渡部昇一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和期の日本が戦争へと向かっていった悲劇が、内的要因と外的要因に分けて考察されています。
まず内的要因について著者は、司馬史観を受け入れて統帥権干犯問題をあげています。明治の元勲の一人である山形有朋は、軍部大臣現役武官制によって軍部の思い通りにならない内閣を総辞職へ追い込むことができることをはっきりと認識していました。それが初めて実行に移されたのが、1923年の西園寺公望内閣のときでした。閣議で二個師団増設案を否決されたことに不満を持った上原勇作は陸軍大臣を辞職したことで組閣が不可能となり、西園寺首相は辞表を提出することを余儀なくされます。
その後、大正期に入ってしだいに平和の機運が高まっ -
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Posted by ブクログ
今まで何冊も日下氏と渡部氏の本を読んできましたが、今回はお二人の初の対談ということで手に取ってみました。現在進行中のアベノミクスを応援しているような本だと思って読み始めたのですが、まえがきと、最後の6章にて、今まで探してきた情報が載っていて嬉しかったです。
それは、今回の福島原発事故と、広島・長崎の原爆投下における放射線量率の差について述べられていたものです。その量は、福島事故の約1800万倍というもの(p198)です、しかも原爆投下時には、放射線で死者が出たのではなく、原爆の高熱(p198)が原因です。広島・長崎は除染せずに復興し、健康の悪化はなかったことが長年の研究の結果から証明されてい -
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Posted by ブクログ
内容をちら見した結果、面白そうだな、と思いましたが…・・
まとめれば、
「名言を正直どうでもいい経験談・人物評と共に、行間をたくさん開けてお送りする本」
だと思います。
渡部昇一が編訳を行ったわけなんですが、そもそも渡部昇一がどのような功績を残された方なのかは知らずにこの本を購入しました。
内容はというと。
まずショウペンハウエルというオランダの哲学者の概要を示します。また、ちょびっと彼の思想と、哲学的文脈における意義を記しています。
その後、ショウペンハウエルの「読書について」からの警句ないし名言を並べ、作者の個人的な解説や経験を語っている、というものです。
この“作者の個人的な