連城三紀彦のレビュー一覧

  • 白光

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    一癖も二癖もある登場人物たちの独白によって事件の真相が明かされていく、といった趣のミステリーで、さほど目新しさはないのですが、事件の真相(らしきもの)に至る展開を演出する方法としては結構ハマっており、悪くはないと思いました。
    なのですが、彼ら一人一人のとる行動が何だか昭和の2時間サスペンスドラマみたいで、冷静に考えるとかなり無理があるような気が。20年前の作品なのである程度割り引いて考えないといけないのかもしれませんが、子供が殺されたのに皆平然としているとか、妻の不貞を義姉に事細かに打ち明けるとか、文学賞の選考対象になったら間違いなく「人間が描けていない」と言われちゃいそうなくらいに作り物感が漂っているのがちょっと残念でした。

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    2021年09月15日
  • 小さな異邦人

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    連城先生の著作を読むのは今回が三度目で、二度目の「夜よ鼠たちのために」を読んだ時にも「9作中9作全部不貞行為があって辟易した(それはそれとして面白かった)」といった感想を書いたのですが、こちらの短編集も8作中6作の登場人物が不貞行為を働いていて、どれを読んでもまず「どーせ浮気しとるんやろが!」とか思ってしましました。おかげで表題作に出てくるお母さんにあらぬ疑いをかけてしまって申し訳ない気持ちになりました。ごめんなさい。
    私は特に男女間の痴情のもつれや、いけないとわかっていても愛さずには憎まずにはいられないといった心の機微に対するアンテナがビンビンというわけではないので、「無人駅」「冬薔薇」「風の誤算」「さい涯てまで 」あたりは、ひねりの効いた部分がとくによく理解できませんでした。 悲しいことです。純粋にミステリーとして読むなら「夜よ鼠たちのために」の方が楽しめました。

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    2021年08月27日
  • 変調二人羽織

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    「変調二人羽織」は、二十代の頃に読んだはずなのだが、幸いにも殆ど内容を覚えていなかったため、改めて新鮮な気持ちで楽しめました。

    それにしても、トリックの意外性と無数にある丁寧な伏線は、毎度毎度、素晴らしいと思ってしまう。表題作にしても、本当に巧妙に入っているので、これは見逃してしまう。円葉のしくじりとか、百人一首とか、なんか緩いんだよね、とか。今読んでも、全く色褪せない推理小説だと思いますし、連城さんの場合、文体や情感の濃さもあるので、それがまた独特の哀愁を醸し出していて好きです。オープニングの鶴の描写なんか、秋に読むと本当に泣くかもしれない。

    ただ、「ある東京の扉」は、いかにもな昭和の陰の匂いをプンプンさせている胡散臭さがあるけれど、実は、これが一番好きかもしれない。ツッコまれる度に、こじつけに近いような訂正で提供されるストーリーに、阿呆らしく思いながらも、実は天才なのかもと思ってきて、楽しくなってきた自分を発見しました。結末も良いです。

    そして、好きとは別に、最も印象に残ったのが、「依子の日記」。トリックは今の時代だとオーソドックスなのかもしれないが、それを知る前と知った後とで、また異なる女性の哀しさとやるせなさを実感させられる作りが素晴らしいのと、愛の形って、人それぞれに異なるものなんだろうけど、「竣太郎」の場合はどうなんだろう。それは違うと言いたいけれど、そうかもと思ってしまう、連城さんの物語の説得力のようなものは感じました。ただ、彼を男として見るとどうかと問われると、私の価値観だと違うと思う。でも、彼のそうした愛(あるいは狂気)を理解する人もいるし、愛に正しいとか、正しくないとか無いのかもしれないけれど・・個人的にはトリックよりも、そうしたことを悶々と考え出してしまい止まらない。果たして怖いのは、愛なのか、人間なのか?

