藤野千夜のレビュー一覧

  • じい散歩

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    老夫婦と、すでに中年となった三人の息子たちの日常を描いた家族小説です。
    散歩を楽しむ新平を中心に、それぞれが老いや家族の問題、思うようにならない人生を抱えながらも、淡々と毎日を過ごしている姿が妙にリアルでした。
    家族だからこそ遠慮がなく腹も立ちますが、完全には離れられない距離感には、どこか自分の家族を重ねてしまいました。
    新平の考え方には時代を感じる部分も多く、共感しにくい場面もありましたが、それも含めて一人の人間として描かれているところに好感が持てました。
    派手な展開はありませんが、年齢を重ねた今だからこそ、こうした何気ない日常の積み重ねこそが、一番ぜいたくなのかもしれないと感じました。

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    2026年07月30日
  • また団地のふたり

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    TVシリーズ再々放送毎回みてます ノエチとなっちゃんは相変わらず二人で団地でご飯を食べたり映画を見たり 電車や車が苦手ななっちゃんを気遣うノエチ 前回の本では喧嘩をしてたけど今回はお互いの気遣いがさりげなく 更にほっこりする

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    2026年07月30日
  • 最後の晩餐

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    いろいろな作家さんの話が読めるので、短編集はさくさく読めてしまいます。今回は、『最後の晩餐』をテーマに7編が収録されていました。『最後の晩餐』というと、イメージとしては悲しかったり、切なかったりというマイナスな感情が先にたっていたけれど、どの話も前向きな話で自分の『最後の晩餐』についても考えてみたくなった。
    どの作家さんの話も好きだったけど、個人的には金原ひとみさんの話が好きでした。コンプラが叫ばれる社会でこんな集まりがあって、ひたすら高カロリーな物を食べまくる…素敵な最後の晩餐だなぁと羨ましくなった。ちょっと学生時代を思い出した。
    井上荒野さんの「本当の話」も心がじんわり温かくなる素敵な話で

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    2026年07月29日
  • 最後の晩餐

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    食べ物小説が結構好き。本書も食べ物を美味しそうに書く作家陣が揃っており、軽い気持ちで手に取ったが、最後の晩餐というタイトル通り、食だけではなく死に向き合う話でもあったのだ。
    井上荒野さん、初読みだったけどまた読んでみたいな。
    角田さんの鰻の話、なんかうちの親族もこんな感じかもって。
    金原ひとみさんは近々ヤブノナカ読むから、ひとみ節を浴びたのでより楽しみ。
    あと装丁とっても可愛い。文庫は手軽だけど、単行本にしかない良さがあるねえ〜

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    2026年07月28日
  • 最後の晩餐

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    角田作以外は「ランティエ」掲載の短編集。
    最後の晩餐の為にどう生きるか?と言うより、既に故人となった回顧録風なストーリー多数。
    結果的に「あれが最後の晩餐だった」はあっても「これが人生最後の晩餐だ」などと意識して前もって準備するなど無いのだから自分は毎食これが人生最後の食事かも?と意識はする様にしている。

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    2026年07月27日
  • 最後の晩餐

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    色んなタイプの最後の晩餐。
    みんないい。
    金原瞳さんのみたいな仲間も羨ましいし、原田ひ香さんにはハラハラしたし。
    1番リアルで笑ったのは、角田光代さんかな。
    人生後半、そして最後に食べるもの。心豊かに過ごすには何がいるか。考えちゃいますね

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    2026年07月26日
  • 最後の晩餐

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    このテーマでどうしてここまで個性溢れる作品が集まったのか不思議な程だ。大好きな江國氏と井上荒野氏は言うまでもなく、どれも愛おしい程、何度も読み返したい位だった。なかでも私が好きだったのは「最後の鰻」
    病室の様子が目に浮かんでツボった。

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    2026年07月20日
  • 団地のさんにん

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    イラストを手掛けるのは、ミルフィーユで有名な洋菓子フランセのパッケージデザインでおなじみの北澤平祐さん。『団地のふたり』のドラマの中のイラストもそうだったんだ。気づかなかったー。知れてうれしい。

    ドラマの中でなっちゃんが描いていた、あのそらちゃんの絵本が今ここに。うれしい。絵本だけど持ち歩きしやすい小さいサイズで、子どもはもちろん、大人も楽しめる。

    子どもが読んだら、「明日はお友達とどんなことをして遊ぼうかな」ってわくわくすると思う。大人が読むと、子どもの頃に想像力を爆発させて無邪気に遊び回った、あの記憶を思い出せる。

    自分もそうだけど、昔の子どもって遊びに出かけたらどこへでも行っちゃっ

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    2026年07月10日
  • 最後の晩餐

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    あーあっという間。
    江國さんのランドリーの匂いと体感する温度の感じ凄くいいなー。
    角田さんのは何気なーく読んでいるのにぶわっと最後涙が出そうだった。
    こういうライトでふわっと優しいのいいなー。
    最後の晩餐がテーマだと嫌な話にならなそうだな。

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    2026年07月07日
  • 最後の晩餐

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    「最後の晩餐」をテーマにしたアンソロジー。江國香織さんが好きで手に取ってみたが、他の作家さんの短編も面白くて、他の作品も読んでみようと思う方に出会えたのがうれしい。作家さんによって、好き嫌いがはっきり分かれて面白かった。

