児島修のレビュー一覧

  • サイコロジー・オブ・マネー―――一生お金に困らない「富」のマインドセット

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    ネタバレ

    自分の立ち位置をしっかり理解をしておくことの重要性が勉強になりました。
    小手先の知識の前に、お金に対する考え方の基本を知るとことは何よりも大事と思い、勉強になりました。

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    2026年08月26日
  • サイコロジー・オブ・マネー―――一生お金に困らない「富」のマインドセット

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    お金との向き合い方を書いている本です。

    十分な資産を持つのに「足るを知る」を知らずにマネーロンダリングや詐欺に手を染めて全てを失う富豪がいる例をいくつも紹介されています。
    自分はこうはならないと思っていても、お金を持ち始めたら変わるかもしれません。

    最後の方の章は少し内容が難しかったです。

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    2026年08月26日
  • 巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH

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    ネタバレ

    1920年代のアメリカで、大恐慌の中なんとか富を築きたいともがいているアメリカ、という舞台を頭にいれて読みましょう。私は女なので、眉をしかめるジェンダー論もあるけど、100年前なのでね、、、
    そういった点を除けばやはり非常に良い本だった。「思考は現実化する」という考えから、どのように思考することが富につながるか、という内容は普遍的だ。
    個人的には「いずれ、アメリカの学校や教育機関が「祈りの科学」を教える時代が来るだろう。」という一文が好きだった。生成AIで思いつくものはほとんどなんでも実現できるようになってきた今の時代。「祈り」が人との差別化につながるのかもしれない。。。笑

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    2026年08月25日
  • 私が間違っているかもしれない

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    【ひとこと感想】
    どの本でもいうことは一緒。
    外に幸福を求めるのではなく、自分の中にだけ幸福を求めること。
    【印象に残ったこと】
    世界はただ存在しているのではない。世界はあなたの写し鏡なのだ。だからこそ、自分が見たいものになるように努めるべきだ。
    この言葉が当たり前だけど素晴らしい。
    世界は理不尽で残酷なので、自分の思い通りにはならない。
    なぜ自分ばかりと思う。
    でも、世界の見方だけは自分次第で変えられる。
    変えられないことは変えられないので、自分だけを変えてみる世界を少しでも良いものにしていきたい。
    【考えたこと・感じたこと】
    分かってはいるけどまだまだ外に求めたり、外に感情を影響されてしまうことが多い。
    もっと自分に自信をもって、もっと自分を愛して生きていきたい。

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    2026年08月22日
  • 私が間違っているかもしれない

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    ここまで波瀾万丈な人生だと、自分に重ねることは難しいのではないかと感じたが、この本の内容を本当の意味で消化できた時、自分で自分の人生を静かに受け入れることができるのではないかと感じた。
    また自身が最近鬱状態になったこともあり、鬱の描写、そこからの立ち直りに希望をもらえた。

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    2026年08月22日
  • QUITTING やめる力 最良の人生戦略

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    やめるということは絶対的な悪であることを否定する前提があったとき、大事なのはやめるやめないよりも、やめたあとに自分がどのような行動を起こし、物事をやめたあとの自分の選択にどう価値付けするか、であるように思った。

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    2026年08月17日
  • グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

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    ネタバレ

    幸せになる本、なんていうと非常に陳腐に聞こえます。
    でも、幸せになりたいというのは皆に共通の願いだと思います。ただし、その幸福の定義やどういう生き方が幸福なのかは人によって違う。

    いや、より腹落ちのする言い方をすれば満足度の高い人生、でしょうか。

    そこで本書なのです。

    多世代に渡る縦断研究(その人のほぼ一生)を各種アンケートやデータとともにサマライズし、どういう生き方が満足感のある人生なのかを示したのが本書であります。

    ・・・
    で、のっけから答え。これまた陳腐でありますが、満足感の要諦はズバリ「人間関係」です。

    この人間関係こそが、ひとが満足度を感じる人生の秘訣。秘訣っていうか、まあよく聞く話ですが。

    ・・・
    とはいえとはいえ。お金の方が大事じゃね?と。

    確かに、人間関係が良い(夫婦仲が良い、家族の仲が良い)ところでも、やはり困窮する場合には諍いがおき、幸福感は得づらい。その点である一定程度までは世帯収入と幸福の相関関係があるそうな。

