児島修のレビュー一覧
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ネタバレ忍耐を美徳とするのは、プロテスタントの教義。
やめることは、新しいことを始めることと同義。やめなければ新しいことははじまらない。
だれにでも「もういいや」と思う瞬間はある。認知の柔軟性が必要。自分の心と身体の声に耳を傾ける必要がある。
ときに、別の生き方がないか、考える。
スマイルズ『自助論』=産業革命で一握りの人がリッチになった時代。成功者の努力を生き生きと描いて見せた。成功は自分の努力次第、という考え方が受け入れられた。
フランクリン『プアリチャードの暦』は自助論より100年以上前。これは自己啓発書の発端。道徳的な視点で書かれている。自助論は、富裕層の味方、言い訳になった。これが現代まで続いている。
アメリカ人は常に前を見ている。
ナポレオンヒル『思考は現実化する』、ノーマンヴィンセントピール『積極的考え方の力』自己啓発書の元祖。
クノッセンは、大きな目標よりも、目の前のタスクだけに集中して、パラリンピックのメダルを獲得するに至った。思い描いていた人生はあきらめ、短期のタスクをやり遂げることに集中した=変えられないことと変えられることを区別した。=何かをやめることを意味した。
人生の大部分は自分ではどうにもできない=受け入れる=必要に応じてやめることを意味する。
タイガーウッズは復活のときに、1位しか受け入れないという競争スタイルを辞めた。やめるとやめないは、対立する概念ではない。別のスタイルを受け入れること。
ダーウィンは、完璧な方法で発表することを辞めて、種の起源を出版した。
やめるのは完全にやめる必要はない。スタイルを変える、新たな目標を立てる、など。水泳選手は水泳をやめても登山家になることができる。
フランクリンは、印刷の仕事を一時、半やめにした。一つの目標に向かってキャリアを構築することだけが正しいことではない。部分的に手放すこともできる。
負けるとわかっていながら勝負を続けようとすることがある。やめることの恐怖、サンクコストの誤謬から。
発明王エジソンは、やめることの天才だった。見切りをつけて別の方法を探す。
やめる、のではなく、方向転換。
エジソンは、人生のやりがいは、やめた後にどうするか、だった。
SNS依存をやめる=だれでも離れられないが、これに依存していると、SNSに殺される。。SNSは自分のイメージを固定化してしまう。それを守ろうとしてやめられなくなることがある。
イギリスのエドワード8世は、シンプソンと結婚するために、イギリス王位を放棄した。
やめることを公にするときは、適切なタイミングを見極める。
「ツイッターは点滅し続けている赤信号みたいなもの」
何かを辞めなければ新しいものは入ってこない。
安定した仕事でも、やめなければ芸術家への道は開けない。
「やめて、何をする?」辞めずにキャリアを積むという選択肢はないか。なければ潔くやめる。何をする、を決めてからやめる。 -
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ネタバレp93 贅沢な買い物をするときは必ずそれと同額の投資をする「2倍ルール」を設ける。罪悪感がなくなる
p96 幸福度を高めるお金の使い方:体験を買う。自分のためにたまに贅沢する。時間を買う。前払いする。人のためにつかう。
p143 家の買い時:10年以上はその土地に暮らす予定、公私ともに安定した生活を送っている、経済的余裕がある。1つでも満たさなければ、賃貸のままの方がよい
p166 リタイア資産は4%ルールで計算、取り崩しも。リタイア時に必要な資産は「25年×年間超過支出」。
★インフレの影響を受けるので一概には言えないが、個人的には1億円あればやっていける。
p395 節約よりも収入アップしろ。収入が増えても比例して生活費が増えるわけではないから
p397 働くことは人的資本。手遅れになる前に人的資本を金融資本に置き換えよう
p398 株もそうだけど、早く買ってゆっくり売ろう。時間の経過とともに価値が増えていくから
p400 暴落は買いのチャンス
p400 過度に贅沢な暮らしをしようとして大きなリスクを負うのではなく、十分な暮らしができるお金を確実に得ることを重視する。 -
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お金を増やす方法ではなく、何のために、どのように使えば人生を豊かにできるかを考える本。期待、ステータス、他人との比較、後悔、自立、人とのつながりなど、支出に関わる感情や価値観を多くの事例から取り
上げ、お金は人生の目的ではなく、自分が望む暮らしを支える道具だと説いている。
