藤野千夜のレビュー一覧

  • ナナイロノコイ

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    角田光代と唯川恵の話がよかった。ミーヨンの話は、おしゃれな写真を鑑賞している気分、新感覚の読書だった

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    2025年01月20日
  • じい散歩 妻の反乱

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    『じい散歩2』では主人公は90歳を越えて自分の身体でさえ大変なはず、妻の介護生活と相変わらずダメな息子3人との様子が書かれている
    趣味の喫茶店巡りはいっときの安らぎや気分転換になるだろう
    息子が3人も居て役にたたずは腹立たしい
    妻の介護を一人で行うのではなく家族で参加するように役割り分担をして息子達を引き込むように考える必要があると思う

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    2025年01月10日
  • 君のいた日々

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    夫を亡くした妻、その妻を亡くした夫をそれぞれの立場で書いた物語。泣いちゃうよね。何か置き換えちゃって。私はどうにか暮らして行けるかもしれないけど、夫は大丈夫かなぁ?

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    2024年11月29日
  • じい散歩 妻の反乱

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    90歳を超えた夫婦。新平と英子。長男で引きこもりの孝史、次男で長女の健二、三男で借金王の雄三。明石家は5人家族で安穏?とした毎日を過ごしている。
    前回ラストで英子が倒れ、今回は新平が介護をしている毎日が描かれている。
    一見、八方塞がりっぽい明石家だが読んでいる内に、なんというか、、クスッと笑えてホンワカした気持ちになるから不思議。
    何だかんだいっても皆がそれぞれ、それなりに前向きに今出来る事をやっているからなのか…
    とにかく、私も頑張ろうかな!って気にさせてくれるのです。
    新平さんのじい散歩。まだまだ続いて欲しい。

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    2024年10月29日
  • 時穴みみか

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    よかった。
    咳をしているって、こういうことだったのね。泣けてきた。

    平成ではシンママと一人っ子で楽しく友達みたいに暮らしていて、ママに歳下の彼氏がいて。ってほんと今どき。

    でも、昭和では父親を中心に、一汁三菜をきっちり作る子供思いの母、優しい姉、お茶目な弟。子供が育つには、昭和の環境の方がいいんだろうなぁとつくづく。
    もちろん、当時はそれで閉塞感とかあったんだろうけど。

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    2024年10月17日
  • スラスラ描けるマンガ教室~ピリカの魔法のペン~

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    藤野千夜!? と驚き手に取る。
    元漫画家の古本屋主人の孫娘が見つけたのは魔法のペン? 
    物語上の絵を描くシーンに、マンガというかイラストの描き方を挿入させるという思い切った構成。それをマンガでなく小説で表すというのが面白い。

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    2024年10月11日
  • じい散歩 妻の反乱

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    健康オタクの新平さんの朝のルーティンは、89歳の頃よりは更にバージョンアップされていた。4-50分の独自の体操が、1時間半に。朝食もヨーグルトにきな粉、すりごま、干し葡萄を、カフェオレボウル一杯に頂き、梅干し、米ぬか、蜂蜜も加えるという定番はそのまま。加えて塩煎り大豆20粒がプラスされた。それに加えて、毎日していた散歩が妻の介護のために難しくなったことを鑑みて、健康器具を使って「キーッ、ガッシャン」とやっている。

    一つ下の妻、英子が倒れて車椅子生活になり、老々介護の日々。けれども新平、平成30年春、92歳は実に淡々とこなしている。そもそもそういう性格なのだ。女好きではあるが、愛人を作るほど家

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    2024年09月23日
  • じい散歩

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     大正生まれの明石新平。米寿を過ぎたが日課となった趣味の散歩のおかげかますます元気だ。散歩で立ち寄る、興味のある建築物や昔風の喫茶店でのひとときは活力の元にもなっている。

     実は新平にはこだわりがある。そのこだわりが、男として、一家の主として、そして会社経営者としての新平を、これまで支えてきた。
     家庭内には心配の種が尽きないが、そんなものに弱音など吐いていられない。そう思いつつ新平は、今日も散歩に出かけていく。

     そんなじいさんのダンディズム溢れる1年をコミカルに描くヒューマンドラマ。シリーズ1作目。
              ◇
     深夜、物音で新平が目を覚ました。妻の英子が隣に敷いた布団に

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    2024年07月14日
  • 君のいた日々

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    日常のちょっとした「何だろ、これ」が、気味悪さでなく、ついつい亡くなった人に結びついたり、似た背格好の人を見つけると「ひょっとして」と思ったり。大切な人を亡くした人あるあるだった。残されるって本当に辛い。体はなくなっても、その人がなくなるわけじゃないといいな。また会えるといいな。
    あとがきを木皿泉さんが書いていて、そういえば作品の匂いが似てるなあと思いました。

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    2024年05月28日
  • 時穴みみか

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    表紙が可愛い、と手に取った。
    平成生まれの女の子が昭和にタイムスリップする。
    なんだか児童書みたいな本だなあと思いつつ読み進めたら、まさかのスピリチュアル。

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    2024年05月22日
  • すしそばてんぷら

