渡部昇一のレビュー一覧

  • 知的生活の方法

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     古い本だから、そのままは当てはまらないことが多いけれど、考えて自分の行動を決めるという普遍的なことに対しては非常に参考になる。

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    2018年05月22日
  • 自分のための人生

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    人生をもっと楽しく、良いものにしていくために、たいへん参考になる書でした。
    長い人生を良いものにするには、先ずは今を精一杯生きることが何よりも大事である事を学びました。
    過去を悔やんだり、現在の環境を恨んだり、未来を心配したりと多くの時間を費やしている自分の人生が如何に勿体ないか、知らされたように感じます。
    これを機に日常の考え方をこの書を度々振り返りつつ、変えていこうと思います。

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    2018年02月25日
  • 国民の修身

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    自分の親はこれを学んだと思うと感慨深いものがあります。
    今の子ども達の様子を見るに
    先生や親への敬意と感謝の念がありません。
    親は親に感謝しろと教えるわけではないですし
    先生は先生を尊敬せよと教えるわけではありません。
    しかし、道徳と学問は年長者への感謝と敬意があって成り立つものではないか、と思うのです。
    外国では宗教がその任を担いますが、
    修身を教えない今、日本ではどうやって子ども達を導いてあげられるのか、心配です。
    道徳を教科とすることすら反対する人がいますが
    その人達は大昔の外国語である漢語が教科であることに異を唱えないのは不思議です。
    今の時代に合っていないというなら論語も同じ。論語に

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    2018年02月22日
  • 渡部先生、日本人にとって天皇はどういう存在ですか?

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    下の娘の推薦.天皇に関する議論としては目新しいものはなかったが,元駐日ドイツ大使へのレクチャーとしては非常にわかりやすい説明だと感じた.憲法に関連してシュタンツェルさんの言葉で「憲法はその成立過程を問題視する必要はないと思います」は,西洋人が憲法についてこれまで見てきたことを踏まえた所から出てきており,非常に説得力のある意見だと思った.「国体」に関する議論は,やや古い発想だと思ったが,通奏低音のように日本人の考え方の中に潜んでいるようだ.

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    2018年01月01日
  • 人生の手引き書~壁を乗り越える思考法~

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    頭は使うけれど、神経は使わない=いらぬ不平不満は言わないで、解消法を考える。

    慎重になっているときは、できない理由探しをしていないか注意する。

    決断拒否は過ちの中で最大のもの。決断を先延ばししない。

    落ち込む、というのは贅沢な悩みだ。自分のことばかり考えている証拠。

    こうなりたいという希望と、どうしたらできるかと考えることは全く違う。希望にとどまらず、考えること。

    謙虚は美徳のひとつだが、行き過ぎると卑屈になる。傲慢のほうが殻を打ち破る力になる。

    難しくてもいずれ面白くなるのが仕事、面白くてもいずれ飽きるのが遊び。

    お人好しは、最終的には報われる。お人好しは意気地なしとは違う。

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    2017年11月19日
  • 「頭のいい人」はシンプルに生きる

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    ◆いい人生を生きるための約束事
    ・自分を持っている人は他人ともうまくやれる

    ・自分には「なりたい人になる力」がある
    1 あなたの体はあなたがまだ知らないパワーを秘めている
    2 要は自分の“グレープフルーツ”への期待、絞り方、活かし方だ
    3 感情はブレーキにもなればアクセルにもなる
    4 自分で自分をみじめな鋳型にはめこむな

    ◆どうにもならないことへの賢明な対処法
    1 なぜ明日の天気に気をもむのか
    2 1日24時間はそれ以上でもそれ以下でもない
    3 税は昔から高いものだと決まっている
    4 自分の年齢を逆に数えることはできない
    5 他人を変えられる- これはおごりである
    6 対岸の火事に心を痛め

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    2017年10月31日
  • 知的生活の方法

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    タイトルから、いかにも「インテリ向け」という印象がしたが、そうではないという誤解がないような配慮を冒頭に記している。まだインターネットがない頃の本。後半の書斎スペースや家族との時間を持ちながら読書時間を捻出する課題については、インターネット、ネット書籍などが解消してくれる気もした。
    個人的に、著者や歴史の教科書に出てくる偉人にも「退行」となる行動はある意味必要だったということに衝撃を受けた。自分の生活パターンや脳の働き方について考えるきっかけをもらった。

