藤野千夜のレビュー一覧

  • じい散歩

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    人生いろいろ、幸せのカタチもいろいろ。
    すべてが順風満帆であるに越したことはないけれど、現実はそう上手くはいかないものです。
    『じい散歩』に登場する一家は、50代の息子3人が全員未婚。「結婚して子供を持つのが幸せ」というステレオタイプから見れば、彼らはそこから遠い場所にいるのかもしれません。けれど、食卓を囲み、誰を責めるでもなく淡々と、それでいて穏やかに流れる彼らの「フツー」の時間は、私にはとても幸せなものに映りました。
    物語の核心に触れる、90代の夫婦・新平とエイコの関係性も印象的です。
    かつての不倫を疑い続ける妻と、それを軽やかに受け流す夫。新平が倒れたエイコを前に一瞬見せた「空白の時間」

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    2026年04月25日
  • じい散歩

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    毎日散歩に出掛けて美味しい物と建築を見るのが日課、家に帰れば認知症の妻に浮気を疑われ頼りにならないどころか89歳の父と88歳の母におんぶに抱っこの息子二人。たまに来る唯一自立している次男(長女?)。現代社会のいろんな問題の縮図のような家族で、でも悲壮感はなくどこかユーモラスな日常。一昔前のお金持ってる男はみーんな浮気三昧なのね、とも感じる。

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    2026年04月21日
  • 団地メシ!

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    団地に住んでいたことがあり、ちょっと懐かしい。
    団地の真ん中に商店街があったりしたけど、段々シャッターが降りているところが多くなったものね。
    絶賛引き篭もり気味の我が孫娘、花のように一緒にお出掛けしたいなぁって思った。
    しかし、私も70歳だけどみんなに気を使われる程でなのかなあってちょっと不安になった、まだまだ元気なんだけどなぁ。

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    2026年04月14日
  • 団地メシ!

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    一度、この小説の中のような団地内の商店街みたいなところに、何の気無しに遭遇したことがあって、え、こんなところに店があるんだとびっくりしたことを思い出した

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    2026年04月13日
  • 団地メシ!

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    「団地のふたり」が良かったので、拝読しました。
    幼なじみ2人が中心の前作から祖母と孫が中心の話になりましたが、違和感なく楽しめました。
    ただ、最終話の終わり方が物語の終わり感や継続感が私には感じられなかったです。

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    2026年02月24日
  • 夏の約束

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    ネタバレ

    ドラマ『団地のふたり』を見て、面白かったから、小説にも興味を持って読んで、作者の藤野千夜さんのプロフィールを見たら、この表題作で芥川賞を受賞されてると知ったので、読んでみたくなったから読んでみた。

    「夏の約束」
    ゲイのカップルの会社員マルオと編集者のヒカル。ヒカルと幼馴染の売れない小説家菊江とその友達の会社員のぞみ。男から女になったトランスセクシャルの美容師たま代。少し外れた人たちの日常を描いた作品。

    終盤にたま代が大怪我をする以外は物語が穏やかに、悪くいうと平凡に進行していく。
    マルオはしゃれた人だなって思った。どっちかっていうとヒカルのほうが馴染みやすいけど。生き方に信念があって、羨ま

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    2026年02月01日
  • 団地メシ!

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    さらっと、あっさりとした読後感。
    花の不登校とかにはあまり触れずに、ゆりおばあちゃんとの団地巡りにスポットを当てているのね。

    東京の団地だから、地理的なものは分からなかったけど、近辺の人ならば巡るのに楽しそう。

    ゴースト団地の不穏なニュースがある中、
    頑張ってるお店を紹介するのは読んでる方も元気が出るね。

    続きがあるのかな。
    展開が変わってる花とゆりおばあちゃんを見てみたいな。

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    2026年01月28日
  • ネバーランド(新潮文庫)

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    主人公と、二股をしている彼氏との半同棲生活を描いた話。彼氏の隆文は、主人公に料理・家事の全てを頼り、お金にもルーズで、なにより二股をしているという最悪の男。第三者視点で読むと本当にイライラするし、それを全て許してしまう主人公にも怒りもどうしようもないなぁと思ってしまう。
    でもそれを許してしまうのは、主人公にとって隆文の顔がタイプだから。
    この理由って本当に大きい。たぶん自分も顔が好きだったらなんでもよく見えてしまう。中身が重要とは聞き飽きるほど聞いた言葉だけど、やはり顔は本能的に惹かれてしまうものの一つで、他のたくさんの欠点をカバーしてしまう最強の武器なのだと実感した

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    2026年01月21日
  • 団地メシ!

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    さらりと読めた。何も考えずに。
    出かけて食べて。それだけ。
    高校中退した女の子、未亡人、なにかが解決したわけでもなく、ふたりがカフェを始めようかな、の、夢を抱いたところでEND。

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    2026年01月08日
  • ネバーランド(新潮文庫)

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    以外な結末だったけど
    平成日本版逆ピーターパンみたいな感じ
    そういえば本家ピーターパンも結末は似てるかも
    ハッピーエンドのハズだが、少し切ないな
    大人になるって切ないものだと、令和の今読んでひしひしと。

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    2025年12月30日
  • 団地メシ!

