手塚治虫のレビュー一覧

  • 奇子 3

    購入済み

    風景の描写が秀逸

    昭和初期の農村部の風景描写が素晴らしかった。
    ストーリーは時代も考慮に入れるとよくできているが想像の範囲内ではある。

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    2017年04月28日
  • ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編

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    今の漫画と違い、時代背景というか、思想というかを取り込んだストーリー構成は、初めて刊行されてから時間が経った今だからこそ、逆に考えさせられるものがある。

    ブラック・ジャックの漫画を読むのはこれが初めてなのだが、随分とグロテスクなものを実にリアルに描写しており、当時「ホラー」というジャンルに区分されたのも頷ける。
    それに加え、人間の汚い部分(社会的地位云々の話とか、お金云々の話とか)を混ぜ込むことで、実に人間味溢れた漫画となっていて、到底子供向けの漫画ではないような気がする。

    しかし、一話読み終わった後味は決して悪くないのは、物語の最後でちょっと和やかになったり、考えされられる場面で終了した

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    2017年03月20日
  • 火の鳥 手塚治虫文庫全集(2)

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    未来編
    いつも歴史は繰り返される。分かっているから苦しくなる。
    スケールの大きな無限ループの様な話。
    火の鳥はいつもそう。

    ムーピー
    戦争
    核戦争
    コンピュータによる支配

    小4の娘が手塚治虫は他の漫画家と全然違う。
    凄すぎると言っていた。
    私もそう思う。

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    2017年04月02日
  • ビブリア古書堂セレクトブック ブラック・ジャック編

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    ビブリア~著者による、BJのセレクトブック。BJを読んだのは小~中学生くらいだったし、そもそも全巻を読んだかも曖昧だったのだが、掲載回はすべて見覚えがあった。

    それだけ、BJという作品が強烈な印象を残している証左であり、選んだ三上氏の選作眼の確かさなのだろう。1話完結の短い中にこれだけの物語を詰めていたのかと、ため息が漏れる。

    余談だけど、それにしても表紙の栞子さん、セクシー過ぎませんか……(いつもの地味服だけど!故に!)。

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    2017年02月27日
  • #こんなブラック・ジャックはイヤだ

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    アトガキマンガすごくよかった。
    「まるで恋をするように その線を追いかけた」
    という言葉がとても美しい。
    もちろん絵もすごいし、話も平成のブラック・ジャックって感じで楽しい。
    これからもたくさん描いてほしいな。

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    2017年02月25日
  • 奇子 手塚治虫文庫全集(1)

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    手塚治虫の問題作として知られる、村社会を中心に戦後日本の暗部を描いた作品。

    青森の地方旧家である天外家は、かつて大地主であったが戦後の農地改革によりその繁栄は衰退の一途にあった。天外家の次男である仁郎は戦場から復員し、四女として「奇子」が生まれたことを聞かされるが、奇子が不義の子であることに気付き、一族に近親相姦や封建的な慣習が蔓延ることに強い嫌悪感を覚える。
    そんな仁郎もまた、GHQのスパイとして殺人事件に関わることになるが、証拠を隠滅する現場を奇子に見られてしまう。家名が汚されることを恐れた天外家は、奇子を生きたまま土蔵の地下室に幽閉することを決め、奇子は閉ざされた空間で1人生きることを

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    2017年01月17日
  • ブッダ 手塚治虫文庫全集(1)

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    人間がトコトンどん底まで苦しんで、あー、おいらはケダモノとおんなじだと思いこまなきゃだめだと思うな、と言えるような心の平穏を、幼くして手に入れているはずのタッタ。
    戦火にも、飢えにあっても、逞しさと優しさの中で死ぬことなくあって、それでも生きてゆく限り、儘ならなさは斯くも残酷にひとつの生を絡め取る。
    同じく、ブッダとなれたはずであろう彼が、シッダルタと何を違えて生まれてきたというのか、親兄弟も、親兄弟程の関わりを持つ者も、全て同じ全体主義に生きる人々に殺され、そのコーサラ国への復讐を誓わざるを得ないまでに追い込まれながら、タッタ生来の闊達さが覆われてゆく過程は、吐き気を催すような居た堪れなさを

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    2017年01月03日
  • ルードウィヒ・B 手塚治虫文庫全集

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    手塚治虫「ルードウィヒ・B」。
    文庫で全1巻。または全2巻のものもあります。

    中世から近代へ。王政の土台が揺れ始めたヨーロッパ。

    ウィーン。
    貴族の息子であるフランツは、「ルードウィヒ」と名をつけていたアヒルのために母を亡くす。屈折して育ったフランツは、「ルードウィヒ」という名の全ての生き物に報復することを生きがいとしていた。

    ボン。
    貧しい宮廷音楽家の父に、ベートーベンが生まれる。ルードウィヒ・ヴァン・ベートーベン。
    母を亡くし、酒浸りの父と弟たちを養いながら、少年の頃から天才的な音楽の才能を煌めかせる。

    貴族が全てを握る時代。
    しかし、フランス革命を皮切りに、共和制の理想の声が若者

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    2016年12月28日
  • きりひと讃歌 手塚治虫文庫全集(1)

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    外見が犬でありながら人として生き続ける小山内。
    女たちは必ず彼を愛した。
    人でありながらゆがんだ願望を押し通す竜ヶ崎。
    すべての権力と権威も地に落ちて孤独に死んでいく。

    歪んでいない欲望はあるのか。
    人たるものはみな己の欲のために生きる。
    それは清廉潔白でありたいでも
    権力をほしいままにしたいでも
    すべてては「ただ愛されたかった」のではないか。