    2010年のダニエル・カーネマン(ノーベル賞受賞者!)の調査によると凡そ75,000USDまでは相関が確認されたとか(P.54)。乱暴に現在の為替で円換算するとざっと1200万円。このあたりまでは、収入が増えることでやりたいこと・買いたいものが獲得でき、幸福感が得やすいものの、これ以上稼いでも幸福感は逓減するんでしょうね。逆に、多忙になり家庭を顧みれず、配偶者や子供たちと疎遠になる、親兄弟と疎遠になる、あるいは友人との関係が希薄になると。仕事を引退した後に、「家族との時間を過ごせばよかった」と後悔することになる、と。

    本書でも、自己実現(趣味・仕事・昇進・生き方)にまい進しまくった挙句、そちらの方では納得のある人生を送れたものの、家族との仲が疎遠となり、『満足度の低い』人生を締めくくった方々の実例がワンさと出てきます。

    ・・・
    この『人間関係が満足度の鍵』という話は、自己啓発系の著者が自分や周囲やあるいは古典から取って来て演繹した話ではないのです。

    本作のもとになっている膨大な聞き取り調査がもとになっています。しかもほぼ丸ごと人生をトラックした、まさにライフストーリーを見るとそう「人間関係」こそが満足感の最大の要因だというのです。

    ここで私が述べるのは本の結論だけですが、貧困層から成功者から、白人から外国人から、色々なデータからそういうことが言えるそうです。何しろ本作中には多くの生の事例が記載されているので是非お読みいただきたいです。

    ・・・
    もちろん、独りが好き(私もそうですが)、という人も多いとは思います。

    とはいえ、そういう人であっても友人や社会、ないしは家族だったり地域だったり、とにかく人との関係というのは重要だというのが本書の主張です。

    それをソーシャルフィットネスと言っていますが、適切に人と交じり、関わり合うということですね。

    ここで個人的に心に沁みたのは、「決めつけは止めよう」ということです。例によってどこに書いてあったか忘れましたが。

    『妻はああいう性格なので直らない』『上司は石頭なので言っても無理』こういう決めつけがよろしくないらしい。
    特に家族とあっては一生付き合いが続くのです。さらに人は一瞬たりとも同じではなく、移ろい変わりゆくのです。そういうことを踏まえて緩やかにでも人間関係をつなぎ、変えてゆくことが大事だそうです。

    どこぞにありましたが、『(夫婦・友人間の)問題を解決することが大事なのではなく、問題に立ち向かうことが大事』という物言いがありました。

    これなんかも響きましたねえ。家内のことは好きですが、それでもまあぶつかる(というか面白くないのです、態度や物言いが)。結構あきらめ気味だったのですが、これも互いに立ち向かうことが大事なんでしょうね。考えさせられます。

    ・・・
    ということで、啓発系の本でした。

    日本外に住んでいるということもありますが、これまで結構ひとを避けてきました。会社でもツンツンしているキャラです。

    でも、こうしてみていると、少しずつでもキャラ変が必要だと認識しています。自分が維持したいと思う人間関係は緩やかに、少しずつ、メンテナンスをしアプローチしていきたいと思います。

    50過ぎのオッサンですが、そろそろ『大人』になる時期なのかもしれません。

    時間をおいて再読したい本です。

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    2026年08月17日
  • アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?

