藤野千夜のレビュー一覧

  • 最後の晩餐

    Posted by ブクログ

    豪華メンバーの女性作家によるアンソロジー。
    バリエーションの豊かさで、飽きることなく読めた。
    特に気に入ったのは角田光代さんの「最後の鰻」。
    危篤状態なのに、集まった家族のやり取りがどこかユーモラスで温かくて…こんな雰囲気の中で旅立てたら幸せだなと思いながら読んだ。
    この本を読み終えた人の多くは、自分なら最後の晩餐は何にしようか考えると思う。私も考えてみたけどこれは難しい。いつが最後になるかとか、その時元気かなんてわからないし。思わず大まじめに考えてしまうくらい、それぞれの「最後の晩餐」を楽しめた。

    0
    2026年06月24日
  • 最後の晩餐

    Posted by ブクログ

    面白かった 
    丁寧な最後の晩餐にまつわる短編集
    初めて読む作家さんに出会えるから
    アンソロジーは好きだ

    小曾根幸子の送別会
    本当の話

    が好きだったな

    0
    2026年06月22日
  • また団地のふたり

    Posted by ブクログ

    イヤなおばあさんとかもいない?団地でお年寄りの役に立ちながら淡々と暮らす幼なじみのノエチと奈津子。パンケーキを楽しんだり、2人で台湾映画祭を開催して台湾気分を楽しんだり。
    やはり気心のしれた人と楽しんで暮らすのは憧れます。
    マダムたちのマンガが大好きなのでこの2人の話も大好きです。
    小林聡美さんのファンなので、ドラマも楽しみです。

    0
    2026年06月20日
  • 最後の晩餐

    Posted by ブクログ

    全員好きな作家さんだからってのもあるけどすごく好きなアンソロジーだった。とくに角田さんの話はものすごく短いのに、それでも一番泣けて、戻ったり進んだりして噛み締めるように読んだ。藤野千夜さんの話以外(いつもは好きなんだけども)すごく好きだったな…

    0
    2026年06月17日
  • 最後の晩餐

    Posted by ブクログ

    人生最後の日、何を食べたいか?
    じっくり考えずにはいられない。
    豪華作家陣によるフルコースのような1冊でした。

    なかなか手に入らないクッキー缶を
    一気に食べ尽くそうか。
    お気に入りのチーズにしようか。

    と考えているうちに、

    会食の手土産で初めてエシレのクッキー缶を
    いただいて感動したこと。
    その会食での、今となっては笑い飛ばせるトラブル…

    どんどん着想がつながって、
    思考があちこち色んな方向に旅に出ていました。

    今の私は、あの頃の私が作っているんだよなぁ。

    「最後の晩餐」をテーマに、
    豪華作家陣が描く7篇の物語。

    同じテーマでも、
    作家によって切り口がまったく違うのが
    アンソロジ

    0
    2026年06月17日
  • 最後の晩餐

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの「小曽根幸子の送別会」が圧巻。
    小曽根さん以外の登場人物3人の視点から、それぞれの “小曽根像”が描かれていて、中でも秋川の無礼さ、お門違いな考え方、小曽根さんを終始下に見る尊大な態度には読みながら本当に腹が立った。でも、こんな男性が全員ではないといえ一定数存在するのだと思うと実社会への暗澹とした気持ちが立ち込める。
    社会と自分の価値観のズレに気づけないのもまた、自覚のあるなしに苦しいことなのだろうなと思う。

    私は小曽根さんがかっこいいと思ったし、私もきっと同じことをするだろうなって感じたシーンもあった。
    一番印象に残った話だった。

    他の作品も切り口が斬新で、読んでいて学び

    0
    2026年06月12日
  • また団地のふたり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    奈津子の不安定さにはすっかり馴れっこでいてくれるノエチ
    私がカツを一、ニ切れだけもらって、残りをノエチががつがつ食べるのを見たかったのに
    パジャマは寝るときしか着ませんよ。おばちゃんが見てるのは普段着か、外出着です。
    .
    .
    .
    何気ない会話。
    自分なら嫌だなとか、違和感がある言葉なのにここでは大丈夫かの。
    団地の人々や奈津子とノエチの間はそんなことも含めて丸ごと受け止めてもらえるのが、逆にいいなとおもった。

    0
    2026年06月07日
  • 団地メシ!

    Posted by ブクログ

    団地にずっと住んでいたが、今は空き家や外国人が増えちょっと寂しさを感じる。皆んながわざわざ集まるような憩いの場ができると良いな。

    0
    2026年05月26日
  • じい散歩 妻の反乱

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三原堂の薯蕷饅頭、なかやのうなぎ弁当、タカセのあんみつドーナツ、中板橋の白鳥のシュークリーム

    会津若松の東山温泉、「芦名」日本旅館、奥日光の露天風呂付きの部屋

    魅力的な食べ物や観光名所が出てくる。ぜひ私も味わってみたい。おもてなしされたい。温泉に浸かりたい。それも家族や親戚、大勢で…夢だな。

    新平は、かっ、と笑った。とか、新平の「あ、そ」のシチュエーションが好きだった。細かいことを気にしないとこ、好き。

    次男(自称長女)の健二は、なんやかんや文句言いながらも新平の希望に応えてくれるの好きだった。

    この家族、平凡じゃないんだけど、読んでると、平穏で安心感がある。きっと、新平が岩みたいな

    0
    2026年05月10日
  • また団地のふたり

    Posted by ブクログ

    「団地のふたり」が思いのほか面白かったので、続きも読みたくて購入して読んでみました。
    (前作の方がインパクト強くて面白かったのですが、今作も中々に良いです)

    相変わらずの団地生活。なっちゃんとノエチの日々が淡々と、本当に何の事件もなく淡々と描かれています。
    自分にできないことはできないと割り切ってるなっちゃんがいいなぁ~と思いました。

    気心の知れた住人、心許せる幼馴染と住み慣れた町、それだけで充分のんびりな日常を送れる!