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    2017年09月10日
  • この大動乱の世界で光り輝く日本人の生き方

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    2017/08/23:
    第3章 大変化の時代にこそ求められる「日本人としての品格」は良かった。

    特に
    「漢文は人間を大人にする」といわれた白川静博士
    漢文で修養を積んだ夏目漱石の「境地」

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    2017年08月26日
  • 知的生活の方法

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    作者の体験をもとにかなり具体的に「知的生活」について実践的な方法を提示してくださっている。なかには庶民には真似できないようなこともあるが、まるっきり真似ることが重要なのではなくあくまで参考にし自分の生活にあった知的生活をとりいれるのが正解なのだろう。
    しかし女性や同性愛を軽視したような発言があるのはいただけないと思った。それも彼が知的生活を保つことを重要視しているとともに、その難しさを十分に理解しているからこそなのだろうが。

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    2017年08月31日
  • 人生の手引き書~壁を乗り越える思考法~

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    渡部昇一氏の書籍を初めて読みました。
    思ったよりも読みやすくて良かった。
    やはり人生は自分次第。
    謙虚をこえて卑屈になるなら、プライドを持つ方を選ぶというのは、そんな考え方もあるのだと、自分のあり方を思った。

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    2017年08月14日
  • 自分を鍛える!

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    勉強中の数時間は休み無しに徹底的にに頭を使う。
    正しい習慣を身につければしめたもの。
    同じ仕事を同じ時間に行う=習慣になる。
    前の晩に計画を立てておけば、一日は充実する。
    怠惰ほど有害で致命的な習慣はない。にもかかわらずこれほど身につきやすい習慣もない。
    「明日でいいだろう」この積み重ねほど恐ろしいものはない。
    寝る前の歯磨き=自分を大切にする。
    相手の欠点を指摘することは友情ではない。自分がやられて嫌なことは、相手にやらない。
    勉強はできるだけ午前中に行う。
    10冊を斜め読みするより1冊を徹底的にマスターする。
    生半可な知識より、きちんとした知識を持つ。
    およそのものはお金で買えるが、知識だ

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    2017年08月07日
  • 知的生活の方法

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    何十年ぶりかで読んだがとても楽しく面白かった。
    若い頃に読んだときは早く結果を出したいと焦っていたためか、
    「得るところは無かった。しょせん私立大学の教授レベルだ」
    などと不遜な感想だった。
    反省している。

    歳を取り、経験もそれなりに積んでこそ分かることがあるのだと改めて感じ入った。

    テクニックやノウハウは古くなっている箇所もあるが、読者がそれを現代の手法に置き換えれば良い。

    役立つ面白さでなく、分かる面白さだった。

    今はすぐ成果の出るビジネス本がたくさんあるので、つくづく今の人は幸せだと思う。

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    2017年05月29日
  • 実践・快老生活 知的で幸福な生活へのレポート

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    あとがきにもあるように、「知的生活の方法」と「続・知的生活の方法」を書いた著者が、約40年後どうなっているかについて書いたものである。加えて、86歳になった人生の先輩として人生における幸福やお金との付き合い方、健康、老後の修養について述べている。長く生きた者の健康についての記述は大変説得力があるし、その他の項目についての記述も非常に哲学的で面白い。
    そして、本書に限らず、著者の本を読むとその内容に触発されて無性に本が読みたくなる。本書でも色々と本が紹介されているので、気になるものは読んでみたい。

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    2017年05月19日
  • 自分を鍛える!

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    ネタバレ

    「自分を鍛える」(ジョン・トッド)
    ジョン・トッドさんは、今から約200年前の1800年にアメリカに生まれた、「人生案内」で知られる牧師・著作家とのことです。こ「自分を鍛える」はジョン・トッドの実体験を踏まえながら、知力の開発の仕方、いい生活習慣づくり、健康増進の仕方などをまとめた1冊です(紹介文より)
    読んでみて驚きました。約200年近く前に書かれた本ですが、内容は全く古くありません。今の時代の自己啓発本として十分通用する内容ばかりです。
    とくに感銘をうけたのは、次のとおりです。
    ・人間とはすなわち、いろいろな習慣のかたまりである。習慣というのは、簡単に身についてしまう。特に悪い習慣ほど、そ

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    2017年07月10日
  • 自分を鍛える!

