渡部昇一のレビュー一覧

  • 実践・快老生活 知的で幸福な生活へのレポート

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    ネタバレ

     渡部昇一さん、1930.10.15~2017.4.17、享年86、ダンディな方でした。「実践快老生活」、2016.10発行、「知的生活の方法」から40年、著者86歳の亡くなる半年前の作品です。内容の一部を紹介しますと: ①年をとるとは、散歩が大好きだったのに存分に歩けなくなるということ。歩けば健康にいいことはわかっているが、歩けない。②幸福は家族、金婚式は結婚式よりも更に素晴らしい。③健康のために大切なことは、柔軟性を保持し血流をよくすること。④俳句、和歌、詩などの修養を。何歳になっても感動できる。

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    2023年09月26日
  • 日本人の道徳心

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    明治時代になって、今までの封建制度から民主主義に変わり、一人一人が自由に活動していく上で、広く教育する必要性を強く感じて、教育勅語を作った。その内容は、今でも通用する内容が多くある事が分かる。
    現在は、自由が強調されて、本来の責任を忘れ去られている感じを受ける。

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    2023年05月09日
  • 知的生活の方法

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    おもしろいし、おほむね賛成
     いやあ初めて読んだが、いろんなエピソードが出てきてめっぽうおもしろかった。たくさん笑った。
     たしかに後半、頻繁に精神分析を持ち出してきてオカルトめいてきたり、ワインとかビールとかいふ変な部分はある。
     しかし全体的にかなり納得・共感した。たとへば、知ったかぶりをする子供は進歩がないとか、カントの規則正しい生活と血圧とか、見切り法とか、知的生活と縁のない配偶者とか。なるほど!である。しひて言へば知的空間のための建築の部分があまり現実味がないが、まあ理想を高く持てといふことであらう。

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    2023年02月20日
  • [増補]決定版・日本史

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    通勤中に日本史の通史を読みたいと思い本屋で探していたところこの本に出会いました。
    新書サイズのためかさばらず、また肝心な内容ですが歴史の各事項々の相関関係がとても分かりやすかったです。
    自分は本のこれはという箇所に付箋を貼っていますが、この本は付箋がびっしり貼られています。
    またこの本を読むときがあると思いますが、この付箋箇所を中心に熟読したいです。

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    2022年12月31日
  • 読む年表日本の歴史増補新版

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    日本の各時代におけるトピックスを渡部氏の史観で解説。
    特に明治維新以降については、教科書史観と異なる愛国、保守、皇室への敬意に満ちており、日本を愛する者として大いに同意できる内容だった。

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    2022年09月04日
  • 新版 ハマトンの知的生活

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    コロナ禍で「ステイホーム」となり、時間があれば海外や国内を旅行している人には厳しい時代となった。




    そんなときでも日々をただ過ごして月日が流れるのは困る。今回の本は「知的生活」をテーマにしている。





    19世紀に生きた英国人の価値観が反映されているが、今の時代に読んでも違和感はない。古いの一言でバッサリ斬って読まないのはもったいない。むしろ、インターネット上で無数の情報が飛び交う今こそ読む価値がある。





    著者の「知的生活」(本書)と「知的人間関係」は明治以来日本でも英語の教科書に使われてきたそうだ。その理由は、文章が読みやく内容が人生にとって深く刻み込まれているからだ。

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    2022年08月25日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    前半は著者ショウペンハウエルの解説。
    私は著者のことを知らなかったので概要を知ることができて参考になる。

    読書とは、私たちの代わりに誰かが考えてくれることであり、その人の心の動きを反復しているだけ。
    読むことばかりに慣れていると、極端な場合は自分で考える力を全く失ってしまうのだ。

    本を読んでいる時、考えるという作業の大部分が免除される。

    反芻することによってのみ、人は読んだものを身につけることができる。
    多読、雑読。していれば、そのうちにだんだんと本を選べるようになる。
    役に立つかどうか分からない本は読まない。というのは点滴で栄養を摂ることに通じる。それでは胃や腸そして歯は発達しないだろ

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    2022年07月10日
  • 新版 ハマトンの知的生活

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    100年前からの知の集積ですね。
    24時間自分の好きな時間に働くこと、ゲーテのように14時に食事を取るなど決まりきった生活をしないことが、天才を産むのかもしれません。

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    2022年06月22日
  • 新版 ハマトンの知的生活

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    より良い知的生活を送るためにどうすれば良いかをまとめた本。
    それぞれの項目を書簡の形式でまとめられており読みやすかった。まあかなり古い時代の事例で説明されており現代人には分かりにくい部分もあるが、これは仕方ないと思う。
    肉体の基礎、精神の基礎の作り方、教養と知的エネルギーの作り方、時間の作り方、お金に関する話など現代人にも通ずる悩みの考え方が書かれており、今も昔も人間の基本はあまり変わってないのだと改めて感じました。

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    2022年05月11日
  • 新版 ハマトンの知的生活

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    p.310「教養にとって最も好ましい生活は、優れた知性の持ち主とうちとけて平等に語ることのできる時間があり、同時に1人になれる時間もあるような、そんな生活です。」

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    2022年05月03日
  • [増補]決定版・日本史