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    2021年07月04日
  • 暗色コメディ

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    ネタバレ

    葬儀屋の夫があっさりと自殺したり、犯人の予想以上に物事が上手く運んだり、荒削りな部分はあるが、全体としては物凄くハマった。

    高橋の姪っ子の預言?は凄い。
    彼をもっと掘り下げて欲しかった(特に幼少の頃)。
    碧川は逆に要らない。

    高橋と波島は旧知の関係でも良かったかな
    ※物語に複雑性、交錯性が増したかも

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    2021年05月25日
  • 夕萩心中

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    表題作を含む<花葬>シリーズの三篇に連作短編<陽だまり課事件簿>を併録した復刻版。同じシリーズとはいえ「戻り川心中」に収録された五篇とは少々毛色が異なる印象。この三篇が収録されなかった理由もその辺りにありそうだ。私怨の政治的利用という表題作の傾向は長編作の「敗北への凱旋」に受け継がれているが、歴史や国家といった大義的な飛躍をすると、個人の人間ドラマが置き去りになってしまうので、私はあまり好きになれない。物語のスケール感が小さかろうが、連城氏の艶やかでしっとりした文体は【個の情念】にこそ適している気がする。

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    2021年05月23日
  • 暗色コメディ

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    ネタバレ

    ひとつひとつのエピソードは面白いのだが、全貌がわかるようなわからないような、4つの繋がりもわかるのだけれど、仕掛けが不可能すぎたり、偶発しすぎたりする気がした。

    何かが少しずれていき、狂っていく。それが関わる人全員に伝播しているようで、ホラーのような怖さもあった。

    なかなか人には薦めにくい。

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    2021年05月14日
  • 暗色コメディ

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    伊坂幸太郎氏の熱望により復刊。ということで、ワクワクしながら早速読んでみた。
    うーん、難解。
    気をたしかに持ち、集中しないことには理解できないかも。
    それなりになるほど! と思える部分もあり面白く、続きが気になって最後まで一気に読んでしまったけれど。
    これは、伏線回収のプロである伊坂幸太郎氏だからこそ、頭の中で複雑なストーリーがパズルのように収まって楽しめるということなのでは…。
    もう一回読んでみるかな。

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    2021年05月08日
  • 敗北への凱旋

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    終戦直後に殺害された隻腕のピアニストが遺した楽譜。時を経て、そこに秘められた暗号が解き明かされる時、驚愕の真相が浮かび上がる―。著者の長編作品を読むのはこれが初めて。楽譜アレルギーの私は暗号の解読を早々に諦め、筋読みに集中。音楽家の悲運な生涯を辿ると思いきや、第四章から一気に色合いが変わり、男女の三角関係を巡る真実が明かされていく。初期作とあってか、物語のスケール感と愛憎劇の狭小さがミスマッチな印象を受けるが、犯行動機への飛躍の仕方が実に独創的。戦争の悲惨さを訴える著者の痛烈なメッセージが込められた作品。

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    2021年04月04日
  • 変調二人羽織

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    『誤って薄墨でも滴り落ちたかのようにゆっくり夜へ滲み始めた空を、その鶴は、寒風に揺れる一片の雪にも似て、白く、柔らかく、然しあくまで潔癖なひと筋の直線をひきながら、軈て何処へともなく飛び去ったのだと言う』

    ミステリ史に残る書き出しといえば、ウィリアム・アイリッシュ『幻の女』。あの洒落た雰囲気とリズムも忘れ難いですが、連城三紀彦の『変調二人羽織』の書き出しも初読時に、その美しさにボーっとなりました。作中の時間が大晦日の話で、おりしも作品と同じ時期に、寒い部屋で読んだのも良かったのかもしれない。

    収録作品は5編。先に書いたように表題作の「変調二人羽織」は、冒頭の美しい書き出しからつかまれました。二人羽織の演目を披露している最中に、何かで刺されて死んだ落語家の破鶴。
    『最近の社会派推理小説で矢鱈、登場するリアリズム刑事そのものの風体をした』中年刑事の亀山こと亀さんは、かつての相棒の宇佐木に事件の手紙を送りつつ、推理をめぐらせる。

    タイトルに「変調」と冠するだけあって、展開がもうとにかく捻りに捻る。不可解な犯行現場と、消えた凶器。そしていずれも動機を持った不審な容疑者たちといかにも本格ミステリ的なお膳立て。