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     ジョントッドの自己啓発本。知的トレーニングと題して、生活の仕方、向かい合い方を学ぶ。
    本書のコアは、自律であろう。言葉こそ出てこないが、朝の遅い人間で志を叶えた者は1人もいない、一期一会の精神で物事に当たる、清潔感は人となりをあらわす、時間厳守など。やることが2つあって、一つはやらなければならないこと、もう一つはどうしてもやりたいことであった場合、迷わず前者からとりかかること。
     あいての欠点を注意するのが友情と思ったら大間違い。尊敬と、勇気づけ、激励してやることだ。
    読者に関しては、ナナメ読みではなく、一冊をじっくり理解し、ゆっくりと慎重になされるべきと説く。自問し、理解、覚える価値、重要

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    2017年02月06日
  • 自分を鍛える!

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    ネタバレ

    1835年の出版になる自己啓発書。アメリカ独立後50年ほどの開拓時代だろうか。
    早寝早起き(22時には寝て5時には起きる)、歯磨き、時間を守る、計画性、向学心、精読など、当たり前ではあるが、きちんとはできなそうなことが並んでいる。
    本に関しては読むべき少数の本を深く丁寧に読むことが勧められているが、個人的にはいくつかの見解の異なる本を読み合わせることで鵜呑みにならない視野が得られる面もあると思っている。
    17-6

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    2017年01月14日
  • 日本神話からの贈り物

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    象徴として神話を読むのは如何とも思うが(つまり何をどう描いてもどこかで胡散臭さが残る)、豊かな教養と柔らか思想によって面白い文化論にもなるということを示す好著と言える。ドイツ参謀本部では将校教育にカントを用いていたという指摘はすこぶる興味深い。カントの道徳は軍の義務感に通づるという。さらに近代的努力主義、プロテスタント的と続き、西洋ヒューマニズムには反幸福主義の指摘に至る。このエートスが「近代」を支えてきた。
    あとは、「国家から超自然的要素を抜き取った近代的国家は、大規模な同胞殺戮の後に独裁制を生み易い」という指摘も然り。

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    2017年01月05日
  • 孫子 勝つために何をすべきか

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    宋襄の仁への戒め。
    情に流されることなく、数字・算盤で我が身を守る。
    君主論、韓非子に通じる冷徹さを備えてこそ、成し遂げられる仁がある。

    勝敗には運もあるが運を引き寄せるのは、げん担ぎで勝負は変わらない。

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    2016年06月04日
  • [新訳]読書について 知力と精神力を高める本の読み方

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    ▲ショウペンハウエルの読書についての箴言集に渡部昇一先生のコメントがついている。▲「読書とは、自分で考える代わりに他のだれかにものを考えてもらうことである。」だから読書から安堵が得られるときがある。自分で考えることを避けたらいけない。▲ショウペンハウエルは古典を読めという。悪書を読まず良書を読めというが、渡部昇一先生は通俗小説からも学ぶことがあったという。どんな本からどういう人生のヒントが来るかわからない。本というのは読者によって変わることがあるものなのだ。

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    2016年05月23日
  • 敗戦後遺症を乗り越えて

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    昭和20年8月15日、日本は敗戦にて大戦の幕を閉じました。以降7年に及ぶ米軍による長期占領が始まりました。戦争終結から約7年間も敗戦国が占領されるということは、近代史上珍しい特異な時代を迎えることになるのです。
    GHQは、日本が再びアメリカの脅威にならないようにすることを一番の眼目として様々な占領政策を実行していき、その最たるものは憲法改正です。敗戦して他国の憲法を改正するなどというものは、当時の国際法違反行為を公然とやってのけ、そしていまだに憲法内容・誤字さえ訂正されていないのです。
    SF講和条約に調印し日本が主権国家として独立したにもかかわらず、GHQの占領政策の呪縛から解けていないことを

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    2016年02月28日