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    お金の正しい使い方の指南書ではなく、改めて自分の人生で何を最も大切にするかを考えさせられる本。

    私が特に響いた内容は以下。
    スコットランドのことわざである「生きている間は幸せでいよう。あなたは死人として長い時間を過ごすのだから」

    自分が何に幸せに感じるか、それを叶え続けていくためにお金とどう付き合っていくか。
    これからも考えていきながらよりよい人生のために選択し続けたい。

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    2026年08月16日
  • アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?

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    正直なところサイコロジーオブマネーほどは面白くはなかった。割と普通目のことが多く、「こう言うふうに考えられるのか!」とハッとさせられるところは多くなかったからだろう。でも良いことがたくさん書いてある。

    ・All behavior makes sense with enough information. 十分な情報があればあらゆる行動は意味をなす p23
    ・「後から懐かしさを感じられるようなことをする。それが、人生で何よりも大切なことだ」p177

    ・貯蓄は「今日を犠牲にすること」ではない
    あなたが今日、将来のために100ドル貯蓄したとする。すると、今日のあなたが失うものはなんだろうか。そのお金で、今日シャツを買ったり、友人とディナーを楽しんだりすることもできただろう。しかし、将来のために貯蓄することで、あなたは今日得たものがある。それは、自立のための100ドルだ。今、100ドル貯蓄するとこで、100ドル分の選択肢と自由が得られる。いつか必要になるかも知れない、100ドル分の時間を手にできる。
    P180

    ・私は、ある考えを持っている。それは、「使っていないお金など存在しない」というものだ。あなたは今まで稼いだお金を、すべて使っている。銀行口座にあるお金も、意識しているかどうかにかかわらず、あなたはすべて使っているのだ。あなたはこの使っていないお金で、目に見えないが価値のあるものをすでに買っている。それは、自由であり、自立であり、自分の好きに過ごす時間である。1ドル貯蓄が増えるごとに、あなたは将来これらを手にする権利を得ている(同じく、1ドル負債が増えるごとに、あなたは誰かに自分の未来を奪われている)。 p204

    ・「自立を買う」と言う考え方を身につけよう。
    (中略)
    秘訣は、少しでも貯蓄をしたら、それによってあるものを買ったと考えるようにすることだ (たとえ、レシートはもらえなくても)。「あるもの」とは、好きなときに、好きな人と、好きなだけ、好きなことをする力だ。それには、計り知れない価値がある。p218

    ・見栄を張るよりも、自立にお金を使う
    一歩引いて静かに物事を進めていくと、良い意味で利己的になれる。つまり、他人にどう思われるかよりも、自分の人生を豊かにするためにお金を使うようになるのだ。
    高級品を買って周りの人を感心させようとするよりも、朝目を覚まして、好きなことを、好きな人と、好きなだけできる毎日を過ごせることのほうがはるかにいい。p238

    ・価値を感じられないものにお金を使うことよりも、そうしたものにお金を使わなかったときのほうが良い気分になれると理解できたとき、あなたは賢くお金を使えるようになる。
    「あれやこれやにお金を使ってみた。だけど自分には合わなかった」と言える経験が増えるほど、あなたは自分が正しい道を歩んでいると確信できるのだ。 p271

    ・運に恵まれたら、優しくあれ
    The luckier you are, the nicer you should be.
    p339

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    2026年08月13日
  • 人生は気づかぬうちにすぎるから。 「自分第一」で生きるための時間術

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    巷にあふれる時間管理術の『how to』本に対して、そんなに縛られる必要はないのでは?と提案をしている本です。

    著者は世界190ヶ国以上を訪問しており、さまざまな価値観に触れる一方、著書も多いので時間管理には長けていると思われます。ただの一般人というよりも、あらゆる時間管理術を試した結果に行き着いた結論という方が近いでしょう。

    しかしながら、『いつ人生が終わるか分からない』と頭の片隅において、優先すべきことを決めるのは役立つかもしれません。人生の時間は有限ですから。

    全体的にふんわりとした提案のような内容ですので、何らかのアドバイスを求めている人には合わないですが、生きるのに疲れた時に読むと道筋が見えるかもしれません。

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    2026年08月12日
  • JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

