Posted by ブクログ
2019年05月12日
☆本書のメッセージ
ジェンダー的役割が弱まりつつある社会でも、男女の本質は変わらない。職場か家庭か、どこかで男性らしさ、女性らしさを保つ必要がある
●読んだきっかけ
audiobookのセール
●本の概要
男女のホルモンバランスなどについて研究している、ジョングレイ博士が、現代版の、ジェンダーフ...続きを読むリーな社会において、パートナーと良い関係を築くためにはどうすればいいか、指南する本。
→ジョングレイ博士、調べてもあまり経歴が出てこない。論文の引用を示さないもやや不満だが...
●本の面白かった点、学びになった点
*女性が活躍している社会ほど、離婚率が高くなっている
・北欧のような社会では、女性の活躍が進めば進むほど、男女の離婚率が上がっている
→男女の良い関係を築くためには、「男」「女」としてのバランスが必須。しかし、女性が働きにでるようになり、男性化していくと、家庭内で男女のバランスを保つことが難しい
*北欧のような、ジェンダーフリーの社会こそ、男性は男性的な、女性が女性的な仕事に就く
・社会が、男性は男性に、女性は女性としての役割を求めることがなくなった。男女ともに同じ、という思想が根付いていた。しかし、実際は、男性ホルモンは男性的な行動、女性は女性的な行動によってホルモンバランスを都と問えることができる。社会的な役割によって、そういった調整ができなくなったことによって、結果的に、職業に「男」「女」としての役割が現れることに、就くことが多くなっている
→社会的な男女に対する認識が変わっていても、1万年前からある、男女の脳の違いは、まだそんなにしっかり変わっていないのかも
*職場でガツガツ働いている女性は、家庭で女を見せれるようになるとよい
→男性に甘え、頼ることで女性ホルモンが整えられる。s
*男性は、その所属組織、立場によってテストステロンの放出量が変わる。社長やボス猿のようなポジションにつく男性は、良い男性ホルモンが多量に放出される。そういったことは精神面、身体的にも健康に良いことになる
●本のイマイチな点、気になった点
*論文の引用を示すべきだろう
●具体的なアクション&学んだことをどう活かすか
*キャリアウーマンと結婚するとしても、自分は家庭内では男として、女性の話に耳を傾け、共感し、力になることを喜びとしなければならないことを忘れてはならない
*自分が主夫になるとしても、男性的役割を得られる場所があると、なお生活は豊かになる