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    歴史は古今東西、どの時代の歴史も好きになって参りました。一つの時代を掘り下げてある本を読むのも面白いですが、最近では一人の方が書いた「通史」が好きになりました。それを読むと、つくづくと歴史は繋がっているのだなと感じることができます。

    一つの出来事だけでは、なぜそのような活動をしたのか理解できなかったことがありましたが、この本を読むことで、以前やられたことに対する仕返し・技術進歩により今までの軍事力が意味をなさなくなったので、他国に負けないように軍拡をし続けた等、歴史を流れで見渡すことで腑に落ちたことがありました。

    以下は気になったポイントです。

    ・天照大神と素戔嗚尊は姉弟の関係であるが、

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    2022年02月14日
  • 万葉集のこころ  日本語のこころ

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    もっと『万葉集』にフォーカスした内容かと思い読み始めたのですが、「大和言葉/外来語と日本人」といったような内容でした。が、これが、「英語」に精通した、そして「日本史」にも精通した著者だからこその考察で、なかなか興味深いものでした。当然ながら,昨今の底の浅い日本文化や日本の歴史賛美の本とはまるで次元が違います。

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    2022年01月16日
  • 国民の修身 高学年用

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    たき子の手にかけていた糸がもつれてからまりました。糸をほどこうとして、あせればあせるほど、糸はますます、からまっていきました。たき子は泣きだしそうになって、お母さんに、こう言いました。「このもつれたところを切りましょうか」。すると、お母さんは「しんぼうして、ほどいていれば、ほどけないことは、ありません」とおっしゃいました。たき子が、落ち着いて、ほどいていくと、とうとう、もつれていた糸はほどけたのです。『修身二年生』1935

    ものをまたいだり踏んだりするような不作法なことをしてはなりません。絵本をまたぐなど。

    ものを売るとき、商品に傷があったら、それを客に正直に伝えないといけません。

    国会

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    2021年10月09日
  • 自分のための人生

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    ここに記載してあるような完璧に人生を楽しむ人になるのは、なかなか難しいかなと感じた。

    しかし、以下の箇所は自分にとって、すごく心に響いた。こういうことを大事にして過ごしていければ、良いなと思った。

    あらゆる人間関係において、依存よりも自立のほうが大切であると思っている。
    自分自身の自由を大切にし、他人に期待されることによって自分を縛らないようにする。
    彼らの人間関係は、個人の権利を互いに尊重しあうことから成り立っている。
    彼らの愛情は相手に価値観を押しつけることがない。

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    2021年09月16日
  • いま、論語を学ぶ

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    論語について少し興味があったため読んだが、非常に面白かった。

    本書は論語のいくつかの部分をピックアップして、それをテーマにして対話するという内容であった。

    対話本というものを初めて読んでみたが、普通の本よりも人間味があって面白い。対話から滲み出る著者らの人生経験の多さと深さに圧倒された。

    学びや勉強について述べられている部分は学生の自分にとって耳が痛い部分もあった。

    これから多くの人生経験を経て本書をまた読む(もしくは論語を読む)と感じ方、受け入れ方がまた変わってくるのだろう。

    自分の未熟さを再認識させられる一冊であった。

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    2021年09月05日
  • 人生の手引き書~壁を乗り越える思考法~

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    ネタバレ

    初めて渡部昇一先生の本を拝読。
    秀吉はお人好しであったために天下を取るまでに至ったという話がかなり印象に残った。仕事においてもそのような人望は欠かせないものなので参考にもなった。

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    2021年07月04日
  • 知的生活の方法

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    ・著者の本への愛を感じた
    ・著者の体験が分かりやすく書かれており、エッセイのようで面白い
    ・本を読む姿勢を改めたいと感じた

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    2021年05月31日
  • 発想法 知識の泉を潤(うるお)わせるために

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    筆者自身が、幅広いジャンルの知識の持ち主のようだ。そんな筆者が、知識、ひいては人間性を豊かにするために、「たくさんの井戸を掘り続ける」という表現を多用して様々なことへ関心を広げることを啓蒙している。

    常に外部の情報に関心を持ち、わらしべ長者の如くその情報から発展してさらに別の情報に繋げ、また別の人との交流をすることで更に発想力は広がっていくと説いている。

    オカルトや薬物、精神的な病による発想の広がりについても否定はしていないところも興味深かった。もちろん、薬物に関しては違法性と身体に悪いことには言及している。

    日露戦争で名を挙げた秋山真之は夢の中で予言めいた経験をして作戦を成功させたり、

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    2021年05月31日
  • 知的生活の方法

    購入済み

    知的生活とは

    出版されて40年経っても、読み続けられています。ところどころ、古くなってしまった発想もありますが、今なお、知的生活を送るための心構えを示してくれます。

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    2021年04月20日
  • かくて昭和史は甦る 教科書が教えなかった真実

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    日本の事を少しでも知るきっかけとして、
    戦後76年前に何が起きたのか興味が湧いた。

    いつ日本が誕生したのか、戦争で負けて日本の歴史のどこを変えられてしまったのか?
    ウォーギルドインフォメーションプログラムを知るきっかけになりました。

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    2021年02月07日