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「本書は、悪い習慣を直すための「簡単なコツ」を紹介したりするものではない。むしろ、他の本で紹介されている習慣を変えるための魔法のような解決策のほとんどが、本物の科学の前では意味をなさなくなることを明らかにしていく。……行動を変えやすくするための、科学的な裏付けのあるアイデアも得られるはずだ」(本文より)過食やスマートフォンの使いすぎから、飲酒や喫煙、果ては依存性のある薬物の使用まで、一度習慣づいた行動をやめたくてもやめられずにいる人は多い。一方私たちは、交通ルールや道具の使い方、毎日のルーチンなどが習慣になっているおかげで、いちいち立ち止まって考えずに行動できている。本書では、こうした習慣のありようを最新の科学的知見に基づいて定義づけ、その詳細に立ち入っていく。全二部構成の第I部では、習慣的行動の性質やその形成メカニズムを脳神経科学や心理学に基づいて解説する。第II部では、習慣を変えるための裏付けある方法や、応用の見込みのある研究成果を紹介する。著者は、再現性と透明性の高い科学研究を目指す、オープンサイエンス運動をリードする認知神経科学者である。科学界における「再現性の危機」の先を見据えた研究を通して綴られる、習慣の実像。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月12日
この本は、習慣と脳の関係性を、科学的エビデンスを下に整理し、習慣がどのようにして形成されるか、そして習慣を変える事が如何に難しいかを、これでもかも言うぐらい説明してくれる。
だが、良い習慣(例えば早寝早起き)などを身に付けたい、という方が読んだ場合、肩透かしをくらうかもしれない。本書の主は「悪い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月09日
「習慣」とは何か?どうして私たちはそれを変えられないのか?と科学的に説明しようとする(しきれないのが脳科学の難しさだ)大著。
行動に報酬を与えるドーパミンという一般の理解を裏切るが、実はドーパミンは動機づけの役割の方が中心らしい。いや、役割が多すぎて正確にはわかっていない、というのが実情だそうなの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月30日
すべての教育で重要なことは、神経系を敵ではなく味方にすること=習慣にする。
赤色で書いた青い札=とまどうのは文字を読む習慣があるから。
ドーパミンは快感よりも、動機付けの役割が大きい。
過去の習慣は簡単によみがえる。道具を見ただけでも習慣がよみがえる。
習慣的行動を止めるには、意志力ではなく誘惑をな...続きを読む
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