児島修のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「オートファジーとは-細胞内で老化した器官を再利用したり、病原菌や有害物質を取り除いたりする、細胞の自己浄化作用のこと。すべての人が備え持つ、アンチエイジングと健康長寿の鍵だ。」(本書カバー袖部分より)
著者は、弁護士からビアパブのオーナーを経て生物科学の研究者になった異色の人。生物学に関する大学院等の教育機関でのキャリアは無いものの、膨大な量の論文を読みこなし、自身でも多くの論文を執筆しているとの事。
なお、本書の序文をハーバード大医学部の教授が書いているのだが、それによると、著者は60歳(!)の時にその教授のところへ、今から大学院の博士課程に進学しようかどうか迷っている、と相談に行ったとの事だが、それだけでも著者の生物学に対する並々ならぬ熱意が感じられた。
ところで、肝心の本書の中身だが、そのような研究熱心な著者らしく、オートファジーと生物学にまつわる理論的な内容が大半を占めているので、具体的にどうすればオートファジーが発動させられるのかだけを手っ取り早く知りたい人は、最後の第9勝だけで読めばよいように思う。
ただ、提案されている食品、メニューそしてスケジュールは一般的にはかなり実践が難しいように感じたので、何も食べない時間を可能な限り長く取ったうえで(本書推奨は16時間以上)、推奨されている食品/食材を意識的に多く取り、非推奨のもの(卵や乳製品を含む動物性たんぱく質)を可能な限り減らして、運動を定期的に行う、というレベルからまずは実践してみようかと思っている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ凄く良い本。
よく理解したいので、読む前にYouTubeで検索して何本も解説を見た。
それはそれで良かったけど、エッセンスは2部の6章と3部の7.8.9章。
でも興味深かったのは、なぜ頼みごとをするのが難しいか?それを引き受けてくれることを低く見積もってしまうのか?この辺りが悩みの種なんだよね。それをグジグジ考えるから余計な事して変な頼み方してお互いに気まずくなったりもする。中々の名著だと思うしYouTubeで解説している人達も絶賛していた。一度素で読んでみるのも良いかもしれない。
作品紹介・あらすじ
スティーブ・ジョブスが実践していた!
全米ベストセラー著者の話題書邦訳。
『ハイ・コンセプト』
『モチベーション3.0』
ベストセラー多数のダニエル・ピンク大絶賛!
なぜ「助けてほしい」「サポートしてほしい」と言えないのか。
コロンビア大学の社会心理学の第一人者が、実験例を豊富に用いて「助けを求めたい人」と「助けを求められる人」の深層心理を解説。
気持ちよく、上手に頼る人になるための実践的な一冊。
世界的ベストセラー『やってのける』著者、ハイディ・グラントによるコロンビア大学のモチベーション理論が解明する仕事が楽になる方法!
第1部:なぜ、頼み事をするのは難しいのか
第1章:誰かに何かを頼むのを気まずく感じる理由
第2章:なぜ〝頼んでも断られるだろう〟と思うのか
第3章:〝頼み事をしたら嫌がられるかもしれない〟という誤解
第2部:良い頼み方、ダメな頼み方
第4章:〝助けを求めること〟が抱える矛盾
第5章:必要な助けを得るための四つのステップ
第6章:こんな頼み方をしてはいけない
第3部:人を動かす3つの力
第7章:「仲間意識」を活用する
第8章:「自尊心」を刺激する
第9章:「有効性」を感じさせる -
Posted by ブクログ
私は人に頼み事をするのがなかなか苦手な方で、できるだけ他人の手を煩わせないように自分で解決するようにしてしまう傾向がある。プライベートにおいてもGiver側に回ることがかなり多い。そういったタイプの人にはかなりお勧めできる。
そもそも自分がGiverとして振る舞っている時、とても心地よい気持ちを感じているのだという当たり前のことを、様々な心理学実験の結果に基づいて人類に広範に成り立つものであるということを教えてくれる。その上で、なぜ頼むのが億劫に感じられてしまうのか、頼むにしてもマイナスの効果をもたらす頼み方はどんなものか、実際どのように頼みどのように今後も良好な関係を維持すれば良いのか。読んだ上で少しずつ実践してみようと思えた。
これもまたもう一度読み返したい本だ。