    『最近の社会派推理小説で矢鱈、登場するリアリズム刑事そのものの風体をした』亀山刑事が、そんな本格ミステリ的な事件に挑み、推理を組み立てていくのは、当時のミステリの潮流に対するシニカルさや遊び心を感じさせる。
    亀山刑事の推理がどんどんすごい方向に転がっていったときは「どこが社会派・リアリズム刑事やねん!」と、思わずツッコミそうになった(笑)

    連城さんといえば、美しい文章とどこかほの暗いイメージがあったのですが「ある東京の扉」は、そのイメージとは少し違った作品。編集者の下にやってきた男は、ミステリー小説の構想を買ってほしいと持ちかけるが……

    編集者からの注文やツッコミを受けつつも、飄々と、そして思い付きのままに事件や設定を崩し、作り変えていく男。そのやり取りも可笑しいし、ネタ自体もどんどん暴走していく感じも楽しかった。

    男は一見適当に事件を作っているようなのですが、ところどころで教養や詩情を感じさせる部分もあり、そこはやはり連城さんの味かなあ、という感じ。ラストのオチもなかなか痛快。

    「依子の日記」は日記形式で綴られるミステリ。

    仕掛けもさることながら、日記内の男女の情念や愛憎の描き方の迫力が、なんとも凄まじい短編でした。先日読んだ土屋隆夫作品もそうだけど、この時代のミステリ作家の愛憎の描き方の迫力は、今の作家の作品とは一味違う感じがする……

    『戻り川心中』以来、久々の連城作品だったけど、文章の美しさや作品の余情はもちろんのこと、本格ミステリの遊び心も存分に感じられる作品集でした。

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    2020年12月31日
  • 戻り川心中

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    知人に強く薦められて読みました。
    良くできてるな~とは思いましたが、そこまでです。
    短編集ですが、表題となっている最後の作品があまり受け入れられませんでした。

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    2020年12月29日
  • 変調二人羽織

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    内容(「BOOK」データベースより)
    東京の夜空に珍しく一羽の鶴が舞った夜、一人の落語家・伊呂八亭破鶴が殺された。舞台となった密室にいたのはいずれも破鶴に恨みを抱く関係者ばかり。捜査で続々と発覚する新事実。そして、衝撃の真相は―。伝説的探偵小説雑誌・幻影城の第三回新人賞を受賞した初期の傑作「変調二人羽織」を含む、読者を唸らせる連城ミステリー傑作五編を収録した永久保存版。

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    2020年05月15日
  • 恋文・私の叔父さん

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    内容(「BOOK」データベースより)
    マニキュアで描いた花吹雪を窓ガラスに残し、部屋を出ていった歳下の夫。それをきっかけに、しっかり者の妻に、初めて心を許せる女友達が出来たが(「恋文」)。二十一の若さで死んだ、姉の娘。幼い子供を抱いた五枚の写真に遺された、姪から叔父へのメッセージとは(「私の叔父さん」)。都会の片隅に暮す、大人の男女の様々な“愛のかたち”を描く五篇。直木賞受賞。

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    2020年05月15日
  • 顔のない肖像画

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    美しい針くだらなさが最高。

    路上の闇の展開は読めたけどテンポがよくて一番読みやすかった。

    表題作はラストの切なさが好き

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    2020年03月07日
  • 夕萩心中

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    内容(「BOOK」データベースより)

    時は明治末期。政府重鎮の妻君・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が隠されていた…。日本ミステリ史を美しく彩る“花葬”シリーズ三作品に、ユーモア・ミステリの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城“世界”に酔う。

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    2020年02月28日
  • 瓦斯灯

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    「ミステリ・ジョッキー2」で知った恋愛ミステリの短編集。どの話にも何か仕掛けがあり、ただの恋愛小説では終わらない。また花や火を使った連城作品らしい美しい描写に彩られる。マイベストは「花衣の客」。しかしこの文体、ずっと読んでいるとちょっと疲れるな。

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    2019年09月30日
  • 私という名の変奏曲

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    「私という名の変奏曲」
    犯人は誰だ?


