児島修のレビュー一覧
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とても、読みやすい行動経済学の本でした。
必ずしも、合理的な行動をする訳ではなく、何でと言う行動をすることがある。
読んでいて思ったのが、未来の利益よりも目の前の利益が大切。人の脳はマルチタスクに向いていないということがよく分かりました。
家電量販店だと、現金値引きかポイント還元かといった具合?
必ずしも、全ての考え方が合っている訳ではないけど、興味深く読めました。
以下は、途中まで書き留めていた本書の気になる箇所
トイレの小便器の蝿のマーク(ハウスフライ効果)
ナッジは、「望ましい行動を簡単に、楽しく、自然に促す環境の小さな変化」
認知バイアスは、人間の先入観や偏見といった勘違い
「あ -
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Posted by ブクログ
7人制ラグビーフィジー代表がリオ・オリンピックで金メダルを取るまでの過程を中心に描かれている。どの国にも真似が出来ない、独特なステップとパスワークで7人制ラグビーの強国の一つ、フィジー代表のヘッドコーチが、これまたイギリス出身で、全く文化や風土、物の考え方がまるで違う中で四苦八苦しながら、チームが成長していく様子がとても面白い。問題山積みのラグビー協会とのやりとり、家庭の問題や日々の生活に困窮している選手に、コーチの役割を超えた関わりから、徐々に信頼を得ていく様は読んでいて、なかなかここまで忍耐強くできないなと思う。フィジーの文化、医療に対する考え方などが、いわゆる先進国とここまで違うか、と正
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Posted by ブクログ
具体的な方法というよりもお金に対する考え方、価値観、真理について学ぶことができる本。
中でも個人的に印象に残ったのは下記2つだ。
1.貯金をすることに理由はいらない。
よく貯金をしていると周りの人に言うと、何か欲しいものがあるのか、なんで貯金をしているのかと問われることがある。その度に理由を探そうとしてきた。車を買うため、結婚のため、旅行のため等貯金をする目的はいくらでもあるだろうが、本書では目的を持つことは素晴らしいが何よりも人生何があるかわからない世の中で「何か不足の自体が起こった時のため」に行う貯蓄ほど優れた理由はないとしている。
改めて貯金(投資)に理由はいらないと再確認できた。
2. -
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Posted by ブクログ
世界で富豪になった成功者500人にインタビューし、彼らに共通して見られた成功の秘訣について述べている。
この大作を、じっくり一文字一文字吸収しながら読んだからめっちゃ時間かかった。内容は難しいし文量多かったけど遂に読み終わった!
まだ学生の身分で読んで理解力が及ばないから⭐️4だけど、成長して読んだら⭐️6くらいつけたいんだろうな。笑
成功の秘訣を5つにまとめると、①確固たる目標(願望)、②明確な計画、③必ず目標を成し遂げる信念、④困難を乗り越える忍耐、⑤他人への奉仕。言ってしまえば精神論だけど、この信念や決意で誰でも成功できると断言してる。
とりあえず一周読んだけど、この本の本当の使い方は、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・ソクラテス式な態度
・ワンダー
・産婆術
・自分の話をしているとき、人は脳内化学物質のドーパミンが出て、セックスやコカイン、美味しい食べ物などの刺激と結びつく報酬反応や快楽、高揚感を得る
・映画『十二人の怒れる男』
同調圧力に負けず、ソクラテス的反応を鍛える
・エレンコス(反論)、ギリシア語の「恥をかかせる」「精査してみる」
・アポリア(行き詰まり)
・「素朴な疑問より緊急の疑問はない」(ヴィスワヴァ・シンボルスカ ポーランドの詩人)
・「上向きの質問」と「下向きの質問」(哲学者のハンス・ボルテン)
上が抽象、下が具体
下から上へ
・「教えて」
・意見を質問のように言わない
意見は意見として