藤野千夜のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」と言えばダ・ヴィンチの有名な絵を思い出します。7人の女性作家による短編集は、どれも読みやすく楽しめました。

    江國香織【コインランドリーの夜】
    自分を取り戻した主人公に共感。自分らしい最後の晩餐に気づけたことに爽快感を味わえました。

    金原ひとみ【ラストサパーフォーエバー】
    初読みの金原さん。勢いのある文章。この最後の晩餐は、最後にクスッと笑えました。

    角田光代【最後の鰻】
    この作品は個人的な思い出と重なって、すごくよかったです。いつまでも忘れることはない時間の物語。読者の私にとっても。

    寺地はるな【小曾根幸子の送別会】
    この作品も、色々な気持ちが詰め込まれた物語。読者の私のお気に入り。

    原田ひ香【最後に、何を食べたの?】
    もやもやした気持ちが、最後には前向きになれた感じがしました。その人らしい最後の晩餐を、どのように表現していくのか気になりました。

    藤野千夜【もうひとりのねえちゃん】
    こんなもうひとりのねえちゃんがいたらと思える作品。最後の晩餐はシンプルでいいのかもしれないです。

    井上荒野【本当の話】
    娘っていいなあ。嘘から出たまことみたいなことがあると嬉しくなりますね。






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    2026年09月04日
  • 最後の晩餐

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    同じテーマで7人の作家が競演した短編集。自分に馴染みのある作家や初めましての作家まで、自分の好みを確認しつつ味わう感じもまた楽しい。江國香織、角田光代はやっぱり安心出来るうまさ。井上荒野も面白い。寺地はるなは初めてだったが、魅力的なキャラを作るなぁと。飛行機などで読むのにちょうどいい一冊

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    2026年08月31日
  • 最後の晩餐

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    どれも特別面白い、という訳ではなかったが、味のある話だった。
    個人的には「最後の鰻」と「本当の話」、「最後に、何食べたの?」が好き。
    あと、「本当の話」をラストに持ってきたのがいい。情緒がある。

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    2026年08月29日
  • 最後の晩餐

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    まず装丁がとても素敵。
    最後の晩餐、という少し重くなりがちなテーマだけれど、きっとそれぞれの作者が色とりどりに描いているんだろうなあと想像できる。

    まず、大好きな江國さんの作品は、まさに江國ワールドのそれで、読んでいてとても世界に浸ることができた。
    どうしてこんなにもささやかなことを美しく描けるのだろう。

    他の作者さんで好きだったのは、鰻の話。
    この作品が一番テーマに近い話かと思った。
    読み終わって、自分だったら最後の晩餐には何を選ぶのだろうと思いを馳せてみた。

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    2026年08月29日
  • また団地のふたり

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    前巻もそうだったけど、ずっと仲良し!な訳じゃなく、流れるように喧嘩したりギクシャクしたり、そんでまたなんとなく交流が再開されるふたりの感じが、長年の幼なじみの質感としてリアル。「三千円の使い方」の匂わせにホホホ……となった。

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    2026年08月26日
  • 最後の晩餐

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    金原ひとみさんは、さすがという感じの文章で面白かった。
    寺地はるなさんの話が個人的には一番好きだった。
    これをきっかけに今まで読んだことない作家の本をさらに読む楽しみができた。

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    2026年08月23日
  • 最後の晩餐

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    人生の最後に何を味わう?
    豪華な作家陣の「食」小説アンソロジー。

    個人的には角田光代さんと井上荒野さんの話が良かったです。ものすごく幸せな家族の物語でした。

    江國さんの独特な世界観はやっぱり好きだな〜と思ったし、小曾根さんはカッコよかった!