印象に残ったのは、貯蓄も単に使わずに残しているのではなく、将来の選択肢や時間、安心を得るためのお金の使い方だと捉える点だった。何に価値を感じるかは人や状況によって異なり、今を楽しむことと将来へ備
えることにも共通の正解はない。数字や他人の基準だけで判断せず、自分にとっての豊かさを考えるための視点を、幅広く確認できる一冊だった。 -
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ネタバレ以下のことは当たり前と言えば当たり前。その当たり前を良く忘れてしまう。
<ポイント>
・私たちの行動の背景には常に、自分ではコントロールできない大きな力が働いている。時間と労力を投じれば、大きな影響を与えられるものはたくさんある。よって、自分の力ではどうしようもない者のために貴重な資源をムダにすべきではない。ビル・バーネット『スタンフォード式人生デザイン講座』において、自分の力ではどうすることもできない障壁や反対勢力を「重力問題」と呼んでいる。もし、それに対してできることが何もないなら、それは問題ではなく状況である。「自分がぶつかっているのは、突破できる壁なのか?それとも、重力に逆らおうとしているのか」を一歩下がって全体を俯瞰してみる。重力への対処法には2つのステップがある。1つ目は、重力を認識すること。2つ目は、見方を変えること(リフレーミング)によって、その状況下でも「解決できる問題」を見出す。重力があるからと言って、急な坂を登れないわけでも、空を飛べないわけでもない。しかし、これらのチャレンジに対する解決策は、重力は逆らうことではなく、重力があるという現実の中で機能するものでなければならない。いくら仕事や趣味を追いかけても思うようにいかないなら、情熱と才能が一致していないかもしれない。
・最終的に測定すべきは生活の質。これが満たされていたら私は幸せという指標をいくつも持っていることが大切。
・最大のサプライズはたいていネガティブなこと。入念に立てた計画が予期せぬ出来事のために吹きとんでしまったら、まずはいったん心を落ち着かせ、立ち直って残骸を調べ(「物事は見た目ほど良くも悪くもない」と自分に言い聞かせながら)、家に衝突した隕石の状態を吟味しながら計画を立て直す。そのクレーターは、素敵なプールになるかもしれない。
・8割はパッシブ投資、2割はアクティブ。要するに、8割は固く、2割は自由裁量。
・「100-年齢」ルール
株式のような高リスク資産の保有比率を100ー年齢を引いて、のこりを債券などの低リスク資産で運用する。
・仕事に熱心に取り組んで収入を高め(フォーカス)、無駄遣いを減らして節度ある生活をし(ストイシズム)、複利の力を活かして長期的な投資を行い(時間)、複数の対象に投資することでリスクを減らす(分散投資) -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の心を守るための考え方を示してくれている本。題名の「私が間違っているかもしれない」も、その一つである。こうした考えや気づきが、本書にはたくさん出てくる。
特に印象に残ったのが、「思考は自分自身ではない」という気づきだ。嫌なことがあったときや、悪い考えが頭をよぎったとき、それをそのまま「自分の考え」だと受け取るのではなく、一歩引いて客観視する。これは多くの人が持っておくべき考え方だと思う。自分の中に浮かんだ思考と、自分自身を同一視しないだけでも、心が少し楽になるのではないだろうか。
一方で、著者の主張を読み進めるうちに、少し引っかかる部分もあった。
著者は17年間にわたって僧侶として生活し、心の在り方について学んできた。しかし、僧侶を辞めた直後に鬱になり、1年半もの間、引きこもっていたという。親から金銭的な援助を受けられたことや、信頼できる友人がいたことによって、そこから社会復帰することができた。もちろん、信頼できる友人がいたのは著者自身の人間性によるところも大きいだろう。ただ、それでも環境に恵まれていたのではないか、という印象は残った。
何より、「心の在り方を17年間も学んできた人でも、心の病になるのか」と思ってしまった。このエピソードを知ってから、著者の主張を以前ほど絶対的なものとして受け取れなくなった。
ただ、むしろこの経験があるからこそ、本書の考え方には別の意味があるのかもしれない。どれだけ心について学んでも、苦しむときは苦しむ。修行を積めば、人生の苦しみから完全に逃れられるわけではない。
著者自身も本書で述べているように、特別な修行をする必要はなく、日々の生活の中に気づきはある。17年間修行しても病むときは病むのだから、自分の実態に合った気づきを、自分の生活の中で少しずつ取り入れていけばいいのだと思う。
「心を守るための考え方」を知っていることと、実際に心を守れることは、きっと別の話なのだろう。それでも、苦しいときに「私が間違っているかもしれない」「この考えは自分自身ではない」と一歩引いて考えられるだけで、少しだけ生きやすくなるのかもしれない。
