【感想・ネタバレ】隠れ菊 上のレビュー

あらすじ

【第9回柴田錬三郎賞受賞作】浜名湖畔の料亭「花ずみ」の跡取りと結婚した通子。名女将と評判の姑が亡くなりまもなく一年になる日、通子は夫の旬平の指示で一人の女と会う。女は通子に言った――「ご主人をいただきにきました」。とりだした離婚届には、すでに旬平の署名が。この日から、平凡な主婦だった通子の日常は一変、妻の座と店の運命を賭けた闘いが始まった。愛に商売に体当たりする女の生き様を描く、柴田錬三郎賞受賞作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前半を読んで感心したのは、小説の方ではなく、NHKでやってたドラマの方。そのままやん!ってびっくり。完全にあのキャスティングで読んでます。

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2016年12月25日

Posted by ブクログ

冒頭の妻vs愛人の場面からゾクゾクして引き込まれました。抒情的な描写もありながら展開が早く、あっという間に読み終えてしまいました。私はあまりよく知らないのだけど花登筺さんの世界ってこんな感じなのかな?連城さんといえば、ミステリーやどんでん返しといったイメージが強いので、細腕繁盛記的な女性が主役のお話も書いていたことに単純に驚きました。
本当に引き出しの多い作者だったんだなあ……。ただ、旬平さんが、女性2人で取り合いになるような魅力ある男性に見えない点だけが少し残念。

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2016年04月15日

Posted by ブクログ

ドロドロの女愛憎劇を期待して購入。
過去にNHK BSでドラマ化されてたって、後で知った。
リアルタイムで観れなかったのは、ちょっと残念。
テレビ朝日のドラマ化は、何だか物足りなさを感じ、ならば原作と思い上下巻、同時購入したものの…
あれ?途中で、ドロドロが浄化されしまい、読書意欲も軽減。
折角、購入したので下巻も頑張ります。
'19.01.19読書完了

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2019年01月19日

Posted by ブクログ

連城三紀彦の人間ドラマ長編。
ある女性の波乱の半生を描いた、テレビドラマのような作品。
連城三紀彦でなければ興味を持つことのないタイプのものだが、登場人物たちの多彩な感情が入り混じって流れるように進む展開は、著者の作風にマッチしており、飽きることなく読めた。
大掛かりな仕掛けがあるわけではなく、若い人に受ける要素は乏しいが、脈絡がしっかりついており、長い話でも違和感や強引さがない、秀逸な大衆小説だと思う。
3+

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2015年07月31日

シリーズ作品レビュー

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