私にとっては、「認知的不協和」を活用して関係性を望む方向に動かしたり、「ドアインザフェイス・フットインザドア」を過剰にならない程度に用いて、頼み事をスムーズに行うテクニックなどはなかなか面白かった。ちょっとグレーではあるがうまく利用できれば大きなリターンは見込めると思う。ビジネスにおける心理学の括りだとは思うが、追加で関連する本を読んでみても良いかもしれない。 -
Posted by ブクログ
オートファジーについて。1日5-10本論文を読み、合計18000本読み、自分でも実践してる人の著作。
「朝飯抜くと16時間空腹でオートファジー発動する」「パレオダイエット(石器時代の食生活)」など、高城剛さんと言ってることが似てる。
成長止めるとオートファジー発動するのも面白かった。
ダイエットというより、健康に長寿を生きるための科学的指南、実験書。
ナッツもマカデミアンナッツが良いらしい。精製砂糖、小麦、牛乳はダメ。脂質は、オリーブオイル、MCT(ココナッツ)でとる。
人類のDNAは百万年前と0.5%しか変わってないのに、食べるモノが変わりすぎている。
栄養過多なのに人間の体が追いついてないという視点が面白かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【内容】
『目標達成』のやり方について。各章にポイントがまとめられていて読みやすい。個人的にはイントロの『自制心』についての話が面白かったので感想述べます。
【ビフォー】
ダイエットに失敗したり、やる事を先延ばしてしまったりと自分は意思力が弱い人間だと思っていたが、『意思力が弱い』のではなく『自制心が減っていた』からできなかったのだと学べた。
【気付き】
人は誰でも『自制心』を持っており、日々色んなことでそれを消費している。自制心は筋肉のように鍛えれる。例えば、汚い言葉を使わない、姿勢を正す、などちょっとしたことでいい。さらに『自制心』は使うと減るので、低下した状態を見極めないといけない。例えば、リハビリ中の依存疾患者は、アルコールや薬物に手を出してしまう危険な状況を忘れないように、『HALT』という略語を使う。Hは空腹、Aは怒り、Lは孤独、Tは疲労を表す。これらの状況がもっとも自制心が低下しやすい。
【TO DO】
自分がHALTの状態になってないか確認して上手くコントロールしていく。自制心が低下している時は重要な判断はしないようにする。 -
Posted by ブクログ
2回のDARPAチャレンジとアーバンチャレンジは自動運転の幕開けだった。
本書は、GMの研究開発部門のトップを務め、のちにgoogleの自動運転車部門ウェイモの顧問による、現在も続く自動運転車開発史である。
さて、ここ数年で自動運転の新たな展開が出てこないのは2017年、18年にテスラ、ウーバーが起こした事故によるものが大きい。
そのせいで今現在の自動運転の開発状況が一般書籍で探れないのが不満だ。
中盤で気になる記述を見つけた。
2008年10月、DARPAチャレンジに出場した面々が集まって語るシーンで
「センサーなどのインフラを道路側に設置し、車と通信させるという考え方もあった。(略)だが、自動運転の専門家は、こうした方法には否定的だった」
の一言で、地上側設備についての言及は今後一切出てこない。
ここで、何故この判断が出てきたのかはインフラの設備費の課題だが、ここで地上側設備による自動運転車の制御をサポートできるのではと思っている。
ここで鉄道信号制御の百年以上にわたる枯れた技術が使えないかと個人的に考えている。
自動運転車でルート検索の制御で、ルートを鉄道の線路図のように置き換えることで、鉄道信号のように地上設備が判断し、その進路情報を自動運転車に送信できないか。
列車衝突しないことを目的に百年以上追求してきた分、鉄道には一日の長があるように思う。
反面、自動運転車は全てをゼロから制御方法を考えてるから導入が遅いのではないか。
ルート検索からの進路情報を地上に任せて、自車周りの突発的な制御は車上がやるように、制御を分散させればいいのではと個人的に考えている。
という内容で次の社内論文を考えてるけど、実際の自動運転の制御がどういう方向性を持っているのか掴めないから、意味があるのかわからない。
本書は自動運転開発の経緯の追体験を、実際に開発に携わったトップの視点から語られるから面白かった。
DARPAチャレンジの後にリーマンショックが無ければ、自動運転車開発の中心はGMだったかもしれない。