すべてを信じる必要はない。著者の経験や主張に疑問を持ちながら、それでも自分にとって使える考え方だけを拾っていく。それくらいの距離感で読むのが、自分にはちょうどよかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「I may be wrong(私が間違っているかもしれない)」というタイトルが印象的。
僧侶として長年修行を積んだ著者が、人生のさまざまなエピソードを通して学んだことを教えてくれる一冊。少し冗長に感じる部分もあったけれど、心に刺さる言葉も多かった。
特に印象に残ったのは、長年にわたって心の修行を続けてきた著者自身が、ある時うつになったという経験。
「どれだけ心の修行をしていても、うつになるときはなるんかーい!!」と、ある意味で衝撃を受けた。でも同時に、心が軽くなった。どれだけ努力しても、心が折れることはある。それを知れたこと自体が、自分にとって大きな救いだった。
そのほかにも、「心の奥にある平安を鍛えること」「どこに意識を向けるかを自分で選ぶこと」、
自分が正しいと思いすぎると視野が狭くなり、孤独になる。「もしかしたら自分が間違っているかも」と思えることで、少し力が抜けて、謙虚になれる、が心に残りました。!
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Posted by ブクログ
・氷河期を起こすのはわずかに寒い夏。冬に積もった雪が夏に溶けないと、次の冬はさらに雪が積もりやすくなる。雪が日光を反射するので気温が下がって、冬には雪が多く降るようになる。このサイクルが数百年続くことで地球全体が氷に包まれていく。このように小さな変化が強大な力を生み出すということがある。
・お金が人生にもたらす最大の価値は自由である。お金は自分の時間をコントロールできるようにしてくれる。自律的に生きられるようになっていく何をいつするかを自分で好きなように決められるようになる。そのことがどんな高級品でも得られないような人生を変えるほどの価値になる。
・貯蓄をすることで生まれる柔軟性こそ最強の武器である。今はテクノロジーによってあらゆるものが結びつくハイパーコネクテッドワールドである。つまり競争相手が増えたということになるその際に自分を差別化するのは非常に難しい。そこで優位に立てるのはコミュニケーション力や共感力など数値で表しにくいソフトスキルを持つ人材である。特に柔軟性があればキャリアでも投資でも良い機会を持てるようになる。自分のペースで仕事をし自分の居場所を見つける余裕が生まれる。人生のチャンスが増える。つまり知性だけでは勝てない現代における最強の武器は柔軟性であり時間や人生をコントロールできることは世界で最も価値のある通貨になりつつある。
・Googleの株が割安かどうかはあなたが誰かによって変わる。30年という長期的なスパンで考えているのか、10年以内に売却したいのか、1年以内に売りたいのか、デイトレーディングをしているのか。投資をする人によって目的や時間軸が異なる。 -
Posted by ブクログ
お金の使い方、費やし方は人それぞれで最良の公式なんかない。だからこそお金の使い方はアートだと言う。
「お金は道具であり人が支配されるべきものではないこと」
「お金があればあるほど幸せになれると言うわけではないこと」
「他人が所有しているものと比べ出したらお金はいくらあっても足りない」
「自分にとって本当に価値があるものか、それが他人軸になっていないかを見極めることが自立したお金の使い方と言える」
自分の解釈も踏まえながらではあるが、そんなことが書かれていた。物欲に関して「もっと」を考え出したらお金に支配される。知識、技術など内なるものに対する「もっと」は人生を豊かにしてくれる。色々学べた本だった。
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Posted by ブクログ
考えすぎや不安、ストレスから距離を取り、現在の行動へ意識を戻すための5つの習慣を紹介する本。ストレス管理、時間とインプットの管理、心身を落ち着かせる方法、思考パターンの見直し、態度の変化という構成で、心配の先延ばしや反芻へのラベリングなど、具体的な方法が幅広く紹介されている。
すでに知っている方法や実践している瞑想も多く、新しい知識がすべて役立ったわけではない。一方で、考えること自体と、問題解決から離れた反芻を区別する視点や、心配をいったん後回しにする考え方は参考になった。自分が考えすぎなのか、どの方法を継続するのかはまだ判断できていないが、必要なときに読み返せる対処法の一覧として手元に置いておきたい。