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    データをもとに投資について語っている書籍はいくつもあるが、本書が他の書籍と違う視点は、これはこうした方が良いという話は、その人の状況・環境によって異なるので、一概に言い放つのは違うというところ。
    本書では、ある程度投資の理想はありつつも、「もしそれが難しければ〇〇から始めるとよい。」といっている。

    読み直すには少し文章がごってりした感覚を覚えた。データ分析の結果をまとめたものなので、そういう印象を覚えてもしょうがないか。

    100年のデータから暴落の可能性を加味した運用方法も分析され、即一括投資の効果やインデックス投資(主にS&P500)の増減についてロジカルに語られているところが良い。

    リタイア後の取り崩しも5%よりも4%の方がよいところも納得。現役引退後の運用方法の参考になった。

    Buy and Holdという話も結局はJust Keep Buyingだというところも面白い視点だった。
    例えば、リバランスで株式:国債=80%:20%を理想とする場合、まずリバランスせずに運用すると、株式の割合が多くなっていく、そこで、リバランスなら株式を売って国債を買うのが通例だが、株式売買は税がかかるため、8:2になるように国債を買っていくのが良いという。

    お金や投資にこだわる前に、時間を重視した考え方に共感できた。
    節約は限界があるため収入アップすべし・・・とあるが、日本の場合、それをするには時間を削った働き方(責任/残業/タスクの増加)が伴うことがままあるように感じる。なかなか理想的にはいかないと思われる。
    私の場合、AIを使った作業効率化で成果を出し始めている。それが認められて収入アップにつながることを願いたい。

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    2026年08月10日
  • ビジネスと人生の課題を解決する 物理学の思考法

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    4.0 - 物理学の考え方を応用して、社会や経済の解釈を試みた本で、非常に面白かった。
    各論も非常に面白かったが、特に最後のSF作家の「あらゆる発見は、無知の境界線を広げる」と言う言葉を引用した上で、知識の島が大きくなるにつれ、無知の大海原との境界線も大きくなる、著者は「普通の人たちよりもはるかに無知であることの不思議な心地よさ」の味わい方を学んできた。という結語は非常に良い表現だなと思った。

    後選挙の予測の部分で、
    「宇宙の基礎となる要素を理解するために物理学を適用するとき、その理論の根底にある詳細が完全に理解されているとは限らない。それでも驚くほど正確な予測ができることがある」
    「個々の有権者の動機や意見を細かく理解する必要はない…社会システムの集団行動を理解するには、物理学の手法や概念が役立つ。ある種の大規模な行動は、小規模の行動の詳細を理解しなくても理解できるからだ。」
    この辺りはシミュレーションを考える上でも参考になった。

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    2026年08月08日
  • アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?

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    お金の使い方には公式はない、故のアートであり、だからこそ人となりが現れる。

    使いすぎて身を持ち崩す人、逆に使えない人、そして上手に使える人。

    お金に振り回されるのではなく自立にお金を使う、静かな複利と著者は言うがゆっくりと自らの物差しで物事を判断すること、そうすることで積み上がるものもある。
    お金を使うことで間接的な幸せもあるが視聴率を集めるとその分の社会的負債も増す。

    お金と同様に思い出も複利による積み上がりがあると言うのは面白い表現だった。
    また良い先祖になるというと確かにお金の要素はないなと思わされた。
    幸運への感謝と他人への優しさを忘れずに生きたい。

    長距離ドライブでガソリンスタンドを探す人生になりたくない(お金=ガソリン)
    人は思った以上に他人に大して気をかけていない
    思い出にも複利が働く
    幸運に感謝し、他人への優しさを忘れない
    情けは人の為ならず
    ベンジャミンフランクリンは『正直は最良の美徳』ではなく正確には『正直は最良の策』と言った

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    2026年08月07日
  • 私が間違っているかもしれない

