手塚治虫のレビュー一覧
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リアリズムが魅力
1巻の導入部から一転、アクションが加速。
ゆうきまさみの緻密なSFコンセプトが、レスリングのルールやロボット倫理をリアルに描き、カサハラテツローの迫力ある作画が戦いのダイナミズムを際立たせる。
手塚原作の寓話性とは違い、現代のAI開発を思わせるリアリズムが魅力だ。
私は『鉄腕アトム』全巻を読み、『アトム今昔物語』の詩情に感動したが、本作の新鮮なアプローチに改めて心躍る。
シックスの成長が、アトムの心の萌芽を予感させ、続きが待ちきれない。
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手塚ファン必読の新解釈
鉄腕アトムの誕生前夜を描いたSFロボット譚。
原因不明の大災害から5年後の日本で、若き天馬午太郎とお茶の水博志が、ロボット研究に没頭する姿が鮮やかだ。
資金難に陥った二人は、アルバイトのメカシティーパレードで危機に直面し、そこから生まれる出会いが、未来のヒーローへの布石となる。
私は手塚の『鉄腕アトム』全巻を愛読し、『アトム今昔物語』の幻想的なエピソードに心奪われた。
原作の寓話的魅力とは異なり、本作は現代科学を基盤にしたリアリズムが光る。
ロボットのAI倫理や人間性探求を、ゆうきのSFセンスとカサハラのダイナミックな作画で展開。
初登場のA106「シックス」の無垢な行動が、原作アトムの原型を -
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SF好きなら
手塚作品を元にした漫画はBJやら色々とあるけれど、アトムは見慣れた姿ではない。
その割に、手塚作品のあのキャラなんだろうなって言うキャラが等身が良くなって登場している。
元の漫画を読んだ方が理解出来るのか?
そんな感じ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレばるぼら
ジャンル青年漫画
漫画:ばるぼら
作者手塚治虫
出版社小学館
その他の出版社
掲載誌ビッグコミック
発表号1973年13号 - 1974年10号
『ばるぼら』は、手塚治虫の大人向け漫画である。『ビッグコミック』(小学館)で1973年(昭和48年)13号(7月10日号)から1974年(昭和49年)10号(5月25日号)まで連載された。『ビッグコミック』での連載としては、『奇子』の後、『シュマリ』の前となる。
2019年に手塚眞監督により実写映画化され[1]、2020年11月20日に公開された。
あらすじ
小説家・美倉洋介は耽美派の天才として名声を得ていたが、異常性欲の持ち主である -
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多宝丸とか
どろろに訊かれて生い立ちを話す百鬼丸。この辺のエピソードはBJのピノコとかにも通じるものがあります。寿海は割とそのままというか。
多宝丸や壁、ちょっとアレンジしつつも、原作に沿ってはいます。どろろがどんどん動いていくので、テンポは良いです。
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リメイク版
琵琶丸(BJに出てくる鍼灸の名人)っぽい琵琶法師も出てくるあたりが作者の工夫でしょうか。原作の雰囲気をふまえつつ、これはこれで良質な作品になっていそうです。
原作は中途半端に終わっていますので、色々な描き方ができそうです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ20代の頃読んだ際は、殺人、近親相姦などあまりのダークストーリーぶりに黒手塚爆発しており、もしかして後編は読まなかったのかもしれない。
今改めて読むと戦後のGHQ占領時代の社会を活写した名作だと思えてきた。
下山事件に似た鉄道轢死事件に手を貸したGHQのスパイ天外の実家は地方の大地主で、不義の子奇子たちに事件当日の行動を目撃されてしまう。そのため、目撃者の一人涼子は殺され、異母妹奇子は成人するまで座敷牢に閉じ込められる。当時の農地改革によって大地主が没落していく姿や社会的な大事件をからめ物語は展開してゆく。後編も楽しみである。
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Posted by ブクログ
手塚治虫の描く子供はとても可愛らしいです。
タッタやダイバダッタは幼くして、親と離れ、自然界の中で生きることを余儀なくされ、時に人間の大人から迫害を受けます。
自分の子供時代を遡れば、迫害ではないけれど、親、先生をはじめ、様々な大人たちから、一方的に価値観や都合を押し付けられた場面がまま甦ります。もちろん、そうした人たちにもその人なりの事情はあったのでしょうけれど。
翻って、自分が大人となり、子供を授かり、タッタやダイバダッタを見て、ふと立ち止まりました。
自分は、自分の子供や周りの子供達に対して、タッタやダイバダッタが大人たちから受けたような、心に悲しみを生むことをしていないだろうか…