    0
    2026年05月06日
  • 団地のふたり

    Posted by ブクログ

    それなりに楽しく読みました。
    こうして団地に長く住んで、家族レベルの関係の女友達がいて…いい暮らしだなぁ、と。団地に住んでいると戸建てにあこがれるものだけど、団地の良さというのもあるよね。
    いま作者が男性と知って驚いた。

    0
    2026年05月04日
  • じい散歩 妻の反乱

    Posted by ブクログ

    新平のブレない感じが、よいです。
    介護の大変さを書きつつ、ひょうひょうとした新平の心の内をのぞかせてくれる素敵な小説です。

    0
    2026年05月01日
  • じい散歩 妻の反乱

    Posted by ブクログ

    九十歳を超えてなお、マメで何事も器用にこなしてしまう主人公・新平。本書を読み進めるうちに、私は彼の「完璧さ」が、五十代の息子たちがどこか「ちゃんとできない」原因ではないか、という考えに至った。
     女性として自立している二男のケンジは別として、新平があまりに周囲に行き届きすぎ、他者を頼らずに完結してしまう姿は、一見理想の父に見える。しかし、それは裏を返せば、子供たちが自立する機会を奪っているとも言えるのではないだろうか。ある種、それは「過干渉」とはまた違う形の「毒親」なのかもしれない。
     しかし、本書が描き出す家族の姿は、決して重苦しいものではない。誰かができなければ、別の誰かがその役割を埋める

    0
    2026年04月25日
  • じい散歩

    Posted by ブクログ

    戦時中の話もあったが、本当作家さんによって物語のカラーが違うのだなと改めて思った。
    毎日のルーティンをこなし、可愛らしい面もある新平さん。ほっこり感じる物語であった。

    0
    2026年04月21日
  • じい散歩 妻の反乱

    Posted by ブクログ

    相変わらずの新平節が楽しい。
    散歩やグルメを楽しみ、妻の介護も手を抜かない。
    息子たち、新平のありがたさに気付くのは新平亡き後だろうな。

    0
    2026年04月16日
  • じい散歩

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もうすぐ90歳になるエロおやじ新平の日常、なかなか面白かった。

    夫の浮気を疑う妻、英子を疎ましく思ったけど、前科があることを知ると逆に英子を可哀想に思った。そして、仕事を失敗しつつも、晩年には健康に気を使い、趣味も楽しみ、社交的で人生を謳歌してるこのおじいちゃんを素敵だなと思っていたのに、浮気歴があると知るとなんだかズルいと感じてしまった。

    そして「妻は自分のことだけ大騒ぎで、人への思いやりに欠けるところがある」という文章は私のことかと思って、グサッと刺さったし、そう思われる英子を不憫に思った。

    面白いんだけど、なんかちょっと悲しい物語だった。

    英子側の目線の物語も読んでみたいな…

    0
    2026年03月27日
  • じい散歩

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どこかの本当にある家族の話だと最後で実感

    それまでは小説だしフィクションだし、のように読んでいたが、途中の英子が倒れて入院したあとの流れは、もし私の両親が、もし私自身が、と現実を突きつけられた印象であった。

    家族との何気ないやり取りと新平の日課とする散歩内容を聞いていると、老後の過ごし方に楽しみを見つけた方が幸せであるなと
    からだは思ったよりも衰えて行くのであれば動かすべきであるなと、散歩を意識していこうと思える。

    子供たちの無責任さ、親に任せっきりの態度、その後を何も考えていない浅はかさに見下してしまうけれど私だって何も考えていないのは一緒だなと反省し、この先の歳の取り方や過ごし方に目

    0
    2026年03月22日
  • じい散歩 妻の反乱

    Posted by ブクログ

    前作が好きで、本作も読みました。面白かったです。

    相変わらず、よく歩き、よく食べる新平。高齢でも矍鑠としている姿が本当に素敵だと思います。
    ただ、女ったらしの所は除いてですが。

    もし、自分が90代になったとしたら、新平みたいに生きたい。
    そう思う一方で、絶対こうはなりたくない!と思うのが、三男の雄三みたいな人…
    お金にルーズで、ウエスト120cmで身なりがだらしなくて、家のことは何もやらない…
    つまり、この本には、僕の理想とこうはなりたくないという像の二つが描かれている。
    そういう見方で本作を楽しみました。

    家族の死や老々介護、8050問題?
    色々なテーマが絡んでいるが、重く感じずにサラ

    0
    2026年03月09日
  • 団地のふたり

    Posted by ブクログ

    ゆるい。
    大事件は何ひとつ起こらない。
    劇的じゃないけど、昨日と同じ今日はひとつもない、
    という真実には思い至る一冊。
    非日常の刺激を求める人には向かないかもね。
    日常のしみじみを噛み締めるには、とてもいい。
    いや、そんな構えなくても、
    ちょっとした空き時間を、
    心に小波立てる事なく埋めるのにちょうどいい。

    0
    2026年02月23日
  • また団地のふたり

    Posted by ブクログ

    なっちゃんとノエチのふたりの日常が穏やかで、ずっと読んでいられる。佐久間のおばちゃんとのやり取りも楽しいし、ごはんも美味しそう。
    ふんわり心が温かくなるお話しで好き。

    0
    2026年02月08日