児島修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本…面白い。
認知バイアスのことやハウスフライ効果(一見すると小さなことが人の行動に大きな影響を及ぼす)について書かれてる本だけど、知っておくとためになる。
カジノで現金をチップに変えて賭けをすると、現金を使った場合よりも負けたときに苦痛を感じにくくなる。その辺りをカジノ側は熟知している。
プラシーボ(偽薬)についてはよく聞くけど、プラシーボを投入された人が、本物の薬剤の副作用を起こす、ノシーボ効果は初めて知った。まさに本末転倒。
人間の脳は将来得られる報酬よりも、今、目の前にある報酬をはるかに高く評価するようにできている。
味で例えるのもどうかとおもうけど、噛めば噛むほど味が出るスルメみたいに読めば読むほど新たな発見をする1冊。 -
Posted by ブクログ
幸せな人生に必要なのは良い人間関係であるということについて書いた本
ハーバード大学で行われた、80年間以上に渡って数千人にインタビューをし続けるという実証実験から得られた結論であり、その実験の内容を中心に記載されている。
その人の人生の歩みとインタビューの内容を照らし合わせて、なぜ良い人間関係が幸せをもたらすのか、良い人間関係を築くにはどうした良いか説明している。
お金やキャリアだけで人生の幸せは決まらないというのはなんとなく考えとしてはあったが、人間関係が最も大切ということが、この本を読んで納得できた。
内容は素晴らしいが、もう少しコンパクトにまとめて欲しかった。この本で主張したい内容から少し離れたことまで書いてあるので、結論に対して少々ボリュームが多い。
とはいえ、前半1/3だけでも読む価値があるので(むしろ最も重要)是非読んでみて欲しい。
私はこの本を読んで、すぐ小中で1番仲が良かった友達に連絡して数年ぶりに会いに行った。
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ネタバレ 購入済み
人生の価値は経験
この本は,一つの仮定から始まる。作者は人生は有限であり,一番人生で価値のあるものは喜びの経験であると考えている。もちろんこれを皆が賛成してくれるとは思っていないようだが,もし,この考えに賛成してもらえるのであれば,どうやって喜びの経験を最大化するのか,という話になる。
この喜びを最大化するために必要なパラメータとして,お金,健康,時間,がある。お金と健康は喜びの経験の基礎となり,時間はどんな経験をするかに関係する。たとえば,趣味の時間かもしれないし,子どもと過ごす時間,パートナーとの時間などがある。
また,多くの人はお金の最大化のみに心が奪われていて,人生をお金のために使ったあげく,健康を損なったり,喜びの経験をせずに死んでいく場合が多いことを危惧している。お金は重要ではあるが,それだけに人生を使わず,バランスよく生きるには,という考えを推奨している。
結局,どう生きたいのか,長期的に人生をどうしたいのか,日々の忙しさで忘れてしまう人は多い。私もそのような人の一人だと思う。しかし,ある日突然,経験をしたくてもできない時が来る。一度きりの有限の人生をどう生きるかの一つの考えとして興味深い本だった。
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Posted by ブクログ
とても、読みやすい行動経済学の本でした。
必ずしも、合理的な行動をする訳ではなく、何でと言う行動をすることがある。
読んでいて思ったのが、未来の利益よりも目の前の利益が大切。人の脳はマルチタスクに向いていないということがよく分かりました。
家電量販店だと、現金値引きかポイント還元かといった具合?
必ずしも、全ての考え方が合っている訳ではないけど、興味深く読めました。
以下は、途中まで書き留めていた本書の気になる箇所
トイレの小便器の蝿のマーク(ハウスフライ効果)
ナッジは、「望ましい行動を簡単に、楽しく、自然に促す環境の小さな変化」
認知バイアスは、人間の先入観や偏見といった勘違い
「あるテーマについて少しだけ知識がある人は、自らの専門性を過大に評価する」という認知バイアス
無知より、知識が豊富な人の方が自信を持てないのは、知識が増えるにつれて、自分が何も知らないことに気がつくから
精神を鍛えるより環境を変えた方がよい(62)
ノシーボ効果は、プラシーボ投与された人が副反応を起こす状態
選択肢は欲しいが、選びたくない
銀座の森岡書店は、本が一冊しか売られていない(112)
人は所有しているものをそのまま所有し続けたいと思う(147)株とか
決断をいつまでも先送りにするくらいなら、「後悔してもかまわない」と行動するほうがたいていの場合ベター(165)
たいてい後悔を過度に見積もっている
いいことを言う人は、いいことをしない(211)
競争的利他主義
大切な判断は1日の早い時間に行うべき(252)
→決断疲れ。病院でも1日の早い時間の方が適切な治療を受けやすい
お金がないときに人は頭が悪くなる(258)
貧困とは誤った選択の結果でなく、むしろ原因
目標は具体的に想像するほど達成しやすくなる(285) -
Posted by ブクログ
7人制ラグビーフィジー代表がリオ・オリンピックで金メダルを取るまでの過程を中心に描かれている。どの国にも真似が出来ない、独特なステップとパスワークで7人制ラグビーの強国の一つ、フィジー代表のヘッドコーチが、これまたイギリス出身で、全く文化や風土、物の考え方がまるで違う中で四苦八苦しながら、チームが成長していく様子がとても面白い。問題山積みのラグビー協会とのやりとり、家庭の問題や日々の生活に困窮している選手に、コーチの役割を超えた関わりから、徐々に信頼を得ていく様は読んでいて、なかなかここまで忍耐強くできないなと思う。フィジーの文化、医療に対する考え方などが、いわゆる先進国とここまで違うか、と正直びっくりした。