児島修のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「サイコロジー・オブ・マネー」の著者の第二作目かと思って買ったら、違った。。。
”絶賛”だったのですね。
読んでみて思たのは、私のように投資はそこそこ楽しめればいいのであれば、第1部だけで充分な気がします。
趣味=投資というくらい、投資に資金をそれなりにかけられるのであれば、第2部まで読んでガッツリ本の内容を理解した方がいいかもしれません。
と、言いましたが、あまりにも第2部は専門性が高く、私のお金の知識では理解が難しく途中で挫折しました。(あまり必要性が感じられなかったので、途中で飽きてきた)
第1部は「サイコロジー・オブ・マネー」と内容が重複している気がします。(途中まで同じ人が書いて -
Posted by ブクログ
「石の上にも3年」と言われるように、「あきらめずに最後まで頑張る」ことが美徳とされがちな社会において、あえて「やめる」ことの意義や重要性を主張する一冊。
動物は元来、合理的に「あきらめる」ことで臨機応変に外部環境に対応しする能力を備えているが、人間社会では一般的に「我慢して続けること」が奨励され、「やめること」は悪や恥と見做される。著者は、これは近代の権力者が貧富の格差を個人の努力に起因するものとして正当化するために意図的に作られた価値観であり、スマイルズの「自助論」といった自己啓発書が、その浸透に一役買っていると批判する。
「やめる」とはサボることではなく、社会的しがらみや不確実な未来へ -
-
Posted by ブクログ
仕事を辞めようか否か悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
生存のみを重視する動物や鳥、虫たちとの比較から、人間がいかに『やめること』にネガティブな印象をもっているかピューリッツァ賞を取った著者が諭します。『やめること』は新たな人生の選択肢であり、希望でもある。でも満ち足りた夢の人生が用意されている訳ではない。
会社やコミュニティから離脱することの恐怖の存在についても漏らさず触れてくれています。
頑張ること、努力することが賛美され過ぎている世の中に警鐘を鳴らしてくれる著書です。
この本を読んで今がやめ時だと決意することは難しいかもしれませんが、紹介されている実在のやめた人達の物語からは希望 -
-
Posted by ブクログ
身体と働き方と生産性の関連性を分かりやすくまとめてくれていた。
睡眠時間は8時間、勤務時間は週40時間以内、通知OFFの時間(デジタル安息日)を作る、チームメンバーとランチをする、昼休みをしっかりとる、1人作業で集中する時間とオープンスペースでメンバーとの繋がりを感じながら作業する時間のバランスを取る、タスクは1時間で設定する、多くを成し遂げたい場合は1つに集中する、よく笑う、午前中のモンクモードを徹底的に作る、創造性が必要な仕事は歩く・場や行動を切り替える、何もしない時間を作る、などワークハックアイデアが多く書かれている。
とにかく休息をしっかり取り、メリハリをつけることがストレスの軽減 -
Posted by ブクログ
マッピング思考とは、自分に都合の良い結論を導く姿勢(動機のある推論)に固執することなく、「これは本当か?」というレンズを通して結論を導く姿勢(正確性を追求する推論)をベースにする考え方の事である。マッピング思考に基づくと、安易な決断や判断をすることも防ぐことができる。1929年にチェスタトンという作家がエッセイの中で提唱した考えに「チェスタトンのフェンス」というものがある。一見邪魔にしか見えないフェンスも実は意味があり、安易に取り除くと大変な事になる、という考えである。これは職場でもよく見かける現象で、特に新人や中途入社がやりがちな挙動だと感じた。一見無駄に見える制度や慣習も、実は意味があった
-
-
-
Posted by ブクログ
◾️感じたこと
成功者は常に他人に感謝しながら、ポジティブに生きていると知った。常に学んで行き、新しいことにチャレンジして行く姿勢をもっていれば成功に近づけることや、人として当たり前のことをやる、大切さについて書かれていた。
今の自分としては目標立てたり、学びを深め、チャレンジすることなどは出来ているが、自分自信のダメなところに目を向けて自分を見つめ直し、他人への感謝を日頃の行動に移し替えていくことが大切だと思った。
◾️面白かったところ
33 [自分のことを理解している]の部分で色んな状況下に置かれた自分を俯瞰してみるという発想が面白かった
◾️好きなセリフ
成功する人は自分を突き動かす -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近の書籍に多い、思考法やバイアスを回避するための考え方を学ぶための書籍に感じました。
ただ、マッピング思考というタイトルの通り、日常的な自分の思考・モノの見方を俯瞰的に見て全体マップを捉えるための考え方や、そうならない要因などを知ることができ、現代人に不足しているメタ認知能力を意識的に高めるためのきっかけを得られたような気がします。
・多くの人は、動機ある推論によって、自分に都合のいい/自分を正当化/自分の意見を通すために相手の意見を変えようとする/自分のアイデンティティを絶対的なものというふうに捉える傾向がある。(兵士の守りの思考)
・物事に対して、俯瞰的に捉え、全体マップを捉えたうえ -
-
Posted by ブクログ
「マッピング思考」=俯瞰的にとらえようとする考え方
自分の内面に向き合って行動したとき、何が起きているか、成功から何を学べるか?
1.自己都合で世界を見ない
2.物事をクリアに見る具体的手法の実践
3.前向きな心の安定
動機のある推論=自分の考えを脅かす敵をつぶしていく兵士 ⇒「守りの思考」
正確性よる推論=全体を見てから駒を進める偵察者 ⇒「マッピング思考」
何かを変えたいと思ったとき、なぜそれが現状のようなっているのか理解してから
イソップ物語「キツネとブドウ」
悪影響は遅れて生じ、かつ予測できない。
知性が高まるほど、信条の違いが出てくる。
マッピング思考の証 =思考の地