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    2026年08月22日
  • 最後の晩餐

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    ネタバレ

    【収録作品】
    江國香織「コインランドリーの夜」
    金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」
    角田光代「最後の鰻」
    寺地はるな「小曾根幸子の送別会」
    原田ひ香「最後に、何を食べたの?」
    藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」
    井上荒野「本当の話」

    人生の最後に何を食べるか? をテーマにした、アンソロジー。
    「コインランドリーの夜」の弥生子、「小曾根幸子の送別会」の小曾根幸子の生き様は小気味よい。
    「最後の鰻」は仲の良い家族の空気が伝わってきてほのぼのとする。
    「ラストサパー…」と「もうひとりの…」は年代こそ違うが、シスターフッドのよさをしみじみと感じる。
    「最後に、…」は嫌な話にならなくてよかった。
    「本当の話」は夫に先立たれた妻の寂しさが身に迫る。
    粒ぞろいのアンソロジー。

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    2026年08月14日
  • 団地のふたり

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    癒された。
    日頃から家族を優先して忙しく疲れているので、うらやましい生活だと思った。友人の近所に住みたくなった。

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    2026年08月04日
  • じい散歩

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    夫婦合わせて180歳、中年3人(長男は引きこもり、次男はスカートをはくき、三男は借金まみれ)の息子達は皆独身。妻には認知症が入り、毎日浮気を疑われ、、そんな彼の楽しみは椎名町から池袋までの毎日の散歩、建築を観、喫茶店で食事し、甘味をお土産に買って、、事務所で趣味の女性ビデオ鑑賞などして1人味わう…
    色々心配はあるけれど家族は続く…

    明石建設の社長だった新平は立教大学、江戸川乱歩邸、自由学園や不思議な雑居ビルなどに立ち寄って、建物に感心することを忘れない。

    中でも息子のギターの先生がリサイタルされて聴きに行った自由学園朝日館のホールは粋だった。F・L・ライト設計の重要文化財で、89歳の新平は「俺もこういう建築がしたかったな…無理か…」と首を振るのだった。彼は女学校生徒たちの食堂だった喫茶で上品なクッキーをいただく…

    人生って思い通りにならないのが当たり前。三原堂の薯蕷饅頭やタカセのあんみつドーナツを片手に彼の散歩道を歩きたくなった…

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    2026年08月01日
  • じい散歩

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    老夫婦と、すでに中年となった三人の息子たちの日常を描いた家族小説です。
    散歩を楽しむ新平を中心に、それぞれが老いや家族の問題、思うようにならない人生を抱えながらも、淡々と毎日を過ごしている姿が妙にリアルでした。
    家族だからこそ遠慮がなく腹も立ちますが、完全には離れられない距離感には、どこか自分の家族を重ねてしまいました。
    新平の考え方には時代を感じる部分も多く、共感しにくい場面もありましたが、それも含めて一人の人間として描かれているところに好感が持てました。
    派手な展開はありませんが、年齢を重ねた今だからこそ、こうした何気ない日常の積み重ねこそが、一番ぜいたくなのかもしれないと感じました。
    読み終えた後は、家族の顔が思い浮かぶ、そんな温かい一冊でした。

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    2026年07月30日
  • また団地のふたり

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    TVシリーズ再々放送毎回みてます ノエチとなっちゃんは相変わらず二人で団地でご飯を食べたり映画を見たり 電車や車が苦手ななっちゃんを気遣うノエチ 前回の本では喧嘩をしてたけど今回はお互いの気遣いがさりげなく 更にほっこりする

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    2026年07月30日
  • 最後の晩餐

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    いろいろな作家さんの話が読めるので、短編集はさくさく読めてしまいます。今回は、『最後の晩餐』をテーマに7編が収録されていました。『最後の晩餐』というと、イメージとしては悲しかったり、切なかったりというマイナスな感情が先にたっていたけれど、どの話も前向きな話で自分の『最後の晩餐』についても考えてみたくなった。
    どの作家さんの話も好きだったけど、個人的には金原ひとみさんの話が好きでした。コンプラが叫ばれる社会でこんな集まりがあって、ひたすら高カロリーな物を食べまくる…素敵な最後の晩餐だなぁと羨ましくなった。ちょっと学生時代を思い出した。
    井上荒野さんの「本当の話」も心がじんわり温かくなる素敵な話でした。