    「最後の鰻」角田光代
    父が亡くなる前のことを思い出した。鰻が好きだった父。命日に家族で鰻を食べようかな。

    「小曾根幸子の送別会」寺地はるな
    小曾根さんが爽快!好き。

    「もうひとりのねえちゃん」藤野千夜
    なんかこの話面白いな…と思うと藤野さんの短編だった。人間関係がちょうどいい感じで素敵。

    「本当の話」井上荒野
    女三世代の感じが好き。

    金原ひとみさんの短編に出てくるカ

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    2026年07月05日
  • 最後の晩餐

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    豪華メンバーの女性作家によるアンソロジー。
    バリエーションの豊かさで、飽きることなく読めた。
    特に気に入ったのは角田光代さんの「最後の鰻」。
    危篤状態なのに、集まった家族のやり取りがどこかユーモラスで温かくて…こんな雰囲気の中で旅立てたら幸せだなと思いながら読んだ。
    この本を読み終えた人の多くは、自分なら最後の晩餐は何にしようか考えると思う。私も考えてみたけどこれは難しい。いつが最後になるかとか、その時元気かなんてわからないし。思わず大まじめに考えてしまうくらい、それぞれの「最後の晩餐」を楽しめた。

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    2026年06月24日
  • また団地のふたり

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    イヤなおばあさんとかもいない?団地でお年寄りの役に立ちながら淡々と暮らす幼なじみのノエチと奈津子。パンケーキを楽しんだり、2人で台湾映画祭を開催して台湾気分を楽しんだり。
    やはり気心のしれた人と楽しんで暮らすのは憧れます。
    マダムたちのマンガが大好きなのでこの2人の話も大好きです。
    小林聡美さんのファンなので、ドラマも楽しみです。

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    2026年06月20日
  • また団地のふたり

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    ネタバレ

    奈津子の不安定さにはすっかり馴れっこでいてくれるノエチ
    私がカツを一、ニ切れだけもらって、残りをノエチががつがつ食べるのを見たかったのに
    パジャマは寝るときしか着ませんよ。おばちゃんが見てるのは普段着か、外出着です。
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    何気ない会話。
    自分なら嫌だなとか、違和感がある言葉なのにここでは大丈夫かの。
    団地の人々や奈津子とノエチの間はそんなことも含めて丸ごと受け止めてもらえるのが、逆にいいなとおもった。

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    2026年06月07日
  • 団地メシ!

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    団地にずっと住んでいたが、今は空き家や外国人が増えちょっと寂しさを感じる。皆んながわざわざ集まるような憩いの場ができると良いな。

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    2026年05月26日
  • じい散歩 妻の反乱

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    ネタバレ

    三原堂の薯蕷饅頭、なかやのうなぎ弁当、タカセのあんみつドーナツ、中板橋の白鳥のシュークリーム

    会津若松の東山温泉、「芦名」日本旅館、奥日光の露天風呂付きの部屋

    魅力的な食べ物や観光名所が出てくる。ぜひ私も味わってみたい。おもてなしされたい。温泉に浸かりたい。それも家族や親戚、大勢で…夢だな。

    新平は、かっ、と笑った。とか、新平の「あ、そ」のシチュエーションが好きだった。細かいことを気にしないとこ、好き。

    次男(自称長女)の健二は、なんやかんや文句言いながらも新平の希望に応えてくれるの好きだった。

    この家族、平凡じゃないんだけど、読んでると、平穏で安心感がある。きっと、新平が岩みたいな

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    2026年05月10日
  • また団地のふたり

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    「団地のふたり」が思いのほか面白かったので、続きも読みたくて購入して読んでみました。
    (前作の方がインパクト強くて面白かったのですが、今作も中々に良いです)

    相変わらずの団地生活。なっちゃんとノエチの日々が淡々と、本当に何の事件もなく淡々と描かれています。
    自分にできないことはできないと割り切ってるなっちゃんがいいなぁ~と思いました。

    気心の知れた住人、心許せる幼馴染と住み慣れた町、それだけで充分のんびりな日常を送れる!

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    2026年05月06日
  • 団地のふたり

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    それなりに楽しく読みました。
    こうして団地に長く住んで、家族レベルの関係の女友達がいて…いい暮らしだなぁ、と。団地に住んでいると戸建てにあこがれるものだけど、団地の良さというのもあるよね。
    いま作者が男性と知って驚いた。

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    2026年05月04日
  • じい散歩 妻の反乱

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    新平のブレない感じが、よいです。
    介護の大変さを書きつつ、ひょうひょうとした新平の心の内をのぞかせてくれる素敵な小説です。

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    2026年05月01日
  • じい散歩 妻の反乱

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    九十歳を超えてなお、マメで何事も器用にこなしてしまう主人公・新平。本書を読み進めるうちに、私は彼の「完璧さ」が、五十代の息子たちがどこか「ちゃんとできない」原因ではないか、という考えに至った。
     女性として自立している二男のケンジは別として、新平があまりに周囲に行き届きすぎ、他者を頼らずに完結してしまう姿は、一見理想の父に見える。しかし、それは裏を返せば、子供たちが自立する機会を奪っているとも言えるのではないだろうか。ある種、それは「過干渉」とはまた違う形の「毒親」なのかもしれない。
     しかし、本書が描き出す家族の姿は、決して重苦しいものではない。誰かができなければ、別の誰かがその役割を埋める

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    2026年04月25日
  • じい散歩

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    戦時中の話もあったが、本当作家さんによって物語のカラーが違うのだなと改めて思った。
    毎日のルーティンをこなし、可愛らしい面もある新平さん。ほっこり感じる物語であった。

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    2026年04月21日