藤野千夜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつだったか、深夜映画で実写版のを見てやけに頭の中に残っていたので、古本屋で偶然見つけて購入。
ちなみに原作である小説のほうは読んでおりません。
ストーリーのほうは予め映画のほうでわかっていたから、結末はわかっていたものの、結構面白かったです。
絵もカワイイし、個人的には好きな絵です。
弟を迎えにいった帰りに異世界に迷い込んでしまう、なんていうストーリー。
異世界っていっても、元の世界とよく似た世界。平行世界、というのでしょうか?
なかったものがあって、あったものがなくなったり、自分がこんな世界に突然いってしまったら、なんだか耐え切れないんだろうな、と思いました。
最後の方 -
Posted by ブクログ
トランスジェンダー、ゲイのカップル、障害者を兄弟に持つ女の子、パニック障害持ちの主婦…この小説に収められている二篇に登場するのは、マイノリティな人間だらけ。
こういうマイノリティである人々を扱った作品が芥川賞を受賞する、まずそのことが私は個人的に嬉しかった。
ただ、それだけあって受け入れられない人はまったく駄目だと思う。まずそういった人間を理解できなければ、不快感しかないかもしれない。
そういう“マイノリティ”を理解した上で読めば(もしも共感できたなら尚更)、登場人物の見方もきっと変わってくる。
表題作に出てくるマルオ、私は好きだな。あの鷹揚さ。「人の目を気にしたって仕方ない。僕は僕でしか -
Posted by ブクログ
いつか読もうと思っていた本。
芥川賞受賞作だったんですね。
主人公がゲイなのは知っていたけど、デブとは思いがけなかった…
会社員のマルオは95キロ。編集者で小柄な恋人のヒカルとは手をつなぎっぱなしでデートをする仲。つなぎっぱなしにする必要性をこっちは感じないけれど、二人で宣言するような意味があるのかな〜。
今は女性になった美容師のたま代や、ヒカルの幼なじみの小説家・菊江など、彼らを囲む女たちも、ちょっとヘンだったりする〜ゆるい友達つきあいが描かれていて、なかなか良い感じです。
もっともの悲しいのかと思ったけど、嫌なこともありつつ、滑稽な日常。
2000年発行。作者は1962生まれ。 -
Posted by ブクログ
90歳前後の老夫婦が主人公の小説は初めて読んだ。
特に大きなイベントは起こらず、淡々と日常が進み、時折来し方の場面が挿入され、今の新平・英子夫婦の歴史が徐々に明らかになる。
90歳ともなれば、仙人のように達観し、悟りの境地に至る、なんてこともなく、ひたすら人間臭い、迷いと悩みに満ちた日々。
五十代の三兄弟はというと、長男孝史は引きこもり、次男健二はお姉、三男雄三は地下アイドルのイベントを企画する借金王、といいとこ無し。(お姉の健姉は気が利くし、経済的にも自立してるので全然悪くないけど)
新平じいさんが息子たちに、「誰が墓をみてくれるのか」と聞いても誰も答えない。(墓を作ってくれ、とは言っ