渡部昇一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「時間を作り、やるべきことをやれ」がメインメッセージであると受け取った。
時間に対するフレームをイメージしやすく再構築してくれるおかげで、「確かにこれくらいは時間が使えそう」という気持ちにさせてくれる。
「思い立ったらすぐやること」「最初は失敗せぬよう小さくはじめ、成功体験を積むこと」など、「これから何かを始めたいんだ」と思っている人が喜ぶ教えが散りばめられており、奮起したいときに読むのはいいなと思った。
一方で100年前の本でもあるので「現代に置き換えたときには結構難しい」というのが本音でもある。そもそも労働時間が8時間に収まる仕事なんて多くない。著者が冒頭論じている、「一定の収入を得ている『不滅の魂を向上させたい』と思っている人」はそれなりに仕事に一生懸命だ。そんな人たちが、仕事そこそこで定時で切り上げ他の活動に打ち込むことは想像しづらい。故に用意できる時間もだいぶ限られる。
さらに、消費されるのは時間だけではない。「18時までの仕事で精魂尽き果てることはない」と著者は論じていたが、私の場合しっかり尽き果てる。充実感はないが、尽き果てた感だけが残る。「じゃあ無理じゃん」とベネットも呆れた顔をしている気がする。
問題なのは、「充実感をもたらさない仕事に精魂尽き果てるまで付き合っていること」なのだと改めて気付かされる。そんな自分にベネットが放つ「自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは、無意味な人生だということなのである。」というフレーズが突き刺さる。
天秤の片方に載っているのが「充実した人生」なのであれば、あぁだこうだ言ってられないな、と思った。 -
Posted by ブクログ
副題の「賢く生きるとは自分の能力を最大限に発揮して生きることだ」、山口周さんの推薦文「人生を変えたければ習慣を変えろ!」に魅かれて購入。読後の感想は“え、もう終わり?”というのが正直なところ。
第1章 思索を重ねる人ほど幸せになれる
第3章 「古典」をどう読み、どう生かすか
などは腹落ちした。ただ本書でいちばん共感したのは第4章 自分を磨きあげる文章術の日記についての記載。
「日記をつけ始めるのに、正当な理由はただ一つしかない。楽しいから日記をつけ始めるということだ。また、日記をつけ続ける理由もただひとつ、続けるのが楽しいということである(p183)」
blogで日記をつけるようになって16年。楽しいから続いてるんだなと。 -
Posted by ブクログ
昔こんなのばっかり読んでたので今更なんだが、これ読んでなかったかあ。
言ってる内容は読まずともわかるが、ディテールはやっぱり薄まってる。
和解できるはずないんですよ。和解したら困るもん。向こうが。あと、こっち側に蔓延ってるその辺の界隈の人が。
ちょっと古い本ではあるが、ある意味この頃より日本て酷くなってて、SNSでも「韓国」と同じマインド理論でアホなこと言うてる界隈が目立ってきてる。
事実関係ない。
お気持ちこそ真実。
俺は正しくある権利がある。お前が間違ってる。お前はクソだ。頭を下げろ。
だけど俺には責任がないのだ。
なんかあったらお前が命懸けで俺を守らなければならない。
頭沸く。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学時代の友人に渡部昇一かぶれの男がいて、私も以下のような彼の著者(主に翻訳本)を読んだことがある。
.G.ハマトン『知的生活』下谷和幸共訳 講談社、1979年 のち学術文庫、三笠書房
ウエイン・W・ダイアー『自分の時代 80年代・知的独立の生涯構想』三笠書房 1980年 のち知的生き方文庫 ほか新版(以下も)
アレキシス・カレル『人間-この未知なるもの』三笠書房 1980年 のち度々新版、知的生き方文庫
さて、本書は20世紀英国小説の傑作の「二人の女の物語」でも有名なアーノルド・ベネットが書いた実用書。
こんな魅力的なフレーズが続く。
「朝、目覚める。すると不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている」
「《時間がある》ということは、実は毎日奇跡が起こっているようなものである」
