【感想・ネタバレ】ブッダ 手塚治虫文庫全集(4)のレビュー

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ネタバレ

この本を読んで私は泣きました。
身分の違いがまるでないかのようなやり取りをヤタラとルイ王子の母親がやっているのを見て本当の家族ではないけれどこうして笑顔で話している姿がとても感動しました。

シッダルタは悲しんでいるヤタラに「人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きているのだあらゆるものと繋がりを持って…その繋がりの中でおまえは大事な役目をしているのだよ」と教えました。じゃあ私もなにか役目があるのだろうか…そう考えるとこの人生を真っ当に生きようと考えさせられるマンガだと思います。

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2024年04月29日

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『ブッダ』。3000ページにも及ぶ、ブッダの一生を描いた長編。仏教に対する手塚治虫流の解釈が散りばめられ、「苦悩するひとりの弱い人間」としてのブッダが鮮やかに、かつ大胆に描かれています。仏教やブッダに対する思想入門書としても最適でしょう。僕にとっては、本書は人生訓としても成り立っています。

「いつも次のことを考えなさい。いま自分は何をしているか、自分のしていることは自分にとって大事なことなのか、人にとって大事なことなのか、そして大勢の人にとって大事なことなのか!国じゅうの人にとって大事なことなのか、世界の人にとって大事なことなのか、この自然にとって、あらゆる生きものにとって大事なことなのかよく考えなさい」(第4部でのブッダの台詞)を、僕は特によく思い出します。

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2011年07月10日

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ネタバレ

『懲罰』

『アッサジの死』

『スジャータ』

『ルリ王子』

『ヤタラの物語 (1)』

『ヤタラの物語 (2)』

『ルンチャイと野ブタの物語』

『剣士と風来坊』

『決闘者』

『対決』

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2011年06月15日

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この第4巻では、大男のヤタラや、タッタについてが描かれている。どちらもシッダールタの教えの影響を受け、ただ戦うだけ、殺すだけの人間ではなくなっている。

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2013年06月24日

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ネタバレ

シッダルタとともに修行を続けていたアッサジは、死が近づいても淡々と過ごし、最後は飢えた狼に身を差し出して、予言通り、体を引き裂かれて死んでしまう。
そして、シッダルタも梵天の予言通り、ピッパラの樹の下で悟りを開き、ブッダという名を与えられる。

一方で、シッダルタのお陰で、生きる気力を得たタッタとヤタラは、どちらも、シッダルタの一番弟子になることを望み、かつ互いに、相手と共感できる部分を感じながらも、それぞれが仕える国のために闘うことになる。

ブッダは悟りを開いたが、まだまだ世間では闘いが繰り返され、各国に目を向けると、多くの人が身分が低いことや、身分の差を埋められないことに対し、悩み苦しみながらも制度を変えられないもどかしさを感じる。

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2021年09月12日

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