    愛されたい
    愛されたい
    と言って生き
    死んでいくのだ。

    ほしいものをまっすぐにほしいと言えない男の哀しさ
    そんなものにもう同情はしない
    21世紀も16年目
    ほしいものは自分で自分に与える時代なのだ

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    2016年04月24日
  • バンパイヤ 手塚治虫文庫全集(2)

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    半端なところで未完になっていて本当に残念。
    未完部分の構想ノートとかシノプシスとか残ってないのかな。それでいいから読みたい。

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    2015年11月07日
  • ヤング ブラック・ジャック 1

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    BJ関連漫画は多いが、その中でもかなり良い出来。リスペクトも愛もあり、考証もしっかり。巻末のキャラクター紹介はお見事。

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    2015年08月19日
  • ヤング ブラック・ジャック 8

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    百鬼丸の侍魂ぶりが痺れる。ふと、手塚先生は攻殻の世界観をどう捉えただろうか、と言う気持ちが湧いてきた。

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    2015年05月25日
  • 火の鳥 手塚治虫文庫全集(2)

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    未来編といいつつ、時系列は一直線ではなく円を描いていて、その一部分における話であることがわかる。世界観を日本から多宇宙というようにマクロからミクロまでズームインアウトすると同時に時間軸に対する見方も現在から永遠に至る。世界観の壮大なスケールにを覆って余りある、作者の生物に対する愛。

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    2015年04月10日
  • ユニコ 手塚治虫文庫全集

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    サンリオアニメ「ユニコ 魔法の島へ」をふと思い出して。
    あれを始めてみた時は何にもわからなかったけど、ユニコは永遠の幸運として、時間や時代を超えて運ばれる定めにある生き物だった。そして、それを命ずるのは美。なんという皮肉な神話ではないか。どこにもいないということは、どこにでもいるということでもある。だからこそ、ユニコは優等生すぎて、味気がないと本人は言うのだろう。
    ユニコを見出すのは他でもない、そこに生きるものたちだ。望んでもやって来るものでもないが、愛ややさしさがなければ、ユニコを見出すことはできない。ひとつの心持で居続けるということほど困難なことはない。永劫回帰。そして、永遠であるユニコは

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    2015年02月01日
  • 手塚治虫の旧約聖書物語 3 イエスの誕生

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    おすすめ度:80点

    最終章は「イエスの誕生」であるが、この部分のみ、旧約聖書からではなく、ギリシア語新約聖書からのものである。(旧約聖書はユダヤ教での正典であるが、新約聖書は正典として認めていない。)
    本著は手塚治虫氏の人生最後の作品である。よくぞ、出版社集英社文庫は本書を企画出版してくれたと思う。永く受け継がれていくべき漫画、アニメであると思う。

    第18話 エリコ
    第19話 初めての王サウル
    第20話 サウルの敗北
    第21話 ダビデ王
    第22話 ソロモンの王国
    第23話 バビロン捕囚
    第24話 奴隷からの解放
    第25話 砂漠の預言者たち
    第26話 イエスの誕生
    解説:渡部信氏(財団法人日

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    2014年12月25日
  • 手塚治虫の旧約聖書物語 2 十戒

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    おすすめ度:80点

    カラーで絵がとても綺麗だ。背景の絵も素晴らしい。
    モーセの誕生から出エジプト、十戒と物語としてもとてもわかりやすく描かれている。

    第9話 ヨセフの夢占い
    第10話 ヤコブ一族の再会
    第11話 モーセの誕生
    第12話 砂漠の火
    第13話 モーセとファラオ
    第14話 エジプト脱出
    第15話 十戒
    第16話 イスラエルの裏切り
    第17話 約束の地
    解説:出崎統氏(監督)

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    2014年12月25日
  • 手塚治虫の旧約聖書物語 1 天地創造

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    おすすめ度:80点

    旧約聖書には何が書かれているのか、全くもって知識がなかったが、本著でイメージすることができた。また、カラー版なのでとても見やすい。
    前半は淡々とした物語であったが、アブラハムの登場から、物語としても面白く読めた。

    第1話 天地創造
    第2話 カインとアベル
    第3話 ノアの箱舟
    第4話 バベルの塔
    第5話 父アブラハム
    第6話 ソドムとゴモラ
    第7話 イサクとイシュマエル
    第8話 アブラハム、イサクをささげる
    解説:松谷孝征氏(手塚プロダクション代表取締役)
    手塚治虫氏によるシナプス「第4話 バベルの塔」

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    2014年12月25日
  • 手塚治虫の旧約聖書物語 1 天地創造

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    創世記の中から。日本テレビとイタリアの国営放送によって企画された、テレビアニメを手塚治虫さんがアニメーションにしたもの。

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    2014年11月16日
  • 手塚治虫の旧約聖書物語 2 十戒

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    このへんになってくると詳しいところはうろ覚えなので、マンガでわかりやすく整理されていると記憶が再構成しやすくてよい。
    章の合間の美術も面白くて、もうこれだけ集めた本を読みたいと思うほど。

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    2014年11月02日
  • ヤング ブラック・ジャック 4

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    『傷だらけの17歳』
    ハザマ17歳!なんかもう容赦なくかわいさ全開である。そして、野球部のエースでガキ大将な矢島との友情に萌えずにはいられない…
    ハザマ少年の、幼少期の手術による後遺症で本間先生に再手術してもらうエピソードは絶妙に本編とリンクしていてよかった。

    『医大の夜話』
    1話完結の短編。大熊先生の筆がとてもいきいきしているように見えるのは気のせいか。岡本ちゃんがとてもかわいい。

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    2014年10月25日