渡部昇一のレビュー一覧
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最高齢90歳の小野田寛郎氏から最年少72歳の江口克彦氏までの13人が語る生涯現役の知的生活術。
楽しく読めました。
旦那である三浦朱門さんに始まり、奥様であられる曽野綾子さんがラストの編集の仕方も面白かったです。
それと、やはり90歳、80歳代後半のかたの語りが人生の枯れ方が熟成していてすんなり納得。
しかしながら、70歳代前半から中盤の方々は、まだ枯れ方が足りないように感じました(笑)。
共鳴したのは、小野田さんの「原始力」と社会の重要性、村上和雄さんの「何歳からでも遺伝子のスイッチはオンできるでした。
それと、すべての人に言えることは、前向き、クヨクヨしない、自分で納得している -
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何点かふと我に返り考えさせられることばもあった。私も無駄なプロセスは必要だと思う。
■無知は富と結ぶつくことによって初めて人間を堕落させる。貧しい人は貧困と辛苦によって躾けられる。
■読書とは自分で考える代わりに他の誰かにものを考えてもらうことである。
■大量に,またほとんど一日中読書する人は自分で考える能力を次第に失っていく。私たちが自分の思考への従事から離れて読書に移るとき,安堵感を得られるのはそのためである。読書中の私たちの頭の中は,他人の思考の遊び場であるに過ぎない。
■たくさん読書すればするほど,それだけ読んだ内容が精神に跡をとどめることが少なくなる。実に多くの学者がこの例に当ては -
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★また読むぞ!★
■歴史を学ばせることで、何を教えたいか?ってことが大事かもしれない。
■歴史を事実として追究科学したいなら「歴史」という名にしないでほしい。今。小中学生の男子ほど歴史が嫌いだ。歴史を科学しちゃうとつまらないんだね。たぶん。「男はロマン」だからさ。夢は膨らむけど、事実は「ふ~ん」で終わっちゃうんだね。
■自尊心・自尊感情(自己の存在や在り様を尊重する(大切に思う)感情のこと)って大事。歴史をちゃんと教えないから自尊心が低くなってしまって、自殺者とかが多いんでないの?分からないけど。■君が代を歌わせないって、「個人の尊厳」じゃなくて「国の尊厳」を侵している?■自分の国を尊重できて -
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タイトルにある「讒(ざん)する」とは「事実を曲げて人を悪く言い、人を貶める」という意味だそうです。渡辺昇一氏、金美齢氏、八木秀次氏のお三方が鼎談で日本を讒する人を名指しで指弾します。私は三氏が本書の中で事実として語っておられることの当否をつぶさに検証する手段を持ちません。しかし、これまでテレビ、雑誌などで三氏の仰ることを聴いてきた経験から、このお三方が邪(よこしま)な人でないことは判っているつもりです。加えて、本書に書かれていることの基本的なところ、謂わば根底に流れる考え方は全く当を得ていると思います。従って、世の論争にありがちな対立する考えの持ち主に対する揚げ足取り的な議論も少しはあるかとい
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とある勉強会で紹介を受けて手に取ってみた。
非常に読みやすく、歴史の学び直しになる一冊だった。
日本の歴史について神代からコロナ禍まで重要な事象ごとに2~3ページほどで簡潔にまとめられており読みやすい構成となっている。
筆者は渡部昇一であり日本の歴史を大切にする人物により整理されていることで安心感を持って読める。
筆者としては日本の歴史を簡潔にまとめるにあたりおそらくテーマやストーリー性の的を絞って編纂したと思われるが、その中でも国体の護持または一貫性については全体を通じて感じ取りやすい内容となっている。
この国体に関する視点は日本の歴史を捉えるために非常に重要と考える。
神代についても国体 -
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知的トレーニングの適切な方法と努力の大切さを訴えている自己啓発書。
ニュートンの様な真の天才は、自分と他人との唯一で大きな違いは、自分には強い忍耐力があるだけだと言っている。=ひたすら努力することせずして人より抜きん出ることはできない。
若いときから早起きする習慣を身に付けている人は長生きする傾向があり、卓越した有能な人物になる場合が多い。
読書は量より質が大切。一文、一段落の終わりごとに、自分は理解しているかどうか、重要であるかどうかを自問するべき。
時間ほど貴重なものはないのに、一方で無頓着に浪費されているものもない。実際、他のものだったらことごとくケチる人ですら時間だけは、無駄遣