渡部昇一のレビュー一覧
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タイトルが気になり、目次を見て気になったので購入。耳の痛いことが多い多い、、、
自分のための人生って言葉だけを聞くとただの自分勝手な人みたいなイメージだが、そういうわけではなく、自分の人生を充実させる、考え方一つで自分はあらゆることに自由になるんだよって話だった。
書かれていること全て体現できたらもはや仙人か何かと思うが
実際にかっこいいなーとか、尊敬できるような人、人生楽しんでそうな人、充実してそうな人は書かれていることに当てはまる考え方や行動をしているなあとも思った。
まずは自分の人生が忙しくなるように、無駄な時間を過ごさないでいいように実践してみたいなあと思った。
人の目が気になる、日 -
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ネタバレこの本を読んで、「歴史を近くで見ようとしてはいけない」という著者の警句にドキッとしました。あなたが印象に残したフレーズ――
オーウェン・バーフィールドという言語学者の書いた本に「歴史というものは虹のようなものである。それは近くに寄って、くわしく見れば見えるというものではない。近くに寄れば、その正体は水玉にすぎない」 という趣旨の事が書かれていた様で興味深く感じました。
この言葉は、「丁寧に、自分らしく理解しよう」という姿勢と響き合っています。目の前の情報ばかり追っていたら、歴史も文化も「ただの点」に見えてしまう。けれど少し距離を取って俯瞰すれば、“その点”が線になり、面になり、つながりが見 -
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この「『パル判決書』の真実 いまこそ東京裁判史観を断つ」はその表題にその趣旨が明確に示される書です。
本書は膨大かつ難解とされるパル判事の『パル判決書』(Dissenting Opinion:少数意見)の要点をゴシック文字で抽出し、平易に整理・解説して、読者にも理解しやすく解説することを目的とした2008年の渡部昇一氏の著作です。
本書は第一義的には「東京裁判のすべての訴因について、日本は無罪である」というパル判事の主張がどのような論理と背景をもとに導かれたかを明らかしています。
次に、東京裁判の判決で示された「東京裁判史観」――― 日本は悪であるという史観 ――― を公職追放後 -
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サラサラ読めた。お金持ちでも貧乏でも、時間だけは平等に与えられているの文は、当たり前のことだけど、時は金以上の価値があり、平等に与えられているはずの時間を浪費・消費・投資するかどうかは自分次第であるんだと、力強く諭しているように感じた。私はもともと朝型だけど、夜は疲れてダラダラスマホをいじったり、たまたま付けたテレビを見たり、そんなことで寝る時間が遅くなって朝もしんどい〜を最近過ごしていた。でも、朝の1時間は夜の2時間分の価値がある、にハッとして、さっそく早寝早起き朝に自由時間を実践したら確かに1日の充実感増し増しだった。時間がないと嘆かずに、まずは生活リズムの見直し、行動が大事だなと思った本
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タイトルと帯に書かれていることだけを読めば、「よくある自己啓発本ね」と思われるかもしれない。
著書がよくある書籍と違う点は、著者であるアーノルド・ベネット氏の人生を読むことができる点である。そのため、本の最後にある解説までぜひ読んでみて欲しい。
そこでは訳出した渡部昇一氏によるベネット氏の解説が書かれている。解説まで読めば、これまで読んできた文章の本質がはっきりと分かると思われる。この本が長年愛読されている理由が分かるだろう。
解説まで含めて約130Pと手軽に読める本である。
身構えずに手に取って、すらすらと読んでみて欲しい。1日24時間という時間を嫌うことなく、自分のものとして扱うこと -
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人生には手引書が必要だ。仕事だけでなく勉学も私生活も、日々困難や予想外、時には挫けそうになるような不運にも見舞われ、ともすれば歩みを止めてしまう事も多くある。ひとりでそれに立ち向かおうと、怯む脚を前に繰り出し悪戦苦闘してみたりもするが、思うようにはならない。そうした困難だけではない。社会には納得いかない事が沢山溢れているし、ニュースで流れる外交や国家運営に関わるようなレベルの問題なら、尚更自分にはどうにもできないと、諦めざるを得ない(総理大臣でさえ独断で出来ることなど無い)。そこに立ち向かえない自分の弱さを痛感するし、諦めて我慢するしか無いことなど山のようにある。
