児島修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル通り「お金の心理学」についての本であり、具体的な投資術についての本というわけではない。
この本を読むかどうか判断する際に最も参考になる情報は、著者が実践している投資は「やや余裕をみた現預金の保有と、インデックスファンドへの長期投資」であるという事実であろう。
それを是とする著者が示す、お金について知っておいた方が良い人間心理…が本書の内容である。
内容自体は具体例を多数引きながら、知っておくべき事実と人が誤って認識しがちな事実(心理)がテンポよく紹介されていて大変理解しやすく読みやすい。
冒頭述べた著者のスタンスから推察される通り、アドバイスとしては地に足のついた内容である。
それ -
Posted by ブクログ
よくある投資指南本ではなく、お金にまつわる人間心理について書かれた本で非常に面白く、自分の中に取り入れたい要素が色々とあるなと感じた。
確かに投資というと統計や確率という数学的なアプローチでコントロールできそうに思うものの、そこに人間心理が複雑に絡むことで難しくしてるのだなと改めて思い知らされた。この心理を知ってるか否かで、お金との向き合い方は変わりそうだなと思ったので、もし今後お金との向き合い方がブレてきたなと思ったら読み返したいと思う。
著者が大切にしている『経済的自立』という価値観に対しては非常に共感できるが、それを実現するための手段の一つとして貯蓄の大切さに関して書かれていた。
以前 -
Posted by ブクログ
人間の認知バイアス(勘違いや思い込み)・ハウスフライ効果(アムステルダムの空港の男性用小便器に的としてハエを描いたら掃除が減った)を基にした行動経済学の理論がとにかくたくさん紹介されていて面白い。
ナッジ=望ましい行動を自然に楽しく促す変化。トイレのハエの絵など。
スラッジ=物事を必要以上に難しくする事。解約しにくいサブスクなど。
カジノで現金ではなくプラスチックチップを使って賭けるのは負けの苦痛を感じにくくするため。客の歩みを遅くさせるため最短で出口に向かう道も分かりにくい。
人は自分を過信しやすい。それを分かっていれば大局的に物事を見れる。
目の錯覚で同じ量のおかずでも大きな皿に -
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Posted by ブクログ
人の心に寄り添った本。経済的の心理学。
【長期的な楽観主義】
個人的には「長期的な楽観主義者」という考え方が好きだ。
短期的にはトラブル(悲観)受け入れて、長期的には上手くいくと信じる長期的な楽観主義。
・悲観主義は賢く見られたいという側面もある。
・力強く前進する楽観主義は気にかけられない。
私もそうなのだが、ネガティブ思考な人はちょっと前向きになれる気がする。
【ロングテールのイベント】
・結果の大部分をもたらすのは、極小数の投資(テール部分)。
・美術商は1%当たれば良い。99%は、価値のないものかもしれない。ビジネスも同じ。
【有能と生き延びる能力】
・有能であることと、生 -
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Posted by ブクログ
この本…面白い。
認知バイアスのことやハウスフライ効果(一見すると小さなことが人の行動に大きな影響を及ぼす)について書かれてる本だけど、知っておくとためになる。
カジノで現金をチップに変えて賭けをすると、現金を使った場合よりも負けたときに苦痛を感じにくくなる。その辺りをカジノ側は熟知している。
プラシーボ(偽薬)についてはよく聞くけど、プラシーボを投入された人が、本物の薬剤の副作用を起こす、ノシーボ効果は初めて知った。まさに本末転倒。
人間の脳は将来得られる報酬よりも、今、目の前にある報酬をはるかに高く評価するようにできている。
味で例えるのもどうかとおもうけど、噛めば噛むほど味が出 -
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Posted by ブクログ
幸せな人生に必要なのは良い人間関係であるということについて書いた本
ハーバード大学で行われた、80年間以上に渡って数千人にインタビューをし続けるという実証実験から得られた結論であり、その実験の内容を中心に記載されている。
その人の人生の歩みとインタビューの内容を照らし合わせて、なぜ良い人間関係が幸せをもたらすのか、良い人間関係を築くにはどうした良いか説明している。
お金やキャリアだけで人生の幸せは決まらないというのはなんとなく考えとしてはあったが、人間関係が最も大切ということが、この本を読んで納得できた。
内容は素晴らしいが、もう少しコンパクトにまとめて欲しかった。この本で主張したい内容から