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    おれは自分がいつも正しいと思っているしそう思うためにすごく努力してるから、自己啓発ってそれはてめーの場合だろうがよ!とイラつくから大嫌いなんだけど、これはなるほどねと自分の行動を振り返れて大変よかった。

    理性は召使であり、直感は神の贈り物である
    I may be wrong

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    2026年08月03日
  • 脳をオフにせよ 仕事も人間関係もうまくいく集中術

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    脳をオフにするというタイトルとは関係なく、集中のメカニズムについての本。
    脳についての本は大好物であり、内容によってはマルチタスクは有効であったり、タスクスイッチングの回数を減らす有効性などの話など、どれもこれも面白かった。

    人間の脳はずっと集中するようにできていない。
    もし私たちの祖先がナッツの皮をむくのに夢中になっていたら、後ろから忍び寄る虎に気付けない。
    集中力が保ちにくいのは、生き延びるのに必要なメカニズムである。
    しかし現代は虎に襲われることはそうなく、メカニズムだからこそ攻略して、集中力を減衰させないようにできる。

    ▼「注意残余」と「作業途中」に気をつける
    資料を作りながらチャットに返信し、また資料に戻る。この時、脳の一部はまだチャットの内容に気を取られており、目の前の作業に100%の注意を向けることができない。この細かな切り替えが積み重なることで、ミスの発生率は高まり、結果的に仕事の質もスピードも低下する。
    タスクを切り替えても、脳の一部はそれまでしていたタスクに気を取られるので、パフォーマンスは一時的に下落する。これを神経心理学では「注意残余」と呼ぶ。
    集中を邪魔された場合、その時間だけが削がれるのではない。別のタスクを入れると前のタスクに戻った時も脳の機能上、一部は残る。完全に元には戻らない。

    タスクスイッチングをすることで、「注意残余」は必ず発生してしまう。
    従い、できるだけタスクスイッチングをおこなさないように集中したいときは、「途切れ」の要素を物理的に断ち切る。
    マルチタスクも同様であり、できれば時間を区切って作業を完了させて、別のタスクに切り替えたい。※戦略的マルチタスクとは考え方が違う

    作業完了というのも重要で、気が散る仕組みの一つに作業の中断がある。
    何かしらやることを残して他タスクに進むと、残タスクに脳の一部がしばれたまま、現タスクにベストパフォーマンスが出せなくなる。

    ▼集中力が落ちる、断絶する4種類
    ①刺激が弱い→適度な刺激を並行して与える。
    ②外部刺激が多い→シャットダウンの仕組みを持つ。
    ③内部刺激が多い→刺激の外付け。
    ④エネルギー不足(疲れてる、寝不足)→眠る、食う。

    ▼①刺激が弱い
    アンダー・スティミュレーション(低刺激・刺激不足)とは、脳に与えられる刺激が少なすぎて、集中できなかったり、ストレスを感じる状態をさす。
    多くの時間管理術や集中メソッドは、「周囲の刺激をすべて排除し、静寂の中で一心不乱に作業する」ことを推奨する。しかし、神経心理学の視点から見ると、これは必ずしも正しくない。

    人間の脳はおもっているよりも、処理できる情報容量が非常に大きい。
    そのため、行うタスクの難易度や複雑さが脳の処理能力を下回っている場合、脳のメモリには大きな「余剰」が発生してしまう。
    この余剰メモリが放置されると、脳は退屈を感じ、自ら新しい刺激を求めて周囲を探索し始める つまり、集中力が下がる。
    これが、単純作業をしているときや、退屈な講義・会議に出席しているときに、無意識にスマートフォンを手にとってしまう原因である。
    脳のリソース余りが原因なのでmあえて適度な刺激を追加することで対策できる。