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    隅田川のそばでおばあちゃんとふたり暮らしをしている主人公 寿々。
    早朝のテレビ番組でお天気おねえさんをしていて、毎日帰るとおばあちゃんが美味しいおやつを作って待っていてくれる。
    婚約者から別れを切り出されてすんなり受け入れてしまい、目指している気象予報士の試験にもまた落ちてしまう寿々。
    そんな時、所属する事務所社長から「お江戸まちめぐり」ブログを開設することに。

    人生ってなかなか自分の思うようにはいかないもの。
    でも何も変わらないことなんてないんだ。
    少しでもいいから何かやってみよう。
    そうすれば予想しなかった何かが見えてくるかも。
    東京の美味しいものが沢山出てきて、巻末の解説は枝元なほみさ

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    2024年05月18日
  • じい散歩 妻の反乱

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    主人公の年齢が10歳は上かな、こんなに元気な90代は確かにいない。
    現実的には80代。
    息子3人は50代の年齢設定で現実的。
    やっぱり、8050問題なのだ。

    ひきこもり、借金、ジェンダー、認知症と話題が盛りだくさんの家だが、主人公の明るさ、明朗さ、親戚関係の良さが、後読感を悪くさせません。

    次男(自称長女)いい味出してる。
    人はやっぱり優しさ。

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    2024年04月09日
  • ナナイロノコイ

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    恋愛小説も、アンソロジーも好きなので、こういう本は良い。
    映画化するっていう井上荒野さんの短編が一番好きだったかなあ。

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    2023年03月26日
  • D菩薩峠漫研夏合宿

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    面白かったー!タイトルからして濃ゆい話が読めるのではとわくわくしました。後から知りましたが作者の自伝的小説なのですね。たった7日間の出来事を事細かに描いており、何気ない描写も取りこぼさずに描かれているので読んでいて楽しい。また登場人物の生きているのが伝わってきて、部員の仲間入りをしたかのような気分になります。こういう話は書けるようでなかなか書けないように思います。この方、上手だなぁという印象です。作者はまさかの女装をされた男性と知り、ビックリ。(女性だと思っていました。)藤野千夜さん、他の作品もどんどん読んでみたくなります。 

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    2021年01月27日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    短編小説。
    中には情景がぼんやりしたまま終幕になったものもあるが、大半は程よく心地良い作品。
    日本には暦のほかにこんなにも豊かな四季の表現があると温かさも得た。

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    2020年02月09日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    12名の著名な作家の短編が72候の解説と一緒に読める、ある意味で贅沢な本だ.重松清の鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)は父親としての最後の旅行で息子の翔太を見つめる親心がうまく描写されている.筒井康隆の蒙霧升降(ふかききりまとう)は戦後の風物詩を散りばめた彼独特の文章でしっかり意見を述べているのが良い.堀江敏幸の熊蟄穴(くまあなにこもる)は菱山の取材活動のなかで村の古老たちとの奇妙な会話が面白かった.

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    2019年12月08日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    物語ではなく、読書そのものと、日本の繊細な四季の移ろいを味わう一冊。初めて読む作家さんもいて楽しかった。

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    2019年12月05日
  • すしそばてんぷら

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    お江戸として、東京下町の美味しいものと文化を題材にとった、著者らしい静かな小説。
    実在するお店を集めたグルメ面がとにかく秀逸で、端から巡りたくなる。
    お仕事小説とか青春もののという側面もあるが、そっちはそっちで無理な凹凸のない、ナチュラルにいい話に仕上がっていた。
    最近、とても感触のいい小説を書いてくれると、個人的にお気に入り。
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    2017年01月27日
  • 願い

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    ネタバレ

    *ささやかでいい。叶ってさえくれれば――
    可愛い妹が欲しい、元恋人と復縁したい、部下と不倫をしてみたい、とにかく誰かと話したい……。
    芥川賞作家が掬い取る、街にあふれたいくつもの小さな願いごと。静かだけれど切実な、9つの物語*

    心の奥の柔らかい部分にふわりと触れる、やさしい風のような物語の数々。単純明快なオチなどはなく、ありふれた日々の物語を丁寧にすくい取り、ゆるりと仕上げているので、余韻が残る読後感。読む人、読む時期によっても感じ方が変わりそう。

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    2016年08月15日
  • ルート225

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    ダッシュの世界に迷い込むという超常現象関連が、
    原作でどういう文章で書かれているのかわからないが、
    日常生活が変わってしまった、パパとママがいない、なんだか微妙にずれている、
    といった感覚(ソフトSF)がとてもうまく処理されている。

    主人公の女の子、気弱なダイゴ、わりと優しくて頼れそうなマッチョ、など性格を端的にあらわした絵も素敵だ。
    (「みなみけ」の彼女にやや似ているけど)
    やはりこの作者の絵はかなり好き。

    「ぼくはおんなのこ」しか読んでいない。
    ちなみに「青い花」のDVDをちょこちょこ見ている。
    それだけでもわかるのだが、この作者はジェンダー関係の作品にこだわっている

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    2016年07月13日