あらすじ
数千年前、強大な超能力で三つ目人の国に君臨した王子・ゴダル。封印されていたその魂が現代に復活し、和登(わと)の肉体を乗っ取ってしまう! 写楽(しゃらく)は和登を救い出せるのか!? 長編「古代王子ゴダル編」、手塚治虫漫画全集未収録の三編を含む短編七編を収録。<収録作品>舌をだすな!/古代王子ゴダル編/ようこそ墓あらし/七蛇寺の七ふしぎ/神々の食糧/ガイコツ・ショー/カオスの壷/魔術師 <手塚治虫漫画全集収録巻数>「古代王子ゴダル編」 MT105『三つ目がとおる』第5巻収録/「神々の食糧」「ガイコツ・ショー」 MT110『三つ目がとおる』第10巻収録/「ようこそ墓あらし」「魔術師」 MT113『三つ目がとおる』第13巻収録/「舌をだすな!」 *手塚治虫漫画全集未収録/「七蛇寺の七ふしぎ」 *手塚治虫漫画全集未収録/「カオスの壷」 *手塚治虫漫画全集未収録 <初出掲載>『舌をだすな!』 1977年1月2日号 「週刊少年マガジン」掲載/『古代王子ゴダル』 1977年1月30日・2月6日合併号~4月24日号 「週刊少年マガジン」連載/『ようこそ墓あらし』 1976年3月28日号 「週刊少年マガジン」掲載/『七蛇寺の七ふしぎ』 1976年4月11日号 「週刊少年マガジン」掲載/『神々の食糧』 1976年4月25日号 「週刊少年マガジン」掲載/『ガイコツ・ショー』 1976年5月2日号 「週刊少年マガジン」掲載/『カオスの壺』 1976年5月23日号 「週刊少年マガジン」掲載/『魔術師』 1976年5月30日号~6月6日号 「週刊少年マガジン」連載
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Posted by ブクログ
三つ目がとおる⑤
「舌を出すな」
「古代王子ゴダル」長編
「ようこそ墓あらし」
「七蛇寺の七ふしぎ」
「神々の食糧」
「ガイコツ・ショー」
「カオスの壺」
「魔術師」
長編「古代王子ゴダル」と短編7編を収録。
1976年から77年にかけての作品である。結構、古墳を舞台にしたものが多いのは、1972年の高松塚古墳の壁画の発見による考古学ブームによるのだろう。一昨年、高松塚古墳の壁画発見50周年という事で、いろいろなイベント等あった。同じく「三つ目がとおる」も書かれ始めてから50年ぐらい経つ。そう考えると息の長い漫画である。
Posted by ブクログ
「アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク」。永遠のツンデレ王子・写楽保介とボクっ子の萌えキャラ・和戸さんが織りなす痛快伝奇SF漫画。「ブラックジャック」と並び、手塚先生1970年半ばの復活作品です。
オカルトブームに乗っかって、古代文明・遺跡を三つ目族の謎とも関連させながら独自の解釈でたどっていくストーリーは秀逸。写楽と和登さんが繰り広げる学園コメディも微笑ましいです。