あらすじ
宝島の地図を見つけた少年・ピートは、海へ冒険の旅に出た。戦後漫画界に彗星のごとく現れた幻の名作「新宝島」ついに文庫で登場! ほか、記念すべきデビュー作「マアチャンの日記帳」、貴重な著者によるエッセイ「ぼくのデビュー日記」も同時収録した手塚ファン必備の初期名作集!<手塚治虫漫画全集収録巻数>「新宝島」 MT281『新宝島』収録 /「マアチャンの日記帳」 MT129『マアチャンの日記帳』収録<初出掲載>『新宝島』1947年1月30日 育英出版発行 /『マァチャンの日記帳』1946年1月1日~3月31日 小国民新聞~毎日小学生新聞関西版連載
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Posted by ブクログ
まず、本書は一般的に「マンガ表現の革命をもたらした」と言われる方の「新宝島」ではない。
アチラは原作者である酒井七馬の編集と言うか修正が入っているが、コチラは手塚治虫が当初意図していた構成を意識して後年描き直したものである。
そしてどちらが面白いかと言えば断然コッチである。
どちらも手塚治虫文庫全集にあるので、できれば読み比べてもらいたい。
ただ、本書にせよ酒井版にせよ「マンガ表現に革命をもたらした」というのは大袈裟だと思う。
私はてっきりそれまで均一に分割されていたコマ割がこの作品から大小や斜め分割といったダイナミックなコマ割を取り入れ始めたのかと思っていたのだが、本書のコマ割もぶっちゃけ「大きな四コマ漫画」に過ぎなかった。
のみならず縦にすらコマが分割されていないのには逆の意味で驚いた。
若い藤子不二雄や石ノ森章太郎が本書・・・と言うか、これより前の酒井版に衝撃を受けたと言うが、それはいくらか誇張が入っているとも思えてくるのである。
Posted by ブクログ
タコピーの原罪みたいなラスト本当にアガる。83年に大友を読んで84年にこれ。夢を書き直すということで夢を語り直す。最後にボトル模型がマンガの鋳型になっていく終わり。
Posted by ブクログ
これが手塚漫画の出発点。同時代の他の漫画家との比較がよく論じられるが、いまただのマンガとして読むと、シンプルすぎて驚く。
映画的なスピードを描こうとする描画が確かに特徴的だ。筋の運びの飛躍感も、すごいといえばすごい。ブットンデル。そんな印象だ。現代マンガの歴史に興味のある人は読んで損はない。