    - 対策
    ・フィジッティング
    貧乏揺すり、ペン回し、落書きをする、手を動かすなどして、脳の余剰メモリを物理的に処理する。たまにこういう人がいるけど、刺激が弱いから、脳がそれを埋めようとしている。
    これにより、主要なタスクから意識が完全に逸れてしまうのを防ぎ、主タスクへの注意力を維持しやすくなる。
    ・戦略的マルチタスク
    一般的にマルチタスクは生産性を下げると言われるが、それは「認知的負荷の高い複数の作業を同時に行う(例:メールを書きながらウェブ会議の音声を聞く)」場合である。
    これに対し、「脳の異なる領域を使用する低負荷な活動」を組み合わせることは、脳を最適な覚醒状態に保つために非常に有効である
    例えば、単純なデータ入力をしながら歌詞のない音楽を聴く、歩きながらブレインストーミングを行うといった組み合わせは、脳のメモリ消費バランスを最適化し、集中力を格段に高めることができる。
    ・負荷の増加
    例えば、本を読む時に集中できなかったり、眠い場合は、強引に目を左に左に視線を速く動かして読もうとする。
    読む速度を上げることで、読書の難易度は上がり、ほかのことを考えようとする脳の余力(隙間)が減るので集中力も高まり、情報の理解と記憶もはるかに容易になる。
    ※音楽を聴くことについて
    どんな音楽を聴くかによる。もし、何千回も聴いたことのある音楽を聴いているのなら、脳にとって素晴らしい効果がある。私たちの脳は、馴染みのある音楽に意識的な注意を払わない。
    そのため、馴染みのある音楽を聴くことは、脳の気が散る余地を埋めるのに最適な方法であり、目の前のタスクに深く集中するのに役立つ。

    ▼②外部刺激が多い
    現代社会において集中力を阻害する最大の敵は、手元のスマートフォンをはじめとするデジタルデバイスから絶え間なく送り込まれる外部刺激である。
    メール、SNS、チャットアプリからのプッシュ通知が届くたびに、脳内では「何が起きたのだろう?」という好奇心が刺激され、ドーパミンが放出される。
    この刺激に抗うことは、人間の進化的な生存本能(危険や新しい情報をいち早く察知しようとする本能)に逆らう行為であり、強固な意志の力だけで通知を無視することはほぼ不可能である。

    ここで生じる致命的な問題が、マルチスイッチング(タスクの頻繁な切り替え)」である。
    人間は複数の認知的タスクを同時に処理することはできない。ある作業をしている最中に通知を確認し、また元の作業に戻るという行為は、実際には高速でタスクを切り替えているだけに過ぎない。
    スイッチングを行うたびに、脳は莫大な認知エネルギーを浪費し、元の深い集中状態に戻るまでに多大な時間をロスする。

    さらに、現代のデジタルプラットフォームには、かつてのアナログメディアに存在していた「停止の合図」が意図的に排除されている。
    新聞は読み終えれば終わり、本は章の終わりや最後のページがあり、テレビ番組には番組終了のタイミングが存在した。これらは脳に「ここで一度活動を止め、他のことをしなさい」という自然な停止の合図を送れていた。
    SNSのタイムライン、ショート動画、ニュースフィードは「無限スクロール」が設計されており、終わりが一切存在しない。脳は自発的にストップをかけるきっかけを失い、刺激を求め続けて終わりのない無駄時間を生じさせる。
    この外部刺激の猛威から脳を守るためには、意思や精神力に頼るのではなく、仕組みと環境によるアプローチが不可欠。

    - スマホとPCの注意
    ・人間の脳は、新しいものや刺激のあるものを好むようにできている。祖先が、身の回りの世界を探索したり、食べるものをさがすために必要だったから。
    ・人はパソコン作業しているとき、1日平均で500回以上のタスク切り替えを行っている。そうすると常に集中力が高まりにくい状態になる。そして苦戦すると別のタスクに切り替えたくなる。楽だし集中力を必要としないので。結果、ネットサーフィンやSNSを見てしまっている。
     注意残余が頻繁に起こり、1つのプロジェクトに集中できなくなる。
    ・スマホを見たら最後、無限に生産性のない時間が待っている。しかし、人間はそれに抗えない。だから物理的に隠したり、「5分だけ我慢する」を徹底するべき。