そんな困難ばかりの人生を自分 -
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ネタバレこの本は、「充実した人生」を送りたい人に必要な本である。
人があることを学ぶためには先人たちのやってきたことを真似る必要があり、何かを学び取ってやろいという気持ちが大切です。
一つ一つの出会いを徹底的に調べる必要があると思いました。
一冊の本をしっかり考えて、考察に1/4の時間を使うほど毎回読み込んで自分の力にしていくことが大切です。
知識だけは、自分の勉強をしたことからしか得ることができないので、継続していくことが大切で、その知識を共有することで他の人に得るものがあるのだと感じました。
これら普段行っていて、ためになることであると思っているが、具体的になぜか説明できないことに理由を与える本 -
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▼メモ(抜粋)
・P35:自分自身の感情の世界が思うようにならないという考えは永久に消え去ることだろう。
(1)大前提:私は自分の思考をコントロールすることができる
(2)小前提:私の感情は私の思考から生まれる
(3)結論:私は自分の感情をコントロールすることができる
・P140:人間の一生でもっとも無益な感情が二つある。自責と不安は、最大の時間とエネルギーの浪費である。
(1)すんでしまったことに関する自責の念
(2)これから行う事への不安
・P167:不安を拭い去るもっとも強力な武器は、自分の人生において、前に進もうという自らの決意なのである。今を生き -
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渡部昇一、谷沢永一、知という知の巨人たちが「孫氏」を語る。知識があるだけでなく、それをどう活かすべきかについて、太平洋戦争に例を取りながら解説している。それが会社の経営にも通じるところが多分にあってとても勉強になる。参考にしたいと思うところが多すぎるので自分にとって戒めになる3つだけ。
■兵は詭道なり…正直なだけでは生き抜けない
■主は怒りを以って師を興すべからず…一時の感情で行動を
興すな
■半ば済らしめて之を撃たば利なり…宋襄の仁(ええかっこ
しい)では勝てない。
年初に読んだ高橋是清の本に出てきた、日露戦争時に日本に金を貸してくれたユダヤ人投資会社クーン・レーブが1940年に日本に -
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本書は、薄く広く日本の歴史を辿っただけで面白くもなんともない凡百の類書とは一線を画す。多くの日本史の本が面白くないのは、日本の歴史を学ぶという視点で書かれているためだ。それでは教科書的で面白くないのである。
一方、本書は歴史から学ぶという視点で書かれており、また、渡部昇一先生の解説が通り一遍の解説とは違うので、為になるし面白い。
自分の国の歴史を知ることは、アイデンティティに大きな影響を与える。日本人にとって必読の書であるので、多くの人に読んで頂きたい。時間がない人は、渡部先生が最も力を入れてきた第4章の近代と第5章の現代だけでも読んで頂きたい。 -
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巻末で八木氏は本書について<「日本を讒する人々」、すなわち祖国をあしざまに罵り、その名誉を侵害する人々、なかでも「現実主義」を唱えて何も現実を変えないことの言い訳としている政治家や知識人を、本書では具体的な根拠挙げつつ実名で指弾
した>と述べる。本書でいう「日本を讒」している人々とは左翼ではない。保守とされることの多い言論人である。本書発刊の平成21年には、民主党大勝による政権交代や田母神論文事件などがあり、政界や言論界を大きく揺るがした。それらの動きを巡り、情熱も理想もない口舌の徒が垂れ流す言説を、愛国保守主義の立場から厳しく論難している。その矛先は多数に及ぶが、いずれもリアリズムを標榜し、 -
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しかし、聖トーマス・アクイナス(一二二五?~一二七四年)らが言うように、「最もよき認識は授けられる」という態度は大切なのです。実際、「よきものは獲得するのではなく、授かるのだ」という落ち着いた人生観で生活している人は、周囲にも幸せを与えているようです。 そして、そういった生き方をしている人は、 自ずと感謝する姿勢がごく自然に見受けられ
それは、戦後、間違った左翼思想に基づく教育が幅を利かせ、気概とか男らしさといった、人間として欠かせない精神的教育が置き去りにされたことや、間違った歴史教育で日本人の気概を失わせてしまったことに最大の理由があり
自分のアイデンティティーを模