    人気と美貌を持つ23歳。愛くるしい笑顔に可憐な美声を持ち、世界的なファッションモデルに駆け上がった美織レイ子。一方で、傲慢でわがままで二重人格。悪魔に人間らしさ全てを売り払ったような娘。カメラマン、女性デザイナー、新進デザイナー、若社長、ファッションモデル、ディレクター。彼らはレイ子を殺したいほど憎んでいると彼女自身が名指しした。しかし、残り1名はまだ名前を明かせないと言う。そんな意味深なメッセージを発した後、レイ子が死んでしまう。


    とすると、犯人は誰だ?となる訳だが、捜査線上に浮かんだ7人皆が自分がレイ子を殺したと思い込んでいる。犯人は誰が?から、どうやって7人が同じ人間を殺せるのか?、に変わっていく。作者のことばにはこうある。


    他の多くのミステリーと同じように、この物語でも殺人事件が起こります。しかし、普通のミステリーでは最後まで隠しておいた方が良いことが、この作品では第1章で明かされています。事件は他殺と自殺が同時に起こっていて、加害者と被害者の二重奏とも言うべきものかもしれません。その重要な真相の一部が最初から読者に提示されています。


    もう一つ、この物語には、確かに女主人を死に至らしめた犯人と言える人物が存在していますが、それが登場人物のうちの誰なのか、作者自身が知らずにいます。従って、この作品には犯人の章がありません。2つのルールを破って、それでも謎があり、解決があるミステリーを書くことが可能か。それに挑んでみたかったのです。


    ミステリファンであれば惹きつけ力間違いなしな設定であり、どうやって7人が同じ人間を殺せるのか?の謎が解決されていく。ここが普通のミステリーとは毛色が違う。


    一方でレイ子の動機には腹落ちしない部分がある。自らを落とし込めた相手に復讐する計画であるが、一部に関しては、自らが傲慢わがままを振りかざして好き勝手やっているように思える。


    例えば、歌を歌いたくなかった(それ相応の理由がある)のに歌手デビューさせられたとあるが、レイ子自身はたまにはノリノリだったのだ。気分屋色があったからしょうがないのかも知れないが、それまで自分を貶めたと言うのは無理があるだろう(後半に判明する事実からするともしかしたら〇〇がやっていたから、とも思うが、だとしたら、別の復讐の理由が必要になるな)。


    84年に既にこのようなタイプのミステリーが創作されていたとは!となるミステリー。

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    2019年08月13日
  • 黄昏のベルリン

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    ちょっと期待外れでした。
    今読むには時代が進み過ぎているかな?

    ストーリーの奇想天外さは面白いけど、「一」で場面が変わるので、混乱して読みにくい。
    これが作者の狙いかもしれませんが、自分には馴染めませんでした。

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    2019年07月12日
  • 隠れ菊 下

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    まあよくも次々と色んな事が起こる。多衣と通子の話だと思って読んでいたら、最後にキクの事もでてきた。そういや最初は、その話だったなあ

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    2019年02月21日
  • 隠れ菊 上

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    ドロドロの女愛憎劇を期待して購入。
    過去にNHK BSでドラマ化されてたって、後で知った。
    リアルタイムで観れなかったのは、ちょっと残念。
    テレビ朝日のドラマ化は、何だか物足りなさを感じ、ならば原作と思い上下巻、同時購入したものの…
    あれ?途中で、ドロドロが浄化されしまい、読書意欲も軽減。
    折角、購入したので下巻も頑張ります。
    '19.01.19読書完了

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    2019年01月19日
  • 小さな異邦人

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    ネタバレ

    過去読んだことがあったかどうかも覚えてないのに、連城三紀彦という作家になんとなく苦手意識をもっていて、「これはひょっとして食わず嫌いなんじゃないか?」と思っていた。で、どこかであがってた(確かこのミス)この作品を読んでみて、本当に食わず嫌いかどうか試してみようと思ったのだが…。

    やはり、得意な作家じゃないなぁ。どうも重いというか暗いというか。ノアールやダークファンタジーの漆黒さじゃない、かといって北欧ミステリーのようなものでもなく、水木しげるなんかに流れる日本固有の薄暗さでもない。

    退屈しのぎにつけるともなくつけたテレビにうつってたドラマ。人間関係のドロドロを都合よく映像化したような、なんとなく昭和50年代な匂いのする、やるせない暗さ。

    それがノスタルジーを感じさせるなら良かったのだが、中途半端に重暗いあの当時を彷彿させて苦手なんやったんか、と判明した。

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    2019年01月13日