あらすじ
近未来の日本。とある大学に、ロボット開発にすべてを懸ける若き研究者、天馬とお茶の水の姿があった……。
マルスのオーナーであるDr.ロロの正体を追って太平洋の孤島に渡ったシックスと天馬たち。早速研究施設に乗り込むが、そこは軍事要塞と化していて──。
“ゆうきまさみ”と“カサハラテツロー”が描く“鉄腕アトム”誕生前史、蠢動の第3巻!
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Posted by ブクログ
マルスのオーナー・Dr.ロロの正体を追って
太平洋の孤島に渡ったシックスと天馬たち。
早速,軍事要塞と化した研究施設に乗り込むが──。
”鉄腕アトム”誕生前史、蠢動の第3巻!
(裏表紙より)
ノースに救助されたシックスが発したひと言,「おとうさん」。
感動モノです。
ほのぼの感が特に好き
スクーターにアトムといつものネコの組み合わせ
かわいいです。
ほのぼの感が特に好き
ここに登場する女の子や女の人って魅力的です。
月江さんがかっこいい!
ウマタロウとヒロシは銃ぶっ放されてるとこを助けてもらったのに、
車内で呑気にAI談義に花を咲かせていて、研究者キャラ的な自己中さ?があって面白い🤣
やっぱりこの2人の研究ひとすじでそれ以外は抜けてるところが良いですね。
原作のアトムも読み返したいなぁと思いました。
AI時代に響くテーマ
シックスの行動がAIの倫理や感情の萌芽を問い、ゆうきのSF的洞察が光る。
カサハラのダイナミックな作画は、戦闘シーンやロボットの表情を生き生きと描き、原作の寓話性とは異なる現代的リアリズムが際立つ。
『鉄腕アトム』全巻と『アトム今昔物語』を愛読する私にとって、シックスの純粋さがアトムの原型を彷彿とさせ、胸が高鳴る。
科学と情熱の交錯は、2025年のAI時代に響くテーマだ。
謎だらけでも話は進行して
やはり手塚治虫作品を彷彿とさせる諸登場人物が出てくると嬉しくなりますね。出てくる美女も、おそらく敢えて、ちょっと手塚タッチにされていますしね。
最初の方に出てくる、謎の島のエピソードも、本編に出てきそうな話でした。
怒涛の展開で、猿田博士の娘まで出てきて、やたら武装していますんで、ちょっと裏もありそうな。
メカとかはアナログタッチなので、そこはカサハラテツロー氏の趣味だろうと思います。
お茶の水博士たちが作ろうとしているのって、故・小松左京氏の最後の、未完の小説「虚無回廊」に出てくる、人工実存っぽいですよね。
作者が巻末で参考文献も挙げていましたが、この辺の取り組み、果たしてどこまで出来るのやら、とは思います。
こちらは続きが読みたくなる作品ですね。