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    不登校の高校生の孫娘とその祖母が、都内と神奈川県内の団地の中のレストランやカフェをめぐる物語。なじみのある小田急線沿線が主な舞台となっているのが、おもしろかった。両親ほど距離が近くないために祖父母とはより気軽な関係を築けるというのは私もよくわかるし、祖母と孫たち・いとこ同士の関係性が微笑ましかった。
    アラフィフの私にしてみると、高校を中退するなんて人生の一大事だと思うけれど、「人生詰んだ」というふうに暗く重く考えてしまうこともなく、軽やかに生きる孫娘の姿に、日本社会も変わってきているのかなと思った。
    「団地のふたり」も本作も、学校を卒業し就職し結婚し子育てをするというような、「王道」な人生を歩

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    2025年12月17日
  • じい散歩

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    全体を通して特別、大きな事件があるわけじゃないが、新平の不器用さ、寛容さ、家族愛を堪能させてもらった。

    子は旅立つ。殆どの家庭の子は大人になるにつれ、親元から離れていく。
    ただ、これを読んでずっと家族といるという幸せもあるんじゃないかと考えさせられた

    とりあえず、息子達はもっと協力しろよ!

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    2025年11月23日
  • ネバーランド(新潮文庫)

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    三十歳、小説家、元実家だったマンションに一人暮らし。最近できた年下の恋人は、前の恋人と切れておらず、そっちの家に帰ることもある。ちゃんとして!と言ってるけれど、するするといって、一向にしない。で、うちに来て、お菓子を食べ、ご飯を食べ、クリーニング代も食費も払わず、子供みたいなことを言う。でも、にははは、にははは、と笑うので、許してしまう。そんな恋人が、ちゃんとした恋人に育ってくれるのかを見守る、一年半。

    下宿生の部屋に意味もなく集まって、夜から朝までだらだらしている大学生の感じ、を、三十代になっても続けている人たちの話。大人にならない子供の土地、ネバーランド。特に生産的なことをするでもなく、

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    2025年11月13日
  • 夏の約束

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    登場人物のキャラが濃くて、普通の1日がなんか面白かった
    菊ちゃんの兄のエピソードにはウルッとした

    個人的には「主婦と交番」がハマった
    交番のパトロールって…。

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    2025年09月27日
  • じい散歩

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    団地のふたりが凄く好きなので読んだ著者の作品。

    問題だらけの新平の家族。どの家族も本当にいろいろある…でも全く悲観的でなくて軽やかに読めて、何気ない日常が愛おしく感じた。新平がルーティンの散歩で建物を見て美味しいものを食べ、かっと笑う姿にはなんだか元気がでる。
    倒れた英子を老衰だからと放置しておくのは引いてしまったけれど…
    食べ物の描写が凄く美味しそうで良い。

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    2025年09月26日
  • 団地メシ!

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    ネタバレ

    学校になじめず不登校の孫とこれからの
    晩年をどう過ごすかを模索する祖母。
    祖母が昔住んでいた団地を見に
    行くところから始まる団地巡り。
    終始ほのぼのしてて出てくる団地や
    その周辺環境、出てくるお店なんかも
    おいしそうだったり味わい深かったりと
    楽しく読めました。不登校に関しては
    家庭の環境や学校の環境なんかでいろいろ
    複雑でわからないけど老後に関しては
    今からでもどんなことがしたいか
    考えておくのもいいんじゃないかと
    思いました。ただ、本当に個人的な
    感想ですが花ちゃんすごく恵まれた
    家庭環境だと思うので学校をやめるのは
    もう少しがんばって見てからでも
    遅くないんじゃないかなぁ~なんて
    勝手な

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    2025年09月20日
  • 団地メシ!

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    学校に馴染めず長いこと休んでいる16歳の花と、祖母のゆり。
    時間はたっぷりある2人は様々な団地に出かけ、そこで美味しいものを食べるという楽しみを見つけた。
    そこに花の従兄弟たちが混じったり、ゆりのお友だちが混じったり。
    花がどうして不登校になったのか‥‥などは詳しく書かれていないし、登場人物達も聞こうとはしません。あるがままの花を受け止めています。
    そして、花も将来のことに不安を感じていながらも、好きなことや、反対に絶対にやりたくないことははっきりしているし、どんどん外にも出ていくし、案外しっかりしているんじゃないかな、と思います。
    一方、ゆりの方はというと、数年前に連れ合いを亡くしたばかりで

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    2025年09月16日
  • 団地メシ!

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    おばあちゃんと一緒に女子高生(退学予定)が色々な団地のご飯を食べに散策する話。学校を辞めて何をしたいのか?まだまだ、検討中だが、最後の方で2人でお店を開きたい!となって検討をする事に‼️次回作ではお店を開いてる?になるのだろうか。

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    2025年09月15日
  • じい散歩

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    お散歩が自由気ままでいいなーと思った。
    毎回カフェに行くとは、お金があるからできるんだよなぁとも。
    もう80代だというのに、奥さんが浮気の心配してるのとか、家で倒れた奥さんを老衰と決めかかって放置してるのもおもしろかった。

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    2025年09月05日
  • 団地メシ!

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    けっこう辛口の意見もあるが、まあまあ楽しめた。『じい散歩』でもそうだが、定職についていない三人兄弟とか、今回の花とか、普通はまわりが心配する状況なのに、ユーモラスに淡々と流れていく。出てくる人がみないい人ばかりなのも心地よい。

    また、私は多分ここに出てくるお店に行くことはないだろうが、どのお店も、値段的にも雰囲気も出てくる料理もとても魅力的で、近くに住んでいたら行ってみたいなと思わせるところばかりだった。

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    2025年08月31日