    - 対策
    ・スマホを引き出しに入れる
    ・行動コストを増加させる
    スマートフォンのホーム画面からSNSアプリを削除し、ブラウザ経由でのみアクセスするようにしてアクセスにかかる摩擦を増やす。頻繁に見るアプリを非表示にしたり、思い切って削除する
    ・通知をオフにする
    緊急性のない通知をオフにする。
    ・デジタルデトックス。依存性、中毒性の抑制
    朝起きてからの15分間と、夜寝る前の1時間は、スマートフォンやPCなどのデジタル画面を一切見ない時間を設定する。
    朝のデジタル遮断:起床直後は脳の感受性が極めて高く、このタイミングでSNSの雑多な情報を取り込むと、その日一日の認知フレームが外部刺激に支配されてしまう。
    夜のデジタル遮断:スマートフォンから放出されるブルーライトはメラトニンの分泌を抑制し、睡眠の質を著しく低下させる。就寝前1時間はデバイスを完全にオフにすることで、深い睡眠を確保する。
    また、デジタルデバイスから解放できる散歩、読書、料理、運動などの活動を取り入れることも、スマホなどなくても生きていけることを認知できるため有用である。
    さらに、隙間時間(信号待ち、トイレ中など)の無意識なスマホ閲覧も依存を助長している。

    ▼③内部刺激が多い
    人間の脳は、未完了のタスクや解決していない問題を「常に保持し、監視し続ける」という特性を持っている。これは心理学において「ツァイガルニク効果」として知られる現象である。
    脳内に「やり残したこと」や「未処理のタスク」が山積みになっていると、脳はそれらをすべて作業領域であるワーキングメモリに載せたままで処理を続けようとする。その結果、目の前の重要なタスクに割り当てられる認知資源が極端に減少し、パフォーマンス低下を招く。
    また、仕事に取りかかろうとしても、別の気がかりな仕事や個人的な不安が頭をよぎり、作業が進まないという状況も内部刺激による集中力低減である。
    自分の中で心が彷徨う、別のことを考えてしまうきっかけが多い状態は感情も思考も不安定になり、不安が募る。

    - 対策
    ・脳情報の外部化(ブレインダンプ)
    頭に浮かんだ懸念事項、タスクリスト、アイデア、不安をすべて紙やデジタルツールに書き出す。
    脳に「これは外部に安全に記録されたため、今は覚えておき、監視し続ける必要はない」と認識させられるので、ワーキングメモリを即座に解放することができる。
    ・エクスプレッシブライティング
    10〜15分間、頭に浮かんだこと(心配・怒りなど)をひたすら書き続ける。
    感情のループを閉じやすくなり、破棄もしやすい。

    ----------------
    書籍「スマホ脳(アンデシュ・ハンセン)」も思い出したので、ログを追記する。
    ・わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、平均して10分に1回スマホを手に取っている
    ・現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する
    ・10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている
    ・人生の数年分がyoutube、Twitter、Facebookに吸い取られている
    ・SNSが女性からも男性からも自信を失わせている
    ・心の病が増えた
    ・youtubeやTwitterで情報を得ている、成長できていると思うのは自己保身の本能。絶対に成長していない
    →SNSに時間を使えば使うほど幸福感は減退する。

    ▼スマホは集中力はもちろん能力を低下させる
    ・スマホが目の前にある、傍らに置く、認識できる範囲にあるだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する
    ・スマホを無視することが脳にとって、能動的な行為でありエネルギーを要するため抗いにくい
    ・スマホがなくなると、脳から生存のために大切なものがなくなってしまったと強い警報が鳴る。ドーパミンをくれるものを取り戻せ、今すぐに!ってなる。

