王変

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    ようやくキマイラの謎が明らかに・・・。ここまでくるのに長かったですね。ただ、なんとなく「いつものメンバー」がでてきた感も。

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    2016年04月26日
  • 大帝の剣 1

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     よろず請負人、万源九郎は強烈な光が天空を駆け抜けた晩に1本のかんざしを拾ったことから、歴史を揺るがす戦いに巻き込まれていく。

     天下無敵の魅力的な主人公、歴史上の人物の登場、剣術、忍術、妖術入り乱れたアクション、SF的な展開と、作者が思い切り楽しみながら描いた作品という感じがし、もちろん自分も楽しんでページをめくる手が止めることができませんでした。

     登場人物も今までの作品以上に登場し、それぞれの人物が一癖も二癖もある感じで、この後この物語にどういうふうにかかわってくるのか、今後の展開に大きく期待してしまいます。

     特に、自分の好きな真田忍軍の才蔵の活躍が結構描かれていて、それだけでも

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    2016年04月25日
  • 陰陽師 鳳凰ノ巻

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    本を読むきっかけになった、大好きなシリーズ。久しぶりに読み返してみましたがやっぱり良い。季節を感じる描写や獏さんお得意の間の取り方など美しいなあと思います。

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    2016年03月17日
  • 呼ぶ山 夢枕獏山岳小説集

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    過去に様々な短編集から山岳短編をセレクトし、再編集した短編集。8編を収録。

    但し、『呼ぶ山』だけは傑作山岳小説『神々の山嶺』のスピンオフ短編で、文庫初収録。あの長谷恒雄のあの場面が長谷の視点で描かれる。この短編だけは初読みで、他は既読の短編だったが、今読み返しても十分に面白い短編ばかりだった。

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    2016年06月06日
  • 大江戸恐龍伝 六

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    全6巻から成る時代奇譚冒険小説の最終巻。

    江戸に連れ帰られた龍の饕餮が、火鼠の放火をきっかけに龍囲いから逃げ出し、江戸の町はパニックに。

    張り巡らされたこれまでの伏線が一つに繋がり、予想外の結末へと。

    夢枕獏の作品では、久々に読みごたえがあり、すっきりした結末の面白い作品だった。

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    2016年02月27日
  • 大江戸恐龍伝 五

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    全6巻から成る時代奇譚冒険小説の第5巻。ニルヤカナヤに渡った平賀源内は島の秘密に触れていく…

    越五屋の息子・庄九郎を見付け出した平賀源内は、方丈国の姫・樊と龍の饕餮を連れ江戸に戻る。

    ニルヤカナヤでの手に汗握る展開が面白い。江戸で大人気の見世物となった龍の饕餮を巡るこの後の展開が気になる。

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    2016年02月27日
  • 大江戸恐龍伝 四

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    全6巻から成る時代奇譚小説の第4巻。いよいよ平賀源内が謎の島ニルヤカナヤに渡り、龍と遭遇。越五屋の息子にも近付くが…

    昔の中国の図画や、像碑の写真を織り交ぜ、創作の物語に迫真性を感じる。まるで、時代版ジュラシックパークのような展開になり、そう言う意味では、時代奇譚冒険小説と呼んだ方が正しいようだ。

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    2016年02月26日
  • 大江戸恐龍伝 三

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    全6巻から成る時代奇譚小説の第3巻。尻上がりに面白くなってきた。

    主人公の平賀源内は越五屋の主人から謎の島ニルヤカナヤに漂着し、生存しているという息子の救出の依頼を受ける。依頼を引き受けた平賀源内は三国船ゑれき丸を仕立て、杉田玄白らとともにニルヤカナヤへと向かう。

    龍が棲み、黄金に満ちあふれる謎の島ニルヤカナヤ…果たして、何処にあるのか…

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    2016年02月24日
  • 大江戸恐龍伝 六

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     伝説の島ニルヤカナヤから連れて来た恐龍が江戸で大暴れする中、今までの謎の糸がすべてつながり、源内の運命に大きくかかわっていくのだった。

     6巻まで一気に読み進めてしまいました。

     ミステリーから冒険小説、伝奇時代小説とエンターテインメントの醍醐味をこれでもかと詰め込んだ作品でした。

     これだけの奇想天外な作品を書けるのも作者ならではと改めて感じました。

     平賀源内の死については謎も多く、その悲劇の結末は知っていましたが、まさかこういう形で源内の運命が描かれるとは、衝撃でした。

     そしてこの結末が自分にとってはとても源内らしくて良いのではとても納得したのでした。

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    2016年02月01日
  • 陰陽師 瀧夜叉姫(1)

    購入済み

    こちらの方が好きだな

    大分前に岡野玲子の陰陽師を読んだのですが作画の出来の良さでこちらの方が好きになりました。さらに岡野玲子の陰陽師はどうも独善的な論理を展開し始めて嫌になりましたがこのシリーズはこのまま夢枕獏の原作を再現して欲しい。

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    2016年01月05日
  • 神々の山嶺 5

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    夢枕先生と谷口先生のファンである自分には連載当時垂涎の作品でした。

    原作小説の完成度に負けず劣らずの密度と完成度!

    この度、劇場映画化されるということで久々に読み直してみましたが...
    よっぽどの出来でないと両先生のファンは納得しないでしょうねぇ...

    手元には文庫版しか残っていないので今度発売される愛蔵版の購入も考えてみたいと思っています。
    A5判で出るといいんですが。

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    2015年12月31日