「幸福とは肉体的、精神的快樂を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにある」
「自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは無意味な人生だ」
そして、具体的にこう提案する。
「まず、週3回の夜の90分を一週間の全時間の中で最も重要な時間になるようにしなければならない」
貧富に関係なく誰でも平等な24時間を、惰性で過ごす時間ではなく、将来自分を成長させる目的をもった90分として活用すれば、どんな使い方でも良い。何よりも大事なのは、とにかく始めること。 -
Posted by ブクログ
1900年初期に出版されたとても古い本の和訳本で、とてもサクッと読める本。
本書は、『自分の時間 1日24時間でどう生きるか』と題しつつも、
「幸福とは肉体的、精神的快楽を得ることにあるのではなく、理性を豊かにし、自らの生活信条にかなった生き方をするところにあると悟ることによって、幸福を自分のものとしているのだ」
といった具合に、人生の生き方や考え方の教訓本となっており、そのために、自分を見つめ、振り返り、思考をコントロールする時間は大切だと書かれている。
読む人によっては、「時間」というテーマから離れてると思うけど、自分にとっては所々人生のヒントとなる部分が書かれていた。 -
Posted by ブクログ
30代管理職なりたてです。
職場の先輩に勧められて購入しました。
先輩曰く、2024年に読んだビジネス書の中で一番タメになったと。
さてここから私の感想です。
まず、本自体は薄く、余白も多いので読みやすいです。翻訳本は難しいものも多いですが、本書は読みやすいと思います。短い通勤時間で3-4日で読めました。
本が書かれた時代背景は、1900年前半イギリスです。
時間は、身分性別年齢に関わらず、みな平等だし金で買えるものではない。
24時間をどう生きるか、過ごすか?人生を豊かにするヒントや教訓が得られます。
◯備忘録としてメモを残しておきます。
この世に退屈なことなどない。知的好奇心に溢れている。ただなんとなく過ごすことは勿体無いではないか。
好きなことでもいいし、ちょっと興味があることを突き詰めてみようではないか。
突き詰める、深くのめり込むには習慣を変えなければならぬ。習慣を変える小さな一歩が大事。
大きな失敗よりも、小さな成功を。
小さな成功は小さな成功を生んで続いていく。
失敗で挫折するより全然良い。 -
Posted by ブクログ
その分野の名著ガイドみたいな本が、私は好きである。
自分の好きな分野であれば、『おおっこれをセレクトしたか、流石だねぇ』と感心したり、『む、これはまだ未読だぞ、是非読まなければ』と読書欲に火が付いたりする。
今まであまり触れていない分野だと、水先案内をお願いするみたいな気持ちで手にとったりする。
とはいっても、まんべんなく網羅した名著ガイドっていうのは、そうそうお目にかかれない。大抵選者である執筆者の趣味が前面に出て、時にはそれが顕著であからさまであったりする。(ちゃっかり自著を取り上げているあたり……裏方に回るつもりはないのだろう)
つまり、ガイド役に徹した案内本というのは、すっごく珍しい。この本もご多分に漏れず。というか、かなりあからさまに趣味と主張を臆面もなく前に出している。ごく一部に今時としてコンプラ的にどうよ……と思うところが実はあるのだけれども、名著をこれでもかという勢いで前のめりに紹介している姿勢は、実に好感がもてた。 -
Posted by ブクログ
1日24時間でどう生きるか
この問いの答えを求める者は、既に人生を味わってるものであるということ。さらに味わいたい、もっとやるべきことがあるのではないかという欲求は、ある程度精神的に成熟した人たちに共通するという。
自分で自分の時間をコントロールする
すなわち、自分の意思、行動をコントロールするということは多くの犠牲と努力の覚悟が必要である。
始めるのは容易い。ただ始めればいい。それをいかに継続させるかが覚悟ということである。
結論!!
人生とは好奇心であり、好奇心を満たすということは、「ものをわかる心を持つ」ということである。
この世の全ては「原因と結果の法則」に基づいており、原因を深く知ることで世の中を解読していくことができる。そのための学びを続けることこそが自分の時間を満たす唯一の方法である。