    ・比較は喜びを奪う
    デジタルな嫉妬、羨望はストレスに直結する。インスタグラマーが完璧に修正してアップした画像に比較を受ける。高いお店で買い物したりブランドをもつ姿を何度も見て、人生はこうあるべきだらという基準が意味不明なレベルに設定され自分が最下層に感じる。嘘ばかりの収入や事業売り上げをまに受けて自分や自分のいる環境を呪う。毎日毎日、自分より賢い人や成功している人がいる情報が常に差し出されるため、過去にないくらい比較がおこなわれる。本当に比べるべきは過去の自分と今の自分であり、他人との比較は不幸の連鎖にしかならない。

    ▼スマホ依存の理屈~SNSには脳の報酬中枢を煽る仕組みがある~
    私たちの脳はまだサバンナで狩猟採集していた頃と変わっていないのに、生活環境は一変した。
    ↓
    脳に埋め込まれた生存本能は、きわめて安全な現代においても機能が変わっていない
    ↓
    スマホは、インターネットやSNSを通じて我々に常に「新しい情報」をもたらす。
    ↓
    その新しい情報の獲得は、周囲のあらゆる生き物や環境について詳しくなることを意味してきた。かつては生存の可能性を著しく向上させてきた。
    ↓
    スマホは、手軽に大量の「新情報」を我々に提供し続ける。それを得る度、私たちの脳は報酬系の脳内物質であるドーパミンを出し続ける。
    ↓
    人類の多くがスマホを手放せなくなっても不思議ではない。

    人間は新しい情報で生きてきた。簡単に新情報にアクセスできるスマホの存在は、脳にドーパミンを分泌させ、どんどん「新しい情報を得たい」という状態にさせる。
    それが連鎖していき、スマホをやめられなくなる。

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    2026年08月03日
  • 人生は気づかぬうちにすぎるから。 「自分第一」で生きるための時間術

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    ビジネス書によくある、バリバリのhow toタイムマネジメント本よりは、どちらかというと焦らなくていいというメッセージをくれる優しい本。

    意識高めて頑張りすぎた時にゆったりした思考を取り戻す目的で時折り読み返したい。

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    2026年07月29日
  • THE WEALTH LADDER  富の階段 資産レベルが上がり続けるシンプルな戦略

    Posted by ブクログ

    人生における富の意味について考える上で、1つの参考になる考え方を学ぶことが出来た。
    富には種類がある。その中の一つがお金(金銭)で1番イメージしやすいが、それ以外の富(社会的富、時間的な富、精神的な富)もあり、1つの富だけを追い続けても幸せにはなりずらい。
    それぞれの富をどのように得ていきたいのか、自分は何を成し遂げたいのかをこれからの人生を生きる上で考えてみる。

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    2026年07月28日
  • 人生は気づかぬうちにすぎるから。 「自分第一」で生きるための時間術

    Posted by ブクログ

    時間に自分の人生左右されているなと感じる人にぜひお勧めしたい本です。時間についての考え方、そして人生についての考え方まで教えてくれます。完璧主義はよくない。そうわかっていても完璧を求めてしまう人、その考え方を改められるかもしれないです。もっとルーズに生きてみてもいいかもしれません。

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    2026年07月27日
  • 脳をオフにせよ 仕事も人間関係もうまくいく集中術

    Posted by ブクログ

    この本を読むときカフェにいた。
    読みながら自分の今の状況が書いてあって面白いと思った。
    考えることが多い時代。
    脳を休めることの大切さを教えてもらった。
    休み時間は携帯触るんじゃなくてボケ〜っと過ごそう。

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    2026年07月26日
  • JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則

    Posted by ブクログ

    お金を増やすテクニックというより、お金との付き合い方をデータで見直す一冊。「いくら貯めるべき?」「いつ投資する?」といった悩みに対して、感情ではなく統計や根拠をもとに答えてくれるから納得感がある。印象的だったのは、お金を増やすこと自体ではなく、人生を豊かにするためにどう使うかという視点。資産形成を始めたばかりの人にも、続けている人にも学びが多い本だと思う。

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    2026年07月24日