児島修のレビュー一覧
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使う前に稼ごう。投資する前に考えよう。やめる前に粘ろう。引退する前に貯めておこう。死ぬ前に分け与えよう。
不思議の国のアリスに出てくる言葉。どこへ行きたいかが分からなければ、どの道を選んでも同じこと。
夢が不可能になる唯一の場所は、自分の頭の中。ということわざがある。まず自分を信じる。
甘い言葉には必ず裏がある。
お金で幸せは買えない。
自分の中にある良いもの探しをする。
友人を選ぶ。有害な人とはためらわず距離を置く。
富はわずかなお金の漏れで流出している。
自分の持っているモノの棚卸しをする。
目の前の仕事に全力で取り組む。
人の良いところを真似する。
評判を大切にしている。自分というブラ -
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ネタバレ脳科学の研究から人の脳は様々なバイアスに基づいて考え判断していることをベースとして、どのように考え行動すればより良い行動をとることができるのか?という本です。目次は以下の通り。
PART1:なぜ「マッピング思考」が重要なのか
1. 人生を左右する「2種類の考え方」
2. 99%の人が「自分の壁」を壊せない
3. 「真実を見抜く目」を身につける方法
PART2:「思考の地図」を検証し、行動する
4. 知性の高い人がおちいる「認知バイアス」
5. 物事を「メタに見る」5つのトレーニング
6. 「最適解」を、さらに1歩引いて見る
PART3:「ピンチ」で問われる資質
7. いざというとき「ポジティ -
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【334冊目】特殊詐欺がこれだけ社会問題になる中で、どうして人はだまされるのか知りたくて読んだ本。洋書の翻訳なのに珍しくスイスイ読めた。
だまされてしまうのは人には認知的なハビットがあるから。4つのハビットは以下のとおり。
①集中…相手は何を隠しているのか
②予測…「期待外れ」を喜べ
③思い込み…判断を後回しにする←要は賢いフリや分かったフリするなってことだと理解しました。
④効率…相手の痛いところを突く←決断のときにもう少し踏み込んで調べたり質問したりすべきってことかと。
詐欺師や政治家やセールストークが利用する4つの認知的なフックがこちら。
①一貫性…この世界は不合理だ←一貫性があ -
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習慣は、特定の目標と結びつかない。引き金があるというだけで実行される。生み出すきっかけとなった報酬がなくなっても、習慣は続く。そして習慣は強固な持続性がある。最善の努力をして悪き習慣を克服したとしても、その習慣は戻ってくる。特に、私たちが最も弱っているときに・・。
こうした性質をもつ習慣について、脳機能の側面から解説がなされる。また、習慣から脱することが如何に困難かを思い知らされる。
一方、良い習慣・・例えば日常的に運動するなど・・も、脳機能による習慣の軌道に乗せると、上手くいくようにも思われる。が、実際はそうならない。良いことを習慣付けるための脳機能の働きなども知りたい。 -
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ネタバレハーバード成人発達研究の本。最初は、ハーバード大学の学生とボストンの貧困層の人たちの人生を追跡するところから始まった。被験者は当初の724人から三世代にわたる1300人超になった。今でも拡大を続けている。
よい人間関係が重要。だが簡単ではない。
幸せは達成するものではない。内なる欲求を満たしても幸せにはならない。
電車の中の見知らぬ人に話しかけるほうが黙っているよりいい気分になる。
文化からのメッセージが幸せから遠ざけてしまうことがある。本来重要でないものを追いかけてしまう。
「金が人間を幸せにしたことはないし、これからもない」フランクリン。
年収75000ドルを超えると幸福度はお金には比 -
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この本は、習慣と脳の関係性を、科学的エビデンスを下に整理し、習慣がどのようにして形成されるか、そして習慣を変える事が如何に難しいかを、これでもかも言うぐらい説明してくれる。
だが、良い習慣(例えば早寝早起き)などを身に付けたい、という方が読んだ場合、肩透かしをくらうかもしれない。本書の主は「悪い習慣が何故止められないのか」を軸として、感覚や精神論には一切触れず、科学事実だけを述べていく。読者はタイトルなどをキッカケとして本選びをするが、タイトルが幅広い問いかけを促しているので、間口は広いが、結果として読者を選ぶ内容になっている。
だからこそ、読解というよりむしろ、「誤読」とも言うべき、内 -
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グリット(やり抜く力)が流行ったけれど、それとは対象的に「やめる」ことを選択肢の1つとして提案してくれる本になっている。
「やめる」というと、良くないことというイメージがあるけれど、決していつも続ける事ばかりが良いわけではない。
健康に良くないことは当然やめるべきだし、上手くいかない方法を続けていてもしかたない。
例えば、仕事であっても辞めて新たな道に進んで、成功する人もある。
「やめる」ことは決していつでも悪いことではない。
新しいことをするには、やめないといけないし、
すべてをやめなくても、やり方を変えてみるというやめ方もある。
エジソンは、やめる達人でもあったと紹介されていた。
彼は -
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ネタバレ
本書の序盤と終盤はとても勉強になった。中盤は言葉遊びで言い方の問題なんじゃないかと言う感想を抱くことが多かった印象です。
序盤に書かれている"やめること"の文化的なステレオタイプや教育によってなされる倫理観により、辞めることを失敗とイコールで紐づける感慨については同意できた。だからこそ辞めることが大事だという主張もないように説得力があり面白いなぁと感じた。
だが、本書を読む進めていくと継続することもやめることも大事なことがわかってきた。
私の解釈では最終的には"科学的な思考"こそ最強だということなのだと理解した。
大枠の目標みたいなものは継続して良 -
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