藤野千夜のレビュー一覧
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ネタバレ横浜に行ってる時にカフェやバスのなかでぽや~と読みました。
好き。なんか好き。
・願い
3つ願い事をかなえてあげる、と言っていたおばあちゃん。
ふわふわと付き合っていて別れたけど、ひさしぶりの連絡のタケ。ほわっと。
・妹思い
妹思いのお兄ちゃん。
なんでもない話だけど、直球な感じが人間くさくて好き。
・ノーチャンス
美人妻をもちつつも、大坪さんにゆれる想い。
そういうのはあるやろなぁ~。
・つるとくま
おばけにおそれる美々加。
それがきっかけとなって母の再婚相手の熊さんに心を開く。
・散骨と密葬
自分の人生はとても順調だったけど、奥さん選びと子供の育て方は間違えていたかもしれない。。 -
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豪華執筆陣にワクワクして購入し、期待通りの素晴らしいアンソロジーだった。
どのお話にも違った良さがあってどれが1番好きか決めきれないが、今いちばん思い出すのは金原ひとみの『ラストサパーフォーエバー』。
彼氏と別れて死にたいくらいつらいクズハの元に女友達3人が最後の晩餐に食べたいものを持ち寄る。死にたいクズハ本人ではなくその友人たちが選んだものなので理性が働いていて面白い。特に未来のことを心配しなくて良いから痛風鍋、という選択肢はあまりにも理性。自分にはその視点と選択肢が存在してなかったのですごく良いなと思った。本能のままに手を伸ばし食べまくる描写に活力が湧いてくる。
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作中で金原ひとみさんも触れていますが、「最後の晩餐」‥‥学術的には「キリストが処刑される前夜の12人の使徒と摂った夕食」を指し、その代表格があのダ・ヴィンチ作の有名な修道院壁画ですね。
私個人としてはまさかキリストじゃあるまいし、家族に看取られながら「この中に私を裏切る者がいる」などと予言(遺言)し、パンと葡萄酒を食して逝く…。てか裏切り者のユダは誰よ? 遺族による遺産相続争いではなく、実家と墓じまいというまさかの醜悪な泥仕合…もはや笑えないギャグ! 小金持ちじゃないけど、自分が旅立った瞬間に家族がガッツポーズしてたらやだなぁ、ハハ。
帯にもある通り、「あなたは人生の最後に何を味わい -
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作家のメンツがよかったからもちろん期待してたつもりだけど、アンソロという詰め合わせの性質上すべてのお話が自分に合うわけでもないと思っているので、百パーセント期待していたわけでもない気がする。だけど、これは個人的によかった〜!作家によってアプローチが違うのも面白かったし、なにより全員すごく読みやすかった。すんなり入ってくる感じで、一冊のアンソロとして温度感?みたいなものが揃っていてよかった(語彙力)
わたしは江國香織だいすきマンなので江國香織のお話がいちばん読みたかったしいちばんすきだったけど、井上荒野もよかったなあ。あの短いお話のなかにオチまでつけてくるのってすごい。 -
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ネタバレ三原堂の薯蕷饅頭、なかやのうなぎ弁当、タカセのあんみつドーナツ、中板橋の白鳥のシュークリーム
会津若松の東山温泉、「芦名」日本旅館、奥日光の露天風呂付きの部屋
魅力的な食べ物や観光名所が出てくる。ぜひ私も味わってみたい。おもてなしされたい。温泉に浸かりたい。それも家族や親戚、大勢で…夢だな。
新平は、かっ、と笑った。とか、新平の「あ、そ」のシチュエーションが好きだった。細かいことを気にしないとこ、好き。
次男(自称長女)の健二は、なんやかんや文句言いながらも新平の希望に応えてくれるの好きだった。
この家族、平凡じゃないんだけど、読んでると、平穏で安心感がある。きっと、新平が岩みたいな -
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九十歳を超えてなお、マメで何事も器用にこなしてしまう主人公・新平。本書を読み進めるうちに、私は彼の「完璧さ」が、五十代の息子たちがどこか「ちゃんとできない」原因ではないか、という考えに至った。
女性として自立している二男のケンジは別として、新平があまりに周囲に行き届きすぎ、他者を頼らずに完結してしまう姿は、一見理想の父に見える。しかし、それは裏を返せば、子供たちが自立する機会を奪っているとも言えるのではないだろうか。ある種、それは「過干渉」とはまた違う形の「毒親」なのかもしれない。
しかし、本書が描き出す家族の姿は、決して重苦しいものではない。誰かができなければ、別の誰かがその役割を埋める -
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ネタバレもうすぐ90歳になるエロおやじ新平の日常、なかなか面白かった。
夫の浮気を疑う妻、英子を疎ましく思ったけど、前科があることを知ると逆に英子を可哀想に思った。そして、仕事を失敗しつつも、晩年には健康に気を使い、趣味も楽しみ、社交的で人生を謳歌してるこのおじいちゃんを素敵だなと思っていたのに、浮気歴があると知るとなんだかズルいと感じてしまった。
そして「妻は自分のことだけ大騒ぎで、人への思いやりに欠けるところがある」という文章は私のことかと思って、グサッと刺さったし、そう思われる英子を不憫に思った。
面白いんだけど、なんかちょっと悲しい物語だった。
英子側の目線の物語も読んでみたいな… -
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ネタバレどこかの本当にある家族の話だと最後で実感
それまでは小説だしフィクションだし、のように読んでいたが、途中の英子が倒れて入院したあとの流れは、もし私の両親が、もし私自身が、と現実を突きつけられた印象であった。
家族との何気ないやり取りと新平の日課とする散歩内容を聞いていると、老後の過ごし方に楽しみを見つけた方が幸せであるなと
からだは思ったよりも衰えて行くのであれば動かすべきであるなと、散歩を意識していこうと思える。
子供たちの無責任さ、親に任せっきりの態度、その後を何も考えていない浅はかさに見下してしまうけれど私だって何も考えていないのは一緒だなと反省し、この先の歳の取り方や過ごし方に目 -
Posted by ブクログ
前作が好きで、本作も読みました。面白かったです。
相変わらず、よく歩き、よく食べる新平。高齢でも矍鑠としている姿が本当に素敵だと思います。
ただ、女ったらしの所は除いてですが。
もし、自分が90代になったとしたら、新平みたいに生きたい。
そう思う一方で、絶対こうはなりたくない!と思うのが、三男の雄三みたいな人…
お金にルーズで、ウエスト120cmで身なりがだらしなくて、家のことは何もやらない…
つまり、この本には、僕の理想とこうはなりたくないという像の二つが描かれている。
そういう見方で本作を楽しみました。
家族の死や老々介護、8050問題?
色々なテーマが絡んでいるが、重く感じずにサラ