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    2026年07月29日
  • 最後の晩餐

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    食べ物小説が結構好き。本書も食べ物を美味しそうに書く作家陣が揃っており、軽い気持ちで手に取ったが、最後の晩餐というタイトル通り、食だけではなく死に向き合う話でもあったのだ。
    井上荒野さん、初読みだったけどまた読んでみたいな。
    角田さんの鰻の話、なんかうちの親族もこんな感じかもって。
    金原ひとみさんは近々ヤブノナカ読むから、ひとみ節を浴びたのでより楽しみ。
    あと装丁とっても可愛い。文庫は手軽だけど、単行本にしかない良さがあるねえ〜

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    角田作以外は「ランティエ」掲載の短編集。
    最後の晩餐の為にどう生きるか?と言うより、既に故人となった回顧録風なストーリー多数。
    結果的に「あれが最後の晩餐だった」はあっても「これが人生最後の晩餐だ」などと意識して前もって準備するなど無いのだから自分は毎食これが人生最後の食事かも?と意識はする様にしている。

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    2026年07月27日
  • 最後の晩餐

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    色んなタイプの最後の晩餐。
    みんないい。
    金原瞳さんのみたいな仲間も羨ましいし、原田ひ香さんにはハラハラしたし。
    1番リアルで笑ったのは、角田光代さんかな。
    人生後半、そして最後に食べるもの。心豊かに過ごすには何がいるか。考えちゃいますね

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    2026年07月26日
  • 最後の晩餐

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    このテーマでどうしてここまで個性溢れる作品が集まったのか不思議な程だ。大好きな江國氏と井上荒野氏は言うまでもなく、どれも愛おしい程、何度も読み返したい位だった。なかでも私が好きだったのは「最後の鰻」
    病室の様子が目に浮かんでツボった。

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    2026年07月20日
  • 団地のさんにん

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    イラストを手掛けるのは、ミルフィーユで有名な洋菓子フランセのパッケージデザインでおなじみの北澤平祐さん。『団地のふたり』のドラマの中のイラストもそうだったんだ。気づかなかったー。知れてうれしい。

    ドラマの中でなっちゃんが描いていた、あのそらちゃんの絵本が今ここに。うれしい。絵本だけど持ち歩きしやすい小さいサイズで、子どもはもちろん、大人も楽しめる。

    子どもが読んだら、「明日はお友達とどんなことをして遊ぼうかな」ってわくわくすると思う。大人が読むと、子どもの頃に想像力を爆発させて無邪気に遊び回った、あの記憶を思い出せる。

    自分もそうだけど、昔の子どもって遊びに出かけたらどこへでも行っちゃって、自分の町で自由自在に遊んでた。おもちゃや遊び道具だってそんなになくて、でもちょっと危険な公園の遊具もたくさんあったし、安い駄菓子屋さんもあちこちにあった。転んですりむいて赤チンを塗ってもらって、元気いっぱい暗くなるまでみーんなで遊んでいたなって懐かしくなった。

    なっちゃんとノエチは、大人になった二人から想像する通りの子どもで、そらちゃんもドラマに出てきたままの優しい女の子。とっても優しい絵本だった。

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    2026年07月10日
  • また団地のふたり

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    イヤなおばあさんとかもいない?団地でお年寄りの役に立ちながら淡々と暮らす幼なじみのノエチと奈津子。パンケーキを楽しんだり、2人で台湾映画祭を開催して台湾気分を楽しんだり。
    やはり気心のしれた人と楽しんで暮らすのは憧れます。
    マダムたちのマンガが大好きなのでこの2人の話も大好きです。
    小林聡美さんのファンなので、ドラマも楽しみです。

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    2026年06月20日
  • また団地のふたり

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    ネタバレ

    奈津子の不安定さにはすっかり馴れっこでいてくれるノエチ
    私がカツを一、ニ切れだけもらって、残りをノエチががつがつ食べるのを見たかったのに
    パジャマは寝るときしか着ませんよ。おばちゃんが見てるのは普段着か、外出着です。
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    何気ない会話。
    自分なら嫌だなとか、違和感がある言葉なのにここでは大丈夫かの。
    団地の人々や奈津子とノエチの間はそんなことも含めて丸ごと受け止めてもらえるのが、逆にいいなとおもった。

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    2026年06月07日